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FP1級は独学可能なのか?受検資格や難易度・合格率を知ろう!

更新日時 2019/08/10

FP1級ってどのくらいの難易度なの?

FP1級の受験資格がよくわからない・・・

このような疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事ではFP1級の難易度や取得メリット、分かりにくいFP1級の受験資格やCFPとの違いなどについて丁寧に解説していきます!

FP1級についてざっくり説明すると
  • FP1級とCFPは同程度の難易度
  • FP1級の難易度は高く、合格率は12%前後
  • 合格するには500時間程度の勉強が必要
  • FP1級を取得するルートはいくつか存在する

FP1級とCFPの違い

はてなマーク

FP1級とCFPは同等クラスの資格

FP1級は国家資格、CFPは民間資格という違いはありますが、資格のレベルとしては同等です。

また、FP1級は国内でのみ有効ですがCFPは世界標準資格でもあります。

CFP資格は2年毎資格を更新する必要がある、という大きな特徴があります。FP協会が認める方法でFPとしての専門性を高めるために単位をとるという流れです。

対して、FP1級は資格の更新はなく、取得すれば一生有効です。

どちらも資産計画、資産形成に関してのプロフェッショナルであることには変わりませんが、継続して更新が必要となるCFPの方がレベルを維持しやすいと言えます。

FP1級の難易度は?

難しい書籍

FP1級はかなり難易度の高い資格です。

厳しい受検資格が設定されているにも関わらず、合格率も12%前後と低く、独学で合格する人は少ないです。

ちなみに、後述しますが「実技試験」の合格率は8割~9割程度のため、「学科試験」または「CFP資格審査試験」に合格できるかがカギとなります。

FP1級を取得するためには、FP1級の「実技試験」に合格する必要があるのですが、「実技試験」を受けられ受検資格を満たしているのは、「学科試験」または「CFP資格審査試験」に合格した人だけです。

FP1級の「学科試験」はきんざいが主催している試験で、「CFP資格審査試験」はFP協会が主催している試験です。それぞれ試験実施団体が違うので知っておきましょう。

FP1級の学科試験

FP1級学科試験は「基礎編」と「応用編」の2つで構成されています。 どちらも100点満点ずつで、合計120点(6割)を取れば合格となります。

宅建や社労士試験などのように得点調整はなく、120点という絶対値で判断されます。

試験に向けては150点を目指すイメージで勉強を進めていくと良いでしょう。

FP1級の学科試験の基礎編と応用編を比べると、基礎編がとにかく難しいです。

ちなみにCFP試験は基礎編と応用編に分かれておらず、シンプルに6科目での試験となります。

1日で試験が行われ、午前に基礎編、午後に応用編が実施されます。

FP1級の基礎編が難しい理由

基礎編は4択問題が50問出されるという形式をとっています。 ここではFP1級の基礎編が難しい理由を見ていきます。

試験範囲が広すぎて過去問やテキストで対策できない

FP1級はテキストや過去問では対策不可能な初見の難問が多く出題されることが難易度が高い理由の1つです。つまり市販のテキストでは試験範囲を網羅できません。

3級や2級のときには、テキストと問題集を繰り返すことで、合格を十分狙えました。これは、テキストや問題集が試験の出題範囲をカバーできていたからです。

このようにFP1級試験は範囲がとてつもなく広いため、効率的な勉強法を確立するのが難しいのです。

分厚いテキストや6分冊に分かれたテキストもありますが、それでも出題範囲全体のほうが圧倒的に広いです。

そのため、毎回の試験でテキストに載っていないことがたくさん出題され得点しづらいのです。

仮に試験でテキストの持ち込みが可能だったとしても、7~8割程度しか得点できないと思われます。

過去問重視が通用しない

これは、過去問解説をベースとして構成されたテキストにいえることです。

過去問の内容を解説していくだけでは、とても広い試験範囲の中で、点々とした箇所をカバーしているにすぎません。また直近の法改正に対応できないのです。

過去問と類似の問題が出題されることはありますが、その数は2級に比べてかなり少なくなります。つまり、それまで過去問で出題されなかった内容も、たくさん出題されるということです。

FP1級学科試験は新しい法改正の出題にも比重が置かれ、試験の出題範囲は2級に比べて格段に広いです。そのため、過去問と異なる問題を出しやすい一面があります。

FP1級の応用編の難易度は?

FP1級の出題形式で、「応用編」という名称になってはいますが、応用編のほうが点数が取りやすいです。

基礎編で6~7割程度の得点を目指し、応用編でより多く得点できるかが合格のカギとなるでしょう。

前述のとおり、基礎編は過去問やテキストでの対策が難しいのに対し、応用編は比較的過去問のリピート問題が多いです。穴埋め問題や計算問題が多くみられます。

穴埋め問題は基礎的な知識で解ける問題が多く、計算問題もケアレスミスに気を付ければ高得点が見込めます。

そのため、勉強法としては計算方法や解法を理解しておくことが重要です。しっかりと勉強すればかなりの高得点をマークすることも可能です。

また計算問題では部分点があり、仮に回答を間違えていたとしても、計算の過程で点数をもらえるので、あきらめずにトライしましょう。

学科試験の合格率

直近3回はこのような合格率になっています。

ちなみに直近10回の試験を平均すると、合格率は12%程度です。合格率1ケタ台の回もあり、難易度の高い試験であるといえます。

FP2級では3人に1人くらいの割合で合格できていましたが、FP1級では8~9人に1人くらいの割合まで合格率は落ち込みます。

CFP資格審査試験

CFP資格審査試験は6つの科目試験から構成されています。

1科目ごとに合否が決まり、合格した場合は有効期限が存在しないことが特徴です。つまり、6科目全体としては不合格になってしまった場合でも、合格した科目はもう勉強する必要がなく、次回以降は他の科目の勉強に集中できるということです。

6科目全てに合格しなければならないので時間はかかりますが、着実に合格に近づくことができます。

CFP資格審査試験の合格率

各科目が3割~4割程度の合格率となっています。数回試験を受けて6科目すべて合格する、という方法が堅実ですね。

もちろん一度の試験で全科目に合格する人もいます。

ご自身の勉強の進捗具合を見ながら目標を立てやすい試験形態となっています。

FP1級実技試験について

FP1級実技試験は、FP協会では筆記試験、きんざいでは面接試験となります。

FP協会のFP1級実技試験の方は、択一式や穴埋め問題も出るので、学科試験の延長としても対策ができるでしょう。

過去問では不動産と、相続・事業承継からの出題が多いようですが、この科目以外からの出題もあり得ますので注意が必要です。

きんざいの方の実技試験は面接試験なので当然筆記よりも緊張して普段力が出せないケースもあるでしょう。

面接試験で大事なのは面接官を顧客だと思って対応すること、わからない質問されたら知ったかぶりせずに分からないことを伝えることです。

また各制度を説明する上でメリット・デメリットを常に意識して説明するようにしてください。

どうしても面接はイヤだ、という方はFP協会の実技をオススメします。

FP1級の実技試験の合格率【FP協会実施】

FP1級の実技試験の直近6回の合格率はおよそ90%と、非常に高くなっています。ちなみに過去最低の合格率は71.3%です。

FP1級の実技試験の合格率【きんざい実施】

直近10回の合格率は82.5%です。

FP協会実施の試験、きんざい実施の試験どちらも実技試験は平均合格率が8割を超えています

FP1級とFP2級の違い

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具体的にFP2級とFP1級では何が違うのか、難易度にどれほどの差があるのかを以下で分かりやすく解説していきます。

難易度の違い

FP2級にも受検資格が設けられていますが、2級までなら独学で合格できる人も多くいると言われています。

勉強が得意な人にとってはFP2級はFP3級の延長、くらいの感覚でそれほど苦労なく勉強が進められることもあります。

しかし、FP2級とFP1級は難易度に大きく差が出ます。

3→2級の時は3級の知識で通用しましたが、同じような感覚で2→1級を勉強しようとすると、挫折してしまいます。

FP2級の難易度については、以下の記事でより詳しく解説しています。

社会的な信頼度の大きさ

FPとして業務を行うためには、FP2級の資格があれば業務に差し支えることはありませんが、FP2級はFPなら誰でも持っていて当たり前の資格とみられることが多いです。

競合するFPと差をつけ、より多くの顧客を獲得するためには、「この人のほうが信頼できそう」と思われるための差別化が必要です。そのようなときに最上位資格を持っていると心強いです。

会社勤務の人にとっては、社内での信頼が上がったり、また資格手当などで収入の上昇が見込めます。

2級では資格手当は出さないが1級保有者には手当を出す、という会社がたくさんあります。(金融・保険業界が多いです)

また生命保険会社や不動産関連で働く企業内FPの場合も歩合制であることがほとんどですから、より多くの顧客の信頼を得られるように、他の人にはない「強み」を持っておきたいです。

FP1級となれば社内セミナーなどの講師に抜擢される可能性も高く、講師の実績などがあれば人事考課に良い影響も期待できるかもしれませんね。

会社勤めでFP1級に合格した方は すぐにアピールしたほうがいいでしょう。

独立開業するときは、顧客を多く獲得することが年収アップに直結します。

FPとして独立しても、2級と1級で仕事の単価が変わるわけではないので、すぐに収入が大幅にアップすることはあまりないですが、仕事の紹介は受けやすくなります。

同じ単価ならFP2級よりもFP1級資格を持っている人に依頼したいのは明らかなので、結果的に収入に影響します。

またセミナー講師や経済誌関係の仕事は、FP1級を保有していないと依頼はされないでしょう。

FP1級合格に必要な勉強時間は?

勉強

個人差はありますがFP1級を取得する上で500時間以上は必要となるでしょう。多くの勉強時間が必要となるので、効率的で自分自身のやりやすい勉強法を見つけてくださいね。

継続的に勉強を続けても、取得まで半年以上かかることも少なくありません。

特に独学で勉強を進めていく場合、さらに勉強時間が必要になります。

FPの資格を受ける場合、きんざいと日本FP協会、いずれかの資格を取得すれば、もう片方の資格も同時に取得できる仕組みになっています。

FP1級に向けたおすすめの勉強法

ペンを握った人の手

勉強を進める上で悩ましいのが勉強法です。予備校や通信講座を活用するか独学で頑張るかで迷いますよね。

ここでは予備校・通信講座と独学のメリット・デメリットを比較していきましょう。

予備校や通信講座のメリット・デメリット

予備校や通信講座のメリット・デメリットを書き出すと以下のようになります。

予備校や通信講座のメリット
  • その道のプロフェッショナルから教えてもらえるので、効率的な学習ができる
  • わからないことはすぐに相談できる
  • 学費がかかる分、受からないといけないというモチベーションを持てる
  • 最新の法改正情報を教えてもらえる
予備校や通信講座のデメリット
  • 学費がかかる
  • 予備校や通信講座によって質に差がある

自分で本を読んでも頭に入りづらいけれど、先生の講義を聴くとスッと理解できる、という方もいると思います。そのような方は、講座を受講すべきです。

ただし講義を聞いたその時には理解できたとしても、復習に力を入れて確実な理解を深めないと、合格に近づくことはできません。

理解できた後は必ず反復して復習するようにしましょう。

独学で学習するメリット・デメリット

独学のメリット・デメリットは以下のようにまとめられます。

独学のメリット
  • 学費を抑えられる
  • 自分のペースで学習が進められる
  • 自分自身のやりやすい勉強法でできる
独学のデメリット
  • わからないところがあってもすぐに質問できない
  • 過去の出題傾向などはすべて自分で調べなければならない
  • 市販の参考書や過去問の種類が多く、選ぶのが大変

やはりFP1級は難関試験なだけあって、独学は全く不可能というわけではありませんが、独学のハードルはかなり高く、なかなか合格できず結局時間もお金もかかってしまうケースが多いです。

予備校・通信講座と独学はどっちがおすすめ?

おすすめは予備校や通信講座を利用することです。一番のメリットは予備校の持つノウハウや、出題傾向や過去問情報を容易に得られることです。

また厚生労働省から指定を受けている講座の場合、教育訓練給付の対象となる可能性があるため、一部補助が出るかもしれません。詳細は予備校に聞いてみましょう。

FP1級合格におすすめの予備校・通信講座

FP1級対策ができる講座はあまり多くなく、数が限られていますが、LEC東京リーガルマインドの通信講座であればFP1級向けの講座を豊富に取り揃えているので、自身の現状に合った講座を選ぶことができます

LECは大手資格学校だけあって、講座内容の充実度や評判の高さは折り紙付きです。この機会にぜひ一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

独学する場合におすすめのテキスト

Vol.1 ライフプランニングと資金計画/リスクマネジメント/金融資産運用
みんなが欲しかった!FP1級の教科書
4104円
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FPのテキストといえば 「みんなが欲しかった!FP」 シリーズがやはり1番おすすめです。

内容の分かりやすさや読みやすさはもちろん、スマホ学習にも対応している点も魅力的です。その質の高さから、毎年売上NO.1を記録している超王道のテキストでもあります。

大手資格予備校であるTACが作成しているので安心感も随一です。独学で目指される方はこちらのテキストを活用するのがおすすめです。

FP1級の学科試験・CFP資格審査試験で学ぶこと

本の山

FP1級の学科試験範囲は「ライフプランニングと資金計画」、「リスク管理」、「金融資産運用」「タックスプランニング」、「不動産」、「相続・事業承継」です。実技試験は、「資産相談業務」に関することで、面接での口述試験となっています。

実技試験では、顧客の立場に立ったプランニングや関連業法の理解、ファイナンシャルプランナーとしての倫理観など、実務レベルの高い知見が求められます。

すべての科目に共通して言えることですが、FP1級のテキストに書いてあることが理解・イメージできないときは各分野に特化したサイトを見てみましょう。

例えば所得税に関することなら国税庁のHP、投資商品のことなら証券会社のHPです。

これらのサイトはわからない人や興味を持っている人向けに作られているので、理解しやすいように工夫されています。

ライフプランと資金計画

FP1級の学科試験の中では比較的得点がとりやすい科目です。

実生活に直結する内容が多く、勉強を進めていく中でも理解がしやすい科目だからです。

具体的には健康保険法、介護保険法、労働保険法、年金制度についての出題が多いです。

勉強法としては、これら社会保険系の内容が理解できたらその他の融資制度などに着手すると良いでしょう。

リスク管理

生命保険・自賠責保険・火災保険などについての勉強になります。

応用編では相続や税金の計算問題とリンクさせて問題が出ます。

生命保険金の非課税限度額、個人年金受取の際の雑所得の計算などの出題が目立ちます。

金融資産運用

FP1級の金融資産運用はFP2級よりも各段に問題のレベルが上がります。

複雑な計算問題ですと、債券の利回りや企業の自己資本利益率、投資信託の分配金などが出題されます。

NISAなどの比較的新しい制度、ニュースなどで話題になっている金融ニュースには敏感になっておきましょう。

応用編では企業の決算資料の穴埋め問題、ポートフォリオや標準偏差を求める比較的簡単な計算問題が多く出ています。

こちらも過去問を何度か解けば全体像が見えてきます。

勉強法としては計算方法をしっかりと覚えて、ケアレスミスを防げれば基礎編よりも得点しやすいです

タックスプランニング

税金に関する科目です。

一番大きなウェイトを占めるのは所得税に関する問題です。

金融資産運用でも触れましたが、やはり直近で起きた時事的なところは出題されやすいです。

実技試験では企業の決算資料から法人税などを求める問題が多く出されます。

ここでは損金不算入や、減価償却などの総合的な知識が問われます。

少なくとも過去問3年分には目を通して解き方をマスターしておきましょう。

不動産

不動産科目では土地の登記や不動産売買における宅建業者に対する規制などが頻出します。

応用編では、建蔽率や容積率を求める問題が毎年のように出ています。

FP1級試験では建坪率の緩和や容積率の緩和など、細かい知識まで要求される計算問題です。

ケアレスミスが起きやすいところですが、点をとりやすい科目です。

相続・事業承継

2級でも勉強した相続税の基礎控除や法廷相続分の知識はFP1級でも問われます。

贈与税の基礎控除や申告期限などと併せて、横断的に抑えておきましょう。

厄介なのが事業承継に関する問題です。

実務で企業の相続事務などをやったことがないと全くピンと来ない分野かもしれません。

なかなか理解ができなかったら諦めるのも手です。だだし応用編でしっかりと得点できるようにしておきたいですね。

応用編では事業承継に関わる類似業種比準価額(非上場会社の株価の計算)は必修です。

計算が面倒くさいだけなので諦めるのはもったいないです。

FP1級を取得するメリットは?

笑顔の女性

難関であるFP1級ですから、当然それに比例して取得するメリットは大きいです。

ここではFP1級を取得するメリットについて具体的に解説していきます。

昇給・昇格につながる

既に金融業界や投資関連のお仕事に従事されている方には大きなメリットがあります。

FP1級の難易度は金融業界では周知なので、昇給・昇格に繋がり、結局は収入が上がることに繋がります。また会社の規定によっては資格手当などもあったりします。

仕事の紹介が増える

FP2級と比べてFP1級の難しさ、また資格の価値は大きく差があります。その差は顧客の方や新規のお客様からの信頼度にも直結するでしょう。

FPとして独立した際は仕事の紹介を受けやすくなり、またセミナー講師等の依頼もきやすくなります

また経済誌の掲載やインタビューなどを受けているFP1級保有者の方も多くいます。

FP資格を取得するメリットについては、以下の記事でランク別で紹介しています。

FP1級の取得方法

考える男性

FP1級の取得までの過程はかなり複雑で、わかりづらいです。

受検資格を満たすためには、とにかくまずは前提としてFP2級またはAFPの資格を取得していることが前提となります。

2級と3級の違いは、別日で実技試験が設けられている点や、合格ルートが複数ある点、などが挙げられます。

FP1級の取得条件は「実技試験に合格すること」

FP1級にも2級や3級と同じく学科試験がありますが、1級では学科試験に合格することは必ずしも必要ではありません

FP2級に合格している方であれば、FP協会のCFP資格審査試験に合格し、さらに実技試験に合格できればFP1級を取得することができます。

このルートであれば、難解なきんざいのFP1級学科試験を回避することができます。

FP1級では「実技試験」に受験資格が必要

実技試験で受検資格が求められるのはFP2級や3級ではなかったことです。

FP1級の実技試験の受験資格にはいくつかあるので、詳細は次の項で解説していきますね。

FP1級の実技試験の受検資格は?

ルートを示す画像 FP1級の実技試験を受けるまでにはいくつかのルートがあります。それぞれ解説していきます。

FP1級の学科試験に合格していること。

多くの場合、FP1級を最短で取得できるルートです。

ただし学科合格日の翌々年度末(3月)までという有効期限があります。また、1級の学科試験は「きんざい」でのみ実施され、FP協会では実施されないことに注意してください。

CFPは取得できませんが、最短でFP1級を取得したい方にオススメの方法です。

ちなみに、費用も一番安く済むのがこの方法です。

CFP認定者でない場合でCFPの審査試験6課目すべてに合格していること

FP1級とCFPを同時に取得したい方にオススメの方法です。また、CFP資格審査試験は「FP協会」で実施されます。

難易度の高いきんざいの学科試験を回避することができるルートです。

ただし、6科目に合格した日の翌々年度末(3月)までの有効期限があります。

CFP認定者であること

既にCFP認定者である人は実務での知識は十分なレベルにあると判断され、FP1級の実技試験の受検資格を持っています。

しっかり実技対策をしてFP1級を目指してください。

CFPの難易度や取得方法については、以下の記事で詳しく解説しています。

「実技試験の受験資格を得るため」に必要な受験資格

先ほど「実技試験の受験資格」を得るいくつかの方法を説明してきましたが、それぞれの方法を実行するためにも受験資格が存在します。

少しややこしいですが、丁寧に解説していきます。

FP1級の学科試験の受験資格

FP1級の学科試験の受験資格をクリアするには次の3つに内の1つに該当する必要があります。

  1. 2級技能検定合格者で、FP業務に関し1年以上の実務経験を有する者

  2. FP業務に関し5年以上の実務経験を有する者

  3. 厚生労働省認定金融渉外技能審査2級の合格者で、1年以上の実務経験を有する者

一番多いのは①ではないでしょうか。ちなみに実務経験の証明は受験申請時に自己申告で行います。

FP業務に5年従事すればFP1級の受検資格をクリアできることも見逃されがちです。

CFP資格審査試験の受検資格

CFPの資格審査試験の受検資格は次の2つです。詳細は日本FP協会のHPにも記載があります。

  1. 協会が認定するAFP認定者であること(ちなみに、AFP認定者から協会の一般会員に移行した場合や退会した場合は、受検資格がなくなり、CFP課目合格歴はすべて失効となります)

  2. 協会が認定する大学院で所定の課程(プログラムに対応する科目群)の単位を取得したすること(ただし、この受検資格および課目合格は、課程修了後7年以内に6課目すべてに合格しない場合には、失効となります)

なお、AFP認定者の登録に10000円、年会費として12000円がかかります。

FP1級と他の資格の難易度比較

疑問を浮かべる人

よくFP1級と難易度を比較される資格として「中小企業診断士」や「社会保険労務士(社労士)」の資格があります。

いずれも合格率や必要勉強時間の差から、難易度は近いと言えますがどちらかというと中小企業診断士や社労士の方が難しいと言えるでしょう。

FP1級と中小企業診断士

中小企業診断士では、中小企業における企業経営理論・財務・会計や経済政策などについて学びます。

FP1級とのダブルライセンスができれば、独立・会社勤務の人関係なくキャリアに大きなメリットがあるでしょう。

FP1級のみと比べてお客様からの信頼はさらに厚くなります。

ちなみに中小企業診断士試験には、FP1級と違い受検資格はありません。

経営コンサルタントとしての業務経験やコンサルティングファームでの実務経験が必要とされるイメージはありますが、資格取得に関しては不要です。

FP1級と社労士

社労士は人事や労務の専門家として社会保険を扱う側面があります。

難易度は中小企業診断士とほぼ同レベルで取得は簡単ではありませんが、年金を扱うことも多いFPとは相性の良い資格です。

FPは個人向けの相談を主としていますが、社労士の資格を取得することで身につけた相談スキルを企業向けに活かすことが出来ます。

FPとのダブルライセンスを考える際は候補に上がる資格です。

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FP1級の合格に近づくためのポイント

合格者のイメージ

FP1級に合格するためには勉強時間を確保することはもちろん、継続的に続ける根気も必要になります。

ここでは、それら以外にも実践しやすい「少しでも効率的に合格へ近づくためのポイント」を紹介します。

基礎編よりも応用編に力を割く

基礎編よりも応用編の方が得点を稼ぎやすいことはすでに述べました。なので基礎編で出てくる過去問などで対応できない問に関しては思い切って捨ててしまってもいいと思います。

確実に得点できるところは得点することの方が合格に近づきます。

2級の取得からなるべく時間をあけない

当然ですが、FP1級は2級の延長にあります。

2級レベルを上乗せしたのが1級であるため、2級で得た知識が錆びない内にFP1級に挑戦してください。

ブランクが長いとゼロからのスタートになってしまうのでもったいないですよ。

覚えたことを人に話す

自分自身のためにも、これはかなり有効な手段です。

一方的に勉強するだけですと、どうしても記憶が定着しないところも出てきます。

そこで、自分が勉強したところを、実際にFPになった想定で教えてあげると、より記憶に定着します。

例えば

「親の年金受給が近付いてきたのでいくらくらいもらえるか試算してあげる」

「相続の発生に備えて対策できそうな節税を一緒に考える」

「知人に投資信託やNISAについて説明してあげる」

など、色々考えられますよね。

説明する中で相手から更に質問を受けた時、しっかり解答することができれば充分な知識量といえるでしょう。

実際に行うと自分は何が理解できていないのか知ることもでき、学科突破後の実技試験でも大いに役立ちます。

FP1級についてまとめ

FP1級についてまとめ
  • FP1級は難易度が高く、特にきんざいの学科試験が難しい
  • FP1級の取得には実技試験の合格が必要
  • FP1級の取得は顧客からの信頼を高める
  • 実技試験の受験に、また更に受験資格が必要

FP1級について説明しました!

FP1級の取得は簡単ではありませんが、その分手に入れた時のメリットは大きいです。

日頃からニュースや社会保険の時事に関心を持つようにすれば自然と勉強していることが理解できてきます。

是非FP1級を取得して資産運用のプロを目指しましょう!

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