【速報】令和2年度(2020年)9月FP2級・3級試験合格発表結果 - 合格率から試験傾向まで解説!
令和2年度(2020年)9月FP3級試験合格発表結果
令和2年度(2020年)9月FP2級試験合格発表結果
本日2020年10月23日、令和2年度9月のFP3級試験、及びFP2級試験の合格発表が実施されました。本試験を受験された皆様、本当にお疲れ様でした。
本年度のFP試験は、2級に関しては基本的な問題が多数出題されており、全体の合格率は上昇傾向という結果になりました。
以下では令和2年度9月に行われたFP試験の合格発表の結果と、今回のFP試験の特徴をより具体的に確認していきましょう。
2020年度9月のFP試験の特徴をざっくり説明すると
- FP3級(学科試験)の合格率は平均79.46%で前回よりもかなり上昇
- FP2級(学科試験)の合格率は平均41.14%と例年よりも高め
- 2021年度1月試験はやや難易度が上昇すると見込まれる
受験者数はきんざいで大きく増加
FP3級の受験者数
2020年9月実施のFP3級試験の受験者数は次のようになりました。
日本FP教会
きんざい
FP2級の受験者数
2020年9月実施のFP2級試験の受験者数を以下の表に記しました。
日本FP教会
きんざい
2020年9月度の試験概況
令和2年度9月のFP試験の受験申込者数(学科試験)は、FP3級で80,346人、FP2級で103,577人となりました。(FP協会ときんざいの数字の合計)
また、FP3級の学科試験の受験率平均は83.4%、FP2級の学科試験の受験率平均は85.4%という結果になっています。
今回の試験では新型コロナウイルスの影響で、5月試験が中止となった影響から、そこで受けられなかった人も含めて多くの受験者が申し込みをした影響により、特にきんざいで申込者数が大きく増えています。
2020年9月のFP試験の難易度・合格率
ここでは、今回のFP試験の難易度について考察していきます。
FP3級の合格率
今回のFP3級の合格者数・合格率は次のようになりました。
また、以下のグラフは2020年1月に行われたFP3級学科試験の合格率を含む合格率の推移を示しています。
学科試験の合格率はFP教会で89.64%、きんざいで69.28%と、前回試験と比べても合格率は大きく上昇しました。
次に、実技試験の合格率を確認すると、次のような結果が確認できます。
実技試験の合格率はFP教会で88.04%、きんざいの保険顧客でで56.2%と、前回試験と比較すると、全体の傾向としては合格率が上がるという結果になりました。
よって、FP3級全体の難易度を見ると、例年よりも簡単になっているといえるでしょう。
FP2級の合格率
次に今回のFP2級試験の合格率も確認していきましょう。
2020年9月のFP2級試験の合格者数・合格率は次のようになりました。
また、下のグラフは2020年9月に行われたFP2級学科試験を含む合格率の推移を示しています。
今回の試験では、両協会とも合格率が大きく上昇していることがわかります。
今回の問題はどの科目も比較的頻出問題・典型問題が出題されたため、基礎の学習を愚直に行ってきた人はきちんと得点を重ねられる問題セットとなっています。
土台となる知識をどれだけ積み重ねられるかは、今後のFP試験においてもカギとなること間違いなしでしょう。
また、今回の実技試験の合格率は次のようになっています。
実技試験は学科試験と異なり、科目ごとの合格率に大きなばらつきが生まれるため、一概に合格率の傾向を把握するのは容易ではありません。
ただ、科目ごとに見てみると、生保顧客資産相談業務の科目では合格率が15ポイント近く上昇する結果になっている点が今回の試験の特徴といえるでしょう。
不合格の場合はどう対処する?
今回試験に合格したFP2・3級の受験者の皆様、おめでとうございます!
今回の試験で身に付けた知識を活かして、より高いレベルの級受験も検討してみてはいかがでしょうか?
また、今回惜しくもFP2・3級に不合格した人も、今回の試験に向けて培ってきた知識は決して無駄にはなりません。
今回得た知識をベースにして、次の試験に向けて演習を繰り返すことで合格までの道のりは今まで以上に近いものになるのです。
2021年1月FP試験の難易度予想
まずFP3級学科試験について、FP協会・きんざい共に2020年1月から明確な合格率上昇傾向がみられ、今回の試験ではその傾向がさらに顕著になっているといえるでしょう。
よって、来年の1月試験においてはこの上昇傾向に歯止めがかかり、難易度はやや上がるとみられます。
そのためFP3級に関しては、直近の問題よりも難しい問題が出題されると踏んで、基本を中心に足元をしっかりと固めておくとよいでしょう。
また、FP2級は試験ごとに難易度が大きく異なるため、全体としての傾向は掴みづらい状態となっています。
ただ、内容は基本的なものも多く含まれているため、入念な対策をすることで合格までの道のりは大きく開けるでしょう。
FP対策講座で効率の良い対策が可能
FPは大人気資格ということもあり、FP試験の対策ができる講座は豊富に存在します。
講座の中には、独学での対策とほぼ変わらない値段で受講可能な講座や、その分かりやすさで独学よりも効率よく知識を吸収できる講座もあるため、級によって自分に最適な講座を選ぶのがおすすめです。
FP3級はスタディングの活用がおすすめ
FP3級の取得をお考えの方は、スタディングのFP3級講座を受講することがベストであるといえるでしょう。
最大の魅力は費用面であり、スタディングFP3級講座の費用は、3,680円と独学で参考書を買いそろえるのとほぼ同じ値段で講座を受講できます。
講座内容は、スマホ学習を中心に組まれており、忙しい人でもスムーズに学習が進められるように工夫がなされている内容といえます。
コスパや学習効率など、あらゆる面で独学よりも優れた学習ツールなので、3級受験を検討している方は、ぜひスタディングのFP3級講座を受講してみてはいかがでしょうか?
FP2級なら高い合格実績を誇るフォーサイト
FP2級は国家資格の中では比較的狙いやすい資格ではありますが、3級と比べると合格率は大きく落ちるため、受験の際には入念な対策が必要になります。
1発合格を狙っている場合には、圧倒的実績と講座クオリティを誇るフォーサイトのFP2級講座を受講するのがおすすめです。
フォーサイトのFP講座は講義からeラーニングシステムまでこだわり抜かれており、独学よりもはるかに速いペースで学習を進められます。
実際、フォーサイト受講生の合格率は毎年のように平均の2倍以上となっており、2020年1月度は全国平均の2.05倍となる85.7%(日本FP協会)という驚異の合格率をたたき出していることからもその凄さが伝わります。
プロの講師の力を借りて、来年こそ確実に合格を掴み取りましょう!
令和2年度9月FP試験の結果まとめ
2020年9月FP試験の結果まとめ
- FP3級の合格率は平均79.46%であり、全体として合格率はかなり高かった
- FP2級の合格率は平均41.14%であり、きんざいの実技試験の合格率は例年通り大きくブレた
- FP2級は基本的な問題が多く、今後も頻出題を中心としたベーシックな試験対策がものをいう
令和2年9月のFP試験の特徴について解説しました!
残念ながら不合格になってしまった方も、今から対策を始めることで合格の可能性を飛躍的に高められるはずです。次回こそ合格を勝ち取りましょう!