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20代税理士の平均年収やキャリアプランは?独立のためにしておくべきことも解説!

更新日時 2019/12/22

「 20代で税理士になったらどんなキャリアを歩めるのかな…」

税理士は難関資格であるため、20代の税理士とはどのようなものなのかイメージがわかない、という方もいるのはないでしょうか。

また、実際に20代で税理士になった方も、なかなか周りに同じような人がいないため、年収やキャリアプランについて相談し合える仲間がいないということもあると思います。

そこで、本記事では20代の税理士の平均年収やキャリアプラン、20代で税理士になるメリットなど、20代の税理士について解説します。

20代の税理士についてざっくり説明すると
  • 20代の税理士は貴重な人材
  • 20代の税理士は年収が高くなりやすい
  • 将来的に独立したい場合は計画的に実務経験を積もう
  • 20代のうちに転職も視野に入れよう

20代の合格は優秀である事の証明

英語とルーペ

税理士試験には受験するにあたり年齢制限がありません。そのため、早ければ20代で合格することが可能です。

本記事では、そのような20代の税理士の平均年収やキャリアプランはどのようなものなのかを解説していきます。

20代で税理士になることを目標にしている方は、ぜひ参考にしてみてください。

20代の合格者は非常に少ない

税理士全体の登録者数は75,000人ほどいますが、その中で20代の登録者は300人以下であり、非常に少ないと言えます。

その理由としては、試験の難易度が高く合格まで3~5年かかってしまうのが普通であることから、合格時の年齢が高くなりがちであるという点が挙げられます。

実際のデータで確認してみると、平成30年度の年齢別合格者数は以下のとおりです。

年齢 受験者数 合格者数
25歳以下 3,657人 51人
26~30歳 4,900人 99人
31~35歳 5,716人 133人
36~40歳 5,268人 142人
41歳以上 11,309人 247人

20代で合格する人はとても少ないことがわかります。特に、25歳以下では51人しか合格していません。

20代で税理士試験に合格するのは至難の業であると言えるのです。

大学時代からの猛勉強

税理士試験は、試験の難易度があまりにも高いことから科目合格制度が採用されています。

科目合格制度とは、一度その科目に合格すれば次回からの試験でも合格が有効になり、その科目の受験が免除されるというものです。

20代で税理士試験に合格する人は、大学在学中からコツコツと受験勉強をしながら科目合格を続けた結果、合格できた人だということが言えます。

年齢から期待される将来性

税理士全体の平均年齢は60代と、高齢の税理士が多いのが特徴です。税理士業界は高齢化が進んでいると言えます。

そのため、将来性を重視する税理士事務所・会計事務所では、20代の税理士は積極的に採用されやすい傾向にあります。

一方、20代は実務経験やビジネスマナーが身についていないことも多いことから、即戦力を求める税理士事務所・会計事務所では敬遠されることもあります。

20代税理士の平均年収は?

お金とケース 20代の税理士の年収事情はどのようになっているのでしょうか。

ここでは具体的な年収の額や、年収が高くなりやすい背景などについて解説します。

平均年収は500万円

20代の税理士の平均年収は500万円前後だと言われています。

一般的な20歳~24歳の平均年収は236万円、25歳~29歳になると398万円だということですので、税理士の年収は一般的な仕事よりもかなり高いと言えるでしょう。

また、20代の税理士はかなり高額の給料になるケースもあります。なかには20代でありながら1,000万円を稼ぐ税理士もおり、自分の力量次第で昇給し、高年収になる可能性も十分あるのです。

では、20代の税理士はどのような理由で年収が高くなるのでしょうか。その背景を解説します。

貴重な人材ゆえに恵まれた環境

20代の税理士は優遇されると言えますが、その理由としては、20代の税理士の数が少なすぎるということがあります。

現在は、需要があるにもかかわらず供給が少ないということで、20代の税理士にとっては超売り手市場と言える状態だと言えます。

税理士法人、会計法人はそのような貴重な人材が簡単に転職してしまうことを防ぐため、高い給料でつなぎとめているのです。

20代であれば3科目で有望

本記事では20代の税理士について解説していますが、実際には20代で税理士試験に合格する人はかなり少ないと言えます。

しかし、20代であれば税理士試験に合格するまではいかずとも、3科目に合格していれば十分高評価を受ける対象になります。

また、30代の場合でも4科目に合格していれば同じく高評価を受けるレベルです。

このように、合格科目が多ければ採用されやすく、雇用後の待遇も優遇されやすいと言えます。

高年収は大きな事務所で

20代税理士は高待遇を受けやすいですが、年収は勤務する事務所の大きさに比例して高くなる傾向があります。

つまり、勤務税理士として高年収を狙うのであれば、就職する事務所選びには気を付けなければなりません。

特に、個人で小さめの税理士事務所や会計事務所では、頑張っても年収は500万円程度になってしまうことがほとんどです。

一方で、個人事務所でも医療系のクライアントがいる場合は年収が600~800万円が期待できます。また、昇格して幹部クラスになれば小規模事務所でも年収1000万円が見えきますが、20代でここまで上り詰めるのは困難でしょう。

中規模税理士法人の場合は年収が600~800万円、BIG4などの超大手にまでなれば20代でも年収700~1,000万円が期待できます。

20代税理士のキャリア設計

階段と時計

20代税理士がキャリアを築く上で、意識しなければならないことはいったい何でしょうか。

年収アップに繋がるようなキャリア設計をするには、税理士になったときからしっかりと将来を見据えて計画を立てる必要があります。

例えば、どのような経験を積んでいくべきなのか、どのような職場を選ぶべきなのかといった点です。

以下では税理士のキャリア設計をする上で注意すべき点について、具体的に解説していきます。

独立するなら実務経験を

将来的に税理士として独立を考えているのであれば、20代のうちから独立のタイミングや、独立後の専門分野などを見据えて実務経験を積んでおく必要があります。

その展望を元に、20代後半~30代前半にかけて計画的に実務経験を積んだり、人脈を築いておくなど、独立するための進路というものを意識していくことが大切です。

独立には事務所勤務がおすすめ

独立を視野に税理士としての実務経験を積むのであれば、一般企業などではなく税理士事務所に勤務することをおすすめします。

特に、大手の税理士事務所・会計事務所か、個人経営の税理士事務所・会計事務所がおすすめです。

事務所に勤務することで、業務の具体的なやり方や集客方法を学ぶことができるため、独立後には学んだことを活かしていけるという利点があります。

また、大手の中には、はじめから将来的な独立を歓迎しているところもあります。

個人事務所の場合も、所長が高齢である場合には後継者になれる可能性も考えられるので、さまざまな進路を視野に計画を立てるのがよいでしょう。

転職なども積極的に

一方で、独立を考えていない場合には、20代で高収入が期待できる企業へと転職するのも選択肢の一つです。

特に、外資系コンサルティングファームなどでは、M&Aや事業再生の担当コンサルタントとして最前線で活躍できる税理士資格保有者を求めています。

そのため、20代の税理士資格保持者は転職のチャンスはたくさんあるのです。

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女性の20代税理士の平均年収はどのくらいか

ジャンプする女性本記事では20代の税理士の平均年収について解説していますが、女性に限った場合はどうなのでしょうか。

厚生労働省の平成30年賃金構造基本統計調査から、女性の税理士・公認会計士の平均年収を算出しました。

税理士と公認会計士を合わせた平均であり、税理士のみのデータはありませんが、おおよそこのくらいの年収になるのだという目安にはなります。

また「給与を貰っている税理士・公認会計士」についてのデータなので、独立開業している方々は含まれない点にも注意してください。

なお、年収は「きまって支給する現金給与額」の12か月分と、「年間賞与その他特別給与額」を足して算出しています。

女性税理士・公認会計士の平均年収

平成30年賃金構造基本統計調査から、女性税理士・公認会計士の勤続年数、所定内実労働時間数、超過実労働時間数、平均年収などのデータをまとめました。

年齢 勤続年数 所定内実労働時間数 超過実労働時間数 年収
20~24歳 2.5年 184時間 0時間 332.24万円
25~29歳 3.9年 152時間 22時間 579.77万円
30~34歳 8.1年 149時間 25時間 651.77万円
35~39歳 11.3年 158時間 5時間 791.02万円
40~44歳 14.7年 158時間 17時間 864.1万円
45~49歳 18.1年 170時間 18時間 945.39万円
50~54歳 15.3年 150時間 29時間 1081.01万円
55~59歳 11.4年 156時間 2時間 723.05万円
60~64歳 12.5年 176時間 0時間 393万円
65~69歳 30.5年 161時間 34時間 494.04万円

20歳~24歳では平均年収は332万円ほどです。しかし、これは超過実労働時間数が0時間であるためです。

また、25歳~29歳では、超過実労働時間数が22時間ほどに増えるため、年収は20~24歳の額よりも一気に150万円ほど増えて579万円ほどとなります。

その後、年齢を経るに従って年収は上がっていき、50歳~54歳で1,000万円を超えることになります。

なお、独立した税理士の平均年収は3000万円以上とも言われており、上記のデータ(勤務税理士)の年収よりもさらに高い傾向にあります。

20代の男性税理士・公認会計士との比較

20代の男性税理士・公認会計士の場合は、以下のとおりとなります。

年齢 勤続年数 所定内実労働時間数 超過実労働時間数 年収
20~24歳 1.5年 168時間 38時間 504.01万円
25~29歳 5.1年 148時間 45時間 756.63万円

20~24歳の女性税理士・公認会計士と比べると、男性税理士・公認会計士の場合20~24歳の時点で170万円ほどの差が出ています。

これは、女性の税理士・公認会計士は超過実労働時間数が0時間であるのに対して、男性は38時間ほどあるためです。

女性税理士・公認会計士の場合は、勤続年数が少ないうちは残業などが少ないという特徴があると言えます。

そのため、男性税理士・公認会計士と年収の開きが出てしまうというわけです。20代の女性税理士が高収入を狙う場合は、超過実労働時間が発生する事務所、企業で勤務することが必要になってきます。

20代の税理士の平均年収・キャリアプランまとめ

20代の税理士の平均年収・キャリアプラン
  • 20代の税理士は数が少ないことや将来性が高いことから採用されやすい
  • 20代の税理士は需要が高く売り手市場であり、高年収を狙うこともできる
  • 将来的に独立したい場合は事務所で勤務し、計画的に実務経験を積もう
  • 転職希望の場合は、高収入になりやすい外資系企業への転職も視野に入れよう

20代の税理士は貴重で優秀な人材だという評価を得ることができるため、より条件がいい職場を選ぶことができ、高収入も期待できます。

また、転職や独立もできる可能性が高いですので、どんどんキャリアアップを図ることが可能です。

税理士を目指している方は、20代での合格を目指して早めの試験対策を始めましょう!

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