ホーム
社労士
FP
中小企業診断士
宅建士
行政書士
税理士
  1.  
  2. 税理士
  3. 税理士に独学合格は可能なの?必要な勉強時間やおすすめテキストまで徹底解説!

税理士に独学合格は可能なの?必要な勉強時間やおすすめテキストまで徹底解説!

更新日時 2019/11/23

「税理士に独学合格なんて本当にできるの?」

「税理士を独学で目指す場合の勉強時間の目安が知りたい!」

このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

税理士は言わずと知れた超難関資格であり、税理士試験に合格するのは並大抵の努力では不可能です。

そんな税理士を独学で目指すことは現実的に可能なのでしょうか。

ここでは税理士の独学の難しさや目安の勉強時間、学習スケジュールの例まで解説します

税理士の独学についてざっくり説明すると
  • 独学で目指す人は少なく、難易度は極めて高い
  • 勉強時間は3000時間以上必要
  • 長丁場の勉強になるためスケジュール管理が大切
  • 科目選択によっては独学はほぼ不可能になる

税理士は独学で合格できるのか

一人の子供 税理士という職業を知らないという人はまずいないでしょう。社会的な地位も高く、クライアントからも頼られる非常に魅力的な仕事です。

一方で税理士になるのは簡単な話ではなく、予備校や通信講座を利用してかなりの勉強をしなければ税理士試験に合格することはできません。

そんな税理士試験に独学で挑むことは現実的なのでしょうか。

独学合格は極めて難しい

結論から言えば、税理士は国家資格の中でも最難関の部類に入るため、独学での合格は極めて難しいでしょう。

1年や2年で合格できる人ですら奇跡的で、5年前後かけて合格するのが一般的な試験です。

そのため、長期的な学習計画を立てて根気よく勉強を続けていく必要がありますが、独学だと学習ペースやスケジュールが掴めず効率的な勉強法もわからないまま勉強期間が非常に長引いてしまいます。

また、税理士試験は試験範囲が膨大で勉強量が多いだけでなく内容も難しいため、独学だと理解できずに1科目合格するだけでも何年も必要となってしまいます。

必要な勉強時間は3000時間以上

税理士試験は11科目のうち5科目に合格する必要があります。

科目の合格率はそれぞれ15%前後であり、1科目あたりに数百時間の勉強が必要といわれるくらい難易度の高い試験です。

そのため、5科目の合格までには合計で3000~5000時間の勉強時間が必要といわれており、合格までに10年近くかかることも珍しくありません。

実際、20代や30代で税理士に合格する人は稀であり、税理士の平均年齢はとても高くなっています。

また、時間をかけてでも合格できれば良いのですが、独学でズルズルと不合格を重ねてしまい、やがてモチベーションも失われて途中で挫折する人も非常に多いです

独学で勉強するメリット

絶景の写真

独学で勉強して税理士を目指すのは極めて困難ですが、もちろん独学ならではのメリットもあります。

自分のペースで勉強可能

独学では、勉強するタイミングやペース配分・勉強法などをすべて自分で決定できるのがメリットです。

例えば社会人の方で、繁忙期と閑散期の差が激しい職種の方でも、忙しい時は勉強を一旦ストップして時間のあるときに集中して多くの勉強時間を確保したりという柔軟な勉強が可能となります。

そのため、自分の都合に合わせた柔軟なスケジュールの組み方ができるのです。

得意を伸ばし、不得意を補える

独学では全て自己管理で学習を進めるため、その日にする勉強範囲や単元についても自分で決定することができます。

そのため、自分自身を分析して得意分野を伸ばしたり、不得意分野に多くの時間をかけて克服したりという自分に合った時間の使い方が可能 になります。

一方、予備校ではカリキュラムや単元が予め決められているため、得意不得意が分かれやすくなります。

カリキュラムが合わないと、十分理解していて勉強が必要ないような単元まで聞かなければならないなど、貴重な勉強時間を無駄にしてしまう可能性もあるでしょう

育児や仕事と両立しやすい

独学は、勉強する時間帯を自分で決めることができるため、日中は忙しい会社員の方や主婦の方でも合間の時間などを見つけて勉強していくことができます。

つまり、隙間時間の活用で仕事や育児と十分両立することができるのです。

最近ではスマホアプリでも問題を解けるものがあるため、隙間時間に活用しやすい学習ツールを見つけて自分のやりやすい勉強法を模索すると良いでしょう。

費用負担が少ない

独学最大のメリットは、予備校などと比べると費用の負担が最も少なく済むことです。

予備校に通うと受講料などで数十万円かかりますが、独学であれば市販のテキスト代や問題集代の数万円程度で済むため、金銭的な面では有利となります。

しかし、安く済ませるということだけに気を取られると学習効率が悪くなるので注意しましょう。

独学で税理士を目指すデメリット

デメリットを表現

独学のメリットがある一方、デメリットも当然あります。

超難関資格である税理士を独学で目指す場合、メリットよりもデメリットの方が大きいケースがほとんどです。

独学用の教材が充実していない

そもそも税理士は予備校や通信講座を利用して勉強するのが一般的であるため、独学者向けの市販の教材はあまり充実していません。

実際、質・量共に非常に物足りないテキストが非常に多いのです。

特に税理士試験の科目の中でも主要ではないマイナーな科目(酒税法や事業税など)は圧倒的に教材が不足しており、独学で合格を目指すのはほぼ不可能といえます。

そのため、市販の教材だけで税理士試験の合格圏まで到達するのはとても困難なのです。

モチベーション維持が難しい

繰り返しになりますが、税理士の勉強は非常に長丁場です。

独学で勉強する場合は、地道に毎年1科目ずつ受かっていく戦略を取る方が多いため、およそ5年程度の長期間の勉強が必要になります。

5年間という長期間にわたって税理士の難解な勉強を続けるのは大変であり、心身共に疲弊します。

また、必ずしも1年で1科目合格できるとも限らないため、もし非効率な勉強法を続けてしまい不合格になってしまったりすると当然勉強期間が伸びてしまいます。

そのため、モチベーションを保つことが出来ずに挫折する人も少なくないのが実情です。

特に独学の方であれば、受講料を払っていないため自分に甘えてしまいやすく、より挫折しやすいといえます。

結局合格できないのが一番辛い

もし長期間に渡って勉強を頑張ったのに報われず不合格になってしまったら、精神的にこたえますよね。

独学で何年も勉強に費やしたのにもかかわらず、結局税理士を諦めてしまうことになった場合、これまで掛けてきた教材費や受験費用、膨大な時間が水の泡になってしまいます。

後になって「通信講座や予備校を利用していれば・・・」と後悔するのは非常に辛いことです。

独学よりも予備校や通信講座の方が遙かに合格する確率は高まるため、無理に独学にこだわる必要はないのです。

内容理解に時間がかかる

税理士試験で学ぶ内容は非常に専門的で難解なため、自分で市販のテキストを読んでいてもなかなか理解できない場合が多いです。

予備校や通信講座の講義を聞けばすぐに理解できるような内容に対して、長時間勉強時間を割いてしまい苦労することも珍しくありません。

また、独学だと分からない点が出てきても気軽に質問することができないので、学習が停滞してしまう恐れもあります。

このように、独学だと貴重な勉強時間を浪費してしまうというデメリットがあるのです。

税法は毎年変わる

税理士試験において、直近で法改正があった論点はよく狙われます。

会計科目については参考書や問題集が豊富にそろっていますが、税法科目は毎年税制が変更されるため、参考書や問題集が税法の改正を十分反映出来ていない場合が多く、自分で対策を考えなければなりません。

市販の問題集は1~2年前の税制をベースに作成されている場合が多く、最新の税制については自分で国税庁のホームページなどで調べたり情報を仕入れる必要があるため、かなり手間がかかるでしょう。

受験資格がない場合は大変

税理士試験には受験資格が設けられています。

  • 大学・短大・高等専門学校を卒業し、法律学または経済学を1科目以上履修した人
  • 大学3年次以上で、法律学または経済学を1科目以上含む62単位以上取得した人
  • 司法試験合格者 公認会計士試験の短答式試験に合格した人
  • 日商簿記検定1級または全経簿記検定上級に合格した人
  • 税務官公署の事務またはその他官公署の国税・地方税事務に2年以上従事した人
  • 法人または個人の会計事務に2年以上従事した人

以上は一例で、他にも受験資格を満たす方法はあります。

当然税理士試験を受験するには受験資格を満たす必要がありますが、学歴要件を満たしていない方は資格か実務経験で受験資格を満たすしかありません。

その際に、予備校や通信講座であれば簿記1級から簿記論(税理士試験科目)へのステップアップといった選択肢も取りやすいでしょう。

独学に向いている人の特徴は?

図書館の風景

長い時間をかけて勉強することに抵抗がない人

前述したとおり、税理士の勉強は長期間に渡るので相応の覚悟が必要になります。

長い間独学で進めていると、当然予備校に通っている人に先を越されたりします。

こういった逆境に立たされた時にもめげずにモチベーションを保ち、また自分の勉強法を工夫して自分のペースでチャレンジし続けられるような人でないと独学での合格は不可能でしょう。

少々のことではめげずに、根気よく勉強を続けることが苦にならない人は独学が向いていると言えます。

ずば抜けて勉強が得意な人

税理士試験は難関試験ではありますが、実は東大クラスの超高学歴層はほとんどいません。

そのため自分が東大レベルの学力を持っていれば、元々の地頭が良いため独学でも理解ができずに躓くことが少ないでしょう。

このような方々は効率的な勉強法も心得ているので、税理士の勉強においても効率的な勉強法を習得して順調に勉強を進められるはずです。

したがって、地頭が良く圧倒的にハイレベルな人であれば独学も視野に入れられるでしょう。

独学者向けの税理士のテキスト

たくさんのテキスト

独学で勉強していくには、ひとりでも勉強を進めやすいテキストを選ぶべきです。

ここでは税理士試験対策におけるテキスト選びのポイントや注意点をお伝えします。

会計は簿記の2級のテキスト、税法は+αを

会計は必須科目でありテキストも比較的豊富に存在するので、しっかりと分かりやすいテキストを選んで買うべきです。

日商簿記の2級で土台となる知識を身に付けた上で、税理士試験向けの対策テキストを読みこなしていくとしっかりと基礎ができあがるためオススメです。

一方、税法科目は毎年のように税制が改正されているため、書店にある参考書では最新の税制がカバーできていない可能性があります。

改正された点については、インターネットや経済誌などを使って自分で情報を集めなければならない点に留意しましょう。

ミニ税法はそもそも参考書がないことも

酒税法や住民税、事業税などの人気のないミニ税法は市販の教材がほとんど存在せず、独学で学習するのは非常に困難です。

選択肢が限られているので、基本的には誰でも大手資格予備校であるTAC出版のものを選ぶことになります。

TAC出版の税理士受験シリーズは白黒で少々とっつきにくい印象を受けますが、内容は充実しているので、ミニ税法に限らずどの科目でもおすすめできる参考書となっています

過去問もフル活用しよう

税理士の合格を目指す上で、過去問は非常に重要な学習ツールです。

参考書や問題集と並行して過去問学習も忘れないようにしましょう。

重要な論点は毎年のように出題されますし、本番レベルの問題に取り組むことで知識のレベルは着実に上がります。

問題を解き、解説を読んでも理解しきれていない論点があれば、次に同様の問題が出たときに解けるようになるまで丁寧に復習しましょう

税理士で独学合格を狙うための科目選び

勉強の風景

税理士試験は科目選択制であるため、自分が効率よく勉強できる科目を選択すると良いでしょう。

以下で独学で合格するための「科目選び」のコツについてお伝えします。

ボリュームではなく論点の重複で選ぶ

独学者や初学者で受験を行う場合は、税理士の科目選びに際して酒税法や国税徴収法のような勉強量が少なくて済みそうな分野を選びがちです。

しかし、実はこれらの科目は他の受験生もしっかり対策をしているため合格を手にするのは想像よりもかなり大変です。

そのため、どうせ5科目合格するのですから科目単体だけを見るのではなく、一緒に勉強しやすい科目の組み合わせを選ぶのがおすすめです。

特に法人税法と所得税法は問題の論点や構造が似通っている箇所が多いため、横断的で効率的な対策が可能となるでしょう。

税理士としてのキャリアも無視できない

将来どのような場面で税理士資格を生かしていくのかという視点も、科目を選ぶ上で見逃せないポイントです。

税理士として就職・転職を行ったり業務を行う際には、どの試験科目を合格したのかも重要になってくるためです。

試験の受かりやすさも大切ですが、むしろ合格後のキャリアに合わせて科目を選ぶのが一般的です。

特に相続税などは今後高齢化がどんどん進んでいくため、難易度が高いものの需要が高く人気となっています。

税理士資格をとるメリットは?

かわいい猫

税理士試験に独学合格するのは本当に難しいことです。

税理士はそんなに時間をかけてまで目指す価値のある資格なのでしょうか。

ここでは税理士資格を取得した先に待っているメリットについてお伝えします。

需要が高く超高収入も狙える

最近は転職市場の活性化もあり、盛んに転職活動と中途採用活動が行われています。そのため、今現在は転職市場全体は売り手市場になりつつあります。

特に税理士は人手不足が深刻であり、こうした売り手市場の傾向が顕著に現れています。

税理士が人手不足になった理由として、そもそも試験が難しく合格までに時間もかかるため税理士の平均年齢が高いこと、税理士を目指す人が減少して税理士の人材そのもの自体が少なくなっていることが挙げられます。

リーマンショック以来、毎年のように税理士試験の受験者数及び税理士合格者数が減少し続けており、今後も税理士の人材の供給はますます不足していくと考えられます。

このような理由から、税理士は現在とても需要が高くなっており、今後もこの傾向は変わらないでしょう。

このように転職に極めて有利なので、かなり高水準の収入が期待できますが、雇われるだけでなく独立することも可能なのも税理士の魅力です

税理士は独立することで飛躍的に年収増加が見込めます。開業税理士の平均年収は3000万円とも言われており、他の士業と比べてもかなり高水準です。

社会的に尊敬を集める資格である

税理士は誰もが知っている士業であり、社会的地位は極めて高いと言えます。

税理士は、顧客が適正かつ陣族に納税できるようサポートすることで国に貢献しており、納税と市民の暮らしは密接につながっています。

税理士のサポートにより収められた税金は、社会を支えるのに役立っており、税理士の業務がもつ社会的意義はきわめて大きいといえるでしょう。

また、日本の税制はかなり複雑であり、それに詳しいということで個人法人問わず顧問先からも非常に頼りにされる存在になります。

定年なしで生涯働くことができる

税理士のような士業の資格は一度取得してしまえば一生有効であり、税理士には定年がなく何歳でも働くことができます。

税金に関する悩みを持つ人は全国にいますので、税理士は都市部でも地方でも場所を問わずに仕事を見つけることが可能です。

また、法人を相手に法人税などの相談をしたり、個人を相手に相続や資産運用の相談に乗るなど、働き方も自分で決定することができます。

特に年金に対する不安や不信感が報道され、老後資金に対する不安が高まっている現代において、何歳になっても収入を得ることができる税理士は非常に魅力的と言えます。

年金以外の収入源を確保できると、老後の暮らしがより豊かになるでしょう。

今から税理士を目指しても大丈夫?

税理士の主な顧客は中小企業ですが、不景気による倒産や後継者不足などの影響で徐々に企業数は減っています。

税理士として安定して仕事を獲得するためには、自身の専門性と信頼性を高めていくことがますます重要になっています。

そのため、税理士資格取得後も継続的に勉強して自身の知識を磨き続ける必要があるでしょう。

将来性については、今後はAIの発達に伴って簡単な事務作業や計算作業は機械に取って代わられる可能性は否定できません。

しかし、企業の決算内容や財務事情などを総合的に判断して必要なアドバイスを行うコンサルティング業務は機械には不可能で人間にしかできない仕事です。

このような経営コンサルティングの分野で力を発揮でき、きめ細かい相談やアドバイスが提唱できる税理士はいつの時代も必要とされる存在であるといえます。

あわせて読みたい

独学と予備校・通信講座はどっちがおすすめ?

サムズアップの写真

ここまで読み進めてこられた方なら分かる通り、独学でのチャレンジは正直おすすめできません。難易度的に独学で目指せるレベルを超えていると言っても過言ではないでしょう。

強制的に学習ペースを作れる通学制の予備校も決して悪くはないのですが、圧倒的にコスパが優れているのは通信講座です

予備校を利用すると合計で100万円近くの費用が必要になってしまいますが、通信講座であれば1科目あたり10万円以下、5科目合わせても予備校の半額以下で受講することが可能です

また、安いからと言って講義やサポートの質が低いということは決してなく、安さの理由は膨大な校舎の維持費がかからないからという側面が大きいです。

通学による時間のロスや地理的な制約も受けないので、働きながらでも続けやすい学習形態だと言えるでしょう。

通信講座はどこがおすすめ?

税理士の通信講座であれば圧倒的にスタディングの税理士講座がおすすめです

スタディングはスマホ学習に特化しているので通勤時間などの隙間時間を使って効率的に学習を進めることができます

また講座費用も圧倒的に安く、1科目あたり45,980円で受講可能です。これは予備校の3分の1以下の価格であり、まさに破格の安さだと言えるでしょう。

受講生からの評判も良い大人気通信講座です。この機会にぜひ一度チェックしておきましょう。

スタディングの公式サイトはこちら

税理士を独学で目指す際のまとめ

税理士を独学で目指す際のまとめ
  • よほど地頭がよく、勉強に自信がある人でなければ独学はほぼ不可能
  • 勉強時間の確保やスケジュール管理も難しいため、通信講座の利用がおすすめ
  • 独学の場合は科目選択も限られてしまう

税理士は超難関資格であるため、独学での合格は困難を極めます。

通信講座等でプロの力をかりて短期間で合格できた方が、より早く税理士として活躍することもできます。

超難関資格なだけあり、取得した際のメリットはとても大きいため、今後のキャリアを大きく飛躍させたい方はぜひ挑戦してみてください!

あわせて読みたい
人気記事