USCPAは独学で合格可能?単位取得の実現性からおすすめ勉強法まで完全解説!

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「USCPAは独学でも合格できるの?」

「独学での勉強時間と勉強法は?」

そんな疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか?

USCPAはアメリカの州単位で受験資格が異なる試験であることから、試験に関する情報はネット上にはそれほど多く提供されていません。

そこでこの記事では、USCPAの資格取得に向けての勉強に関し、さまざまな側面から紹介しています。

読み終えた段階では、自信をもってUSCPAへの独学での受験勉強を開始できるはずです!

USCPAの独学での勉強法に関してざっくり説明すると

  • 『勉強面』では独学でも問題ないが、『手続き面』ではかなり厳しい
  • 英語力の不足から、日本人の合格率は世界平均よりも10%程度低い
  • 簿記2級・TOEIC 500点台の中級者で、勉強時間は約1,000~1,200時間

USCPAは独学で取得できる?

USCPAの独学表

「USCPAは独学で取得できる?」という問いに対しては、『勉強面では独学でも問題なくクリアできますが、手続き面ではかなり難しい』、というのが答えです。

試験自体は公認会計士試験よりも簡単なので合格は可能ですが、受験資格取得・テキスト入手・試験出願など、手続きや環境面での困難が多いことが独学での合格を阻んでいます。

そうしたことから、とくに社会人は予備校を利用することがほぼ必須、と言えるでしょう。

以降では、USCPAを、まず「勉強面」から見ていきます。

USCPAの合格率は意外と高い

米国の資格制度は取得後もレベルアップしていくことを前提にしているため、日本人の私たちが想定するよりも合格率ははるかに高いのが一般的です。

下に、2022年実施のUSCPAの世界中の全受験者と日本人受験者の合格率を示しておきます。

科 目 合格率
FAR 企業会計・府と非営利組織会計 43.76%
BEC コーポレートガバナンス・経済学概論・IT概論・管理会計など 59.85%
AUD 監査と証明業務・会計士としての責任 47.9%
REG 連邦税法(会計士の責任)・ビジネス法 59.85%
●全受験者合格率 52.8%
日本人合格率(2019年時点) 41.2%

データ出典:AICPA「Learn more about CPA Exam scoring and pass rates

USCPA試験は科目合格制度であることから、科目別に表示しています。

なお、上表と同じ2022年のわが国の公認会計士試験の合格率はわずか7.7%です。

日本人にとっては難易度がやや高い

2022年実施のUSCPA試験の全受験者の合格率は52.8%で、日本人の合格率(2019年時点)は41.2%です。

合格率が世界平均よりも10%程度低くなっている要因は「英語力」で、日本人受験者の英語力は他国のそれよりもレベルが低いことにあると言われています。

具体的に得点差が生じている問題の1つはBEC科目のWC問題(論述問題)で、もう1つはAUD科目の膨大な量の英文を読んで英文で答える形式の問題です。

これら2つの問題で他国の受験者並みの点が取れないことが、点数の格差に表れています。

そのことで日本人にとっては、USCPAの難易度は英語力のある国の受験者よりもやや高いと言えるでしょう。

独学合格に必要な勉強時間

USCPA試験の合格を目指す際に必要な勉強時間は、受験者の「会計知識」と「英語力」の2つのレベルによって異なります。

一般的に目安とされている時間は、以下の通りです。

上級者 中級者 初級者
会計知識 会計士合格者のレベル 簿記2級 会計知識初心者のレベル
英語力 TOEIC 900点台 TOEIC 500点台 英語が不得意
勉強時間 約700~900時間 約1,000~1,200時間 約1,200~1,500時間

この目安の勉強時間には通学講座などで勉強している人たちの時間も含まれているので、独学の受験者の場合はもっと長い時間が必要です。

したがって、上の表の目安時間に100~200時間プラスした時間が必要な勉強時間と考えておくべきでしょう。

独学で勉強するメリットはあまりない

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USCPAの独学での勉強に多くのメリットはありませんが、一般的には次の2つを挙げられます。

1つは「高額な費用を抑えられること」で、もう1つは「自分で学習量を調節できること」です。

ここでは、この2つのメリットについて解説します。

高額な費用を抑えられる

独学の最も大きなメリットは、予備校や通信講座に必要な高額な費用を抑えられることです。

USCPAの予備校にかかる費用は、70万円を超えることも珍しくありません。

また、USCPA講座を利用する場合においても、それに掛かる費用は20万円を超えます。

しかし、独学であれば、とりあえずは「日本語版と英語版のテキストや問題集」を手に入れるために必要な費用(5万~10万円程度)です。

自分で学習量を調節可能

独学には、次のような学習スタイルを選択できるメリットがあります。

  • 自分好みの教材を選択しての学習
  • 好きな場所での学習
  • 会社や家庭の都合にあわせた時間での学習
  • 学習量を自分で調節した学習

予備校や通信講座で学習する場合には「苦手な部分を重点的に学習する」といったことや「仕事や家庭の都合で欠席した際の講義を、あらためて受講する」といったことはできません。

しかし独学の場合は、さまざまな条件や都合に合わせて学習できるのがメリットです。

USCPAの独学はデメリット面が多い

YESNO

USCPAを独学で勉強する場合、メリットだけではなくデメリットもあります。

以降では、一般的によくある独学のデメリットを4つ取り上げ、紹介していきましょう。

単位取得がかなり難しい

USCPAの受験資格は各州で設定されており、それを満たしていなければ受験できません。

ところが日本人受験者の多くはその要件を満たしていないことから、追加単位を取得する必要があります。

単位を満たすにはアメリカの大学で単位を取得するか、予備校に通っている場合は、受講者専用のプログラムで当該予備校が提携している大学の単位取得が可能です。

独学ではそれができないことから、日本の大学に入り直したりアメリカの大学の通信教育を受けたりして不足単位を取得せざるを得ません。

このことから独学をあきらめ、あらためて予備校に入学するケースも見られます。

日本語テキストの入手が困難

USCPAは英語で行われる試験なので、日本語版テキストや問題集はほとんど流通しておらず入手が困難です。

試験は英語であっても、学習内容はまず日本語で理解したほうがその後の理解がスムーズになるの、このことは独学の大きなデメリットと言えます。

そこで、独学している人は、予備校で使用している日本語版テキストや問題集をネットオークションなどで入手するケースが多いようです。

また、USCPAの予備校を訪問して販売を要請したり、知り合いの予備校生を通じて購入したりといった方法で入手する受験者もいます。

なお、英語のテキストや問題集はいくつか市販されていますので入手は簡単です。

アップデートしたテキストを入手しづらい

日本語のテキストや問題集をネットオークションで手に入れても、問題があります。

それは、ネットオークションで入手できるのは古い教材で、情報がアップデートされたものではないことです。

アップデートされていないと点数を落とす可能性があることから、アップデートしたテキストを入手しづらいことは独学のデメリットの1つと言えるでしょう。

複雑な手続きを一人でこなさなければいけない

独学の最大のデメリットは、次の「手続きの3つの壁」の存在です。

  1. 出願手続きの壁

  2. 追加単位取得の壁

  3. ライセンス取得手続きの壁

これらの手続き方法や書類の提出先などは州単位で異なることから、簡単には越えられない壁です。

もっとも、予備校生には学校側の全面的なバックアップがあることから、それほど困難ではありません。

しかし、すでに紹介したとおり、独学をしている人には簡単にはクリアできないのです。

仕事や家庭を持っていて独学している場合には、これらの壁をクリアするのは時間的にもかなり困難ですから、予備校に頼るほうが確実・安全と言えます。

ライバル間の競争がなくやる気を保ちづらい

競争したり励ましあったりするライバルや同じ目的を持つ仲間がいないことから、やる気を持ち続けにくいことも独学のデメリットの1つと言えます。

また、独学の場合は仲間の勉強の進捗状況や目指す資格に関する最新情報が入手が困難なこともモチベーションを保ちにくい要因で、このデメリットは試験合格後も続くのです。

予備校時代の仲間は「同志や同僚」といった意識が強く、資格取得後もさまざまな場面でつながりを維持します。

しかし独学をしていると、資格取得後も同志や同僚が不在なのです。

独学は費用を掛けずに自分流の学習をできますが、同志や同僚に恵まれないデメリットがあります。

USCPAの独学が向いている人の特徴

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USCPAの資格を独学で取得するには多くの困難はありますが、次のような要件を備えた受験者については、独学での資格取得は可能と言われています。

  1. 受験資格の単位要件を満たしている

  2. 英語に堪能である

  3. 最新版のテキストが入手できる

  4. セルフコントロール力がある

以降では、これらのうち上位2つの要件について解説します。

すでに単位要件を満たしている人

独学でUSCPAの資格取得を目指す場合の手続き上で最も高いハードルは、受験する州の受験資格である単位要件を満たすことです。

日本人受験者の多くは取得単位が不足していることから追加取得する必要がありますが、予備校で勉強している人については学校側で全面支援してくれます。

一方、独学の人は自分でどうにかする必要があり、自分で解決できない場合は独学をあきらめて大学や予備校への入学が必要です。

ところが、すでに単位要件を満たしている受験者にとっては、追加単位取得の心配などありません。

受験予定州の単位要件をすでに満たしていることは独学するうえでの大きなアドバンテージであり、だからこそUSCPAの独学に向いていると言えるのです。

英語に堪能である人

受験資格の単位要件を満たしているということが前提ですが、英語に堪能な人はUSCPAの独学に向いていると言えます。

ここで言う英語に堪能とは、「TOEICで900点前後・海外の大学を卒業している・英語で財務会計の仕事に従事している」といったレベルです。

こうしたレベルの英語に堪能な人であれば、テキストの内容理解や問題の演習も初めから英語版でできる可能性が高いと言えます。

そのことで、日本語に翻訳されたテキストや問題集を1度挟んで学習をする人よりも、本番と同じ環境で試験勉強ができるのですから、独学での合格の可能性が高いのです。

英語が堪能であることと同時に、会計についても高い知識があれば、より独学が向いている人と言えます。

独学におすすめなUSCPAのテキスト

テキスト

ここでは、独学でUSCPA資格の取得を目指す人におすすめのUSCPAのテキストについて解説します。

予備校のテキストを使った勉強が基本

英語力に劣るわが国のUSCPAの受験者へのおすすめは、予備校が受講者向けに発行している日本語のテキストを使用することです。

市販されている英語版の最新版テキストがベストですが、英語に堪能でない受験者には内容理解が全く進まないと言ったことになり兼ねません。

日本語のテキストの入手方法は2つあります。

「ネットオークションに提供されている予備校のテキストを購入する」方法と、「予備校を訪問して、受講者向けテキストの販売を依頼する」方法です。

ただし、どちらの方法でも確実にテキストを入手できるわけではありません。

アビタスのテキストがおすすめ

日本語のテキストは、アビタス(Abitus)・プロアクティブ・TACなど大手予備校で使われている教材ですから、市販されていません。

したがってオークションサイトなどで中古品を購入して使用します。

これら大手予備校で使われているテキストのうち、一番のおすすめは『アビタスのテキスト』です。

このテキストは日本語の丁寧な解説が土台になっていることに加え、図表を豊富に用いて解説しているので初心者でも内容を理解し易いという特長があります。

問題集は現地のものを使うのもあり

問題集についても、予備校が発行した日本語解説付きの問題集を使って、基本を固めていくことがベストです。

基本知識が定着して、より多くの問題を解きたいときには、英語版の問題集を使います。

英語版のテキストや問題集は、Wiley(ワイリー)・Becker(ベッカー)・BISK(ビスク)など、米国の出版社から市販されているものの使用がおすすめです。

テキスト・問題集選びの際に押さえておきたいポイント

期待する予備校のテキストや問題集が確実に手に入るかどうかの問題は残りますが、テキストや問題集を選ぶ際には、次の点に注意しなければなりません。

それは、各予備校のテキストや問題集の特徴を理解したうえで、自分にあったものを選ぶことです。

ここを無視してしまうと、そのテキストや問題集を長期間にわたって使い続ける気力が薄れてしまいます。

同じ試験向けのテキストや問題集ですが、しっかりと比較すると、記述や解説には驚くほど違いがあることを知っておいてください。

出来るだけ最新版を購入する

テキストや問題集は、最新版を入手しなければなりませんが、ネットオークションで手に入れると、それは中古品ですから最新情報へのアップデートがされていません

USCPAの試験範囲に含まれるさまざまな法律やルールなどは毎年のように変更されることから、アップデートされていないのでは誤った知識を吸収してしまいます。

ですから、中古のテキストや問題集を入手した場合は、英語の最新版のテキストと比較しながら、内容のアップデートが必要です。

シリーズは必ず統一

USCPA用のテキスト類は、主なものでWiley、Becker、Gleim、Rogerの4社から出版されています。

いずれもアメリカでCPA教材としてスタンダードになっているものなので、大きな差はありません。

したがって、アメリカのテキストを使って勉強をする場合は、「価格と購入しやすさ」で選択すればいいのです。

ただし、複数社のものを買うのではなく1社のシリーズに統一して購入して使いこなすことをおすすめします。

独学の際のおすすめ勉強法

勉強

USCPAは、受験希望者の「英語力」と「会計知識」の2つのレベルによって必要な勉強時間は大きく異なりますが、独学での資格取得は可能です

以降では、独学の進め方について紹介します。

試験日までのスケジュールを立てる

独学での資格試験の準備は、学習スケジュールを立てることからスタートします。

USCPAの勉強時間の目安は、「簿記2級程度の会計知識」と「TOEIC500点台の英語力」の中級者クラスの受験者の場合で約1,000~1,200時間です。

これを目安に、次の3つのポイントを押さえたスケジュールを立てます。

  1. 70~80%の力でこなせるスケジュールを立てる

  2. 1週間に1日は「空白の日」を設ける

  3. モチベーションを維持できるようスケジュールを「見える化」する

これらをしっかりと押さえて学習スケジュールを立てれば、すぐに計画倒れになるようなことはありません。

インプットは必ず日本語のテキストで

どのような資格試験でも、勉強の流れとしては、テキストで知識をインプットし問題集でアウトプットします。

さらに、アウトプットで明らかになった「記憶できていない・誤って記憶していた情報」は、テキストを使ってインプットし直すのです。

このサイクルの繰り返しが資格試験の勉強法と言えます。

USCPAの場合、試験が英語だからといっても、初めから英語でのインプットはおすすめできません。

正確な情報をしっかり理解したうえでインプットするには、日本語版テキストの利用が必要です。

また、問題集も一度日本語版を利用しておけば、次回から英語になっても設問内容を十分理解できます。

初めから内容に深入りしない

初めてテキストを読む段階から、徹底的に内容の理解と記憶(暗記)を目指す受験者がいますが、そうした勉強法はおすすめできません。

インプットの最初の段階でテキストに分からないところがあっても、気にしないで読み進めればいいのです。

そうした方法でテキストを3回、4回と読みすすめれば、内容の全体像を理解できるとともに細かな部分の理解も自然に進みます。

演習は英語の問題集で行う

実際の問題は英語で出ることから、USCPAの問題演習を英語版で取り組むことが必要です。

ただし、英語力に自信のない人は、最初は日本語版と英語版を比較しながら取り組むことで、英語による設問の仕方を理解できるようになってきます。

なお、問題集で演習を行うのは、解答の方法や英語の質問のパターンに慣れるためだけではありません。

インプットできていなかった情報や、誤ってインプットしていた情報を明らかにするために行います。

欠落していた情報や正しい情報を、テキストを使ってあらためてインプットし直すのです。

これが演習を行う真の目的と言えます。

独学が難しい場合は予備校がおすすめ

USCPAの独学は難しいと感じている人も多いのではないでしょうか?

そのような場合には予備校の力を借りて合格を目指してみるのがおすすめです。

手に入りづらい受験情報や質の高いテキストの提供はもちろん、困ったときのサポート体制も充実していることから万全の状態で合格を目指せること間違いなしでしょう。

資格Timesでは、合格者数累計6000人を突破している実績あるアビタスをおすすめします。

働きながらでも合格できるように、学習内容を厳選するなど工夫が多く施されているので、社会人でも利用しやすい予備校となっています。

ぜひ、対策に困ったらアビタスのUSCPA講座受講を検討してみてはいかがでしょうか?

USCPA資格を取るメリット

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USCPA資格を取るメリットは数多くありますが、以降では代表的なメリットを取りあげて解説します。

会計の基本知識をしっかり身につけられる

USCPAの資格を取得することで、わが国の受験者には2つの大きなメリットがあります。

1つは、資格保有者であることが優れた英語力があることの証明にもなることです。

受験にあたっては国際的な会計実務を英語で学び、財務用語などを理解する英語力が求められます。

また、英語で自分の考えを的確に表現する能力も必要です。

もう1つは、USCPAを学習することで、財務会計・監査・税務などの基本知識を確実に身に付けられることです。

このことで財務諸表の理解が可能になり、自社の状態把握や他社の情報のキャッチアップも早くなります。

選択できるキャリアプランが豊富

USCPAの資格を取得すると、さまざまなキャリアプランを描けます。

海外事業部勤務から最終的にはCFO(最高財務責任者)に就任するというキャリアプランに限らず、いくつものオプションがあるのです。

海外事業部門・外資系企業・連結会計の経理担当で就職するだけでなく、海外で働く・監査法人で働く・コンサルタントになる、といった人もいます。

なお、USCPAは会計や財務計画と分析、税務、監査や保証といった分野で、非常に求人需要の高い資格です。

外資系企業への転職がしやすい

外資系に強い転職エージェントのホームページで検索すると、USCPA資格の保有を条件にした募集案件は数多く見つかります。

経理・財務業務は国内企業に限らず外資系の企業にもありますから、USCPA資格の取得者にとっては一番自然な転職のコースと言えるでしょう。

案件を見て驚くのが、USCPA資格を保有している場合の給与ベースの高いことです。

このことが、外資系企業におけるUSCPA資格者の需要の多さとUSCPA資格の社会的な位置付けの高さの証拠と言えるでしょう。

海外事業部に異動できる

わが国のグローバル事業においては、海外事業部門の社員には高い英語力が求められますが、会計知識についてはあまり問題にされない傾向にあります。

USCPAの場合、英語力と会計知識の双方をバランスよく持っていることから、外資系企業からは間違いなく重宝されることになるのです。

その結果、USCPAの資格所有者は、海外事業部への転職が圧倒的に有利になります。

他の経理との能力を差別化できる

わが国の企業の経理部門には簿記資格を持っている社員は多いですし、大手企業では公認会計士や税理士などの資格を持っている社員もいます。

しかし、社員として働いている公認会計士や税理士などの資格者は、総じて英語力がありません。

そうした背景から、USCPAの資格を持っている社員は、米国会計基準に精通し英語力も備えているとして資格を持たない社員との差別化が図れます。

なお、そのことで、海外子会社の管理部門への人材派遣などでは、優先的に選任されることが多いようです。

仕事の取引でも役に立つ

わが国の難関資格の1つである公認会計士試験の年間の合格者数は約1,000人ですが、USCPA試験の日本人合格者数は毎年200~300人程度です。

この合格者数で明らかなように、USCPAはわが国では取得者の少ない資格であり、レア度の高い資格と言えます。

企業活動がグローバル化する中でUSCPAについての重要性が広く知られるようになってきていることから、ビジネスの場でのアピール効果が高いのです。

USCPAを取得していることを取引先に伝えれば、円滑なコミュニケーションを取るうえで役立ちます。

USCPAの独学での勉強法についてのまとめ

USCPAの独学での勉強法についてのまとめ

  • 最新の日本語版教材入手や手続きの壁クリアのためには、予備校の利用も検討
  • 会計知識と英語力が中級者の勉強時間の目安は、約1,200~1,400時間が目安
  • モチベーションを維持できるスケジュールと効率・効果的な勉強が重要

USCPAの独学での勉強法に関して、さまざまな側面から紹介・解説をしてきました!

USCPAは高い会計知識と英語力を求められる資格ですから、長時間の勉強が必要です。

その分、資格取得後のキャリアプランの幅は絶大と言えます。

記事に目を通したことを機会に、USCPAの資格取得を検討してみてはいかがでしょうか

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