【2025年最新】税理士試験会場一覧|試験場所の決まり方や当日の注意点まで解説!
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「税理士試験の試験会場はどうやって決まるの?」「いままでの試験はどこで実施されてきたの?」「試験当日の持ち物は?」
税理士試験を受験する人の中にはこのような悩みや不安を抱えている方もいらっしゃるでしょう。特に初めての受験ともなればなおさらです。
この記事では試験がどこで実施されるのか、希望の会場で受験できるのかなど試験会場について説明します。また試験当日に必要な持ち物も合わせて解説いたします。
この記事を読んでおけば必要な持ち物がわかって安心です。直前に慌てないようにあらかじめ準備しておきましょう!
税理士試験の会場と持ち物を説明すると
- 受験会場は申し込み順に決まる
- 申し込みが遅くても受験はできる
- 筆記具や電卓は条件がある
税理士試験の会場の決まり方は?
税理士試験の試験会場は毎年同じとは限らず、年度によって変動します。毎年12から15の都道府県で実施されており、地域によっては受験のために遠出する必要があります。
令和4年度の税理士試験の開催地は、北海道・宮城・埼玉・群馬・東京・石川・愛知・大阪・京都府・広島・香川・福岡・熊本・沖縄の15都道府県です。このうち東京だけは毎年3つほど会場が用意されます。
受験者は開催される都道府県のいずれかを希望できますが、先着順なので必ずしも希望通りの試験地で受験できるとは限りません。受験者の受験者数などの状況次第では変更になることもあります。
つまり、早く出願しなければ定員オーバーになってしまう可能性があるということです。希望者が集中しやすい会場を選ぶ予定の人は早め早めの行動を心がけましょう。
自分が実際に受験する会場がわかるのは6月です。6月に届く受験票に記載されています。なお、試験地の変更は認められていません。
【2022年最新】税理士試験の試験会場一覧
2022年度の税理士試験会場は以下のとおりです。
受験地 | 試験場 |
---|---|
北海道 | TKP札幌駅カンファレンスセンター |
TKPガーデンシティPREMIUM札幌大通 | |
宮城県 | サンフェスタ |
埼玉県 | 獨協大学 |
群馬県 | ビエント高崎 |
東京都 | 大正大学 |
東京流通センター | |
早稲田大学(早稲田キャンパス) | |
武蔵大学(江古田キャンパス) | |
神奈川県 | パシフィコ横浜(ノース) |
石川県 | 石川県地場産業振興センター |
愛知県 | 名古屋市中小企業振興会館(吹上ホール) |
大阪府 | 大阪国税局 |
京都府 | 国立京都国際会館 |
みやこめっせ(京都市勧業館) | |
広島県 | 広島サンプラザ |
香川県 | サンメッセ香川 |
福岡県 | 西日本総合展示場 |
熊本県 | グランメッセ熊本 |
沖縄県 | 沖縄産業支援センター |
税理士試験会場での注意点
試験会場への持ち物
試験中に出しておける物は、受験票、筆記具、計算機、時計、ホチキスのみです。それ以外のものはカバンの中にしまっておきましょう。
受験票
6月に郵送されてくる受験票が受験には必要です。基本中の基本ですね。税理士試験では受験票を持参していない人は受験できません。絶対にもっていきましょう。
筆記用具
各種筆記用具は試験中も机に出しておけます。鉛筆やボールペンはもちろん、修正液や修正テープ、定規、ホチキスなどもOKです。
税理士試験の解答は黒または青インキの消せない筆記具で記入しなければなりません。鉛筆や消せるボールペンで記入した場合には採点されませんので、必ず用意しましょう。
問題用紙や計算用紙は鉛筆や色ペンでも問題ありません。色を変えてマーキングしても大丈夫です。
電卓やそろばん
税理士試験では計算機またはそろばんの持ち込みが認められています。計算機は以下の条件を満たすもののみ使用可能です。
- 大きさが26cm×18cm以下であること。
- 音を出さないこと。
- 数値を表示する部分が水平であること。
- 演算以外の機能を持たないこと。
本番で突然電卓が変わると実力を出せないことがあります。本番で使用可能な電卓をあらかじめ用意しておき、普段から体になじませておくと良いですね。
時計
試験会場によっては座席から時計が見えないことも予想されます。税理士試験は時間との戦いです。自分用の時計を用意しておくと安心ですね。
ストップウオッチも使用できます。試験開始から何分、という形で取り組みたい方はこちらが良いでしょう。
携帯電話やスマートフォンなどは使用不可です。この点は他の試験と同じですね。
昼食と飲み物
税理士試験は朝から夕方まで行われます。受験科目によってはお昼を挟んで受験することになります。会場によっては近くのコンビニで済ませられますが、不安な方は昼食を用意しましょう。
また、税理士試験が行われるのは真夏の8月です。熱中症で実力が発揮できなかったなんてことのないように、飲み物は用意しておきましょう。
上着
税理士試験が行われるのは暑い8月上旬ですが、会場内は冷房が効きすぎているかもしれません。冷え性の人や風邪気味の人は上着を用意しておくことを勧めます。
その一方で冷房の故障や不具合という可能性もあります。柔軟に対応できるような服装が好ましいですね。
テキスト
税理士試験は科目選択制です。人によっては時間が空くこともあるでしょう。空いた時間で見直しできるようなテキストを持っていきましょう。量が多くてもかさばるので、直前見直し用の1冊だけ持っていきます。
大きなカバン
机の上に置いておけないものをしまうカバンも必要です。口がきちんと閉まる、足元においても良いものを選びましょう。
宿泊予約はお早めに
試験が実施される8月上旬はちょうど夏休みシーズンで、地域によってはホテルの埋まりやすい繁忙期です。
また、税理士試験は3日間にわたって行われます。そのため、人によっては日をまたいで受験する必要があります。
試験本番で慌てることのないように、宿泊する必要がある場合には早めにホテルを予約しましょう。ホテルから会場までの移動手段も忘れずに確認しましょう。
会場で予想されるトラブル
机の大きさ
試験会場によって机の大きさはバラバラです。広い机で試験問題を解ける会場がある一方、机が狭くて十分なスペースがないかもしれません。
どんな机でも対応できるように、イメージトレーニングを行う、小さな机で問題を解く練習をするなどの対策を行うのも良いでしょう。問題用紙を手で持つのも一つの手段です。
物音
試験会場では他の受験生が立てる物音や交通機関の音など各種騒音が予想されます。他の人の電卓の音は、独学の人には耳慣れないので煩わしいかもしれません。
試験ではこれらの騒音には何の配慮も行われません。また、耳栓の使用は不可能です。不安な人は予備校の模試に参加する、動画で音に慣れるなどしておきましょう。
税理士試験会場の決まり方と当日の持ち物まとめ
税理士試験の会場と持ち物まとめ
- 受験の申し込みは早めに行う。
- 持ち物は条件に合ったものを用意し、普段から慣らしておく。
- トラブルがあっても良いようにイメトレをする。
前半では、税理士試験における試験会場の決まり方や過去に行われた試験の会場について紹介してきました。後半では当日の持ち物や注意点を取り扱いました。
税理士試験は試験自体の難易度が高いので、試験会場や持ち物に関するトラブルはできるだけ防ぎたいですよね。この記事で説明した内容さえ知っておけば、会場と持ち物に関しては大丈夫です。
試験直前に慌てずに済むように、早め早めの行動を心がけましょう。先んずれば人を制す、備えあれば患いなしの心で合格を勝ち取りましょう!