簿記の試験会場はどこ?簿記試験の基本情報や注意事項を解説!
「簿記の試験会場はどこだろうか?」
「会場を自分で選ぶことはできるのだろうか?」
そんな疑問を持っている人も多いかと思います。
そこで、今回の記事では、簿記の試験会場や簿記試験の基本情報、注意事項などについて解説していきます。
この記事を読めば、簿記に関して様々な情報を得ることができるでしょう。
簿記の試験会場についてざっくり説明すると
- 居住地や勤務地にかかわらず受験を希望する商工会議所を選ぶことが可能
- ただし、試験会場そのものを指定することはできない。
- 受験票や電卓など、当日必要な持ち物は忘れないようにすること。
- 会場までのアクセス、バス・電車のダイヤなども確認しておくこと。
簿記試験の会場はどうやって決まるの?
簿記試験は、毎年6月半ば、11月半ば、2月末の年3回行われています。
簿記試験はどの回も受験者数がかなり多いため、試験は47都道府県全てで実施されており、どの都道府県でも複数試験会場が存在しています。
また、申込方法や申込期間については、各地域ごとの商工会議所によって詳細が異なっています。
申込期間は試験の1~2ヵ月前程度までが1つの目安となっていますが、受験を希望する場合には、予め試験会場を管轄する商工会議所に申込方法を確認する必要があるでしょう。
受験日の約2ヵ月前になったら、新たな情報が記載されているか確認するために、受験するエリアの商工会議所のホームページを覗いてみると良いです。
なお、簿記試験の試験会場については、勤務地や居住地といった縛りはないため、受験したい都合の良い場所の希望を届出けることができます。
簿記試験の試験会場一覧
簿記試験の試験会場には、どのような場所が選ばれているのでしょうか?
商工会議所や受験回毎に多少異なっていますが、主に高校や専門学校、大学に加え、市の会場やホールなどでの実施が一般的です。
例えば、多摩商工会議所の第154回日商簿記検定試験(2020年2月23日(日)実施)の試験では、会場として
- 京王プラザホテル
- 大妻女子大学
- 永山情報教育センター
- 一橋大学小平キャンパス
- アウラホール
の5つが手配されています。
会場までの道のりも確認しておくこと
試験当日、道に迷わないためにも、試験会場までの道のりや、電車・バスなどの交通手段・所要時間などについては事前に確認しておくようにしましょう。
また、万全を期すためには、会場近くで前泊するということも選択肢の1つとして考えておくと良いです。
ホテルや大学、教育センターなど、会場となる場所毎回は固定されているわけではありません。
そのため、どこで試験が行われるのかについては、ハガキが届く前に把握することは難しいという点も理解しておきましょう。
試験会場での注意点
ここでは、簿記試験当日の持ち物や試験中の時間配分など、様々な注意すべき点について解説していきます。
試験会場への持ち物
試験会場に必要な持ち物を以下に纏めていますので、チェックリストとしてご活用ください。
- 受験票
まさに必須の持ち物です。
なお、受験票については、万が一忘れてしまっても身分証明書などがあれば受験は可能です。
ただし、精神的な焦りから普段の力を発揮できなくなってしまう可能性も考えられますので、前日に必ず確認し、絶対に忘れないようにしましょう。
- 筆記用具
「黒鉛筆(HBまたはB)または シャープペン」と「消しゴム」は必須です。
シャープペンを使う場合は替え芯も忘れないようにしましょう。机から落としてしまった際のために、多めに準備しておくと精神的にも安心できます。
なお、簿記試験では、色鉛筆やマーカー、ボールペン・定規は使用できませんので、注意が必要です。
- 電卓
電卓を忘れても受験すること自体は可能ですが、計算問題にかなりの時間を要することになり、試験合格がかなり遠ざかってしまうことになるでしょう。
普段の勉強で使い慣れた電卓を忘れないようにしましょう。
なお、電卓は辞書機能やプログラム機能、印刷機能などのついた多機能電卓については、簿記試験の本番で使用不可となっていますので、注意が必要です。
- 身分証明書
本人確認に使用されたり、もし受験票を忘れた場合の再発行手続きにも使用されたりします。
「運転免許証」「パスポート」「住民基本台帳カード」「学生証」など、「氏名」と「生年月日」、「顔写真」が確認できるものを持参しましょう。
- 腕時計
試験会場に壁掛け時計が置かれていることもありますが、座席の場所によっては時間が見辛いケースも考えられます。
また、もし試験会場に時計が置いてなければ、時間配分がかなり難しくなるでしょう。
時間配分をミスしないためにも、腕時計を付けて細目にチェックできるように準備すると良いです。
- 復習のための学習教材
試験前の空き時間に最終確認するための教材として、いつも見慣れた教材や自分なりに整理したノートなど、「これ」というものを1つだけ持参しましょう。
大量に持ち込んでもかえって非効率的になってしまいます。
- スリッパ(会場による)
会場によってはスリッパ持参が指示されることがありますので、その際は指示に従いましょう。
- 防寒グッズ
11月や2月の寒い時期に受験する場合は、防寒着やひざ掛け、カイロなどを念のため準備しておいた方が良いでしょう。
簿記試験の時間配分
簿記試験(2級,3級)は大問5問で構成されており、全体の7割が合格点となっています。
また、簿記1級は大問4問で構成されており、合格点7割という条件に加えて、全ての大問において10点以上取らなければいけない「足切り制度」もあります。
そのため、配点の大きい「仕訳」の問題を早く正確に解けるかが時間配分のカギとなってきます。
これらの点を考慮して、最適な時間配分を立てておくと良いでしょう。
簿記の試験会場まとめ
簿記の試験会場まとめ
- 試験会場そのものを選ぶことはできないが、希望する商工会議所を選ぶことはできる。
- 受験票や電卓などの持ち物は、必ず前日にチェックすること。
- 会場までの道のりも事前に確認すること。
簿記試験の試験会場について解説しました!
試験本番までに万全の準備を整えて、当日は自分の力を出し切りましょう!