ITパスポートの勉強時間は何時間?おすすめ勉強法から目安の勉強期間まで解説!

更新日時 2020/05/10

「ITパスポートに合格するためには何時間くらい勉強すれば良いの?」

「IT初心者なんだけど、なにから勉強すれば良い?」

このような疑問を持っている人はいませんか?

そこで今回はITパスポートに合格するのに必要な勉強時間や勉強期間の目安を勉強方法と併せて紹介します。

この記事を読むことでどんな勉強方法でどのくらい勉強すれば良いかが理解できます。

IT初心者でも合格を目指せるはずです。

ITパスポートの勉強についてざっくり説明すると

  • IT初心者は100時間程度の勉強時間が目安
  • 勉強期間や勉強方法は受験する人によって異なるが難しい試験ではない
  • テキスト・問題集・過去問演習を活用して効率良く勉強しよう

ITパスポートの勉強時間は100時間が目安

勉強する男性 初心者がITパスポートの合格を目指すなら100時間程度の学習時間が必要です。単純計算すると毎日3時間勉強をして30日で90時間なので、1か月と数日の勉強期間ということになります。

しかしこの勉強時間はあくまで目安。集中して勉強に取り組める人なら初心者だけど30時間程度の勉強時間で合格した人もいます。

また事前にITの知識を持っている人であれば、20時間程度の勉強時間でも合格を目指すこともできます。

後述しますが、必要な勉強時間は人によって異なります。初心者の人は100時間の勉強時間を目安にして、試験日から逆算して余裕を持って勉強することをおすすめします。

勉強フローごとの勉強時間

初心者の人には100時間程度の勉強時間が必要だとお話しましたが、適当に100時間勉強すれば良いという話ではありません。インプットとアウトプットのバランスも大切です。ここからはフローごとの勉強時間について説明します。

まずはテキストなどを読んで基礎知識をインプットしていくフローです。このフローでは70時間程度の勉強時間を確保することをおすすめします。

インプットが済んだら問題集や過去問を解くことで、インプットした知識を生かしてみましょう。このアウトプットで30時間程度の勉強時間を確保しましょう。

アウトプットの中でも過去問演習は特に重要です。詳しくは後述しますが、過去問演習を活用すると自分が苦手にしている問題や、ITパスポート試験の頻出範囲の把握に役立ちます。

勉強時間を短くするために

限られた時間の中で勉強するなら、勉強時間は短くなるに越したことはありません。ここでは遠回りして無駄に勉強時間をかけることがないように、注意点を確認しましょう。

正しい方法で勉強

正しい勉強法がわからないまま我流で勉強しても、成果が上がらなくて無駄に勉強時間を長引かせてしまう恐れがあります。

もしも我流の勉強法で成績が伸び悩んでいる、といった悩みがあれば、この記事で紹介する勉強方法を参考にして、自分の勉強方法を見直してみましょう。

正しい勉強法で取り組めば、勉強時間を短縮することも可能です。

テキストは王道のものを使う

ITパスポートはテキストがたくさん出版されているので独学しやすい資格です。しかしどのテキストを選ぶかによって知識の習得具合に差が出ることもあるので注意しましょう。

もし理解のしづらいテキストを選んでしまうと、学習が思うように進まなくて、モチベーションが下がってしまう恐れもあります。

逆にわかりやすいテキストを選べば、インプットの負担を減らすことができます。後ほどおすすめのテキストも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

勉強期間は人によって変わる

先ほども少し触れましたが、ITパスポートの勉強時間や勉強期間は人によって異なります。

例えば100時間の勉強時間が必要な初心者の人でも、毎日3時間の勉強時間を確保できれば1か月程度で終わります。しかし毎日1時間しか勉強できない多忙な方は、3ヶ月程の勉強期間が必要になります。

しかし初心者であっても、先述のインプットとアウトプットのフローを集中して行うことができれば、勉強時間や勉強期間を短縮することも可能です。

また既にIT系の知識が備わっている人なら、1日2時間の勉強時間でも10日程度で勉強を終わらせることもできます。

自分が1日に確保できる勉強時間や、持ってる知識量を把握して、どれくらいの勉強期間が必要になりそうか考えてみましょう。

ITパスポートの難易度は簡単

勉強する少女たち ITパスポートの正式名称は「ITパスポート試験」で「初級システムアドミニストレータ試験」の後身の試験です。略して「iパス」とも呼ばれています。

ITパスポートは国家試験のひとつですが、情報処理技術者試験の試験区分の中でレベル1という最も低いレベルに位置付けられていることからも難易度が高くないことが伺えます。

そもそもITパスポートは、ITを利用・活用するなら身に付けるべきIT関連の知識を所持していることを証明するための試験です。出題範囲も「ITを活用するために必要な基礎知識」が主になっています。

そのため初級システムアドミニストレータ試験の合格率が30%程度だったのに対して、ITパスポートの合格率は50%と高く、2人に1人が合格しています。

これらのことから、ITパスポートはIT知識の入門として、非常に取り組みやすく、受験しやすい試験になっていることがわかります。

ITパスポートの試験範囲は主に3種類

積み重なった本 ここからはITパスポートの試験形式や試験範囲について紹介していきます。どんなことを勉強していくのか、簡単に確認しておきましょう。

試験形式・範囲

ITパスポートの試験はCBT方式(Computer Based Testingの略)を採用しているため、受験する際にはコンピューターで出題される問題に対して、マウスやキーボードを使って解答します。

試験時間120分の中で、全100問の四肢択一式問題が出題されます。

出題範囲とそれぞれが出題される割合は下記を参考にしてください。

出題範囲

ITパスポートの出題分野は主にストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系の3分野です。

それぞれの具体的な内容について説明していきます。

ストラテジ系 (35問程度)

主に経営の基本やマーケティングなど、企業活動や経営管理に関する知識が問われます。

大分類 中分類
企業と法務 企業活動
法務
経営戦略 経営戦略マネジメント
技術戦略マネジメント
ビジネスインダストリ
システム戦略 システム戦略
システム企画

マネジメント系 (20問程度)

システムやソフトウェアの開発手法や流れ、プロジェクトの管理方法など、IT管理に関する知識が問われます。

大分類 中分類
開発技術 システム開発技術
ソフトウェア開発管理技術
プロジェクトマネジメント プロジェクトマネジメント
サービスマネジメント サービスマネジメント
システム監査

テクノロジ系 (45問程度)

アルゴリズムなどのITの基礎やセキュリティ、ネットワークなどのIT技術について問われます。

大分類 中分類
基礎理論 基礎理論
アルゴリズムとプログラミング
コンピュータシステム コンピュータ構成要素
システム構成要素
ソフトウェア
ハードウェア
技術要素 ヒューマンインターフェース
マルチメディア
データベース
ネットワーク
セキュリティ

合格基準点

ITパスポートには総合評価点と分野別評価点の2つの合格ラインがあり、両方クリアしないと合格できません。

総合評価の対象は出題される全100問のうちの92問で、1,000点満点中600点以上を獲得しなければいけません。

分野別評価はストラテジ系32問・マネジメント系18問・テクノロジ系42問で行われる各分野の評価点が、それぞれ1,000点満点中の300点以上でなければいけません。

目安としては各分野の正答率が60%以上であれば、総合評価点もクリアできることになります。

もし3つの分野の内2つの分野が基準点以上で、総合評価点もクリアしていたとしても、1分野でも300点に届かない分野があると結果は不合格になるので気を付けましょう。

ITパスポートの勉強法はオーソドックス

ノートを使って勉強する人 先述の通り、ITパスポートは他の情報処理技術試験の中でも難易度の低い試験なので、独学での合格も十分に可能です。実際に合格者の中にも独学の人が多くいます。

ITの知識を持っている人・初心者の人、それぞれに合った勉強方法も紹介するのでポイントを抑えて勉強して合格を目指しましょう。

インプットとアウトプットの割合は7:3

勉強時間のところでも触れましたが、ITパスポートの合格を目指すためにはインプットとアウトプットが必要です。

インプットはテキストなどを読んで基礎知識を詰め込んでいくこと、アウトプットは詰め込んだ基礎知識を問題集などを解きながら、実際に使いこなせるようにすることです。

効率よく勉強を進めるためにはインプットとアウトプットのバランスも大切なので、インプット7:アウトプット3の割合を意識しましょう。

ITパスポートの基本的な勉強方法

ここからはITパスポートの具体的な勉強方法について紹介します。まずはIT知識がある人、初めて勉強する人、どちらにも共通する基本的な勉強方法を紹介していきます。

まずはテキストなどでインプット

ITパスポートの勉強を始めるなら、まずはテキストをざっと一通り読んで全体の流れを把握しましょう。

すぐには理解できないかもしれませんが、テキストを繰り返し読んでいくことで、徐々に分かるようになるので、すべてを理解しようとしなくても大丈夫です。

早い段階で過去問演習に挑戦する

テキストの内容がある程度理解できた段階で、過去問演習に挑戦してみましょう。

「過去問演習は最後の力試しに解くものだ」と思っている人もいるかもしれません。しかし早い段階で過去問演習をすることで、頻出問題や重要箇所が把握できます。 試験範囲の中で重点的に勉強すべき箇所がわかるので効率的です。

間違えた箇所や苦手な分野は重点的に勉強する

先ほどITパスポート試験に合格するためには全ての分野で合格基準点を越えなければいけないとお伝えしました。

それをクリアするためには、どの科目もバランスよく勉強した上で、苦手な箇所を克服していく必要があります。

過去問演習はただ解くだけでなく、ストラテジ・マネジメント・テクノロジ系の各分野それぞれで合格基準の60%以上の点を獲得できるようになることを目安にしましょう。

また間違えた問題はわからないまま放置しないで、テキストなどでしっかり復習して、知識の穴を埋めていくことも重要です。

知識があるか否かで勉強法は様々

先ほど人によって勉強時間や勉強期間が異なるという説明をしましたが、勉強方法や重点的に勉強すべき箇所も人によって異なります。

自分に合った勉強法を見つけて、効率的に勉強を進めましょう。

初心者の場合

ITパスポートは聞きなれない単語や概念が多いため、ITの知識がない初心者は勉強が進みにくいかもしれません。

まずは一通りテキストに目を通します。次はわからない基本用語が出てきたら1つずつ意味を調べながら進めるようにしましょう。

特に基礎知識を重点的に覚えていくことを意識して、ある程度の理解ができるようになってから問題演習に取り掛かってみてください。

知識不足のまま安易に問題演習に取り掛かるのはおすすめできません。

IT系の情報がある場合

すでにIT系の知識があるなら、テクノロジ分野などの知識の習得にはそれほど時間は掛からないでしょう。

しかし経営や法律のことを学ぶマネジメント系は、テクノロジ系に比べてあまり詳しくないという人が多いです。

マネジメント系は社会人のように、仕事をする中で普段から触れる機会があれば、比較的学習しやすい分野ではあります。

しかし学生のように馴染みの薄い人にとっては難しく感じやすい分野なので、一通りテキストを読んだ後はマネジメント系を中心に、自分が苦手な分野を重点的に勉強するようにしましょう。

おすすめテキスト・問題集

特にITの知識がない人がITパスポートの勉強を始めるなら、わかりやすいテキストを選ぶことが重要です。

ここでは初心者にもおすすめなテキストと問題集を紹介します。

おすすめの入門書は?

ITパスポートの入門書としておすすめするのは、技術評論社が出版している 「栢木先生のITパスポート教室」 (栢木厚 著)です。

可愛らしいイラストに加えて、図や例え話を用いてわかりやすく説明してくれるため、IT初心者の方から「イメージしやすい」「わかりやすい」と絶大な支持を得ています。

1,580円(税別)で販売されています。

おすすめの問題集は?

問題集でおすすめなのはSBクリエイティブが出版している 「いちばんやさしいITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集」 (高橋京介 著)です。

こちらもイラストや具体例を用いた丁寧な解説を売りとしているため、IT系に慣れていない人や暗記が苦手な人でも勉強しやすくなっています。

さらにこの問題集のすごいところは、徹底的に過去問を分析することでITパスポートで出題されやすい問題を厳選していることです。

こちらも1,580円(税別)で販売されています。

勉強時に気を付ける点

勉強時間の箇所でも触れた通り、ITパスポートに合格するためには我流で漠然と勉強していては、どんなに時間をかけて頑張っても合格まで遠回りになってしまう恐れがあります。

ITパスポートの勉強をするなら押さえておきたいポイントについて紹介します。

わからないところは即確認

わからないワードや分野が出てきたり、問題を解くのに躓いたりしたときは、すぐにテキストを見て確認するようにしましょう。

わからないまま無理に先に進もうとすると、知識の穴がどんどんたまってしまいます。そうなると試験本番でも答えられない状態になってしまいかねません。

覚えられない言葉や苦手な問題も、繰り返し調べることで克服できます。

過去問演習を必ず行う

何度か触れていますが、ITパスポートの勉強をするなら過去問演習を行いましょう。

早い段階から過去問演習を行うことで、頻出問題が分かって重要な範囲が把握できるため、効率よく勉強を進めることに繋がります。

過去問は過去問集として書店やネットで買えるので、早めに手に入れてどんどん活用していきましょう。

スケジュールを決めておく

勉強時間のところで触れましたが、必要な勉強時間や勉強期間は人によって異なります。試験に合格するためには一日何時間くらい勉強すれば良いのか事前に計算しておきましょう。

そのためにも試験範囲、特に頻出範囲を把握して、どれくらいのペースで勉強を進めるべきなのか、学習スケジュールを立てましょう。

ITパスポートに合格するためには継続して勉強を続けて全ての範囲を学び終えなくてはいけません。学習スケジュールを立てれば合格までの道筋や進捗状況が見えやすくなるため、継続して勉強しやすくなるはずです。

隙間時間の活用もおすすめ

一日2時間勉強しようと決めても、勉強時間をまとめて確保するのは難しいものです。隙間時間も活用して勉強するようにしましょう。

特にインプットは隙間時間でも取り組みやすいです。中でもテキストを読むのは区切りをつけやすいのでおすすめです。

カフェなどの集中できる環境なら、テキストや問題集に載っている問題を解くのも良いでしょう。

過去問演習する時間はしっかり確保する

ある程度の力がついたらしっかりとまとまった時間を確保して、試験と同じように過去問演習する機会を必ず作りましょう。

実際の試験を意識して取り組むことで、時間配分などを体感するためです。

もしテキストの内容を丸暗記できたとしても、時間内に解答できなければ不合格になってしまいます。

隙間時間の活用におすすめな勉強方法

時計と砂時計

勉強時間をまとめて確保するのが難しい人には、隙間時間の活用がおすすめだと言いました。具体的にどんな勉強方法があるのか紹介します。

まずITパスポートのテキストは、大体15分くらいで内容が一区切りするように出来ているので朝、休憩時、帰宅後など時間を分けて取り組むことが出来ます

もし電車などの限られたスペースの中で勉強をしたいなら、スマートフォンを活用してみましょう。

ITパスポートは受験者の多い資格であるため、無料のアプリも複数あります。すべての勉強をアプリだけで済ますことは難しいですが、上手に活用してみましょう。

苦手なことの克服に充てたいなら、覚えられない単語を集めて自分で単語帳を作ったり、問題集の中から苦手な分野の問題を重点的に解くようにするのもおすすめです。

ITパスポートの勉強についてまとめ

ITパスポートの勉強についてまとめ

  • ITパスポートは独学でも十分に合格を目指せる
  • 王道のテキストや過去問題集を使って効率よく勉強する
  • 自分に合った勉強方法やスケジュールで勉強を進める

ITパスポートは情報処理技術者試験の中でもITの入門的な試験で、誰でも挑戦しやすいです。

IT初心者でも勉強時間の目安は100時間程度です。まずは紹介したテキストをチェックして、さっそく勉強を始めてみてはいかがですか?