宅建の正式名称は?正しい読み方や履歴書への書き方を紹介!

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この記事は専門家に監修されています

宅建士

関口秀人

「宅地建物取引士」と「宅地建物取引主任者」ってどんな違いがあるの?」

そんな疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか?

宅建士は大変人気のある国家資格ですが、意外と正式名称や読み方を知らなかったり、履歴書の記載方法が分からないとの声が多いです。

そこでこの記事では宅建の正式名称や、履歴書への記載方法を分かりやすく解説します

この記事を読めば現在の宅建の正式名称や読み方、履歴書への正しい書き方が分かるはずです!

宅建の正式名称と履歴書の書き方について簡単に説明すると

  • 宅建(たっけん)の正式名称は宅地建物取引士(たくちたてものとりひきし)である
  • 平成26年に名称変更した
  • 履歴書に書くときは段階によって注意が必要

宅建の正式名称

?のカードを持った写真 宅建は「たっけん」 と呼ばれ、正式名称は「宅地建物取引士」で読み方は「たくちたてものとりひきし」です。

毎年約21万人が受験する日本でもっとも人気のある国家資格ですが、「たっけん」という名前を聞いたことはあるけど漢字や正式名称は知らない人や、逆に「宅地建物取引士」や「宅建」の漢字を初見で読めない人が多いです。

履歴書に書く際など、正式な場で自分の資格を示す際には正式名称が必須なので、この正式名称を必ず覚えておきましょう。

宅建の名称変更について

たくさんの吹き出しの写真 宅建はもともと「宅地建物取引主任者」(略称 宅建主任者)という名前でした。先ほどの読み方からなんと読むかもう分かりますか? 読み方は「たくちたてものとりひきしゅにんしゃ」(たっけんしゅにんしゃ) です。

宅建は、平成26年に宅地建物取引業法が改正されたことで名称変更し、弁護士や税理士などの士業の仲間入りをしました。

ちなみに宅地建物取引主任者に交付されていた 「宅地建物取引主任者証」は「宅地建物取引士証」になりました。

宅建が士業になった影響

宅建が士業になったことで宅建士が受講する 「法廷講習」に変更 がありました。

具体的には講習科目の追加され、「講習時間は5時間から6時間」「受講料金は11,000円から12,000円」になりました。

また名前が変わったことにより士業になる前に宅地建物取引主任者を取得した人は、履歴書を記入する際には注意が必要です。

宅建の士業化についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

宅地建物取引士の仕事は?

テーブルで仕事をする男女の写真 宅地建物取引士と名前は変わったものの、業務内容には大きな違いはなく、主な業務は不動産契約などのときの重要事項説明とその重要事項説明書への記名・捺印、契約書への記名・捺印です。

これは宅地建物取引士の専業業務であり宅地建物取引士証を持っていない人がその業務をおこなうことは出来ません。

宅地建物取引業者には従業員5人に1人宅地建物取引士を置かなければいけない設置義務も変わりませんでした。

宅建士の仕事内容についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

宅建資格の履歴書への書き方

ノートの写真

宅建は試験に合格してもその後「実務講習」→「登録申請」→「登録」と段階があり、その段階ごとに履歴書での書き方が変わります。

段階 履歴書への記入例
試験合格 宅地建物取引士試験合格
実務講習完了 宅地建物取引士試験合格(実務講習受講)
登録申請完了 宅地建物取引士登録(登録申請中)
登録完了 宅地建物取引士登録(登録済)
取引士証交付申請中 宅地建物取引士登録(取引士証交付申請中)
取引士証交付完了 宅地建物取引士登録(取引士証交付済)

宅地建物取引士は試験に合格しても登録が完了していないと宅建士を名乗ることができず独占業務もできません。自分がどの段階なのか一目で相手に分かるようにしっかり記入しましょう。

宅地建物取引主任者の場合

平成26年以前に宅地建物取引主任者を取得した人は取得時の資格名を記入しますが、分かりやすいようにこの資格が現在の宅地建物取引士であることも記入しましょう。

<履歴書記入例>

宅地建物取引主任者(現:宅地建物取引士)登録(登録済)

宅地建物取引主任者も宅地建物取引士同様、自分がどの段階なのかも併せて記載するようにしましょう。

宅建の正式名称と履歴書の書き方まとめ

宅建の正式名称と履歴書の書き方まとめ

  • 宅建(たっけん)の正式名称は宅地建物取引士(たくちたてものとりひきし)
  • 平成26年に宅地建物取引主任者から名称変更して士業の仲間入りをした
  • 履歴書に書くときは自分がどの段階なのか一目で分かるように記入する

宅建の正式名称や読み方について解説してきましたが、正式名称や履歴書の書き方は分かりましたか?

履歴書などに記入する際は正式名称で正確に具体的に記入しましょう。

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