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司法書士は高卒でも合格できる?受験資格や学歴と試験結果の関係まで徹底解説!

更新日時 2020/02/12

「自分は高卒だけど、司法書士の資格を取得することができるのだろうか?」

「自分よりも学歴が高い人との競争に勝つためには、どのように勉強を進めればよいのだろうか?」

司法書士の資格取得を検討している人の中には、そんな疑問を持っている人も多いかと思います。

実際、資格取得の際には受験資格や難易度など、注意しなければならないポイントが多く、挑戦すべきか否か迷ってしまいますよね。

そこで今回は高卒からでも司法書士に合格できるのかについて司法書士試験の受験資格や学歴と試験結果との関係まで、気になる点を徹底解説します!

高卒で司法書士を目指すことについてざっくり説明すると
  • 司法書士試験は学歴や年齢、実務経験などを問わず、誰でも受験することが可能である。
  • 司法書士を取得することで、大幅な年収アップが見込める。
  • 学歴によって合格率に大きな違いが生じることは考えにくい。
  • 難易度は極めて高いので予備校や通信講座を活用するなど、効率的な勉強を心がけるべきである。

高卒でも司法書士試験の受験は可能?

司法書士について調べているイメージの画像 社労士や税理士など、士業系の国家資格のほとんどには、受験資格というものが存在します。受験資格となるものには、実務経験や保有資格など、様々な事項がありますが、最も多いのが学歴です。中には、大卒以上の学歴を必要とするケースも多くあります。

一方で、司法書士試験には受験資格というものが存在しません。そのため、学歴や年齢、実務経験、国籍問わず、誰でも受験することが可能となっています。

実際に、受験している人は実に多種多様であり、司法書士は高学歴でなくても目指すことができる、オープンな資格であると言えます。

司法書士は高卒でも問題なく受験することが可能となっているのです

高卒で司法書士は目指すべきか

高卒で司法書士を目指すべきか迷っているイメージの画像 目指すこと自体は簡単ですが、実際に高卒の人が司法書士の資格を取得することは決して簡単なことではありません。

そのような困難な道を乗り越えてまで、司法書士の資格を目指す価値はあると言えるのでしょうか。

司法書士の仕事内容は?

そもそも、司法書士とはどのような仕事を行うのでしょうか?

司法書士は、他人の依頼を受けて、不動産・会社などの登記手続きや法務局・裁判所・検察庁への申請書の作成・申請代理業務を行うことができる国家資格です。中には独占業務という、司法書士だけしか行うことができない業務も存在しています

司法書士の仕事範囲を挙げてみると、「登記」や「成年後見」、「相続」、「債権整理」、「裁判」など、その守備範囲はとても広いです。さらに、「不動産」や「外国人の帰化申請」などもあったりするので、司法書士の仕事がイメージしにくい部分もあるかもしれません。

また、業務は事務的なものだけでなく、法律や不動産のスペシャリストとして、M&Aなどに関する相談に乗ったりすることもあります。

司法書士資格を取るメリットは?

司法書士の資格を取ることはとても難しいですが、それ以上に取得することのメリットがとても大きいため、目指す価値のある資格であると言えるでしょう。

かなりの年収増加が期待できる

平成30年度の厚労省が行った賃金構造基本統計調査を以下に示していますが、高卒の平均年収が423万円であるのに対して、大学または大学院卒男性の平均年収は607万円となっており、大卒と高卒では平均年収に大きく差があるのが現状です。

最終学歴 平均月給 平均年収
中卒 280,600円 3,805,900円
高卒 296,900円 4,236,500円
高専・短大卒 302,000円 4,399,400円
大学・大学院卒 398,900円 6,077,700円

一方で、2012年司法書士白書によれば司法書士の平均年収は877万円であるので、大学・大学院の平均年収よりもさらに高くなっております。そのため、司法書士を取得することで、大幅な年収アップが見込めることになります。

就職・転職先の候補が増える

司法書士の資格を取得することによって、就職先や転職先の候補を増やすことができます。その中には、士業の事務所や企業の法務部といった、資格無しで勝ち取ることは難しいような新しい就職先の可能性を手に入れることもできます

また、就職や転職の際に、これまでは企業側に「高卒」や「中卒」という学歴をメインで見られてしまっていたのが、「司法書士」という資格を取得することで、以降は資格に注目してもらえるようになります。

このように、司法書士であれば学歴のデメリットを打ち消すのみならず、部署によっては就職や転職で大卒以上に有利になる場合もあると言えます。

独立後は誰も学歴を気にしない

これまで述べてきましたとおり、司法書士という資格は学歴の制限がなく、誰でも目指すことができる資格です。

この学歴不問の考え方は、資格取得後も変わりありません。すなわち、司法書士として独立した後も、学歴で判断されることはなく、実力がものをいう実力主義の世界であるということです。

そのため、言い訳ができない厳しい世界ではありますが、一方で、自分の裁量の中で、のびのびと自由に働くことができる環境であるとも言えます。

また、司法書士の仕事は顧客から頼りにされる、大変やりがいのあるものですので、社会的に尊敬を集める存在になることもできます。

高卒でも司法書士に合格できるの?

試験に合格しているイメージの画像 司法書士の合格率は毎年4%前後で推移しており、この数字は国家資格の中でもかなり難しい部類に入ります。まさに難関資格の1つと言えるのではないでしょうか。

そのため、合格率を見て「そんな難しい試験に高卒で挑戦するなんて無謀な気がする…」と尻込みしてしまう人もいるかもしれません。

しかしながら、実際には高卒で合格されている方も存在している試験であり、学歴問わずチャレンジできる試験となっています。

高卒だと知識不足で不利になる?

高卒と大卒を比べると、どうしても高卒の方が知識面で不利な気がしますが、実際のところはどうでしょうか?

司法書士の試験で登場する法律の知識というものは、大学の法学部出身者でない限りは、学校で学ばない内容がほとんどを占めています。

そのため、法学部などで法律を学んでいた人は多少有利にはなるものの、受験生全体に占める法学部出身の割合は多くはなく、そのほかの受験生については、ほぼ法律初学者であると言っても過言ではありません

つまり、学歴によって事前知識に差はほとんど付いていることはなく、スタートラインは同じであると言えます。

実際に、高卒の方で司法書士として活躍されている方もたくさんいますので、高卒、あるいは中卒の人が事前知識で他の受験生の方よりも不利になるということは基本的には無いと言って差し支えないでしょう。

学歴が高い方が合格率が高い?

「学歴が高い方が合格率も高い」

このことは感覚的には何となく正しいように聞こえますが、実際のところはどうなのでしょうか?

前提として、大学の偏差値と司法書士試験合格率との相関関係を示したデータは現状存在しません。そのため学歴が高いからといって本当に合格しやすくなるのかはについては、明確でないというのが実情です。

一方で、司法書士試験の受験者の8割が30代以上の人であり、大学入試を受けた頃とは全くバックグラウンドが異なっています

このような点からも、10年以上前の大学入試時の結果と司法書士試験の結果との相関関係については、かなり小さくなっていると言えます。

以上のことから、学歴が高いからといって司法書士の合格率も高いとは断言できません。裏を返せば、高卒の人であっても、十分チャンスがあると言えるでしょう。

高卒の司法書士受験生がやりがちな失敗

学歴によって合格率は大きく左右されないと解説しましたが、それでも、高卒の人が陥りやすい失敗というものがあります。

以下、考えられる事象とその対策を紹介していきます。

継続できずに途中で投げ出してしまう

1点目は、継続できずに途中で投げ出してしまうということです。

勉強しているうちにわからないことに直面することや、思うように点数が伸びないといったことは、勉強していれば誰にでもあることです。こうした場合に、「自分は高卒だから」といって自信を失ってしまい、勉強を辞めてしまう人も多いのです

これまで述べてきましたとおり、司法書士試験というものは基本的には学歴は全く関係ない試験ですので、高卒・中卒であることを不利な条件だと思う必要はありません。

それよりも、コツコツと勉強を継続することが何より大切だということを心に銘じておくべきでしょう。

自己流の勉強法を強行してしまう

2点目は、自己流・我流の勉強法を強行してしまうということです。

試験勉強に慣れていない人の場合、どのように進めてよいか分からず、誰からもアドバイスを受けずに、自己流の勉強法で勉強を進めてしまいがちな傾向にあります

また、自分では何が良くて何が悪いのかということに気づきにくいため、いつまでも改善できずに効果を上げることができないことになります。その結果として、非効率な勉強をし続けることになり、何年も不合格になり続けることも珍しくありません。

これを克服するためには、予備校または通信講座を受講するなどして、効果的な勉強法を他人から学ぶ必要があるでしょう。

高卒から司法書士を目指す方のおすすめ勉強法

お勧めのテキストを持っているイメージの画像 司法書士を目指す際の勉強法としては、「独学」「通学制の予備校に通う」「通信講座を利用する」という3種類の手法があります。

ただし、高卒の人が司法書士を目指す場合、独学でのチャレンジはデメリットが多いことは留意しておく必要があります。

独学で目指す場合のおすすめテキストは?

高卒の人が独学で学習を進める場合、大学などで法律知識を学んでいたという人はいないという前提に立つため、教材は法律初学者でも学びやすいものが良いでしょう。

それでは、どこのテキストが独学にはおすすめなのでしょうか?

司法書士試験の独学用テキストでは、「オートマ」シリーズのものが大変おすすめな教材です。

解説が丁寧であるため、初めて法律に触れる人にとってもとっつきやすい構成となっている上に、シリーズ一式を揃えることで合格に必要な一通りの内容を学び尽くすことができるという点も魅力的です。

独学合格は茨の道

仮に、大学卒以上と高卒とで相違点があるとするならば、それは勉強のコツを掴んでいるかどうかという点ではないでしょうか。学歴が高い人たちの方が、大学受験などを経ている分、コツを掴んでいる可能性が高いと言えます。

この差を埋めるためには、独学ではなく予備校や通信講座を利用してプロの指導を受けるのが最善・最短の道であると言えます。実際に、独学でチャレンジして失敗した人が、翌年度は通信講座等を利用して無事に合格したという話は、いたるところで聞かれています。

独学で何年も不合格になり続けていては、その間に訪れる就職や転職、独立機会といったチャンスを逃すことになってしまいます。結局のところ、それでは仮に合格したとしても、司法書士を取得することによるメリットを十分に享受できなくなる恐れがあります。

つまり、当たり前に聞こえるかもしれませんが、最初から効率の良い勉強法を選択して一発合格するのが一番であると言えるでしょう。

おすすめは通信講座

司法書士の予備校を選ぼうといざ学校探しを始めてみたものの、講座費用が高くなかなか踏み出せないという方も多いかと思います。また、決まった時間に通学するのが難しいという方もいらっしゃるでしょう。

そういった方におすすめなのが、スタディングの司法書士通信講座です。

スタディングではスマホでテキストを読むことから講義動画の視聴・確認んテストまで可能なので、忙しい方でも隙間時間に学習できますし、何より講座費用が圧倒的に安いです。

予備校の講義を受講しようとすると50万円前後の費用が必要になりますが、スタディングであれば92,000円という破格の安さで受講することができます

効率よく確かな法律知識を身に付けたい方は、ぜひスタディングを有効活用しましょう。

スタディングの公式サイトはこちら

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服役中に勉強して、合格した人も

リスタートしようとしている人をイメージした画像 学歴や職歴などに関係なく合格した人の例で、元暴力団組員の人が服役中に司法書士の勉強をし、7回目の受験で合格したというものがあります。

記事の内容を要約すると以下のとおりです。

  • 二十代前半に暴力団の組員になる。組長のボディーガード等を経験し、刑務所にも三回服役した。組員脱退後も再度事件を起こし4度目の服役。40歳を目前にして、刑務所の中で自分を見つめ直す。

  • 最終学歴は中学卒。「この時間をマイナスに使いたくない」と資格取得を決意した。学歴や年齢に関係なく、前科があっても受験できる司法書士を目指し、見事合格を果たした。

参考:刑務所で隠れて勉強 司法書士に 元組員、挑戦7回で合格(東京新聞2020年1月21日夕刊)

この人も最終学歴は中卒ですが、あきらめなければきっと合格できるということを体現した人と言えるでしょう。是非、今後の励みにしていただければと思います。

司法書士は高卒でも合格できるか?のまとめ

司法書士は高卒でも合格できるか?のまとめ
  • 司法書士試験に受験資格は存在しないため、学歴などに関係なく誰でも受験することが可能である。
  • 学歴に関係なく、司法書士の資格取得で大幅な年収アップが見込める。
  • 大卒・高卒などの学歴で合格率に有意な差はない。
  • 独学で合格するのは極めて難しいので、通信講座や予備校などの活用による効率的な勉強を。

今回は、司法書士の受験資格や学歴、さらには試験結果との関係について、様々な観点から紹介してきました。

司法書士という資格は、学歴関係なく挑戦することができ、合格後も自分の実力一本で道を切り開いていくことができます。まさに全員に平等に与えられた逆転のチャンスと言えるでしょう。

今回の記事が、司法書士の資格取得を目指している人にとって、今後検討する上での参考情報の1つになれば幸いです。

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