登録販売者の仕事内容は?主な職場や合格率等の難易度・資格の需要まで徹底解説!
「登録販売者に興味はあるけど、どのような仕事をするのか」
そのような疑問を感じている人も、いるのではないでしょうか。
この記事では、登録販売者の仕事内容や主な職場・合格率等の難易度・資格の需要まで解説してきます。
具体的な仕事の内容が把握出来れば、試験勉強もしやすくなるでしょう。
登録販売者の仕事内容についてざっくり説明すると
- 仕事内容は、第二類・第三類医薬品の販売
- 主な勤務先は、ドラッグストア・薬局
- 独立開業は可能
登録販売者の主な仕事内容
あなたが興味を持っている登録販売者は、人気のある資格の1つです。試験に合格後、登録販売者として働きたいと考えている人は多くいるでしょう。日々勉強を積み重ねて合格した人にとって、資格を活かしたいはずです。
ところで、登録販売者の仕事内容についてどれぐらい知っているでしょうか。試験勉強では、多くの専門用語や文章を覚えてきたはずです。実際、働く際にどう活かす事が出来るのか、気になりますね。
ここでは登録販売者の仕事内容について、紹介してきます。働く前では、イメージ付きにくい部分があるでしょう。より具体的に仕事内容を把握する事で、試験勉強中のモチベーションや合格後の就活に良い影響を与えます。
仕事内容は医薬品の販売
人気資格の登録販売者は、国家資格ではなく公的資格になります。仕事内容は第二類・第三類医薬品の販売で、お客さんの薬や健康に関する相談に乗る事です。1人1人のお客さんの体調に応じてアドバイスをする大事な仕事になります。
また、職場によってはこの業務以外の事もするでしょう。具体的な職場については、次の項目で紹介していきますね。
登録販売者の主な職場はドラッグストアや薬局
登録販売者の主な仕事内容については、上記で把握出来たでしょう。続いて、具体的な職場を説明していきます。第二類・第三類医薬品の販売やお客さんの相談を受けますが、どこの職場で働くのか知りたいですね。
実は、主な職場としてはドラッグストアや薬局になります。ドラッグストアでも医薬品を扱うようになり、登録販売者の需要が増えています。しかし、医薬品以外の商品もあるため、登録販売者以外の業務も多くあるでしょう。
また、お薬をメインで扱う薬局でも登録販売者が求められています。他にも働ける職場はいくつもありますので、1つずつ紹介していきます。様々な生活スタイルに合った職場があるでしょう。
ドラッグストアでの求人は特に多い
最も多い就職先として、ドラッグストアが挙げられます。雇用形態も正社員だけではなくパート・アルバイトなどがあり、人それぞれの生活に合わせて選ぶ事が可能です。
また、仕事内容は医薬品の販売やお客さんの相談以外にも、品出し・陳列・レジ打ち・在庫管理・発注などの多岐にわたります。医薬品以外の健康食品・日用品・化粧品など商品も扱うため、柔軟に対応する事が必要です。
幅広い商品や業務を覚えるため、慣れるまではかなり大変でしょう。懸命に業務を行っていけば、自然と覚えていけます。医薬品以外の業務でも、お客さんに役に立てる仕事が出来るでしょう。
調剤薬局での仕事もできる
調剤薬局は薬剤師が働いている職場とイメージが強いですが、登録販売者でも働けます。仕事内容は一般医薬品の販売だけではなく、処方箋受付・調剤補助・レジ打ち・窓口業務・レセプト入力などの業務があるのです。
業務の上でパソコンを使うため、ある程度のスキルが必要になってきます。パソコン操作が苦手な人でも練習すれば、使う事は可能です。苦手意識は持たずに、積極的に挑戦してスキルアップをしてみましょう。
また、ドラッグストアに比べて調剤薬局は閉店時間が早くなっており、土・日・祝日も休みの事が多くなっています。平日に働きたい人には、おすすめの職場です。
コンビニエンスストアでの業務もある
以前は、医薬品をコンビニで買う事は出来ませんでした。ところが法改正でコンビニでも医薬品を買えるようになり、必然的に登録販売者の求人も増えています。
全てのコンビニで医薬品を買えるわけではありませんが、場所によっては取り扱っている店舗があります。医薬品の第二類・第三類を販売する事が出来る登録販売者の存在は、とても大事です。
医薬品の販売や相談以外の業務も行うため、覚える事が多々あります。コンビニの業務は多岐にわたるので、焦らずに覚えていくと良いでしょう。大変な部分もありますが、お客さんに喜んでもらえる仕事ですね。
その他の職場でも活躍できる
上記に紹介してきたドラッグストア・調剤薬局・コンビニ以外にも登録販売者が、活躍出来る職場があります。日頃、私達が生活している身近にも多くあるのです。
いくつか例を挙げると、スーパーマーケット・ホームセンター・ディスカウントショップ・家電量販店・接骨院などの場所で働く事が出来ます。一見、関係がないように思う場所でも医薬品の販売が行われているのです。
様々な会社で登録販売者の需要が高まっており、生活スタイルによって働く場所を選びましょう。小売業で働く機会が多くなっていますが、医薬品の販売以外の業務もある事を忘れないようにして下さい。
登録販売者の一日
様々な職場で登録販売者が求められているのが、分かりましたね。一体、どのような働き方をしているのか、気になってくるでしょう。ここでは、ドラッグストアで働く登録販売者の一日を紹介していきます。
一日の流れは、以下のようになります。
時刻 | 仕事内容 |
---|---|
8:50 | 出社 |
9:00 | レジ準備・商品を並べる・朝礼 |
10:00 | 開店・医薬品の説明等接客 |
12:00 | 休憩 |
13:00 | 日用品等の発注 |
14:00 | 在庫管理・接客等 |
17:00 | 入れ替わりスタッフへのシフトの交代・業務終了 |
※あくまでも、一例として挙げたものです。
医薬品からの販売・相談から、日用雑貨の発注など、一日の業務は多岐にわたりますね。
就職・転職先の探し方
登録販売者の求人の探し方は、一般の求人サイトや専用の求人サイトになります。比較的求人が多いので、検索する様々な求人情報が見られるでしょう。1つ1つ求人をチェックしながら、自分に合った状況を見つけましょう。
また、求人サイトだけではなく各店舗ごと募集の張り紙をしているところもあります。その際は、店舗の従業員に直接訪ねてみるのも良いです。
資格を活かせば仕事がないという心配は小さい
ここまで登録販売者の仕事内容や就職先について、説明してきました。登録販売者は医薬品の第二類・第三類の販売や相談を行います。お客さんと会話をしながらアドバイスをする大事な仕事です。
また、働く場所によっては、その業務以外も担当する事もあるでしょう。医薬品が以外の商品の発注や接客・陳列・レジ打ちなど多岐にわたります。
様々な職場で登録販売者が求められていますが、上記以外でも活かせる場はあるのです。
他の分野でも活躍が出来る登録販売者は、幅広いジャンルから必要とされています。更に、詳しく登録販売者が活かせる事を説明していきましょう。
製薬会社の営業職への就職・転職でも有利
医薬品の知識を持つ登録販売者は、自社の医薬品の売り込む製薬会社の営業職としても活躍が出来ます。得意である医薬品の知識を存分に発揮する事が可能です。
登録販売者の資格を持っていると専門的な知識がある事が証明されるため、製薬会社の就職や転職に有利になります。知識を活かせる事は、自分にとっても大きなプラスです。
製薬会社に就職や転職を希望している人は、登録販売者の資格を目指しても良いでしょう。学んだ事を仕事に直接活かす事が可能です。
介護サービス業での仕事の需要もある
介護の仕事を行う人で登録販売者の資格を持っている事は、業務に大きな影響を与えます。それは介護をしながら、医薬品や健康に関する相談が出来る事で、ケアの質が向上する事です。
業務を行いながら一人ずつと会話をして、医薬品や健康に関するアドバイスが出来る事は、登録販売者の資格を持っている人の特権です。しっかりとした知識を持っており、的確なアドバイスが出来ますね。
介護職に大きなプラスになる登録販売者は、介護サービス業で需要が増しているでしょう。積極的に介護職を目指しても、良いですね。
医薬品通信販売業という選択肢もある
登録販売者は医薬品の販売のみならず、お客さんに医薬品・健康に関する相談を受けてアドバイスが出来ます。人それぞれ健康に関する悩みも違っており、お客さんの話を聞きながら的確な情報を提供が可能です。
知識を活かして、医薬品通信販売業という選択もあります。通常の対面式の接客とは違うスタイルで、お客さんにアドバイスがするのです。
エステサロンでも活躍できる
実は、エステサロンで活躍する事が出来ます。意外なジャンルと感じた人もいたでしょう。エステサロンでは、健康に関する知識を活かして肌や髪に関するアドバイスが可能です。
肌や髪に悩みを抱えているお客さんにいるので、登録販売者の資格を活かせますね。お客さんも安心して、色々な相談をしようと思ってくれるでしょう。
独立開業は可能?
医薬品の知識を持つと登録販売者は、様々な職場で活躍が期待されています。ドラッグストアや調剤薬局などで、知識を活かす事が可能です。お客さんの健康に関する相談も受けて、多くの人から頼られる仕事ですね。
国家資格ではなく公的資格の登録販売者ですが、独立開業する事は可能でしょうか。専門的な知識を持ち、相談やアドバイスが出来る仕事なので独立出来るのか、気になりますね。
独立開業が出来るのであれば、どのような方法があるのか紹介していきましょう。すで資格を習得している人やこれから取得を目指している人に参考になるはずです。
店舗開業
登録販売者の資格を持っている事で、独立開業は可能です。例えば、ドラッグストアなどの店舗の開業が出来るようになります。ただ、登録販売者として1人で売り場に立つためには実務経験が2年間ほど必要です。
しっかりと2年間の実務経験を積み、一人前になれるようにしていきましょう。
また、自治体に店舗販売業許可の申請を行わなければなりません。申請が通って認められれば、お店を開く事が出来ます。経験を積んで自らのお店を持つ事も1つの選択です。
フランチャイズ
続いての独立する手段としては、フランチャイズがあります。自らのお店を開くのではなく、フランチャイズとして大手のブランドを使えるのは安心感があるでしょう。知名度のあるブランドだと、集客もしやすくなります。
また、フランチャイズだと大手の会社の研修に参加が出来たり、直接指導を受けられるメリットがあります。しっかりとしたマニュアルなども提供してもらえるため、自らが準備しなくても良いです。
極力負担を減らした上で新たな仕事を臨める環境は、有難い事です。
医薬品のネット販売
実際に店舗を構えた上で、インターネットを使った医薬品の販売する方法もあります。しかし、店舗を持つ・インターネット以外に相談が出来る事・ホームページに店舗の写真を載せるなどの条件を満たさなければなりません。
様々な条件をクリアする必要があるため、1つずつ解決していきましょう。実店舗とインターネットを上手く噛み合わせれば、お客さんのニーズに合った接客システムが確立出来ます。
インターネットのみならず、実店舗でもしっかり対応してもらえるとお客さんも安心しますね。
会社や家庭などに直接販売
上記では、店舗を持った状態でネット販売を紹介しました。次に店舗を持たないで、開業する方法を説明していきましょう。実店舗を持たなくても、医薬品を販売する事は可能です。
その方法としては、自らが直接会社や個人宅を訪ねて医薬品の販売を行う事です。そして、薬を置いてもらい使った薬の分の集金をします。訪問した際には、薬を補充する必要もあります。
直接販売をする方法は、自治体に配置販売許可を申請が必要です。手続きに不備がないように、気をつけましょう。
登録販売者になるにはどうすればいい?
登録販売者の資格に興味を持っている人は、どのような仕事なのか把握出来たでしょう。資格を習得する事で様々な働く場所があり、生活スタイルに合わせた働き方が出来ます。
それでは登録販売者になるためには、どうすれば良いのか詳しく説明していきましょう。どれくらいの難易度になっており、合格率はどうなっているのか気になりますね。
また、都道府県別の合格率や過去の合格率についても確認しましょう。自分が受ける都道府県の数値も知っておく必要があります。
これから登録販売者の試験の合格を目指す人は、しっかりと状況を把握して試験に向けて計画を立てていきましょう。
試験に合格する必要がある
まず、登録販売者になるためには年1回各都道府県で行われる試験に合格して、各都道府県に登録する事です。受験資格は無く、誰でも受験する事が可能になっています。
合格率は都道府県ごとに異なっており、近年の合格率の高い都道府県で受験する事をおすすめします。下記に表で数値についてはまとめているので、参考にして下さい。
都道府県別の合格率
過去の登録販売者試験の実施状況等は、以下のようになっています。
都道府県 | 受験者数(人) | 合格者数(人) | 合格率(%) |
---|---|---|---|
北海道 | 1,937人 | 1,136人 | 58.6% |
青森県 | 655人 | 326人 | 49.8% |
岩手県 | 589人 | 298人 | 50.6% |
宮城県 | 1,106人 | 626人 | 56.6% |
秋田県 | 439人 | 215人 | 49.0% |
山形県 | 502人 | 265人 | 52.8% |
福島県 | 1,826人 | 867人 | 47.5% |
茨城県 | 1,813人 | 676人 | 37.3% |
栃木県 | 1,213人 | 432人 | 35.6% |
群馬県 | 1,354人 | 487人 | 36.0% |
埼玉県 | 3,222人 | 1,035人 | 32.1% |
千葉県 | 2,662人 | 945人 | 36.0% |
東京都 | 5,001人 | 1,769人 | 35.4% |
神奈川県 | 3,442人 | 1,357人 | 39.4% |
新潟県 | 989人 | 413人 | 41.8% |
山梨県 | 382人 | 142人 | 37.2% |
長野県 | 925人 | 347人 | 37.5% |
富山県 | 806人 | 286人 | 35.5% |
石川県 | 838人 | 290人 | 34.6% |
福井県 | 915人 | 178人 | 19.5% |
岐阜県 | 1,280人 | 476人 | 37.2% |
静岡県 | 2,240人 | 1,061人 | 47.4% |
愛知県 | 2,789人 | 1,170人 | 42.0% |
三重県 | 930人 | 411人 | 44.2% |
滋賀県 | 1,000人 | 293人 | 29.3% |
京都府 | 1,992人 | 768人 | 38.6% |
大阪府 | 5,012人 | 2,425人 | 48.4% |
兵庫県 | 3,504人 | 1,268人 | 36.2% |
奈良県 | 1,121人 | 466人 | 41.6% |
和歌山県 | 645人 | 199人 | 30.9% |
鳥取県 | 249人 | 71人 | 28.5% |
島根県 | 265人 | 81人 | 30.6% |
岡山県 | 1,204人 | 342人 | 28.4% |
広島県 | 899人 | 309人 | 34.4% |
山口県 | 834人 | 255人 | 30.6% |
徳島県 | 354人 | 115人 | 32.5% |
香川県 | 483人 | 187人 | 38.7% |
愛媛県 | 517人 | 186人 | 36.0% |
高知県 | 320人 | 111人 | 34.7% |
福岡県 | 4,425人 | 2,330人 | 52.7% |
佐賀県 | 775人 | 378人 | 48.8% |
長崎県 | 524人 | 291人 | 55.5% |
熊本県 | 791人 | 451人 | 57.0% |
大分県 | 609人 | 311人 | 51.1% |
宮崎県 | 471人 | 217人 | 46.1% |
鹿児島県 | 915人 | 402人 | 43.9% |
沖縄県 | 776人 | 358人 | 41.3% |
上記は、平成30年度試験の都道府県ごとのデータになります。
受験者数・合格者・合格率は都道府県によって、大きく変わってくるのが分かりますね。
合格率に関しては、最も低いところは19%台・最も高いところは58%台と40%も差があるのです。
近年の全国平均合格率
以下は、2013年から2021年の全国平均合格率です。
実施年 | 受験者数(人) | 合格者数(人) | 合格率(%) |
---|---|---|---|
2021年 | 61,070人 | 30,082人 | 49.3% |
2020年 | 52,960人 | 21,952人 | 41.5% |
2019年 | 65,288人 | 28,328人 | 43.4% |
2018年 | 65,436人 | 26,996人 | 41.3% |
2017年 | 61,126人 | 26,606人 | 43.5% |
2016年 | 53,346人 | 23,321人 | 43.7% |
2015年 | 49,864人 | 22,901人 | 45.9% |
2014年 | 31,362人 | 13,627人 | 43.5% |
2013年 | 28,527人 | 13,381人 | 46.9% |
毎年の合格率は40%台を推移しております。近年では2018年が41.3%となっていますが、2019年には43.3%まで上昇しています。
平均合格率は約40%という難易度
登録販売者の全国の平均の合格率は43.9%です。試験問題や合格ラインは都道府県によって異なるため、都道府県によって合格率に違いがあります。表で数値を比べてみて、初めて気付くでしょう。
都道府県ごとの合格率は40%近いほどの差があり、驚いた人もいたはずです。毎年の全国合格率は平均的な数値になっています。受験する都道府県によって、合格は大きく変わってくるでしょう。
全国の平均合格率40%と決して難易度は、高くないです。他の国家試験の方が難易度は高くなっています。合格率の高い都道府県で受験する事も検討しましょう。
登録販売者になるのは難しい?
受験者は全国の平均合格率を見ると、そこまで低くないと感じた人も多いでしょう。10人中4人が合格するようになっており、しっかりと勉強を積み重ねれば合格は可能です。
しかし、都道府県ごとで合格率は大きく差が出ている事を知り、不安に感じたでしょう。ここまで差があるとは、調べてみないと知る事は出来なかったはずです。また、合格基準も差があるので、不安は募るばかりですね。
果たして、登録販売者の試験は難しいのかどうか検証していきましょう。この部分を読む事で不安は、だいぶ解消されるはずです。合格基準についても、細かく解説していきます。
合格基準は全体で70%の正解
この試験の合格基準は総出題数に対して、正解率70%以上です。また、各試験項目の正答率が35~40%以上である事も合格ラインになっています。
これは全体の正解率が70%を超えていたとしても、1つの科目が極端に点数が悪いと不合格になってしまうという事です。正答率の35~40%の基準は、都道府県によって異なります。
試験は、マークシート形式で120問中84問以上の正解が必要です。項目は5つに分かれており、ボーダーラインが各都道府県によって異なってきます。また、合格基準については試験後に公表されますので確認しましょう。
試験日は都道府県ごとに異なる
続いて、試験問題や試験日程に関しては各都道府県によって異なります。また、試験は複数の都道府県で受験が可能です。
もし、受けれるようであれば複数の都道府県を受験しても良いでしょう。都道府県ごとに試験問題が違うため、結果が変わってくる可能性もあります。
2〜3ヶ月の勉強時間が妥当
勉強時間は人それぞれで違ってきますが、一般的な時間は2~3ヶ月が必要です。早い人では1ヶ月程度で合格する人もいるでしょうが、合格点はギリギリになってしまう事もあり得ます。
そのため、未経験の人は2~3ヶ月の勉強時間を確保して合格を目指しましょう。また、暗記が苦手な人は4ヶ月と少し長めに計画を立てておくと良いです。
登録販売者試験への合格の近道は継続
社会人になると試験勉強をする時間も限られてきます。そのため、勉強を継続していく事はとても大事です。勉強を継続していくだけではなく、高いモチベーションを持ち続ける事も重要になってきます。
未経験の人は特に専門用語など慣れないことだらけ、途中で諦めてしまう可能性もあります。最初は大変な事が多いですが、高いモチベーションを持つ事で乗り越えていけるでしょう。
自然と勉強もスムーズになり、頭の中に入ってくる知識も増えてくるはずです。計画的にコツコツと勉強を進めていく事が、登録販売者試験の合格への近道になっています。
登録販売者の基本情報
登録販売者の試験内容や勉強時間が分かって、試験に向けてのイメージがついてきたでしょう。今度は登録販売者の基本情報について、解説していきます。
例えば、登録販売者の年収・楽しさ・大変さ・将来性など知っておきたい情報です。
今後、登録販売者として働いていこうと考えている人には、知るべきことですね。自らが思っていたことと同じなのか、改めて確認する良い機会です。また、全く知らなかった人には登録販売者の現状を把握する機会になります。
仕事をしていく上で専門的な知識を求められるため、大変な部分は多くあるでしょう。一方で楽しさややりがいに感じる事もあります。仕事に就く前に登録販売者はどうなのか、見ていきましょう。
登録販売者の給料は300万円台
まず、登録販売者の給料に関しては職場によって異なりますが、平均年収は330~350万円です。店長クラスになると上がり、400~450万円になります。
この数値をどう感じるかは、人によって違うでしょう。少ないと思う人もいるでしょうが職場によって異なるため、比較すると良いです。
パートやアルバイトの場合は時給が850~1100円です。地域によって最低賃金が変わってきますが、資格を持っているので少し時給が上がっているでしょう。
登録販売者の楽しさ
続いて、登録販売者の楽しさは様々な場面で学んだ知識が活かせる事です。医薬品の知識は、日常生活を送っていく中で非常に重要になります。体調があまり良くない人や使用している薬が合わない人には、アドバイスが出来ます。
お客さんの相談を受けて、アドバイスをする事は人の助けになるのです。接客したお客さんが喜んでくれることは、楽しさの1つですね。
登録販売者の大変さ
反対に登録販売者の大変なところは新しい情報を収集して、勉強し続ける必要がある事です。これは、日々入ってくる新たな商品や情報などを把握しないといけません。
専門的な知識を持っているからこそ、新たな情報もしっかり把握すべきです。正しい知識を持っていないと、お客さんに適切なアドバイスは出来ません。
誤った情報を提供する事は、あってはいけないです。お客さんから信頼される登録販売者になるためには、常に勉強し続ける努力が必要です。
需要は増加するため将来性は高い
近年、セルフメディケーションの推進によって、医薬品がより身近になっています。
そのため、登録販売者の需要も比例して大きくなっているのです。医薬品の第一類に分類されていた一部のものが、第二類・第三類に分類し直されました。
そのため、以前より高度な知識や管理が出来る登録販売者が求められるようになります。第一類に分類されていた医薬品が第二類に分類された事で、登録販売者の質の向上が必須になってくるのです。
今後においても、様々な職場での登録販売者の求人が見込まれてくるでしょう。
登録販売者の仕事に向いている人
現在、登録販売者は質の高さを求められるようになっています。専門的な知識も必要で、どのような人に向いた仕事なのか気になりますね。例えば、強い責任感や思いやりがあるは向いているでしょう。
このジャンルならではの楽しさや大変さがある仕事だと知った人も多いでしょう。登録販売者に向いている人について、解説してきます。
合格後もコツコツと勉強を続けられる人
最初に登録販売者に向いているのは、お客さんに適切な情報を伝える事が出来る人です。
そのためには新しく発売される薬の情報や知識を知る必要があります。お客さんより自分が先に、薬や商品の事を知っておかなければなりません。
登録販売者の試験に合格してからも、勉強を続ける事が必須が必須です。常に新しい情報を学んでいく貪欲さがあれば、次々と薬に関する知識を身に付けられるでしょう。勉強をする事が好きな人は向いている仕事です。
健康に興味がある人
勉強をする事が好きな人が向いている以外にも、健康に関する興味がある事は登録販売者に大事な要素です。お客さんからの質問を受けたり、適切なアドバイスが求められた際、自らの経験も取り入れながら話す事が出来ます。
日頃から健康に気を配り、健康に関する情報を集めていると自然と説得力もあります。他人事ではなく、自分の健康に関心を持っている事はお客さんの信頼にも繋がるでしょう。
何もためにならない薄っぺらい知識では、アドバイスをする事は出来ません。
責任感のある人
専門的な知識が求められる登録販売者は、責任感の強さが求められます。お客さんに医薬品のアドバイスをする事は、相手の体調を左右すると言っても過言ではありません。選択を誤れる事は許されず、責任重大です。
これは仕事に対して、常に真剣に取り組んで自分の決断に自信を持てる責任感がある人が向いています。相手の事を真摯に考えて、適切なアドバイスが出来る事が求められるのです。
最初は戸惑う事もあるでしょうが、経験を積んでいけば必ず自身が出来ます。
思いやりがあり人とコミュニケーションをとるのが好きな人
お客さんの健康の悩みを解決する登録販売者は、相手の会話から症状などを把握して正しい医薬品を勧める仕事です。そのため、知識だけではなく人と円滑に話をしたり、聞き出したりするコミュニケーション能力を必要です。
コミュニケーション能力がある人は、相手の些細な言葉からピンと来るでしょう。しかし、聞き流してしまっては大事な部分を見落としてしまう可能性もあります。
最初は慣れない事やコミュニケーション能力があるか、自信がない人もいるでしょう。でも、相手の事を思いやる気持ちを持っている人なら大丈夫です。徐々に慣れながら自分の能力を磨いていきましょう。
登録販売者の仕事内容についてまとめ
登録販売者の仕事内容についてまとめ
- 専門的なやりがいのある仕事
- 多くの場所で求められる資格
- 今後、需要が高い資格
登録販売者の仕事内容について、詳しく紹介してきました。
仕事内容が分かれば、働く時のギャップもなくなるはずです。
試験に合格後、登録販売者を最大限に活用しましょう。