登録販売者の仕事はきつい?口コミや仕事内容から大変さを徹底考察

更新日時 2020/05/11

登録販売者はきつい仕事?資格は意味ないの?

と疑問をお持ちの方もいるでしょう。

登録販売者の仕事は確か「きつい」「しんどい」と感じる面もあるようですが、需要が高くやりがいのある仕事です。

今回は「登録販売者はきつい・しんどい」という口コミについて、仕事内容から大変さを考察します。

これを読めば、「きつい・しんどい」と言われる登録販売者の魅力が分かるはずです。

「登録販売者はきつい・しんどい」という口コミをざっくり説明すると

  • 人間関係や雇用状況などきつい部分もある
  • 接客業ならではのしんどさも
  • 需要が高く女性向きでやりがいの大きな仕事

登録販売者の仕事内容は?

スマホを見る女性 登録販売者の仕事は一般用医薬品の販売です。

全ての医薬品を販売できるわけではなく、取り扱えるのは第二類医薬品と第三類医薬品だけになります。

ただし、それらの2種類だけで一般用医薬品全体の約9割を占めるため、通常の販売業務を行うのには十分です。

また、お客さんの医薬品に対する質問や相談に応じるのも登録販売者の役割になります。その際は、医薬品の使用や購入に関する適切なアドバイスを行わなければなりません。

登録販売者の主な勤務先は薬局やドラッグストア、スーパーなどであり、実際には上記の業務以外にも仕事は沢山あります。

例えば店内や陳列台の清掃、商品陳列などです。

商品の納品確認や欠品商品の補充をはじめ、発注や棚替え、レジ打ちといった通常業務も大抵の場合は行います。

登録販売者の仕事がきついと言われる理由

窓辺で座る人 登録販売者の仕事は、以下のような理由できついと言われることがあります。

職場の人間関係がうまくいかない

登録販売者の勤務先には、登録販売者以外にも薬剤師や一般の従業員も働いています。雇用形態も正社員やアルバイト・パートなど様々です。

実際の勤務ではそれらの人たちと団結して店舗を運営していかなければなりません

そのため、職場に性格の合わない人などがいると、働く上での精神的ストレスの原因となるでしょう。

また、正社員は数年で異動の可能性がありますが、パートには異動がありません。そのため、正社員よりもパートの方が店舗に精通しているという状況が生まれる場合もあります。

そうした勤務環境に不満を感じることもあるでしょう。

接客業がきつい

登録販売者の仕事は接客業に当たります。

よって、一般用医薬品をはじめとする店舗の商品の魅力をお客さんに分かりやすく伝えることで、売り上げを伸ばす工夫をしなければなりません。

登録販売者試験で問われるのは、あくまで医薬品に関する知識のみです。

そのため、試験の合格者に必ずしも接客業の適性があるとは限りません

また、勤務する職場によっては売り上げのノルマが課されることもあります。その場合は、常に数字に追われながら仕事をしなければいけません。

そうした環境にプレッシャーやストレスを感じやすい人であれば、登録販売者として働くのは苦痛でしょう。

専門知識を活かせない

登録販売者の業務はほとんど立ち仕事です。時には重い商品を運ぶこともあるため、体力的にきつさを感じる人もいるでしょう。

またドラッグストアやスーパーなどでは、一般用医薬品以外にも様々な商品を発売しています。

仕事もレジ打ちや品出しが中心となるため、専門知識を思うように使えないもどかしさもあるでしょう。

特にスタッフが少ない時間帯や慢性的な人手不足の店舗では、専門知識を使わない一般的な業務ばかりになります。

試験勉強で学んだ医薬品に関する専門知識をフル活用して、医薬品販売業務だけに従事したいと思う方には不満に感じる現実でしょう。

薬剤師との差

登録販売者が扱えるのはあくまで第二類医薬品と第三類医薬品だけです。

そのため第一類医薬品の販売や説明には、薬剤師を呼ぶ必要があります

ドラッグストアなどでは、薬剤師は医薬品に関する業務しか行わないため、それを横目に見ながらレジ打ちや品出しをするのは人によっては不服でしょう。

登録販売者でのほとんどの医薬品を扱えますが、実際の業務では扱えない一部がコンプレックスとなるかもしれません

一方で家電量販店やコンビニでは薬剤師がいない店舗も多いため、こうした職場では医薬品の販売業務を独占できます。

雇用条件が良くない

登録販売者の主な勤務先であるドラッグストアやコンビニでは、年中無休や24時間営業の店舗も多いです。そのため、どうしても長時間労働が多くなります。

特に登録販売者は店舗に長時間常駐していなければならない可能性が高いです。

店舗の運営には店舗管理者が必要ですが、登録販売者は人手不足のため、一人にかかる負担が大きくなってしまいます

また人手不足が原因で、サービス残業や急遽の休日出勤、頻繁の転勤なども起こり得ます。

サービス業であるため、土日や祝日に休めないことも多いです。

さらにシフトでは薬剤師が優遇されるこもあり、ここでも待遇差を感じる場合があります。

登録販売者には資格手当が付きますが、パート・アルバイトの場合は、無資格の人の比べて時給に50〜100円の上積みがされる程度です。

正社員へのキャリアアップが難しい

大手企業などでは様々なキャリアの選択肢があります。

しかし、登録販売者の正社員の場合は、キャリアアップといっても店長までのことがほとんどです。

昇格がなければ当然昇給もないわけなので、キャリアの選択肢が狭いということは収入面でデメリットになります。

またパートやアルバイトの場合は、そもそも正社員になるのさえ厳しいというのが現実です。

正社員になりにくいというのは、雇用が安定していないという点でデメリットだと言えます。

独立開業して自分の店舗を経営すれば高収入も可能ですが、いきなり独立することは厳しいでしょう。

常に勉強し続けなければならなくて大変

登録販売者は、お客さんからの質問にいつでも的確に答えられるようにしておかなくてはなりません。

そのためには店舗で販売する医薬品を詳しく理解しておくことが必要です。特に大型の店舗になると商品数が多くなるため、覚えるのが大変になります。

男性向け・女性向けに関わらずあらゆる商品を把握しておかなければならないので、人によっては戸惑うこともあるでしょう。

また医薬品の研究は日々進んでいるため、新薬の次々に入荷されます。そのため資格の取得後も勉強を続け、知識のアップデートを図らなくてはなりません

お客さんに対し医薬品に関する誤った情報を提供してしまうと、健康被害に繋がる可能性もあります。よって常に正確な情報を伝えられるような準備が必要です。

特に第二類医薬品に関しては、質問の有無に関わらず使用上の注意を説明する義務があります。そのため、第二類医薬品の知識は最重要です。

さらに家電量販店などで働く場合、家電などの専門外の知識もある程度把握しておかなくてはいけません。

職場によっては知識を習得するための研修やテストが実施されることもあり、常に勉強を強いられる職業です。

転職という選択肢もある

登録販売者は人手不足ということもあり、需要が高く転職には困らない職業です。

また薬局やドラッグストア以外にも一般用医薬品を販売する現場ならどこでも働けるため、転職先の選択肢も幅広くあります。

ただし、職場に対して高い理想を抱けば抱くほど、転職はしにくくなるでしょう。

先述したように、登録販売者の業務に不満を覚える要因は多様に存在します。

そのため常に職場のあら探しをしてしまうと、どの職場でも不満はそれなりに見つかるでしょう。

ある程度は現実を受け入れて、自分が働けそうな職場を選ぶことが重要です。

登録販売者のやりがいは?

話し込む二人 仕事がきついと言われる登録販売者ですが、その仕事はやりがいに溢れています。

他人の健康に貢献できる

登録販売者という資格ができたことで、調剤業務は薬剤師、販売業務は登録販売者という分業が進んでいます。

そのため登録販売者は、薬剤師よりもお客さんとコミュニケーションを取る機会に恵まれています。

資格を活かして様々な人の健康に貢献できることは大きなやりがいでしょう。

お客さんに感謝されることもあるため、その際は喜びを感じられます。

また資格取得を通して医薬品や健康に関する知識を身に付けることは、仕事以外でも有用です。

例えば身近な人が病気になった場合でも、専門知識を活かして適切な対処ができます

需要が高い

ライフスタイルが多様化する中で、医師の処方箋なしでも購入できる一般用医薬品の需要は高まっています。

そのため、そのほとんどを販売できる登録販売者は、全国の薬局やドラックストアで必要とされる存在です。

また薬局やドラッグストア以外にも、コンビニやスーパー、ホームセンターなど、一般用医薬品を販売する店舗は増えています。

そうした現場においては、薬剤師が不在の場合は登録販売者が販売責任者になるため、やりがいのある仕事と言えるでしょう。

高齢化に伴い医療分野の需要が増加していく中で、一般用医薬品の販売業務も今後成長が見込まれる産業だと言えます。よってその将来性は十分です。

就職や転職が有利

就職や転職の際は、資格があることを大きなアピールになります。

特に登録販売者の場合は、資格がないと単独での販売業務が行えないため、資格がない人よりも優遇されるでしょう。

登録販売者の資格あれば店舗管理者となることもできるため、資格があることで高時給が得られる場合も多いです。

また資格手当も支給されるため、資格がない場合と比べると、お金周りのメリットはかなり大きいと言えます。

今後登録販売者が増加していくにつれ、ドラッグストアなどへの就職には、必須の資格となるでしょう。

転職の際も、資格があることで勤務先の選択肢が広がるため、取得しておけば転職を有利に進められます。

自分で考えた企画が成功した時

登録販売者の資格を取得すれば、一般用医薬品の販売業務で中心的な役割を担うことができます。

販売する医薬品を選んだり、陳列の仕方を自分なりに考案することが可能です。

この際、マーケティングの知識やスキルがあれば、売り上げを伸ばすために活用することができます。

自分なりの工夫や企画がうまくいった時は、大きな達成感を得られるでしょう。

人手不足で責任感のある仕事のため、職場環境など大変なことはありますが、その分やりがいも大きな仕事だと言えます。

さらに登録販売者の資格があれば、店舗開業も可能なので、資格を取ることで業務上の自由度は格段に上がると言えるでしょう。

店舗管理者になった時

一般用医薬品の販売業務では、各店舗に一人店舗管理者が常駐していなければならないというルールがあります。

登録販売者の資格があれば、店舗管理者になることが可能です。その場合、資格手当に加え役職手当も支給されるため、給料アップが期待できます。

店舗管理者は、店舗で働く薬剤師や登録販売者、その他の従業員のリーダーとなるため、仕事のやりがいを感じられるでしょう。

ちなみに店舗管理者になれるのは正規の登録販売者だけなので、直近5年間で2年以上の実務経験が必要です。

第一類医薬品も販売する店舗では、薬剤師が店舗管理者になるのが望ましいとされていますが、登録販売者でもなることができます。

その場合はそうした店舗にて、直近5年間で2年以上の実務経験を積むことが必要です。

女性に優しい

登録販売者の業務は、立ち仕事ではあるものの軽作業が多いため、女性向きの職業だと言えます。

アルバイトは高時給であることが多いため、短時間でもある程度の収入を得ることが可能です。

そのため、子育てや介護などと両立がしやすい職業だと言えるでしょう。

特に子育てや介護に携わる主婦の方であれば、登録販売者の試験勉強を通じて医薬品の知識を身に付けることは有益です。

また、登録販売者の働き口は全国各地に存在します。求人数は非常に安定しているため、夫の転勤などに合わせて柔軟に職場を変えることも可能です。

どんな人が登録販売者に向いている?

ジャンプする女性 以下のような人は登録販売者に向いていると言えるでしょう。

常に医薬品について勉強し続けられる

登録販売者は、一般用医薬品に関する知識を常にアップデートしておかなければいけません。

具体的には新薬が入荷された時や医薬品に関係する法律の改正があった時などに、新しい知識を勉強する必要があります。

そのため、資格取得後も医薬品の勉強を進んで続けられるモチベーションを持った人に向いている資格だと言えるでしょう。

前提として医薬品に関する勉強が好きであることや得意であることが必要です。

登録販売者は実用的な資格ではありますが、医薬品に全く関心のない人には取得は苦痛になるでしょう。

健康について関心がある

登録販売者には、医薬品や健康に関する幅広い知識が必要です。そのため、健康に関心のある人に向いていると言えます。

日頃から自分や他人の健康を気遣える人であれば、店舗に来たお客さんにも親切な対応ができるでしょう。

実際の業務では、お客さんの健康状況や悩みに合わせて、適切な医薬品を紹介しなければなりません。

そのため、健康マニアの人にとっては最適な仕事と言えるでしょう。

薬局やドラッグストア、スーパーなどでは、医薬品以外にも健康食品やサプリメントに触れる機会が多いため、健康好きの人には楽しい職場になるはずです。

責任感が強い

登録販売者の業務にはそれなりの責任感が伴います。

仮に登録販売者が誤った情報を提供してしまうと、お客さんの健康被害に繋がる可能性もあるからです。

そのため、登録販売者は正しい情報を伝えることに責任を持たなければいけません。

その責任感を感じることは、仕事への取り組み方や勉強のモチベーションに好影響を与えるでしょう。

そのことはお客さんから信頼される登録販売者になることに繋がります。

よって、責任感を持って仕事を行える自信のある人におすすめしたい仕事です。

コミュニケーション能力が高い

登録販売者は店頭に立ってお客さんの相手をすることが多いため、コミュニケーション能力が大切になります。

医薬品や健康に関する疑問を持ったお客さんの悩みを引き出し、それに寄り添えるような人間性が必要です。

また登録販売者は薬剤師や他の従業員と共に勤務するため、それらの人たちと協調性を持つためにもコミュニケーションは役に立ちます。

店舗管理者となればそれらの人を指導するような立場になるため、よりその能力は重要です。

コミュニケーション能力がある人が勤務することで、お客さんにとっても従業員にとってもより良い店舗作りが可能です。

登録販売者になるには

ジャンプする二人 登録販売者になるには、試験に合格することが必要条件です。また一人で店頭に立つには、実務経験の規定を満たす必要があります。

登録販売者に必要なことは?

登録販売者の販売業務は接客業なので、最低限のコミュニケーション能力が必要です。

お客さんの質問や相談に対応できないと、業務に支障があるでしょう。

また登録販売者試験に合格するには、医薬品や健康に関する専門的な知識が必要です。

試験勉強でそれらをきちんと身に付けておくことで、スムーズに実務へ入ることができます。

新薬の開発や法改正によって情報は更新されていくため、資格取得後も不断に勉強を続けて知識をアップデートしなければなりません。

よって、一定のコミュニケーション能力と勤勉さが登録販売者には求められます。

資格を取得するには?

登録販売者試験に受験資格はありません。学歴や年齢などを問わず、誰でも受験できます。

試験の難易度自体はそれほど高くありませんが、試験内容は専門的であるのできちんと勉強することが必要です。

勉強内容は登録販売者の実務で役立つ実用的なものなので、勉強が不十分だと勤務で困ることになります。

また、試験では実務経験が不問ですが、正規の登録販売者になるには直近5年間で2年以上の実務経験が必要です。

そのため実務経験なしで試験を受ける場合は、合格後2年間は研修期間になります。

研修中の登録販売者は、薬剤師もしくは正規の登録販売者の管理・指導がなければ、医薬品の販売業務を行えません。

登録販売者の実務経験について

談笑する人たち 正規の登録販売者になるには実務経験が必要となります。

登録販売者は更新制に

2015年の薬事法改正によって、登録販売者試験の受験資格が撤廃され、代わりに直近5年間で2年以上の実務経験が義務付けられました

この規定は全ての登録販売者に適用されます。

つまり現在正規の登録販売者であっても、今後実務経験の条件を満たさなければ、資格の効力は更新されないということです。

これから試験を受けるという場合は、試験前の実務経験と合格後のそれを合算することができます

試験前後の実務経験の合計が2年以上となった時点で、正規の登録販売者として勤務することが可能です。

尚、2014年以前に正規の登録販売者となった者に関しては、2020年3月まで実務経験の規定が適用されないという猶予期間がありました。

現在は全ての登録販売者に、直近5年間で2年以上という実務経験が必須となっています。

「登録販売者はきつい・しんどい」という口コミまとめ

「登録販売者はきつい・しんどい」という口コミまとめ

  • 様々人と関わる職場ならではの大変さ
  • 接客業が苦手な人にはきついかもしれない
  • いつでもどこでも働ける女性におすすめの資格

「登録販売者はきつい・しんどい」という口コミを考察してみました。

登録販売者は、職場の人間関係や雇用条件などで大変さを感じる人もいるようです。

また、接客業が苦手な人にはあまり向いていないと言えます。

しかし、登録販売者の仕事は需要も多く、やりがいも十分なため、決して「意味ない資格」ではありません。

いつでもどこでも働ける資格であるため、女性にもおすすめの資格です。