登録販売者の研修って何するの?外部研修やeラーニング講習会について詳しく紹介!

更新日時 2020/05/11

「登録販売者の研修ってどのようなものなのか?」

「資格を持っていれば必ず受講しなければならないの?」

そのような疑問を持っている人も多いかと思います。

そこで、今回の記事では、登録販売者の研修について、外部研修やeラーニング講習会など、様々な観点から解説していきます。

登録販売者の研修についてざっくり説明すると

  • 厚生労働省のガイドラインを根拠に実施される研修
  • 外部研修eラーニング講習会の2種類がある
  • 登録販売者の業務に従事していなければ必須ではないものの、是非受講すべきである

登録販売者の研修

研修の風景 一般用医薬品販売に関する資格である登録販売者においては、外部研修の受講が義務付けられています。

厚生労働省が2012年に示した登録販売者の資質の向上のための外部研修に関するガイドラインにて実施が義務付けられた制度であり、その理由としては、医薬品を扱う専門職として高度な知識が求められていること、登録販売者としての質を維持する上で不可欠であることなどが挙げられます。

登録販売者の外部研修とはどのようなものであるのか、以下で紹介していきます。

研修では何をするの?

登録販売者の研修では、主に「集合研修」によるものと、「eラーニング」によるものに分かれています。以下、それぞれ解説していきます。

集合研修

「集合研修」は、厚生労働省が定めた登録販売者の資質の向上のための外部研修に関するガイドラインに従って行われる研修であり、以下の7項目の講義を実施します。

  • ①医薬品に共通する特性と基本的な知識
  • ②人体の働きと医薬品
  • ③主な一般用医薬品とその作用
  • ④薬事に関する法規と制度
  • ⑤一般用医薬品の適正使用と安全対策
  • ⑥リスク区分等の変更があった医薬品
  • ⑦その他登録販売者として求められる理念、倫理、関連法規等

いずれも講義形式で動画とテキストを用いて学習することになります。最低6時間の受講が必要で、4単位が与えられることになります。

実施する団体についても、例えばネットパイロティング社など、様々な団体が存在します。

eラーニング

「eラーニング」では、登録販売者として必要な最新の知識を取り入れるという目的に立って、毎月WEB上でテキストを見ながら学習を進めます。その後の受講証明テスト(年四回実施)で満点合格することができれば、受講証明として4単位与えられることになります。

そして、8単位以上取得することで、修了証明書が与えられることになります。

外部研修(継続研修)などはどうして必要なの?

それでは、なぜこのような外部研修(継続研修)が必要となるのでしょうか?一部、繰り返しとなる部分もありますが、その理由としては以下のものが挙げられます。

  • 店舗で働く登録販売者は必ず外部研修を受けることが、厚生労働省により義務付けられているため。

  • 医薬品を正しく安全に使用する知識を身につけるために必要な研修であるため。

  • 新しい知識を身につける必要があるため。

  • 毎年研修に参加し、修了証書を得なければならないため。

研修・講習会の受け方

研修・講習会の受け方はどのようにすれば良いのでしょうか?

これらを受講するにあたっては、研修期間中に事前に申込みを行う必要があります。特に、集合研修は原則的に事前申込みが必須となっており、予約なしでの参加は不可能ではありませんが、確実に受講したいのであれば飛び入り参加は避けるようにしましょう。

また、先に紹介しましたとおり、実施団体はネットパイロティング社などさまざまとなっており、料金についてもまちまちとなっています。おおよそ一回あたり集合研修は2000円前後、eラーニングは1500円前後が相場となっています。

資格を使わない場合も必要?

この外部研修は、登録販売者の資格を使わない場合も必要となるのでしょうか?

結論としましては、登録販売者の資格を取得したものの、登録販売者として働かない場合においては、受講の必要はありません。

しかしながら、医薬品の状況は日々変化を続けていることを考えると、新しく適切な情報を得るために、たとえ現時点においては登録販売者の資格を用いた仕事に就いていなくても、研修自体には参加することをおすすめします。

研修・勉強会の雰囲気

研修・勉強会の雰囲気はどのようなものなのでしょうか?

実施団体によって差はありますが、広い会議室のような場所で開催されることが比較的多いです。また、受講者は20代から50代以上までと、幅広い年齢層の人々が参加しています。

なお、研修・勉強会会場によってはスーツが義務付けられていることもあり、厳かで静かな雰囲気となっていることが多いです。

当日気をつけること

ここでは、外部研修当日に気を付けるべきことについて、以下に記載します。

  • 研修内容には大切な部分も多く含まれています。そのため、重要な情報を聞き逃さないように注意する必要があります。

  • 研修時間は6時間と比較的長丁場であることから、最後まで研修を受講できるように体調管理には十分留意する必要があります。

  • 場所によっては、付近にコンビニなどがない場合もありますので、昼食を持参することも必要となってきます。事前に付近の情報を確認しておくようにしましょう。

そもそも登録販売者とは?

登録販売者についての疑問

登録販売者にできること

登録販売者は、一般医薬品(市販薬)のうち、「第二類医薬品」「第三類医薬品」を販売することが可能です。

「第二類医薬品」とは、まれに入院相当以上の健康被害が生じる可能性がある成分を含む医薬品を指しています。

そして、「第三類医薬品」とは、日常生活に支障をきたすことはないものの、体調不良などが起こるおそれのある成分を含む医薬品のことを指しています。

なお、安全性上特に注意を要する成分を含む「第一類医薬品」は、薬剤師でなければ販売できないことになっています。

また、販売以外にも消費者に対して薬の適切なアドバイスや副作用、効能について説明することも、登録販売者の重要な業務となっています。

需要が高まっている

この登録販売者の資格は、ここ最近需要が高まっている現状にあります。

主な背景としては、2017年に「セルフメディケーション税制」(健康診断を受けている人が予防のために一般用医薬品を購入した場合、特定の医薬品は医療費控除に含めるという制度)が始まったこともあり、一般医薬品の購入が促進されていることがあります。

これに伴い、登録販売者のニーズが高まっており、薬局やドラッグストアなど、就職の場も増加している状況にあります。

登録販売者試験について

登録販売者試験の勉強 ここでは、首都圏を対象に実施される令和2年度登録販売者試験の概要について以下にまとめていますので、参考にしてください。

登録販売者試験は、都道府県によって実施日程が異なりますため、受験予定の地域の試験日程を予め調べておくことをおすすめします。

  • 試験日時:令和2年9月13日(日)午前10時から午後3時30分まで

  • 合格発表日:令和2年10月13日(火)

  • 試験項目及び問題数(多肢選択式)

  • 受験手数料:13,600円

【試験範囲】

①医薬品に共通する特性と基本的な知識:20問

②人体の働きと医薬品:20問

③薬事に関する法規と制度:20問

④主な医薬品とその作用:40問

⑤医薬品の適正使用と安全対策:20問

登録販売者の研修についてのまとめ

登録販売者の研修についてのまとめ

  • 厚生労働省が示したガイドラインに従って実施される研修である。
  • 外部研修とeラーニング講習会とがある。
  • 登録販売者の業務に従事していなければ、研修義務があるわけではないものの、知識の強化・更新という観点においては是非受講すべきである。

今回は、登録販売者の研修について、外部研修やeラーニング講習会など、様々な観点から解説してきましたが、いかがでしょうか。

今回の記事が、登録販売者の資格を既に持っている、あるいはこれから取得を考えている人にとっての参考情報となれば幸いです。