AWS資格試験の難易度はどれくらい?資格取得の価値からおすすめ勉強法まで解説!
「AWS資格試験の難易度ってどのくらい?」
「取得する価値はある?おすすめの勉強法は?」
などと疑問をお持ちの方もいるでしょう。
AWS資格は、Amazonが提供するクラウドコンピューティングサービスであるAWSの知識やスキルを認定する資格試験です。
今回はAWS資格試験の難易度について、資格取得の価値やおすすめの勉強法を含めて解説します。
これを読んで、AWS資格の取得を検討する上での参考にしてください。
AWS資格試験の難易度についてざっくり説明すると
- 試験によって難易度は異なる
- クラウドプラクティショナーは初心者向け
- 実務に有益な知識が習得でき、就職・転職でも役立つ
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そもそもAWS資格とは?
AWS認定は、Amazon Web Service(AWS)というAmazon提供のクラウドコンピューティングサービスに関する専門知識を証明するための資格のことです。
昨今、AWSは多くの企業に導入されており、ビジネスシーンにおけるAWSの知識の必要性も増しています。
そのため、AWSに関する専門的な知識やスキルを効率よく学べ、尚且つそれらの認証が受けられるAWS資格に大きな注目が集まっているのです。
AWS資格の種類は主に3種類
AWS資格には、基礎・アソシエイト・プロフェッショナルという3つのレベルがあります。またそれ以外に「専門知識認定」というのも存在します。各レベルの詳細は以下の通りです。
基礎レベル
6ヶ月程度のAWSの利用経験によって得られるクラウドの基礎知識や業界知識を認定するレベルです。最も易しいレベルなので、AWSの未経験者はまずはこのレベルから挑戦するのが良いでしょう。
なお、基礎レベルの資格は、AWS 認定クラウドプラクティショナーだけです。
アソシエイトレベル
1年程度のAWSクラウドの利用経験がある者を対象に、AWSを活用した問題解決能力を評価するレベルです。
AWSの実務経験がなくとも取得は可能ですが、AWSに関する基礎知識は必須なので、クラウドプラクティショナーの資格やそれを準する知識・スキルを持った状態で受験するのが良いでしょう。
なお、アソシエイトレベルには以下3つに資格があります。
- AWS 認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト
- AWS 認定デベロッパー-アソシエイト
- AWS 認定SysOpsアドミニストレーター-アソシエイト
プロフェッショナルレベル
2年間程度のAWSの利用経験によって得られるような、AWSクラウドを活用したソリューションの設計から運用、トラブルシューティングに至るまでの包括的なスキルを認定するレベルです。
AWS資格の中で最も難しいレベルであり、試験問題の量も多いので、膨大な問題を処理できるだけの読解力がある人や、AWSを用いた開発経験・管理経験がある方などにおすすめできます。
なお、プロフェッショナルレベルの資格は以下の2種類です。
- AWS 認定ソリューションアーキテクト-プロフェッショナル
- AWS 認定 DevOps エンジニア-プロフェッショナル
専門知識が問われる分野も存在
専門知識認定では、各種の専門的な技術分野におけるAWSクラウドの経験が認証されます。
特定の専門分野での就職・転職を有利に進めたい方や実務でのスキルをブラッシュアップしたいという方におすすめです。
ちなみにAWSの専門知識認定には、以下の6種類の資格が存在します。
- AWS 認定アドバンスネットワーキング-専門知識
- AWS 認定データアナリティクス-専門知識
- AWS 認定セキュリティ-専門知識
- AWS 認定機械学習-専門知識
- AWS 認定Alexaスキルビルダー-専門知識
- AWS 認定データベース-専門知識
AWS資格の難易度はコースによって大きく変化
AWS資格では幅広い実力やニーズに対応する様々なコース・資格が用意されており、難易度はそれぞれによって異なります。
基本的には上記で解説した基礎・アソシエイト・プロフェッショナルの順番に難易度が高くなると考えて良いでしょう。
また専門知識認定ではそれぞれの分野における深い知識が問われるため、難易度は高いです。
以下ではそれぞれのコース・資格の難易度について詳しく解説します。
基礎コース
先述した通り、基礎コース(レベル)の資格は、クラウドプラクティショナー1種類だけです。
クラウドプラクティショナー
クラウドプラクティショナーの出題分野は以下の4つです。
- クラウドの概念
- セキュリティ
- テクノロジー
- 請求と料金
クラウドプラクティショナーはAWS認定における入門編なので、難易度としてはこれからAWSを学びたいという初心者でも対策次第では十分合格できるというレベルになります。
クラウドプラクティショナー試験の詳細は下記の記事をチェックしてみてください。
アソシエイトコース
アソシエイトコースに含まれる3つの資格の難易度はそれぞれ以下の通りです。
ソリューションアーキテクト
ソリューションアーキテクト-アソシエイトは、クラウド環境の構築・設計に携わる技術者に必要な中級レベルの知識が問われる試験です。出題分野は以下の4つになります。
- レジリエントアーキテクチャの設計
- 高パフォーマンスアーキテクチャの設計」
- セキュアなアプリケーションとアーキテクチャの設計
- コスト最適化アーキテクチャの設計
この試験ではAWSサービスの基本理解やネットワーク・クラウドの知識があるということが前提で出題がなされるため、AWS初心者では合格は難しいでしょう。幅広い知識が問われるため、難易度は比較的高いです。
よって、クラウドプラクティショナーを取得できる程度の知識や経験があるという人に受験をおすすめします。
ソリューションアーキテクトアソシエイト試験の詳細は下記の記事をチェックしてみてください。
SysOpsアドミニストレーター
SysOpsアドミニストレーターは、AWSを用いたシステムの開発・管理・運用の担当者を対象にした試験です。以下の分野に関する知識が問われます。
- モニタリングとレポート
- 高可用性
- 展開とプロビジョニング
- ストレージおよびデータの管理
- セキュリティとコンプライアンス
- ネットワーク
- 自動化と最適化
上記のように、システムの運用についての内容が幅広く問われるため、ネットワークやセキュリティの運用に関するスキルを証明したいという方におすすめです。
ソリューションアーキテクト-アソシエイトと出題内容が多分に重複するため、ソリューションアーキテクトの合格者なら比較的対策は容易でしょう。
試験対策の際は、高可用性や自動化、セキュリティなど運用面の知識を特に強化するべきです。
デベロッパー
デベロッパーはAWSベースのアプリケーションの開発・保守に関する知識や技能を証明する資格です。以下の分野に関する出題がなされます。
- 展開
- セキュリティ
- AWSサービスを使用した開発
- リファクタリング
- モニタリングとトラブルシューティング
この試験の対策を通して、コストや拡張性のことも考えたシステム構築を実現するための手法や実装方法などが学べるため、開発者としてのスキルアップ・レベルアップを狙う方におすすめです。
なお、この試験においてもAWSのサービスに関する理解をはじめとする様々な基本知識があることが前提となるため、やはり初心者での合格は難しいでしょう。
ただし、ソリューションアーキテクト-アソシエイトに比べると出題範囲が限定的なので、難易度はそれよりも易しめです。
プロフェッショナルコース
プロフェッショナルコースに含まれる2つの資格の難易度は以下の通りです。
ソリューションアーキテクト
ソリューションアーキテクト-プロフェッショナルは、ソリューションアーキテクト-アソシエイトの上位資格です。試験では以下の範囲から出題がなされます。
- 組織の複雑さに対応する設計
- 新しいソリューションの設計
- 移行の計画
- コスト管理
- 既存のソリューションの継続的な改善
ソリューションアーキテクト-プロフェッショナルは、AWSを活用したシステムやアプリケーションの設計者としてハイレベルな専門知識とスキルを習得したい方におすすめです。
ただし、この試験の難易度はAWS認定では最難関であり、試験問題の量と試験範囲の広さは他の試験の比ではないので、一筋縄ではいかないでしょう。
ソリューションアーキテクトプロフェッショナル試験の内容は下記の記事をチェックしてみてください。
DevOpsエンジニア
DevOpsエンジニアは、SysOpsアドミニストレーターやデベロッパーの上位資格であり、運用の担当者や開発者がレベルアップを目指すのにおすすめです。
試験では以下の範囲から出題がなされます。
- SDLCの自動化
- 構成管理およびInfrastructure as Code
- 監視およびロギング
- ポリシーと標準の自動化
- インシデントおよびイベントへの対応
- 高可用性、フォールトトレランス、およびディザスタリカバリ
ソリューションアーキテクト-プロフェッショナルほどではないものの、こちらも試験問題の量や出題範囲の広さという観点では、比較的難易度が高いと言えるでしょう。
専門知識コース
以下では専門知識認定に含まれる6つの資格の難易度をそれぞれ解説します。
セキュリティ
セキュリティではAWSのワークロードのセキュリティに関する専門知識が問われます。出題分野は以下の通りです。
- インシデント対応
- ログ収集と監視
- インフラストラクチャのセキュリティ
- IDとアクセスの管理
- データ保護
AWS上のセキュリティに関する2年以上の実務経験を有するセキュリティ担当者を対象とする試験なので、セキュリティ業務に関するスキルアップを目指す方におすすめできます。
セキュリティ担当者としての最低2年のAWSに関する経験が前提となっているため、難易度は比較的高いと言えるでしょう。しかし、実務経験を有する者であれば、対策はしやすいはずです。
データアナリティクス
データアナリティクスでは、AWSデータレイクと分析サービスに関する専門知識が問われます。この試験の出題分野は以下の通りです。
- 収集
- 格納およびデータ管理
- 処理
- 分析および可視化
- セキュリティ
なお、この試験は2020年3月までAWS 認定ビッグデータ-専門知識という名称で実施されていました。
AWSサービスに関するビックデータ関連知識は難解とされているので、この試験の難易度は比較的高めです。
しかしその分資格の価値も高いため、データ分析やビッグデータに関するスキルアップを目指す方はぜひ挑戦してみましょう。
高度なネットワーキング
アドバンスネットワーキングは、複雑なネットワークタスクに関する専門知識を認定する試験です。以下の分野から出題がなされます。
- 大規模なハイブリッドITネットワークアーキテクチャを設計し、実装する
- AWSネットワークを設計し、実装する
- AWSタスクを自動化する
- アプリケーションサービスとネットワークの連携を構成する
- セキュリティとコンプライアンスを設計し、実装する
- ネットワークの管理、最適化、トラブルシューティングを行う
この試験ではその名の通り、高度なネットワーク技術のついての専門知識が問われるため、難易度はどれだけの予備知識や経験があるかによって異なります。
知識や経験がなければかなりの難易度であると言えるでしょう。一方でアーキテクチャの設計・実装に関する実務に携わる方であれば、比較的対策はしやすいはずです。
アーキテクチャの設計・実装に関する5年以上の実務経験に相当するような高度な専門知識を習得・証明したいという方に挑戦をおすすめします。
Alexaスキルビルダー
Alexaスキルビルダーは、Amazon Alexaのスキルの構築やテスト、公開に関わる能力を評価する試験です。以下の範囲から出題がなされます。
- 音声ファーストのデザイン手法および機能
- スキルデザイン
- スキルアーキテクチャ
- スキル作成
- テスト、検証、トラブルシューティング
- 公開、運用、およびライフサイクル管理
この試験はAWSの専門知識認定の中では、比較的易しい部類に入ります。Alexa Skills Kitを用いてAlexaスキルを構築したり、Alexaデベロッパーコンソールを使ったことがある人なら対策がしやすいでしょう。
機械学習
機械学習では、ビジネスにおける問題に対する機械学習ソリューションの設計・実装・デプロイ・維持に関する能力が評価されます。機械学習やディープラーニングの開発者やデータサイエンティストなどが対象者です。
この試験では以下の分野から出題がなされます。
- データエンジニアリング
- 探索的データ解析
- モデリング
- 機械学習の実装と運用
難易度ですが、AWSクラウドを用いたディープラーニングの開発・設計・実行に関する1、2年の経験があれば、比較的対策しやすいというレベルです。
なお、機械学習に関しては今後試験内容のアップデートがなされる可能性もあるため、それに伴って難易度も変動するでしょう。
データベース
データベースは2020年4月に新たに追加された試験です。AWSデータベースサービスの主要機能や各々の違いについての詳しい理解や、それらの提案・設計に関する必須事項及び要件の分析能力が試されます。
この試験の出題分野は以下の通りです。
- ワークロード固有のデータベース設計
- 展開および移行
- 管理および運用
- 監視およびトラブルシューティング
- データベースセキュリティ
なお、受験者にはデータベーステクノロジー分野での5年以上の実務経験が推奨されているため、難易度はかなり高いと言えるでしょう。
AWS資格試験の受験資格
AWS認定では、いずれの資格試験においても受験資格の制限はありません。学歴や実務経験にかかわらず、誰でも受験することができます。
よっていきなりプロフェッショナル認定や専門知識認定に挑戦することも可能です。
ただし、多くの試験ではそれぞれの分野における実務経験が推奨されているため、自分の実力を見極めながら、自らにふさわしい試験を選ぶことが大切になります。
AWS資格試験の難易度を他の側面から解説
ここからはAWS資格の難易度を、合格率や合格基準点、勉強時間などの観点から考えていきましょう。
AWS資格の合格率は公開されていない
AWS資格では、どのレベルの試験においても合格率は公表されていません。そのため、一般的な資格試験のように、合格率から各試験の難易度を推し量ることは不可能です。
しかし、後述のように合格基準は各試験で明確に定められており、それらを満たした者全員が合格になります。
そのため、入試のように受験者同士が競争するという性質の試験ではなく、受験者それぞれの知識の習熟度を評価するということに主眼が置かれている試験です
よって合格率は気にせず、合格基準を突破することを目指して勉強するのが良いでしょう。
AWS資格の合格基準点
AWS資格の合格基準点は以下の通りです。
試験 | 合格基準点 |
---|---|
クラウドプラクティショナー | 1000点満点中700点以上 |
ソリューションアーキテクト-アソシエイト | 1000点満点中720点以上 |
SysOpsアドミニストレーター | 1000点満点中720点以上 |
デベロッパー | 1000点満点中720点以上 |
ソリューションアーキテクト-プロフェッショナル | 75% |
DevOpsエンジニア | 75% |
セキュリティ | 1000点満点中750点以上 |
データアナリティクス | 1000点満点中750点以上 |
高度なネットワーキング | 1000点満点中750点以上 |
Alexaスキルビルダー | 1000点満点中750点以上 |
機械学習 | 1000点満点中750点以上 |
データベース | 1000点満点中750点以上 |
上記より、AWS資格の合格点は全ての試験で7割以上であることがわかります。
比較的高い合格点だと言えるため、Amazonは受験者には基本知識を全て押さえて欲しいと考えているのでしょう。
AWS資格合格までに必要な勉強時間
AWS資格では試験によって難易度が大きく異なるため、合格に必要な勉強も様々です。
例えば、ソリューションアーキテクト-アソシエイトであれば、一般的に50時間以上の勉強時間が必要であると言われています。
なお、自らが受験する試験の勉強時間が知りたい場合は、まずは試験対策用のテキストを購入し、それをどのくらいの時間で終わらせられるかということを目安にするのが良いでしょう。
試験時間の長さは難易度を上げる要因の一つ
AWS資格の各試験の試験時間は以下の通りです。
試験 | 試験時間 |
---|---|
クラウドプラクティショナー | 90分 |
ソリューションアーキテクト-アソシエイト | 130分 |
SysOpsアドミニストレーター | 130分 |
デベロッパー | 130分 |
ソリューションアーキテクト-プロフェッショナル | 170分 |
DevOpsエンジニア | 170分 |
セキュリティ | 170分 |
データアナリティクス | 180分 |
高度なネットワーキング | 170分 |
Alexaスキルビルダー | 170分 |
機械学習 | 170分 |
データベース | 180分 |
上記の通り、クラウドプラクティショナー以外の試験は2〜3時間に及ぶため、集中力を保つだけでも一苦労です。
よって試験に合格するための知識だけでなく、長時間かけて全ての問題を解き切るだけの体力も必要になるため、比較的短時間で終わる資格試験よりも難易度は高いと言えるでしょう。
AWS資格を他の資格と比較するのは困難
そもそもAWS資格は、AWSという特定のサービスに限定した知識の理解度やスキルの習熟度が問われるベンダー資格です。
そのため、試されるのはAWSの使用方法や概念の理解が主であり、それらは一般的に幅広く応用できる知識とは言えないでしょう。
よって、一般的なIT知識や他の製品に関するスキルが問われる資格試験とAWS資格とを単純比較することはできません。
AWS資格は取得した際の価値が大きい
AWS資格は取得するメリットが非常に大きい資格です。
実践で活きるAWSの知識を身につけられる
AWS資格を取得すれば、試験勉強を通じてAWSに関する知識を体系的かつ効率的に習得することができます。これがAWS資格の最大のメリットだと言えるでしょう。
もちろんサービスを使いながら知識やスキルを身に付けていくこともできますが、資格試験なら出題範囲があるため、独学では手が届きにくいところにも意識を配ることが可能です。
AWS資格なら実務に有用な知識を数多く習得することができるので、実務での活躍を望む方にとっては良いでしょう。
他の認定者とコミュニティでの交流が可能
AWS資格を取得すれば、Linkedln内でのAWS認定グローバルコミュニティにアクセスし、他の認定者と交流を持つことができます。
よって人脈が広がるため、より多くの情報やチャンスを得ることができるでしょう。
またAWS資格は国際的な資格なので、海外とのコネクションができる可能性もあります。そのため、グローバルに活躍したいと思っている方にとっては魅力的と言えるでしょう。
就職や転職でのアピール材料になる
AWS資格はAmazon公認の資格なので、資格としての権威性や信頼度は十分です。そのため、取得すればクラウドサービスに関する専門性を有することを多方面にアピールできます。
またデジタルバッチも発行されるため、上手に活用すれば、資格の保有者であることを効果的に強調できるでしょう。
AWS資格を取得すれば、就職や転職での良いアピール材料になったり、社内でもクラウドサービスに関する業務におけて存在感を持つことができるようになるはずです。
情報をアップデートできる
AWS資格にはそれぞれで有効期限が定められており、資格を維持するにはその期限が切れるまでに再度試験に合格しないといけません。
なお、有効期限がある理由は、AWSは常にアップデートされていくので、最新の情報を定期的にキャッチアップしておく必要があるからです。
資格を何度も取り直さないといけないのは大変ですが、実務に有益な知識を学び直す機会が与えられているのは、常に向上を目指す上では良いと言えるでしょう。
AWS資格のおすすめ勉強法
AWS資格の試験対策を行う手段としては、Amazon公式のトレーニングをはじめ、参考書や通信講座など、豊富な選択肢があります。
AWSのノウハウを学べる機会は多いため、様々な方法を有効活用するのが良いでしょう。
Amazon公式のトレーニング受講が基本
AWS資格の公式サイトでは、試験に向けた10〜40分程度のトレーニング動画が公開されているため、基本的にはそれの視聴を中心に学習を進めると良いでしょう。
ただし、多くの動画は英語で作成されているので、日本語字幕で視聴することになります。
またクラスルーム形式の授業もありますが、こちらは開催場所が限定的であるため、試験勉強に活用するのは現実的ではありません。
参考書なら必要な知識を体系的に習得可能
公式のトレーニング動画だけでは、出題範囲を十分に学習し切ることは難しいので、試験対策には参考書も合わせて活用するのが良いでしょう。
参考書なら試験内容を網羅的に学習できるだけでなく、それぞれに関するわかりやすい解説も載っているため、学習を充実させることができるはずです。
ちなみにクラウドプラクティショナー及びソリューションアーキテクト-アソシエイトの対策には、以下の2冊をおすすめします。特にAWSの初心者はこれらを使って十分に対策を積むのが良いでしょう。
項目 | 内容 |
---|---|
題名 | AWS認定資格試験テキスト AWS認定 クラウドプラクティショナー |
著者 | 山下光洋・海老原寛之 |
出版社 | SBクリエイティブ |
価格(税込) | 2,618円 |
ページ数 | 288ページ |
特徴 | 各出題分野に関する合格の要点や解答の考え方を経験豊富な有識者が丁寧に解説 |
項目 | 内容 |
---|---|
題名 | AWS認定資格試験テキスト AWS認定 ソリューションアーキテクト-アソシエイト |
著者 | 佐々木拓郎・林晋一郎 |
出版社 | SBクリエイティブ |
価格(税込) | 4,680円 |
ページ数 | 304ページ |
特徴 | 各出題分野に関する詳細な解説と知識の応用力を磨くための練習問題を収録 |
各試験でサンプル問題と模擬試験が用意
AWS資格の公式サイトでは、各試験に関するサンプル問題が公開されているため、ぜひ利用してみましょう。また非公式のサンプル問題を掲載しているサイトもあるので、そちらも合わせて活用するのがおすすめです。
さらに公式サイトでは2,000〜4,000円程度で模擬試験を購入することができるので、本番に向けて知識を整理したり、習熟度を確認するためにも、一度くらいは受験しておくのが良いでしょう。
実践を繰り返す中でスキルを習得するのがおすすめ
AWS試験の受験者からは、実際にAWSに触れないと知識やスキルを身に付けるのは難しいという声が数多く聞かれます。
そのため、試験対策の際にはAWSを操作しながら知識やスキルを実践的に習得していくのがおすすめです。
AWS資格資格の難易度まとめ
AWS資格試験の難易度まとめ
- 試験時間は2〜3時間に及ぶ
- 合格基準点はどの試験も7割以上
- 学習時には講義動画の活用もおすすめ
AWS資格試験の難易度について解説しました。
AWS資格の難易度は試験によって様々ですが、プロフェッショナル認定や専門知識認定はかなり難しいです。
また初心者向けのクラウドプラクティショナー以外は、全て試験時間が2〜3時間であるため、体力的にもキツイ試験だと言えるでしょう。
さらにどの試験も合格基準は7割以上なので、基本知識をきちんと身に付けなければ合格はできません。
なお、試験対策には公式のトレーニング動画や参考書に加え、オンライン上の講義動画を活用するのがおすすめです。
AWS資格は取得のメリットが大きいため、以上を参考にぜひ受験を検討してみてください。