MOSは取得しても役に立たない無駄な資格?意味のない民間資格なのか徹底検証!
「MOSは取得しても意味ないって本当?」
「勉強していたけれどやめてしまおうかな…」
こんな疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか?
本当に役に立たない資格なら確かに取得しても意味がありません。しかし噂を鵜呑みにするのも問題です。
そこでこの記事では、MOSが本当に役に立たない資格なのかを徹底検証!最後まで読めばMOSが無駄なのか、そうではないのかがはっきりわかりますよ。
ぜひ疑問を解消していってくださいね!
MOSは無駄な資格なのか?についてざっくり説明すると
- MOSは「オフィス」ソフトのスキルを客観的に証明できる意味ある資格
- 合格率は6割~8割で難易度は低い
- 累計440万人以上と多くの人がスキル向上を目的として受験
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MOSは取得しても役に立たない資格なのか?
早速、MOSが本当に役に立たない資格なのかを検証します。
難易度は決して高くない
MOSの資格試験は、他の資格に比べるとそこまで難易度が高くありません。
MOSの資格はスペシャリストとエキスパートに分かれており、合格率はスペシャリストが80%、エキスパートが60%ほどです。
資格試験の中には合格率が半分を切るものも珍しくありません。6~8割の人が合格するならあまり難しい試験とは言えないですよね。
合格に必要な勉強時間は?
MOSの合格に必要な勉強時間は、ワードやエクセル初心者で80時間程度、ある程度経験値がある方なら40時間程度だと言われています。
つまり初心者でも1日2~3時間程度勉強すれば1ヵ月でクリアできる計算です。この程度で合格できるならば、ハードルはかなり低いと言えるでしょう。
簡単すぎて意味がないように見えるが……?
MOSは難易度が低いことから、取得しても意味ない無駄な資格だと言う人も多いです。確かに初心者でも比較的簡単に合格できるなら、持っていてもインパクトは薄そうですね。
しかし、別の視点から見るとMOSの資格を取る意味は十分あると言えます。
次の段落からはMOSの有用性を考えていきます。
MOS試験の難易度は下記の記事も併せてご覧ください。
MOSは現代人が身につけるべき必須スキル
MOSは、ワードやエクセルなどマイクロソフトの「オフィス」ソフトの操作スキルや、知識を問う資格試験です。
ワードやエクセルは、現代においてはほとんどの仕事で使われるツールです。社会人として「オフィス」ソフトを円滑に使うことができるのは、必須のスキルと言えるでしょう。
つまりMOSは、非常に実用性の高い資格なのです。
MOSを持っている人は意外と少ない
MOSは初心者でも1ヵ月~数ヵ月程度の勉強で合格できる資格試験です。街のパソコン教室などで毎日のように受験できる手軽さも魅力で、非常にコスパの良い資格試験だと言えます。
にも拘わらず、実際に取得している人はそこまで多くありません。こうした状況の中で実際にMOS資格を持っているとなれば、「きちんとオフィスソフトの知識を身に付けている」ことの証明になります。
確かにMOSが不要の人も中にはいる
MOSで身に付くスキルは非常に役に立ちますが、MOSが必要ない方もいます。例えば以下のような方です。
- パソコンを仕事や普段の生活で全く使わない方
- パソコンは使うけれど「オフィス」のソフトを使わない方
- ワードやエクセルの操作で全く悩んだことが無い方
これらの方々は、MOSの資格を取っても意味がないと言えるかもしれません。
上記に該当しない方はぜひMOSの受験を!
パソコンでワードやエクセルを使う機会があり、操作に時々悩む方はMOSを受けておいて損はありません。ぜひ受験を検討してみてください。
誰もが当たり前に持っているスキルを身に付けるという意味ではMOSは大変意味のある資格なのです。
どんな業界への就職・転職でも役立つ
ワードやエクセルはどのような業界の企業に入るとしても、ほぼ100%使用するツールです。就職や転職においてMOSの資格は必ず役立つことでしょう。
基本スキルを持っている証明になる
MOSの資格を持っていることをエントリーシートや面接でアピールできれば、基本的なパソコンスキルがあることの証明になります。
事務職はもちろんのこと、営業職を志望している場合も、MOSを持っているだけで印象が変わります。
また内定者に対してMOS取得を求める企業もあります。先にMOS資格を持っていれば、同期に差を付けることができるでしょう。
面接やエントリーシートで自信を持てることは大切
MOSの資格を持っていると、面接時やエントリーシートで合格の体験談を語れます。
仮に直接語るようなことがなくても、MOSを持っているという自信は行動にも表れるでしょう。面接時に堂々とした態度で臨むことができれば、面接官にも好印象を与えることができます。
昇給や昇進へのチャンスも
MOSの資格は、それ自体が直接昇給や昇進につながるようなものではありません。
ただ、MOSの資格を取得することでスキルは確実に高くなります。スキルが上がれば仕事の成果につながりますから、それが昇進や昇給につながる可能性は十分あるでしょう。
仕事ができる社員だと思ってもらうための材料としても、MOSの資格を取ることは有益と言えます。
自己解決力こそ求められている力
MOSの資格を取らなくてもワードやエクセルの操作はできますが、特に知識がなく「何となく」使っている程度だと、時々未知の操作をしなければならないケースも生じます。
このような時、操作方法がわからなければ周りの社員に聞くしかありません。
こういった場合、もしMOSの資格を持っていれば自分で解決することができます。
現代社会においては自己解決力があらゆるシーンで求められています。ソフトの操作方法という小さなことであっても、周りに聞かなければいけないのか、それとも自己解決できるのか。
この差は非常に大きく、仕事の成果にも影響することは間違いありません。
合格という目標を持っていることが重要
単にワードやエクセルの使い方を勉強したいなら、市販のテキストや問題集で十分です。
しかし特に目標が設定されていない場合、スキルアップのための勉強をしようと思ってもモチベーションが上がりません。自分で勉強する場合はどこまでやれば良いかの設定も難しく、途中で挫折してしまう方が多いです。
MOS合格という明確な目標を持って勉強すれば、確実にスキルがつくまで勉強を続けることができます。
それが結果として、仕事に役立つ「オフィス」ソフト操作のスキルを「早く確実に」身に付けることにつながるというわけです。
さらなるIT資格へのステップアップにもつながる
もし他のITやパソコン関係の資格を考えている方は、まず「MOSスペシャリスト」の資格を取ることをおすすめします。
時代に通用するIT人材への第一歩
MOSスペシャリストの資格は、IT関連の他の資格へのスキルアップの土台として非常に意味があると言われています。
MOSスペシャリストに合格した後で「MOSエキスパート」「P検」「ITコーディネーター」の資格を取っていくことで、どんどんITの知識と技術が身に付きます。仕事上でも頼られる人材になっていくのは間違いないでしょう。
ITエンジニア就職にはCCNAもおすすめ
MOSはWordやExcelなどの基本的なビジネススキルを扱うのに対し、インフラエンジニアの専門的な技能を認定する資格としてCCNAがあります。
ITインフラ業界では定番の資格であり、取得することで未経験からでもインフラエンジニアになりやすかったり業務でランクアップが見込めます。
MOSよりは難易度が高いですが、すでにITエンジニアとして働く方向性が定まっている人は、CCNAの取得も検討してみてください。
CCNAについて興味がある方は、以下の記事で詳しい内容や難易度・勉強法を紹介しているので、参考にしてみてください。
MOSのスキルは世界で通用する
ワードやエクセルは世界中のコンピューターに標準的に搭載されています。MOSのスキルがあれば、世界中どこのオフィスでも通用する人材になることができます。
「当たり前の資格」は他になかなか無い
ワードやエクセルが世界中で使われていることを当たり前だと思っている方もいるかもしれません。
しかし意外とこうした「世界レベルで通用する資格」というのは他になく、語学試験以外ではMOSくらいだと言われています。
MOSはITスキルとして国際的な指標にもなっています。ハイレベルの仕事をする社会人の間でも、MOSは有効な資格と見なされているのです。
私生活でも役立つ
エクセルやワードは、パソコンを購入すれば大抵ついてくるソフトです。私用のパソコンにも入っている方は多いのではないでしょうか。
エクセルやワードは表や文書作成ができるソフトですから、趣味の集まりや習い事などでも大いに活用できます。このような場でも、MOSの資格を持っていれば活躍できることは間違いありません。
MOSは仕事の場面だけでなく、私生活も豊かにしてくれるツールなのです。
MOSの勉強をするメリットもたくさんある
ここではMOSの勉強をすることのメリットをご紹介します。
ワードやエクセルのスキルは即戦力に
MOSの勉強をすると、「オフィス」ソフトを円滑に使用できるようになります。
MOSの資格を取得できるレベルになれば、使いたい機能を瞬時に見分けることができるようになります。仕事上のストレスはかなり軽減できるでしょう。
ワードやエクセルは細かい部分で難しい操作も多く、全てを使いこなせる人はなかなかいないものです。MOSの資格を持っていれば事務作業の即戦力として活躍できることは間違いありません。
一度で合格できなくても勉強するメリットの大きい資格
MOS試験の難易度は比較的低いですが、それでも不合格となってしまう人は一定数存在します。
もし一度でMOS試験に合格できなかったとしても、気を落とさないでください。MOS試験に向けて勉強したということは、パソコン操作のスキルは必ず向上しているはずです。
少しでもパソコン操作スキルが上がったならば、MOSを受験したメリットは十分あると言えます!
履歴書でも恥ずかしくない資格
MOS資格は意味ないと言われがちですが、履歴書に書くことができる資格です。
MOSは仕事上のスキルに直結しますので、就職や転職、昇進の際に評価されることがあります。いくら難易度が低い資格であっても、持っていないよりは評価が高いことは間違いありません。
MOSの資格を持っていてメリットは多くありますが、損になることはないです。受験を迷うならば、ぜひ受けるべき資格と言えるでしょう。
この内容については下記の記事で詳しく解説しています。
MOSが意味がない無駄な資格と言われる本当の理由
MOSのメリットをご紹介してきましたが、それでもなお「MOSは役に立たない」と言われることは多いです。
ほとんどは根拠のない噂ですが、中には「MOSは役に立たない」ことに明確な理由が付けられている場合もあります。
ここではMOSが意味ない資格だと言われる真の理由を解説します。
MOS合格者が多すぎる?
MOSの受験者数は、2020年2月時点で累計440万人を超えています。
またMOSの合格率は6割~8割と比較的高く、合格者もかなり多いとされています。
つまり、MOSの資格保有者に希少価値はありません。このことから「MOSを取っても意味がない」という人は多く、確かにうなずける部分もあります。
難関資格とは性質が違う
MOSは弁護士や税理士などの士業資格とは異なり、それ自体を使って仕事ができるわけではありません。
ただMOSのスキル特性を考えると、弁護士のような士業と比べるのは見当違いと言えます。
MOSは誰でも使えるようになるべきスキルの指標であり、だからこそ世界中の人が資格を取っています。実用性があり、必要なスキルであることの証明ですから、士業等と比べる必要はないでしょう。
取得が簡単でも全く問題なし
MOSの合格率は、スペシャリストが約80%、エキスパートが約60%です。これは他の資格試験に比べると高い合格率です。MOSは決して難関資格ではありません。
そのため、「簡単な試験に合格しても意味はない」と言う人も多いです。
簡単=全世界に普及している
MOSは確かに比較的簡単な資格です。
しかし合格率が高いということは、マイクロソフトの「オフィス」ソフトが万人に普及していることの証明でもあります。ハードルの低いサービスであり、簡単なソフトだからこそ世界中の人が使えるのです。
合格率が高いということは、裏を返せば「取得は必須」とも言えます。
資格の取得が簡単だからと言って「意味がない」というわけではありません。
独立開業はできない資格だが問題なし
MOSはパソコンスキルを身に付ける資格ですから、弁護士や公認会計士のように資格を使って独立開業はできません。
しかし資格を取る人の目的は何も独立開業ばかりではありません。単に仕事上のスキルを上げるだけならば、独立の取っ掛かりを得る必要はないのです。
現職に役立てば十分意味はある
MOSの資格を取れば、オフィスワークの場面では必ずスキルアップします。会社で働くことを目的としているなら、これだけでも十分メリットと言えるのではないでしょうか。
MOSは士業系の資格とは取得の目的がそもそも違います。独立できない資格だから意味がないというのは、的外れと言えるでしょう。
民間資格でも問題なし
MOSは弁護士や医師、公認会計士などの国家資格とは違い、民間資格です。
資格取得を目指す人の中には、民間資格より国家資格のほうが安心感があると主張する人もいます。
しかしMOSを主催しているのはマイクロソフト社です。マイクロソフトと言えば「Windows」や「Outlook」など世界中にシェアされているソフトの元締めですし、エクセルやワードを提供している会社です。
つまりMOSは、他の民間資格と比べてもトップクラスに信頼性がある資格と言えます。国家資格ではないのは間違いありませんが、だからといって不安に思う必要はないでしょう。
落ちた人の口コミには惑わされないで
MOSは受験者数が非常に多いですので、不合格者ももちろんいます。MOSの合格率は高くても8割ですので、2割は落ちていることを考えると、不合格者は累計で80万人以上存在することになります。
MOS試験に落ちて資格取得を断念した方の中には、ネット上、特にSNSで「MOSなんて意味ない資格だ」と書き込む方もいます。
勉強しなくても合格できるわけではない
MOSで残念ながら不合格になる原因として最も多いのは、MOSを甘く見過ぎていることです。
MOSは勉強しなくても合格できるほど簡単な試験ではありません。オフィスソフトの操作に慣れていても、ある程度は事前の準備が必要です。
MOSは勉強しなくても受かると勘違いしている方が何も対策をせずに受験し、不合格になってしまい、それが原因でネガティブな発言をSNSでしているものと思われます。
受かった人はわざわざアピールしない
MOS試験に合格すれば、資格取得のメリットを自然と享受できます。それをわざわざ自慢する方は少ないでしょう。
何事でもそうですが、叶わなかった人のほうが発言の機会は増えます。ネット上でMOSのポジティブな意見が少ないからと言って、MOSに意味がないというわけではありません。
MOS試験の概要
ここで改めて、MOS試験の概要をご紹介します。
MOSはマイクロソフトから提供されている「オフィス」ソフトの機能を利用できるスキルがあるかどうかを測る資格試験です。主にエクセルやワードの操作スキルや知識をテストします。
スペシャリストとエキスパートの2種類がある
MOSは「オフィス」のバージョンに応じた試験を行っており、現在は主に「MOS2016(オフィス2016年度版)」と「MOS2019(オフィス2019年度版)」が受験されています。
どれを受験するか迷った場合は、受験時点での最新版を受験しておきましょう。
またMOSには一般的なレベルである「スペシャリスト(アソシエイト)」と、上級レベルの「エキスパート」があります。
まずはスペシャリストから
MOSを受験する方は、まずは一般レベルである「スペシャリスト(アソシエイト)」から受験することになります。こちらに合格すると、上級レベルの「エキスパート」の受験資格を得ることができます。
いきなり「エキスパート」を受験することはできませんのでご注意ください。
スペシャリスト・エキスパートの各詳細は下記の記事をご覧ください。
MOSの合格率は60%~80%
MOSの合格率は公式発表されていませんが、スペシャリストの合格率は約80%、エキスパートの合格率は約60%とされています。
合格率は比較的高く、難易度は低めと言えます。
合格ラインは?
MOS試験の合格ラインは試験回やレベルによって異なりますが、概ね1000満点中700点以上の正答率で合格となります。
MOS試験に向けて勉強する時は、常に7割以上の得点率を目指して対策をしていくと良いでしょう。
7割以上得点するのは難しいのか?
先ほども少し触れましたが、MOSに落ちてしまう方の多くは「全く勉強していない」方です。
テキストを使ってしっかり対策を行っていけば、7割以上得点することはそこまで難しくありません。頑張って勉強した方は自信を持って当日を迎えてください。
試験時間は50分間
MOS試験は「CBT形式」で行われます。
CBT形式とはコンピューターを使った実技試験です。マークシートや記述式の試験に慣れた方は少し身構えてしまうかもしれませんが、MOSはそもそも「オフィス」ソフトの操作をテストする試験ですよね。
つまり、単に「実際のソフトを使っていく」というだけのことです。気負わずいつも通りの操作を行えば問題ありません。
なお、試験時間は50分です。スペシャリスト、エキスパートともに共通です。
実践的なタスクをこなすという試験範囲・出題形式
MOS試験の内容は、ワードやエクセルの実践的な使用方法が問われるものになっています。具体的には以下のような内容です。
- ワードの試験内容の一例
ワードの試験では「懇親会の案内文を作成せよ」というような問題が出され、課題に従ってファイルや文書を仕上げていきます。
単に文書を作成するだけでなく、ページの設定や画像の挿入など何らかのタスクが設問になることもあります。対策をしておきましょう。
- エクセルの試験内容の一例
エクセルでは、主にグラフの作成や文字の装飾、表作成、写真や図の挿入といった内容が出題されます。それぞれのタスクをこなせるようにしておいてください。
エクセル特有の計算式を覚えておかなくては解けない内容も出ます。エクセルは表計算ソフトですから、計算方法も勉強しておきましょう。
合格に必要な勉強時間は40時間以上
MOS試験の合格に必要な勉強時間は、個々のパソコンスキルや経験によって異なります。
エクセルを基準にした場合、以下のような時間を目安にすると良いでしょう。
エクセルの経験値 | 合格に必要な勉強時間 |
---|---|
初心者 | 80時間 |
経験者 | 40時間 |
普段の業務でエクセルを多用している方でも、全く対策をせずに合格することはかなり難しいとされています。
10年以上の経験値があっても、事前の対策をしなかったために不合格になる方もいます。
操作に自信がある方でも試験対策が必要であることは、しっかり心に留めておきましょう。
逆に、しっかり対策をしさえすれば合格の可能性はかなり高いと言えます。
MOSは無駄な資格なのか?まとめ
MOS資格は役に立つのかまとめ
- MOSは基本スキルを身に付ける資格のため難易度は高くない
- 「役に立たない」とする意見もあるが、 世界中にシェアされているソフトだからこそ資格の意義は大きい
- 就職や転職で評価されるなどメリットは多くある
これまでMOSを甘く見ていた方も、少し考えを改めたのではないでしょうか。
MOSは決して無駄な資格ではありません。メリットはあっても損は絶対にしませんので、今勉強中の方はぜひそのまま継続して、MOSの試験に臨みましょう。
基礎力は全ての源です。MOSの資格を取ってしっかりスキルアップしていってください!