宅建試験は年何回行われるの?今後は試験回数が増加する?
この記事は専門家に監修されています
宅建士
関口秀人
宅建試験を受けたいという方の中でも、宅建試験が年何回行われるのか知りたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
この記事では、宅建試験が1年に何回行われるのか、試験日程・申し込み時期などにも触れて解説していきます。
宅建試験の回数についてざっくり説明すると
- 宅建試験が行われるのは1年に1回のみ
- 試験日は毎年10月の第三日曜日と決められている
- 受験の申し込み受付は7月から開始される
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宅建試験は年に何回あるの?
宅建試験は年に1度きり
宅建試験は年に1度しか行われません。
日程も決まっていて、例年10月の第三日曜日に実施されます。
2019~2023年の5年間の宅建試験実施日を以下の表でまとめていますが、いずれも10月の第三日曜日となっています。
年 | 試験実施日 |
---|---|
2019年 | 10月20日(日) |
2020年 | 10月18日(日) 12月27日(日) |
2021年 | 10月17日(日) 12月19日(日) |
2022年 | 10月16日(日) |
2023年 | 10月15日(日) |
※2020年度、2021年度試験はコロナ対策のために10・12月に分けて開催
その年の試験を受験できなかった場合、次の年まで待たなければならないので、受験を希望する人は日程を必ずチェックしておきましょう。
申し込みの時期は?
例年7月の初め頃から宅建試験の申し込み受付が始まります。
インターネットと郵送のどちらかの方法で申し込みが可能ですが、それぞれ締め切り日が異なります。
以下の表は、2019年から2023年の5年間の宅建試験申し込み受付期間をまとめたものです。
年 | インターネット | 郵送 |
---|---|---|
2019年 | 7月1日(月)~16日(火) | 7月1日(月)~31日(水) |
2020年 | 7月1日(水)~15日(水) | 7月1日(水)~7月31日(金) |
2021年 | 7月1日(水)~18日(日) | 7月1日(水)~7月30日(金) |
2022年 | 7月1日(金)~19日(火) | 7月1日(金)~7月29日(金) |
2023年 | 7月3日(月)~19日(水) | 7月3日(水)~7月31日(月) |
※郵送の場合、締め切り日の消印有効
その年によって申し込み受付期間が変動するので、必ず不動産適正取引推進機関のホームページで日程を確認してください。
郵送申し込みは7月末日が締め切りである一方、インターネット申し込みの締め切りはその約半分の日程になっています。
インターネット申し込みは24時間利用可能という利点もありますが、申し込み受付期間が短いという点で注意が必要です。
いずれの方法でも、申し込み受付期間をチェックの上、申し込み忘れのないよう注意しておきましょう。
また、申し込みの際に送る写真にはいくつか制限があるので、事前にこちらについても確認しておくのが良いでしょう。
令和5年度(2023年)の試験日程
試験日時
令和5年度10月15日(日)13:00~15:00(120分)
集合時間:12:30
試験開始時間の30分前から受験者に向けての「受験に際しての注意事項説明」がなされます。
試験当日は少なくとも30分前には着席するようにしましょう。
受験申し込みから合格発表までの日程
種別 | 期限 |
---|---|
試験の公告 | 令和5年6月2日(金) |
試験案内の掲載・配布 | 令和5年7月3日(月)〜7月31日(月) |
受験申込の受付 | 【郵送申し込み】令和5年7月3日(月)9時30分〜7月29日(土) 【インターネット】令和5年7月1日(月)9時30分〜7月15日(土)21:59まで |
受験票発送日 | 9月27日(水) |
受験手数料・払込手数料 | 7月30日(日) |
試験日 | 令和5年度10月15日(日) |
合格発表 | 令和5年11月21日(火) |
今後受験回数は増えるのか
宅建は非常に難関な資格であるため、仕事などと並行して勉強・受験するにはとても困難で、年に1回のみの実施ではスケジュール的にも厳しいと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかしながら宅建の資格は国家資格であり、法律に基づいて行われる試験です。
資格の価値を保つ必要があるという点でも、受験回数を増やして合格者を増やすということは考えづらく、今後も1年に1回という受験回数から増えることはまず予想できないとみておくべきです。
宅建へのステップアップになる資格
宅建試験1本に絞らなくても、宅建に活用できる資格がいくつか存在するので、そちらを受験してみるというのもよいでしょう。
宅建試験に役立つ資格として、FP(ファイナンシャルプランナー)やビジネス実務法務検定が挙げられます。
5月に実施されるFP3級試験では不動産量相続を、6月に実施されるビジネス実務法務3級試験では民法をそれぞれ学ぶことができます。
いずれの試験も難易度は低く、それなりの知識があればほぼ確実に合格できるものなので、宅建の勉強と同時に進めることが可能です。
宅建試験の回数まとめ
宅建試験の回数まとめ
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宅建試験は年に1回のみ実施され、毎年10月の第三日曜日に行われる
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宅建試験の申し込みは7月初頭より受付が開始されるが、インターネット申し込みと郵送申し込みで締め切り日が異なる
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宅建試験の回数は1年に1回という日程から増えることは考えづらい
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FP3級やビジネス実務法務検定3級など、宅建試験に知識を活用できる資格を受験することも可能
ここまで、宅建の試験が年何回行われるかについて解説しました。
受験を考えている方は、ぜひご参考になさってください。