社労士に仕事がないのは本当なのか?収入の実態や将来性まで徹底解説!

更新日時 2019/11/07

「社労士は仕事がなくて食えないって本当なんだろうか?」

「社労士を受験しようと思うけれど将来性がある資格なのか心配…」

社労士は人気資格ランキングで上位に入る資格の1つですが、その一方でネット上では社労士に対する否定的な意見も多いのが現状です。

"社労士には仕事がない"とか"社労士では食っていけない"という意見を聞いて、実際はどうなのか知りたい人も多いのではないでしょうか?

そこでこの記事では社労士の実態と将来性について解説します!

社労士が如何に魅力あふれる資格なのかを理解して、資格取得に向けたモチベーションアップに役立てて下さい!

社労士の仕事の実態についてざっくり説明すると

  • 「社労士=意味ない資格」という意見は実態と異なり、正しくない
  • 実際には高年収で就職先も多く仕事も将来性もあるのが社労士
  • 社労士として成功できるかどうかは開業前の準備がポイント
  • AIが代替できない仕事も多く、今後需要が増える可能性が高い

社労士が「仕事がない」と言われる4つの理由

社労士が否定的に捉えられる理由 社労士は士業系国家資格の1つで、人事・総務系で最高峰の資格です。人事労務問題の専門家として企業に頼られる存在でもあります。

しかしそれにも関わらず「仕事がないから勉強するだけ時間の無駄」などと揶揄されることも多いのが社労士という資格です。

そしてこのように言われるのには理由があります。実はほとんどが社労士の実態とは関係ない理由付けであり、こうした噂で社労士の実態を見誤らないためにも、まずは否定的意見が存在する理由を理解しておきましょう。

人気資格でありライバルも多い

社労士は毎年5万人もの申込者がいる人気資格です。ライバルが多くて仕事の奪い合いになり、1人の社労士が扱う仕事量が減るイメージから「仕事がない資格」と思い込んでいる人がいます。

しかし申込者5万人のうち実際に受験するのは4万人程で、合格するのは僅か2,000人前後です。さらに試験に合格しても社労士として登録しない人もいて、近年の登録者数の増減は以下のようになっています。

登録者数 対前年
2014年 38,878人 +647人
2015年 39,898人 +1,020人
2016年 40,426人 +528人
2017年 40,907人 +481人
2018年 41,780人 +873人

全国で毎年500~1,000人の社労士が増えている状況ですが、マクロ的に見れば微々たる変化です。この程度の人数増加で仕事量が減るとは決して言えず、否定的な意見には根拠がないことが分かります。

開業後の集客は簡単ではない

社労士には独立開業型と企業勤務型の2つがありますが、独立開業した場合には地道な営業が必要なので集客は決して簡単ではありません。

開業後に顧客獲得や売上アップがうまく行かないこともあり、そのために「社労士は仕事がなくて食えない」という意見が出てきます。

しかし営業努力をせずに簡単に収入を得られる仕事などそもそもある訳がなく、開業後に一定の苦労を伴うのは他資格でも同じです。

開業して仕事を獲る難しさに直面するのは社労士に限った話ではなく、それを理由に社労士を食えない資格と言うのは無理があります。

税理士や弁護士と比べて知名度が低い

社労士は税理士や弁護士に比べて知名度が低いので、「よく分からない資格=必要ない・無意味な資格」と考えてしまう人もいます。

しかし知名度と社会的必要性はそもそも別の話です。知名度が低いからと言って仕事や需要がないことにはなりません。

働き方改革が推進される中で職場環境改善に関する様々な業務をこなせるのが社労士であり、年金や賃金、その他各種保険手続きに関して企業・労働者双方に必要とされる社会保険の専門家でもあります。

役に立たないなどということは決してなく、社労士は確実に需要のある社会の中で必要とされる存在です

大量の不合格者の存在も影響

社労士の合格率は6%前後であり毎年大量の不合格者が出ます。

社労士に否定的な意見をネットで書き込むのは不合格者のことが多く、合格を諦めた層が書き込んでいるだけのケースが多々あります。

合格に至らず社労士の仕事に関わったこともない人が想像だけで書いた的外れな意見も多く、逆に社労士として実際に活躍している方が「社労士は仕事があります」と敢えて書くことは少ないはずです

そのため社労士に対する否定的な意見だけがネット上に掲載され、あたかも社労士が食えない資格であるかのように映ってしまいます

これはあくまでネット社会の弊害とも言うべき要因であり、社労士の実態とは関係がないので、ネット参照時には注意が必要です。

社労士は食える資格なのか?

社労士への疑問 社労士に対する否定的な意見には根拠がないことを解説しましたが、それでは社労士の収入や将来性などの実態はどうなのでしょうか?

以下では社労士の平均年収就職先の多さなどを紹介していくので、実際には社労士が食える資格であることを確認していきましょう。

社労士の平均年収は670万円

社労士の平均年収は670万円と言われています。日本人の平均年収が400万円台なのでこれは相当高い金額であり、単純に12カ月で割ると月々50~60万円を稼いでいる計算になります。

あくまで平均値なので開業当初から得られる収入額ではありませんが、逆に言えばこれ以上稼いでいる社労士も当然いるはずです。

それだけの収入がある社労士を「食えない職業」と呼ぶのは間違っていますし、仮にそう言ってしまうと年収が社労士平均額以下の大半の日本人を"仕事がなくて食えない人"と呼ぶことになってしまいます。

そんなことは決してないことは誰でも分かりますし、社労士は仕事が十分にあって高収入を期待できる資格と言えます。

社労士の就職先は非常に多い

人事労務のプロフェッショナルである社労士の資格を持っていれば、就職や転職でも有利になることは間違いありません。

社労士事務所に採用される確率が上がり、他士業の事務所でも就職できる可能性が高まります。人事や経理、福利厚生関連の部署で重宝される資格でもあり、企業でも活躍できる魅力ある資格が社労士です。

一般の転職サイトを利用していると社労士求人が少ないように感じる場合もありますが、専門性の高い社労士の求人は一般向けのサイトでは探しにくいです。

実際、士業向けの転職サイトであれば多数の求人を確認できるので、求人情報の探し方さえ間違えなければ社労士の就職先は豊富にあり、社労士は様々な形で活躍できる需要のある職業だと言えるでしょう。

士業向けの求人サイトで仕事を見つけよう

上述の通り、社労士の転職先を一般の人向けの求人サイトで探すのは骨が折れますし、せっかく身につけた専門性を正当に評価してくれない企業に当たる恐れもあります。

社労士の求人を探すなら「士業の転職」に特化したMS-Japanを利用するのがおすすめです

MS-Japanは士業特化型エージェントとして、「有資格者の利用実績NO.1」「専門性に対する理解度NO.1」 という抜群の実績と評判を兼ね備えているので、社労士の転職にはぴったりと言えるでしょう。

会員登録することで年収1000万円を超えるハイレベルな求人や、実務経験なしでも応募できる求人も数多く見つけることができるので、社労士の資格をお持ちの方は是非登録しておきましょう。

副業にも活かせる資格

最近は副業意識の高まりから副業禁止規定を廃止する企業も増えていて、会社に勤め続けながら社労士資格を活かすことも可能です。

そのため独立開業型や企業勤務型の社労士として活躍する以外にも、社労士資格を取得すると副業にも活かせて収入アップを目指せます。

例えば資格の予備校で講師を担当したり社労士協会が募集しているアルバイトに応募することができ、ハローワークや労働基準監督署などで行政協力の形で働けば実務経験を積むこともできます。

社労士が資格として役に立たないということは決してなく、副業も含めて色々な形で活かせる魅力にあふれた資格です。

社労士として独立しても大丈夫?

社労士として独立 士業資格の魅力は何と言っても独立開業できることです。全てを自分の裁量で決めることができて努力次第で収入アップも目指せるので、自分の事務所を開くことを夢見て勉強している人も多いと思います。

しかし成功できる保証はないので「社労士として独立しても本当に大丈夫なのだろうか?」と不安に感じている人もいるはずです。

そこで以下では士業の中でも社労士が独立しやすい資格である理由を紹介していきます。

独占業務の存在など一定の需要があり企業からも必要とされるのが社労士なので、頑張って資格取得を目指すことが決して時間の無駄でないことが理解できるはずです。

開業は計画的に

開業後に失敗する社労士の話を聞いて「社労士=意味ない資格」と捉える人もいますが、そもそも開業前の準備が不足しているケースが多く見られます。

開業後にただ闇雲に営業しても意味はなく、社労士に対する需要を確実に取り込むためには前々から計画的に開業の準備を進めて成功できる確率を高めることが大切です。

開業セミナーに参加して事務所の回し方を学んだり、自分が得意とする業務分野や営業方法を決めるなど、事前にできることは多くあります。これらのことを意識して是非取り組んでみて下さい。

もしも廃業してしまったら?

開業しても結局廃業してしまい、仕事がなくなることに不安を感じて独立開業に踏み出せない人もいると思います。

しかし社労士には需要があり、役に立たない資格ではないことは既に述べた通りです。廃業後でも社労士事務所で働くという選択肢もありますし、一般企業の人事部門で社労士経験を活かすこともできます。

開業することが将来的な廃業リスクと隣り合わせであることは否定しませんが、廃業した場合を過度に心配すべきでもありません。

社労士は将来性も高い

社労士としての明るい未来 将来的に多くの仕事がAIに奪われると言われている現代社会の中で社労士の仕事はどうなのか気になる人も多いのではないでしょうか?

以下では社労士の需要が今後さらに高まると考えられる理由を紹介するので、社労士の魅力や将来性の高さを再確認していきましょう。

AIにも負けない仕事

書類の作成や給与計算などの事務作業はAIに代替される可能性がありますが、それらはあくまで社労士業務の一部に過ぎません。

人事労務のプロである社労士の仕事の多くは、企業や労働者の個別の事情を考慮して人の手でサポートすることが必要な業務領域です。

これらの仕事をAIが代替することは難しく、社労士は社会的に今後も引き続き必要とされていきます。社労士はAIにも負けない仕事であり、仕事がない訳でもなくなる訳でもない"将来性のある資格"です。

今後はますます需要が高まってくる

ブラック企業が問題視されて働き方改革を進める企業が増えており、社労士に期待される役割が大きくなっています。

企業ごとに適切な就業規則や労働形態、賃金制度を作ることが職場環境改善には必要なので、社労士の活躍の場が増えている状況です。

またマイナンバー制度が導入されたことで企業から社労士への依頼がさらに増えることが予想されます。

個人情報管理について分からずに困る企業は思いのほか多く、国家資格である社労士を信頼してアドバイスを求めたり企業内担当者へのレクチャーや社内研修の講師を依頼されることも考えられます。

そのため社労士は今後ますます需要が高まると考えられる資格です。

難易度の高さは社労士の魅力の裏返し

社労士に対する否定的意見が実態を反映していないことや、実際には魅力も将来性もある資格であることを理解した上で合格率を見ると、捉え方が変わってくるはずです。

ネットの否定的な意見を信じていた時には「食えない上に合格率まで低い資格」と映り、勉強しても時間の無駄と感じていたはずです。

しかし仕事も需要もあって将来性も高いことが分かった今、だからこそ合格率が低くて簡単に取得できないことが理解できたと思います。

難易度の高さは社労士の魅力の裏返しであり、頑張って勉強して合格を目指すだけの価値がある資格が社労士と言えるでしょう。

社労士の収入の実態や将来性まとめ

社労士の収入の実態や将来性まとめ

  • 役に立たないと揶揄する意見は社労士の実態とは関係がない
  • 平均年収も670万円と高く、需要も将来性もある魅力ある資格
  • 開業前の準備をしっかり行うことで成功できる確率が上がる
  • 働き方改革やマイナンバー導入で仕事が増える可能性が高い

今回は社労士の収入の実態や将来性について紹介しました!

ネット上で散見される「社労士=役に立たない・意味ない資格」という意見自体がそもそも意味がないことが理解できたと思います。

魅力も将来性もある社労士資格の取得を是非検討してみて下さい!