メンタルケアアドバイザーはどんな資格?取得メリットや難易度・勉強時間も解説!
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医師
安藤広真
「メンタルケア・アドバイザーはどんな資格なのか」
「資格を取得するメリット・難易度・勉強時間はどうなっているのか」
このような疑問をお持ちの方がいるのではないでしょうか?
メンタルケア・アドバイザーを取得するには、どのような受験資格があり難易度は高くなっているのか、気になる方もいるはずです。
この記事ではメンタルケア・アドバイザーの資格について、メリット・難易度・勉強時間について紹介していきます。
この記事を読んだ方は、メンタルケア・アドバイザーの資格を習得しようと考えるはずです。
メンタルケア・アドバイザーについてざっくり説明すると
- メンタルケア・アドバイザーの合格率は公表されていない
- 独学ではなく、がくぶんの「セルフ・カウンセリングによるメンタルケア・アドバイザー養成講座」を受講する
- 最終認定課題は「正答率70%以上」が必要
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メンタルケア・アドバイザー資格の概要
メンタルケア・アドバイザーは、クライアントの心の問題・悩みを見つけていきます。そして、問題・悩みを解決できるように導いていくのです。
この時にはカウンセリングチャートを使って、クライアントに合った教育やトレーニングを探して、アドバイスをします。
メンタルケア・アドバイザーは「NPO法人セルフ・カウンセリング普及協会」が運営しております。この資格は、「医療」・「教育」など様々な職場で活かせることが可能です。
NPO法人セルフ・カウンセリング普及協会とは
特定非営利活動法人の NPO法人セルフ・カウンセリング普及協会は、セルフカウンセリング®の理論と方法を普及するための活動を行っています。また、コミュニケーションや自己形成ができるように目指しています。
ちなみにセルフカウンセリング®は、「1人でできる自己発見法」です。これによって、よりよいコミュニケーションができるようになっていけるでしょう。
他の心理系資格との違いは?
メンタルケア・アドバイザーは他の心理系資格とは違い、セルフ・カウンセリングを使います。そして、クライアントの問題や悩みを聞き出して、向き合っていくのです。
しかし、クライアントの問題や悩みをメンタルケア・アドバイザーが解決するのではありません。
メンタルケア・アドバイザーはクライアントの問題や悩みについて、一緒に向き合いながらクライアント自身が解決できるようにしていきます。
メンタルケア・アドバイザーになるには?
メンタルケア・アドバイザーになるには、以下の条件を満たす必要があります。
-
がくぶん「セルフ・カウンセリングによるメンタルケア・アドバイザー養成講座」の受講料を収めている
-
個別指導課題(全6回)を提出して受講を修了している
-
第6回(最終認定課題)で70%以上の成績
この資格は養成講座を受けるだけではなく、一定の基準を超えなければいけません。
最終認定の課題は以下のようになっています。
- 知識確認問題
- チャートの分析とアドバイス
- セルフ・カウンセリングの記述課題
「知識確認問題」はテキストを読み、セルフ・カウンセリングの理論について理解しているのか試されます。
次に「チャートの分析とアドバイス」はクライアントのカウンセリングチャートを読んで、セルフ・カウンセリングによるメンタルケアの考え方から分析とアドバイスができるのか、確認するのです。
そして「セルフ・カウンセリングの記述課題」は、セルフ・カウンセリングの記述用紙と発見用紙の書き方やルールを理解しているのか試されます。
上記の条件を満たした方が認定証を申請すると、資格認定証書が発行されます。また、認定は5年ごとに更新する必要があるのです。
メンタルケア・アドバイザーになるメリット
この資格を習得するメリットは自己の理解を深めて、周囲と円滑なコミュニケーションができるようになることです。また、自己形成にも良い影響を与えることができるでしょう。
さらに家族・周囲・職場の方とのコミュニケーションだけではなく、問題や悩みを解決できます。メンタルケア・アドバイザーとして、自分の周囲の方の問題や悩みを解決して、ストレスを軽減できるでしょう。
この資格は自分自身だけではなく、多くの方にメリットがあります。
就職・転職よりも生活で活きる資格
メンタルケア・アドバイザーは、就職や転職の時に役に立ちます。さらに家庭や日常生活でも活かすことができるのです。
この資格を取得している方はメンタルケアの知識を活かして、家族や友人の精神面の相談に乗ることができます。そして、アドバイスをすることも可能で、話を聞くことで相手の気持ちも落ち着いてくるでしょう。
仕事で活きる場面も
メンタルケア・アドバイザーは仕事場で活かせる資格でもあります。例えば、「病院」・「介護施設」・「学校」などが挙げられるでしょう。
具体的には「いじめの相談」・「心のケア」・「部下の教育」・「地域でのボランティア」など、それぞれの場面で役に立ちます。メンタルケア・アドバイザーは職場でやりがいを持って、仕事に従事できるはずです。
セルフ・カウンセリングもできるように
メンタルケア・アドバイザーの資格を取得するには、講座を受けるようになります。この講座では、セルフ・カウンセリングを学ぶことが可能です。
以下が講座で使う教材になります。
- カウンセリング・チャート
- テキスト5冊
- DVD教材5巻
- ワーク・シート 提出用課題集
- 講師と心のきずなを育む交流ノート
- カウンセリング用紙集
- ガイドブック
このように豊富な教材が揃っているのです。
さらに、全6回分の専門ベテラン講師による個人指導があります。ここでは、実践的な知識・スキルを身につけることが可能です。
受講者は知識やスキルを身につけることで、自分の心のケアもできます。また、講座で学んだことで自らの考えも良い方向に変える可能性もあるのです。
メンタルケア・アドバイザーの試験の難易度
ここではメンタルケア・アドバイザーの試験の難易度について、紹介していきます。この資格がどれくらいの難易度になっているのか、見ていきましょう。
試験範囲と出題形式
以下がメンタルケア・アドバイザー試験の範囲や主題形式になります。
- 知識問題
- チャートの分析のアドバイス
- セルフ・カウンセリングの記述問題
「チャートの分析とアドバイス」は実際にカウンセリングチャートを読んで、アドバイスをしなければなりません。試験では理解だけではなく、実践できる能力を試されようになっているのです。
カリキュラムの修了が受験資格
メンタルケア・アドバイザーになるには「NPO法人セルフ・カウンセリング普及協会」が指定するカリキュラムを修了する必要があります。
そして、受講者は受験資格を満たすことができれば、「メンタルケア・アドバイザー」の資格認定が受けられるのです。資格を取得した方は、必ずカリキュラムを修了するようにしましょう。
受講料は49,800円
この資格に受験料は存在しません。しかし、受験資格に該当する「セルフ・カウンセリングによるメンタルケア・アドバイザー養成講座」を受講するための費用がかかります。
また、受講料は49800円になっているので、覚えておきましょう。さらに5年ごとに認定更新が必要となり、手数料が3000円(税抜)が必要です。
メンタルケア・アドバイザー試験の合格率・合格ライン
メンタルケア・アドバイザー試験の合格率は公表されていません。また、合格ラインについては最終認定課題が「正答率70%以上」となっています。資格の合格率は公表されていませんが、合格ラインに達せるようにしましょう。
最終認定課題はカリキュラムで学んだことが出題されるため、しっかりと勉強をしておけば難しくはないでしょう。ちなみに合格するために必要な勉強時間は「約6ヵ月」となっています。
合格率は分かりませんが、最終認定課題の「正答率70%以上」を目指しましょう。
メンタルケア・アドバイザーはどんな人に向いている?
メンタルケア・アドバイザーはどのような方に向いているのか、気になる方もいるでしょう。
以下のような方がメンタルケア・アドバイザーに向いている方です。
- 人から頼りにされやすい
- 人の話を聞くことが上手
- 感情のコントロールができる
- 人を見抜く力がある
- 分析力が高い方
メンタルケア・アドバイザーに向いていると思った方は、積極的に資格習得を目指してみましょう。
メンタルケア・アドバイザーの勉強法
メンタルケア・アドバイザーの勉強は学習カリキュラムに沿って行っていきます。
具体的には、DVD教材を使って「カウンセリングの手法」・「返答のタイミング」・「コミュニケーションの全般」を学んでいくのです。
この講座では「DVD」・「テキスト」を使って、知識やスキルを深めていくようになります。
メンタルケア・アドバイザーの資格は独学で取得可能?
この資格を取得するには、がくぶんの「セルフ・カウンセリングによるメンタルケア・アドバイザー養成講座」を受講しなければいけません。そのため、独学ではなく養成講座を受講して資格習得を目指しましょう。
以下が、メンタルケア・アドバイザーを取得するための3つの条件です。
-
がくぶん「セルフ・カウンセリングによるメンタルケア・アドバイザー養成講座」の 受講料を収めている
-
個別指導課題(全6回)を提出して受講を修了
-
最終認定課題で70%以上の成績
よって独学を検討していた方は、がくぶんの「セルフ・カウンセリングによるメンタルケア・アドバイザー養成講座」を受講しましょう。
合格に必要な勉強時間は6ヶ月が目安
メンタルケア・アドバイザーの資格取得するための勉強時間は「約6か月」です。がくぶんの「セルフ・カウンセリングによるメンタルケア・アドバイザー養成講座」を受講して勉強を進めていきます。
養成講座では、専門講師から勉強指導やDVD教材を使って勉強をしていくようになります。勉強時間の目安である「6か月」で、知識や技術を身につけるようにしましょう。
おすすめテキスト・問題集
がくぶんの「セルフ・カウンセリングによるメンタルケア・アドバイザー養成講座」で使われるテキストがおすすめのテキストになります。
また、その他のおすすめのテキストや問題集は以下のようです。
- 自分でできるカウンセリング新版 女性のためのメンタル・トレーニング
このテキストでは自己表現のトレーニングなどから、自らのエンパワーメントをできるようにしていきます。特に女性で悩みを抱えている方は、一度読んでみても良いでしょう。
- メンタルヘルスを学ぶ 精神医学・内科学・心理学の視点から
「こころと行動」・「こころと脳」などの視点から、メンタルヘルスを勉強していき、さらに日常生活と結びつけながら勉強を進めていくのです。
併せてチェックしたいメンタルケア関連資格
次にメンタルケア・アドバイザーに関連した資格について、紹介していきましょう。メンタルケア・アドバイザーと合わせて、取得した方が良い資格があります。
臨床心理士
臨床心理士は「公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会」が認定している資格です。臨床心理士は大学院で臨床心理学に関する知識や技能を学んだ上で、試験に合格しなければいけません。
この資格は、需要や信頼度が高く就職にも有利です。資格習得者の就職・転職先は「病院」・「専門施設」などになります。主に職場ではカウンセリングを行って、問題を解決していきます。
また、メンタルケア・アドバイザーと臨床心理士のダブルライセンスの方は、仕事の幅も広がるでしょう。
認定カウンセラー
認定カウンセラーは「日本カウンセリング学会」が認定している資格です。民間の資格である認定カウンセラーは、資格取得したとしてもカウンセラーの仕事ができるわけではありません。
この資格の習得は、「日本カウンセリング学会」のカリキュラムを修了したということを証明することになるのです。
メンタルケア・アドバイザーと認定カウンセラーのダブルライセンスで、就職・転職にも有利になるでしょう。
メンタルケア心理士
メンタルケア心理士®は、「メンタルケア学術学会」が認定する資格です。この資格では「カウンセリング技法」・「精神医科学」・「薬理学」など様々な視点から心理学を身につけています。
就職・転職先としては「医療」・「福祉」・「教育」などで活躍することができるでしょう。認知度が高い資格のため、興味がある方は積極的に取得しても良いです。
メンタルケア・アドバイザーとメンタルケア心理士(R)のダブルライセンスで、職場でも期待されるでしょう。
資格を習得するために大事なこと
メンタルケア・アドバイザーの資格に興味がある方は、がくぶんの「セルフ・カウンセリングによるメンタルケア・アドバイザー養成講座」を受講して勉強を行っていきましょう。
この資格を取得するためには独学ではなく、養成講座を取得する必要があります。勉強時間の目安が「6か月」となっているので、合格ラインを越えられるように焦らずに理解を深めていきましょう。
資格の習得を目指す方は、目標を持って勉強を行っていきましょう。例えば、自分が周囲の人達が抱えている問題や悩みを一緒に解決したいなど、具体的な目標があると高いモチベーションを持って勉強をすることができます。
メンタルケア・アドバイザーについてまとめ
メンタルケア・アドバイザー についてまとめ
- 受講料は49800円が必要
- 合格に必要な勉強時間は6ヶ月
- メリットは自己の理解を深めて、周囲と円滑なコミュニケーションができるようになる
この記事ではメンタルケア・アドバイザーの資格について、メリット・難易度・勉強時間について、紹介してきました。
メンタルケア・アドバイザーを目指すには独学ではなく、養成講座を受講することになります。
また、受験資格や合格ラインは一定の条件を満たす必要があり、しっかりと勉強をしなければいけません。
この資格を習得することで自分だけではなく、周囲の人達の抱えている問題や悩みを解決に導けるでしょう。