NLPプラクティショナーって何?難易度やスクールの選ぶ方まで全て解説!

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この記事は専門家に監修されています

医師

安藤広真

「NLPプラクティショナーってどんな資格なの?」

「NLPプラクティショナーの資格を取得するとどんなメリットがあるの?」

このような疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

精神面での病が注目されている昨今、NLPプラクティショナーにもスポットライトが当てられつつあります。しかし、具体的にどんな資格なのか知らない人も一定数存在します。

この記事ではNLPプラクティショナーの資格そのものについて掘り下げて解説します。取得するメリットやおすすめの人についても紹介しますので、参考にしてください。

NLPプラクティショナーについてざっくり説明すると

  • NLPは心理学界で注目を集めている心理系の資格
  • 心理系の学習をしていなくても取得できる
  • 上位資格のNLPマスタープラクティショナーも取得可能

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NLPってどんな資格?

黒板に書かれたはてなマーク

NLPはNLPの基礎的な知識を身に着け、スキルを理解し、実際に活用できるようにするための資格です。学習をすることで、日常生活でのコミュニケーションなどに活用することが可能です。

取得するにはコース受講が必要です。コースでは、さまざまな課題が出題されます。課題は実例に基づいたものが多く、どのような結果を得たいかということを前提に解決方法を見出し、結果を得ていきます。

資格を取得した後は、NLPプラクティショナーとして活動することが可能です。自分が得意とする分野についてのセミナーなどを開催したり、クライアントの悩みや問題解決のサポートをしたりすることが、主な活動内容です。

そもそもNLPとは

NLPプラクティショナーは、NLPの基礎的な知識やスキルを身に着けるための資格です。ただ、NLPとは何なのかわからない人も一定数存在します。

NLPは「Neuro-LinguisticProgramming」の略で、日本語では「神経言語プログラミング」と訳されます。簡単に言い換えるなら、脳と心を上手に取り扱うための方法です。「脳と心の取扱説明書」とも言われています

具体的には以下の3つの手法についての知識やスキルを身につけます。

  • 催眠療法(ミルトン・エリクソン)
  • ゲシュタルト療法(フリッツ・パールズ)
  • 家族療法(バージニア・サティア)

10人いれば心に抱えている問題や悩みは、10通り存在します。しかし、これら10通りの問題や悩みは、上記の3つの方法を用いることで解決することが可能です。

ただ、どのような手法を用いるかや具体的な方法については、その人によって異なります。これらを効果的に活用することができるようにするのが、効果的に活用することができるようにするのが、NLPプラクティショナーの資格の目的です。

NLPの主催団体

協会 指導者・認定者
米国NLP™協会 リチャード・バンドラー
米国NLP協会 クリスティーナ・ホール
全米NLP協会 タッド・ジェームス
NLPコンプリヘンシブ コニリー・アンドレアス
スティーブ・アンドレアス
NLPユニバーシティ ロバート・ディルツ
日本NLP協会(NLP-JAPAN) タッド・ジェームス
アドリアナ・ジェームス
国際NLP(IA-NLP) スイス本部
国際NLP(INLPA) アメリカ本部
ニューコードNLP ジョン・グリンダー

上記は世界中に存在するNLPの主催団体の一覧表です。NLPは世界中で注目されており、関連する主催団体や指導者・認定者も世界中に存在します。

これらの中でも特に有名であり、世界中で認められているのは「全米NLP協会」です。日本版は「日本NLP協会」で「全米NLP協会」で提供している学習内容を日本語で学ぶことが可能です。

NLPは心理学界で注目を集めている

NLPは世界中の心理学界で注目を集めています。その理由として、内容そのものが心理学の基礎となるものであり、仕事で応用を利かせやすいからです。

心理関係の仕事は人間を相手にするため、通り一遍の方法では解決することが難しい分野でもあります。10人いれば10通りの手法で、問題解決のサポートなどをしていかなければいけません。

NLPは心理の基本的な知識やスキルを身に着けることが可能です。その上で、どのように応用して活用すれば良いのかということも学習することができます。基本的な用いる手法は3パターンのみなので、応用しやすいのです。

コースや開催地などにもよりますが、平均15~30名ほどが一緒に講座を受けています。団体も世界中に多いため、受講者も多く存在します。大統領やスポーツ選手なども学習する資格と言うことも注目度が高い理由です。

NLPの資格取得方法・難易度

ページが開いた本のイラスト

NLPプラクティショナーの資格取得方法や難易度について解説していきます。

NLPの資格取得方法

NLPプラクティショナーの資格を取得するためには、スクール選びが重要です。一口にNLPプラクティショナーと言っても、その内容は大変奥が深く、スクールによって学ぶ内容は異なります。

どのような分野で活躍したいのか、そしてどのような手法を用いてみたいのかをよく考え、スクール選びを行いましょう。

また、団体やスクールによって受講日数や受講料は大きく変動します。高いからと言って内容が濃いとは限らず、営利目的の団体も存在するので注意が必要です。

複数の団体やスクールの資料を取り寄せ、比較することを忘れないでください。講座内容はもちろん、受講費用にも注目して自分に合ったスクールを選びましょう。

スクールの選び方

NLPの資格を取得するためにはスクールに通う必要があります。しかし、NLP関連のスクールは多数あるため、どのスクールが良いのかわからないという人も一定数存在します。

スクール選びで注目すべきポイントは主に以下の5つです。

  1. 複数のNLPトレーニングを修了しているトレーナーが在籍しているか

  2. 複数のNLPトレーニングを修了したトレーナーからの直接指導があるか

  3. 適正な受講料が設定されているか

  4. 追加料金の発生の有無

  5. マスタープラクティショナー、トレーナー、マスタートレーナーも取得可能か

優秀なNLPトレーナーは、複数のNLPトレーニングを修了しています。クオリティが高いものや有名なものを複数修了しているトレーナーは、それだけNLPに熱心だということもできます。

また、優秀だと思えるトレーナーが在籍していても、実際の指導は別のトレーナーが担当するということも多々あります。誰が直接指導を行うのかも確認した方が良いでしょう。

NLPには下から順番に「プラクティショナー」「マスタープラクティショナー」「トレーナー」「マスタートレーナー」の4段階が存在します。同じ受講するのなら、これらすべての段階の資格が取得できる方が良いと言えます。

NLPの合格率・合格ライン

NLPの合格率は100%です。NLPの資格が取得できるスクールに通い、講座を受ければ必ず取得できる資格です。

ただし、スクールによっては講座受講率によって不合格にするところもあるようです。スクールで解説されているカリキュラムはすべて、NLPをマスターするために必要なものばかりなので、取りこぼしなく受講した方が良いでしょう。

合格ラインは正式に決まっていません。基本的にはNLPのスクールに通ってカリキュラムを受講すれば必ず受かる試験なので、難易度は低いと言えます。

心理系の勉強をしていなくてもOK?

NLPは基本的にテキストを元に学習すれば、試験で必要な知識やスキルを身につけることが可能です。心理学や心理関係の足掛かりにもなる資格なので、先に心理系の勉強をする必要はないと言えます。

NLPはこれから心理関係の仕事に就きたいと思っている人が、入門的に勉強する資格です。また、すでに心理関係の仕事をしている人が、自分の知識やスキルの確認という意味で受験するのも良いでしょう。

NLPを取ることをおすすめする人

NLPはどのような人におすすめなのか、気になっている人もいるかもしれません。また、おすすめの人を参考にすることで、NLPのイメージが湧きやすいということもあるでしょう。

そこで具体的な職業を例に挙げて、おすすめする人を紹介します。

心理カウンセラー・臨床心理士

心理カウンセラーや臨床心理士の仕事に従事している人は、NLPの資格に向いていると言えます。すでに心理関係の仕事に従事しているからです。

NLPを勉強することで、仕事で活用できる知識やスキルに幅が生まれます。よりクライアントに寄り添いやすいなどのメリットも期待できるのでおすすめです。

教師・保育士

教師や保育士も、NLP試験に向いている職業と言えます。NLPを学習することで、子供や生徒の心に寄り添うことが可能になるからです。

幼い子供や生徒は、年齢特有の心の悩みを抱えていることが多々あります。NLPを学習すると、子供特有の悩みが理解しやすくなり、問題解決に向けたアドバイスもしやすくなるというメリットがあります。

営業・接客業に携わる人

営業や接客業に携わる人も、NLPを学習することに向いているのでおすすめです。営業や接客業では、相手の心理を分析する必要がからです。

顧客の心理を正確に分析することができれば、業績につながります。営業や接客業では、正確な心理分析が収入にも直接つながるので、メリットは大きいと言えます。

セルフマネジメントに興味がある方

セルフマネジメントに興味がある人も、NLPの学習がおすすめできます。NLPは他人だけではなく、自分にも活用できるからです。NLPを学習することで以下のようなメリットがあります。

  • 自己メンタルのコントロールが可能になる
  • マイナスの気持ちをゼロにすることができる
  • 自分自身のやる気やモチベーションを意識してあげることが可能

NLPは自分自身を客観的に見つめることも特訓します。外側から自分自身を見つめることで問題点が明確になり、解決策が見えてきます。すると、上記のようなことが可能になるのです。

NLPの勉強法

メガネと積み重ねられた本

NLPの勉強法について紹介します。

テキスト・問題集はある?

NLPに関する書籍は多数出ています。しかし、わざわざ自分でテキストや問題集を購入して試験対策を行う必要はありません。

NLP試験で必要な知識やスキルは、すべてスクールで身につけることが可能です。心理関係の知識がまったくない人でも楽しく学習できるように工夫されているため、事前学習の必要はないのです。

ただし、自分の理解を深めたい場合や、さらに上級のスキルを目指す際には、追加の資料や書籍を参考にするとよいでしょう。

通信講座での受講がおすすめ

一般財団法人NLPミレニアムジャパンが認定する「LC(ライフチェンジ)プラクティショナー」という資格は、通信講座で取得が可能です。こちらはNLPの日本版の資格と言う位置づけです。

NLPは通信講座では取得不可能です。しかし、「LCプラクティショナー」はNLPから正式に認められた資格なので、NLPと同レベルの知識やスキルを身につけることが可能です。

NLPの資格を取得したいけれど、通学することが難しいという場合は、LCプラクティショナーの資格取得を目指してみてください。

こちらで作成

NLPの勉強をするメリット

ハートの形をした鍵穴

NLPを勉強するとどのようなメリットがあるのでしょうか。具体的なメリットについて、解説と共に紹介します。

人の行動がプログラミング化される

人の行動の多くは、その人なりの理由や動機がもとになっています。「何となく」ということはなく、そうするからには必ず何らかの理由が存在するのです。

NLPでは、人はなぜそのような行動をとるのかということを、客観的に考える特訓ができます。行動という結果と原因のプログラミングができるようになるということです。

理解に苦しむことや複雑に感じる人間関係にも、どこかに原因があります。原因と結果のプログラミングを癖づけることで、トラブルの解消や問題解決がスムーズに行うことができるようになります。

このスキルを身につけることで、自身の行動や他者の行動に対して深い洞察を持つことができ、コミュニケーションの質を向上させることが可能です。

応用が効くためスキルアップできる

NLPを深く学習していくと、さまざまな状況で応用できるスキルが身についていくというメリットがあります。また、身に着けたスキルのほとんどは応用が利くため、日常生活の中でスキルアップも可能です。

NLPで学習する知識やスキルは、日常生活で起こる出来事や状況がもとになっています。誰にでも起こりうる状況を想定したカリキュラムで学習するため、毎日の生活で磨きをかけることが可能なのです。

その結果、NLPマスタープラクティショナーやNLPトレーナー、NLPマスタートレーナーなどの上位資格を取得することも視野に入ってきます。

人生をさらに充実させられる

NLPで学ぶ知識やスキル、得られる効果は、すべて「人生を良くすること」に関連しています。学習することで、自分の手で自分の人生を最高にすることができるようになるのです。

例えば、解消できない怒りを感じていた場合、どうして自分はこんなに怒っているのかと考えることができるようになります。原因がわかれば、ほとんどの怒りは収まります。穏やかさを取り戻すことができるでしょう。

自分の人生を最高にするのは自分自身です。NLPでは、その方法を学習することができるので、生きることが楽しくなるというメリットが得られます。

さらに、自分だけでなく、他者との関係性も深化させることができ、周りの人々とのつながりや絆を強化する効果も期待できます。

NLPの試験日程・会場・申し込み方法

黄色の印がついたカレンダー

NLPの試験は、年に何度も実施されています。団体によって実施時期は異なりますが、試験を実施している団体は複数あるため、基本的には年中行われていると言っても良いでしょう。

また、会場は試験を実施する団体によって異なります。NLP試験を実施する団体は全国各地に存在するため、全国各地で試験は実施されているということです。

申し込み方法についても、実施する団体によって異なります。通いやすい地域で試験を実施している団体を見つけることが大切です。

NLPに受験資格はある?

NLP試験に受験資格は設けられていません。誰でも受験するチャンスが与えられている試験です。

心理についての学習がしたいと思っている人や興味がある人はもちろん、就活や転職のためのスキルを得たいという人も、受験可能です。心理学についての知識がなければならないという条件も設けられていません。

ただし、NLPにはレベルがあります。上のレベルを目指すためには下のレベルから順番にクリアする必要があるので、この点は注意してください。

NLPの受験料

スクール名 講座名 受講日数 金額(税込)
ヒューマンアカデミー NLPプラクティショナーコース 3カ月程度 404,250円
一般社団法人 Cocoloラーニングアカデミー NLPプラクティショナー資格コース 8日間 196,000円
NLP-JAPANラーニング・センター NLPプラクティショナー認定プレミアムコース 10日間 396,000円
ニューコードNLPスクール ニューコードNLPプラクティショナーコース(初級コース) 10日間 330,000円

NLPの講座を開講している団体はいくつかあり、受講するコースによっても受講料は異なります。上記は、その一部のスクール名と講座名と金額を一覧表にしたものです。

金額に大きな差があるのは、受講日数が異なるからです。最も長い3か月間で40万円ほどかかることが一覧表でわかります。ただ、10日間で40万円程度かかる団体もあるので、講座内容などを精査することをおすすめします。

資料の割引もある!

基本的にNLPの講座は、費用が高いというイメージがあります。しかし、期間限定で割引を行っている団体も存在します。資料の無料配布なども行われるので、こまめにチェックしましょう。

NLPマスタープラクティショナーも取れる

両手を上げて喜ぶ女性

NLPには全部で4つのレベルがあります。団体によっては、NLPの上位資格であるNLPマスタープラクティショナーや、それより上の資格が取得も可能です。

NLPマスタープラクティショナーは、NLPの入門資格とも言えるNLPプラクティショナーの知識やスキルを更に深めたコースです。日常生活で活用できる知識やスキルも多く、応用が利かせやすくなるというメリットもあります。

ただ、すべての主催団体でマスタープラクティショナーまで取得できるわけではありません。NLPプラクティショナーより上のマスタープラクティショナーやその上を目指すのなら、講座選びに注意しましょう。

NLPプラクティショナーについてまとめ

NLPプラクティショナーについてまとめ

  • NLPは心理学や心理関係の仕事に就く際の入門的な資格
  • 日常生活で実践できる知識やスキルを多く学ぶことが可能
  • スクール選びでは講座内容や料金に注意すること

NLPプラクティショナーについて解説してきました。資格試験自体は受験資格が設けられていないため、誰でも受験することが可能です。また、講座をきちんと受講すれば必ず合格できる資格でもあります。

NLPで学ぶ知識やスキルは、日常生活に密着したものばかりです。自分自身にも活用できるので、興味がある人はぜひ受講を考えてみてください。

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