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行政書士は求人が少ないって本当?仕事がない理由や主な就職先を徹底解説

更新日時 2019/10/15

「行政書士の求人募集は少ないって聞くけど、本当なの?」

「資格を取った後の就職先ってどんなところがあるんだろう・・・」

行政書士の求人を探してもなかなか見つからないという話を聞いたことはありませんか?行政書士試験に合格後に就職を考えている人は少なくないと思います。

しかし、行政書士の求人が少ないことには訳があります。

求人数だけをみて就職先もなく仕事がないのではと不安になることはありません。

ここでは行政書士の求人が少ないのは本当か?仕事がない理由や主な就職先も踏まえて徹底解説します。

この記事を読めば、行政書士の求人や就職先、働き方もしっかり見えてくるはずです!

行政書士の求人の少なさと就職についてざっくり説明すると
  • 行政書士を募集している求人は少ない
  • 求人が少ないことには理由がある
  • 全く仕事がないというわけではなく就職できるケースもある
  • 就職先には行政書士事務所や一般企業などがある

行政書士の求人は少ないって本当?

クエスチョンマークと感嘆符の写真

行政書士は資格が持つ特性ゆえ、求人が少ないことは事実です。

行政書士の求人が少ないのは何故なのでしょうか?「食えない資格」といわれている背景についても触れていきます。

行政書士は「食えない」資格なのか

行政書士の求人を検索してみても、なかなかヒットしない…

そんな経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか?

行政書士は昔から求人が少ない資格であると言われています。

行政書士の資格を取ったのでいずれは独立開業したいが、その前に法律事務所に就職して経験を積み、土台を固めてから独立したいという方は多いと思います。

ですが求人が少ないため就職活動が思うようにいかずに就職を諦め、実務経験がほとんどないまま開業の道を選ぶ新米行政書士の事例が増えているのが現状です。

そのような道を選んだ新米行政書士は開業してもすぐに廃業してしまうため、行政書士の資格自体が「食えない資格」というイメージがついてしまっているといえます。

仕事が少ないのにも理由がある

行政書士の求人が少ないことには理由がいくつかあります。

まず、行政書士がもともと独立開業型の資格であることが理由の1つとして挙げられます。

これは司法書士や社会保険労務士などといった他の士業にも言えることですが、基本的に独立開業するための資格なので、既存の事業所に就職する際にはあまり有利には働きません。

また、営業や企画、経理などといった一般的な職種は様々な企業で幅広く需要があるのに対して行政書士は仕事自体が専門職であるため絶対的な需要が少ないという専門資格の特性があります。

この特性も、行政書士の仕事が少ない理由の1つです。

これらをみても独立開業が一般的であり、就職する人の割合は低いのです。行政書士として就職するという選択肢が少ないというだけで、全然仕事がないというわけではありません。

そもそも行政書士の就職先は?

人とPCの写真

さきほど、行政書士の求人が少ないという話をしましたが、そもそも行政書士の資格を持つ人の就職先とはどのようなところがあるのでしょうか?

ここでは行政書士の就職先や活躍できる場などについて、詳しく見ていきましょう。

独立開業

行政書士の資格を持つ人の一般的な働き方としていちばん一般的なのが、独立開業することです。

資格取得後、開業する人は以下のような流れで進める人が多いです。

  1. 数年間行政書士事務所で勤め、人脈や実務経験を獲得する。
  2. 独立して事務所を構える、もしくは数人の行政書士仲間や士業仲間と合同で事務所を出す

行政書士は「1000種の書類を扱える」といわれるくらい幅広い種類の書類を扱うことができますが、それゆえ取扱書類の分野を決めずになんでも受け付けると迷走してしまうことがあり得ます。

そのため、「遺言・相続関係」や「外国人関係」といったように自分の得意分野・専門分野を考慮し分野を狭めて開業するほうが顧客がつきやすいと言えます。

一般企業に就職

独立開業せずに行政書士資格を活かす方法として、一般の企業に就職する道もあります。

たとえば建設会社不動産会社などの企業では、許認可手続きや入札関係書類の作成の際に行政書士が活躍するため、一定程度の需要があります。

建設会社や不動産会社でなく一般の大手企業でも、法務部や総務部では法令に関する深い知識が要求されます。

そのため、行政書士資格を持っていると就職・転職の際に有利にはたらくだけでなく実際に働く中でも、行政書士資格を取る際に学んだ法律に関する知識が生きてくるのです。

コンサルタントとして活躍

行政書士は手続きや書類作成を代行するだけの資格であるので、AI化や行政事務手続きの簡素化が叫ばれている現在、行政書士本来の業務は減少傾向にあります。

今後、しっかりと稼いでいきたいならば、本来の手続き業務に加えて企業経営や相続に関連したコンサルティング業務などができる、新しいタイプの行政書士として働くという方法があります。

コンサルティング業務では、経営者や個人の顧客からの相談に乗ったり問題解決策を一緒に考えたりすることが主な業務となります。

ロボットでは取って替わることができないコミュニケーション力提案力を磨いておけば、需要は高まっていくでしょう。

就職した先で学んでおきたいこと

男性の写真

行政書士として就職した先で働いている期間に、様々なことを吸収して勉強しておけば、将来独立するときにも経験が大いに役立ちます

一般企業では、契約書の作成などを実務として学ぶことができたり、法律の知識を深めたりすることができます。そしてそれぞれの業種でのパイプを作ったりネットワークを築いたりすることもできます。

行政書士事務所では、何といっても集客や営業を現場で学べるのが魅力です。ただ与えられた仕事をこなすのではなく、お客さんとのコミュニケーションや仕事の取り方などを実際に肌で感じておくことが良いでしょう。

就職先を探すときの注意点

行政書士としていきなり開業するのは不安でしょうし、独立する前に就職して経験を積みたいという気持ちはよくわかります。しかし、求人募集に手当たり次第に応募するといったスタンスはおすすめできません。

就職することだけが目的になってしまうと、本来のキャリア形成を見失うことにもなりかねません。

まずは「将来的にどんなことをやっていきたいのか?」を考えてみてください。その次に「行政書士の資格を使ってどの分野で仕事をしたいのか?」を具体的にあげてみてください。

そうすると自分が目指したい方向が見えてくるはずです。就職先を探す際に「どのようなことが学べるのか?」「就職して得たものは先々の役に立つのか?」という視点で考えてみると、将来のビジョンが明確になるでしょう。

どうしても行政書士事務所で働きたい人は?

女性の写真

行政書士事務所で働きたいという人も多いと思います。行政書士の現場でさまざまなことが学べるというメリットがあり、経験したことが将来の開業にも役立ちます。

ここでは行政書士の求人の傾向、探すときのポイントなどについて詳しくみていきたいと思います。

事務所求人の見つけ方

行政書士の求人は、基本的に大手の求人サイトや求人雑誌に掲載していないことが多く、行政書士事務所のホームページなどで募集されていることが多いです。

ただし行政書士は実力主義の世界であるため、新米の行政書士として採用されても、補助や事務処理のような業務が多かったり、雇用形態もパートやアルバイトのような不安定な形が非常に多いです。

正社員の求人は少ない傾向にあり、安定して働きたい人にとっては厳しいかも知れません。しかし、開業する前の勉強期間として、アルバイトなど非正規雇用で一定の間に経験を積むことも一つの選択肢だといえます。

最近は若干求人が増加傾向

行政書士は景気の変動に影響されやすい仕事であるため、リーマンショック後の2009年以降は行政書士自体の仕事も減り、行政書士事務所の求人数も落ち込み気味でした。

しかし、最近は景気が復活してきたこともあり、比較的行政書士の求人も増えてきましたので、あきらめずに探し続けることが大切です。

求人サイト、ハローワークの求人、行政書士実務研修センターのホームページに掲載されている求人情報など、複数の媒体からこまめにチェックすると良いでしょう。

雇ってもらうには、面接を攻略せよ

運よく求人を見つけたとしても、行政書士の事務所に雇ってもらうためには避けて通れない「面接試験」がありますので、あらかじめ対策を考えておくことが重要です。

面接試験では「どうして行政書士になりたいのか」という理由とともに、「どんな業務を行いたいか」「行政書士として役に立つスキルや経験はあるか」という、行政書士ならではの質問がなされることが多いです。

そこで、事前に自己分析を行ったうえで、これらの質問に答えられるようにしておく必要があります。

また、採用側からすれば「すぐに辞めてしまうのではないか?」と懸念される可能性もあります。将来的には開業を目指すにしても、「最低でも○○年は、採用された事務所で頑張っていきたい」という思いを伝えることも大事です。

事務所に行政書士の募集がなくても

行政書士事務所に雇ってもらうことはできなくても、仕事のお手伝いなどを経験させてもらえる場合もあります。

まず、自分の事務所近くで開業している先輩行政書士事務所に粘り強く挨拶回りをしていくことで、仕事のお手伝いをさせてもらえるケースがあります。(かなり低賃金もしくは無銭の場合もあり)

次に、支部の役員を引き受けて行政書士同士の懇親会に出席することで先輩行政書士との人脈を構築でき、案件の共同受注をさせてもらえたり、居候行政書士として無給ながら事務所で実務経験を学ばせてもらえたりするケースがあります。

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独立を見据えて自立した行政書士になろう

女性の写真

独立開業する前に就職することは、行政書士としての実務経験が積めるという意味で非常に有意義です。しかし、就職すること自体がゴールではなく、就職した後も将来のビジョンを持ち続けることが大切です。

依存体質では成功しない

ここまで申し上げてきた通り、行政書士は本来的には独立開業することでお金を稼ぐ仕事です。

そのため、運良く行政書士事務所に雇ってもらえたとしても、所属事務所や先輩に依存して安定した給与を得ようと考える人は行政書士としては成功しません。

もし事務所に雇ってもらうことができた際には、将来の独立開業を見据えて営業スキルから経営のやり方に至るまで、事務所経営に必要なものすべてを積極的に学んでいくような自立した姿勢が必要です。

行政書士の求人の少なさと就職まとめ

行政書士の求人の少なさと就職まとめ
  • 行政書士の求人が少ない理由として、行政書士は独立開業型の資格であり専門職ということがあげられる。
  • 独立開業以外にも、就職先として行政書士事務所、建設会社や不動産会社、大手企業の法務部や総務部などがある。
  • 就職できたとしても、将来的な独立開業を見据えて積極的に学んでいくような自立した姿勢が大切である。

ここまで行政書士の求人が少ない理由や就職先、求人の探し方など、あらゆる側面から徹底的に解説してきましたので、ぜひ役立てて頂きたいと思います。

行政書士の資格自体が独立開業向けのものであり、求人も就職するケースも少ないです。 しかし求人を募集しているところもあるので、地道に探していくのが良いです。

開業前にどこかで修行したい場合は、求人を探すだけではなく、行政書士事務所や先輩行政書士に働きかけたり、仕事を経験させてもらえるチャンスを自分から取りに行く方法もあります。

行政書士は活躍のフィールドも幅広く魅力ある仕事です。ぜひ前向きにステップアップしてみませんか!

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