【速報】令和2年度(2020年)行政書士合格発表結果速報|受験者数・合格率を徹底考察

更新

この記事は専門家に監修されています

行政書士

宮城彩奈

令和2年度(2020年)行政書士試験合格発表結果

項目 全体
申込者数 54,847人
受験者数 41,681人
受験率 75.995%
合格者数 4,470人
合格率 10.7%
合格点 180点
合格者平均得点 195点
最年長合格者 76歳
最年少合格者 15歳

本日2021年1月27日、2020年度行政書士試験の合格発表が行われました。合格された皆様、おめでとうございます。

今回の行政書士試験は、新型コロナウイルスの影響もあり厳重な感染対策を行いながらの試験であったため、例年とは異なる様相を呈する試験でした。

試験に目を向けてみると、憲法や一般知識の難化傾向がみられましたが、全体を総合すると例年通りの難易度であったといえるでしょう。

以下では2020年度行政書士試験の受験状況や合格率、試験難易度について独自の見解も交えながら詳しく解説していきます。

2020年度行政書士試験をざっくり説明すると

  • 受験者数は昨年比で1,860人増
  • 全体の難易度は例年通り
  • 合格率は10.7%

このページにはプロモーションが含まれています

申込者数・受験者数は昨年よりも増加

2020年度行政書士試験の申込者数は54,847人、受験者数は41,681人と、前回試験と比較して申込者数は2,461人増加、受験者数は1,860人増加しました。

近年続いていた申込者数・受験者数の下降トレンドに終止符が打たれ、ここ2年で連続して増加しています。

申込者数・受験者数が今年も引き続き増加している背景としては、昨年から猛威を振るっている新型コロナウイルスによる雇用環境の悪化が挙げられます。

リストラなども報道されるなど、雇用のリスクが高まっていることから、自分の将来のリスクヘッジとして資格を取りたいと考えている人が増えているのです。

新型コロナウイルスによる雇用状況の悪化はしばらく続くと考えられるため、申込者数は来年度以降も増えると予想されます。

2020年度試験の難易度は「例年並み」

本年度の行政書士試験は試験全体でみると、例年並みの難易度となりました。

ただ科目ごとに見ていくと、憲法と一般知識が難化したため、特に一般知識は合格点である24点を切らないようにしっかりと得点を重ねられたかがポイントとなったでしょう。

2019年度行政書士試験の合格率は11.5%

2020年度の行政書士試験の合格率は10.7%という結果になりました。

合格率は昨年よりもやや減少しているものの、行政書士試験の例年の合格率である10%程度の範囲に収まっています。

今年度は試験全体の難易度は例年通りだったことから、例年通りの王道の学習法を愚直に実践して実力をつけた方が合格した試験であったといえるでしょう。

合格点は絶対評価が基本

行政書士試験の合格点は次のように定められています。

  1. 法令科目で122点以上
  2. 一般知識で24点以上
  3. 合計点180点以上(得点率60%以上)

よって、基本的には上の3つの合格点条件を満たすことで合格にたどり着くことができます。

ただし2006年度より行政書士試験には補正措置制度が導入されているので、試験問題の難易度によっては合格基準点が変動する可能性があります

実際、2015年度試験では合格ラインが引き下げられ、合計点166点でも合格することができました。

今年の試験の合格点は180点、合格平均点は195点でした。

2021年度の試験対策に向けて

行政書士試験は通信講座での対策で500~600時間、独学者の場合は800~1,000時間ほどの対策が必要になる試験となっています。

勉強期間に直すと、1日3時間毎日コツコツ学習しても最低半年は学習が必要となる試験であるため、2021年度試験の受験を検討している方々はぜひ今から余裕をもって学習をスタートさせることが大事になります。

特に社会人の方は、スケジューリングの関係で学習できない日がどうしても生まれてきてしまうため、この時期から対策を始めることはマストであるといえるでしょう。

独学合格には厳しい側面も存在

行政書士試験は先ほども述べたように、基本的には合格点が決まっている絶対評価制の試験となっていることから、独学者でも比較的対策を打ちやすい国家資格であるといえるでしょう。

ただ、各法律の内容の専門性が高い、長期間の学習が必要であるためモチベーションを保つのが容易でないなど、独学での学習をするにあたって乗り越える必要のある障壁は多数存在します。

よって、もともと大学で法律の学習を専門に行っていた、大学受験などを突破しており勉強が得意、などある程度の学習のアドバンテージを持っている方以外は基本的には独学をおすすめできません。

この際は、行政書士試験に深く精通しており合格までの最短ルートを提示してくれる通信講座を受講して合格を目指すのがおすすめです。

フォーサイトの通信講座が最もおすすめ

行政書士試験の合格を目指すなら、フォーサイトの通信講座が最もおすすめです。

合格実績にとにかく優れた講座であり、2019年度は全国平均の3.7倍である42.6%の非常に高い合格率を記録しています。

この実績は、合格点奪取に的を絞り試験を徹底的に研究して作られたテキストや忙しい方でも効果的な学習を可能にするeラーニング学習機能だからこそなせる業です。

合格率の高い行政書士講座を受講して、次こそ確実に合格を勝ち取りましょう!

フォーサイトの公式サイトはこちら

令和2年度行政書士試験の結果まとめ

2020年度行政書士試験まとめ

  • 受験者数は雇用状況の悪化を受け増加
  • 合格率は10.7%で0.8ポイント減少
  • 次の試験対策は今から始めるのがおすすめ

2020年度行政書士試験の合格速報について解説してきました。

新型コロナウイルスによる雇用状況に悪化により、行政書士試験の受験者数は増加しており、多くの方が受験する人気資格となっています。

非常に魅力的な資格なので、2021年度の試験を受験する方はぜひ今から対策を始めて合格の可能性を少しでも高めていきましょう。

資格Timesは資格総合サイト信頼度No.1