証券アナリストの平均年収は?年齢別・業種別年収から仕事内容まで徹底解説!

更新日時 2020/04/23

「証券アナリストって稼げる資格なの?」

「証券アナリストの年収っていくらくらいなの?」

このような疑問をお持ちの方、いらっしゃいませんか?

証券アナリストの仕事内容は、主に債券や株式などの市場を分析や会社の投資指標の作成です。

金融機関や証券会社などで勤めているイメージが強い証券アナリストですが、年収はいくらくらい稼げるのか気になっている人は多いと思います。

こちらの記事では、証券アナリストの平均年収や年齢別の年収な、具体的な仕事内容どについて解説していきます!

証券アナリストの年収についてざっくり説明すると

  • 平均年収は一般的なサラリーマンよりも高い水準にある

  • 成績が良いアナリストであれば、さらに高い年収も臨める

  • 今後の投資に関するニーズを捉えていくことが重要

  • 外資系の会社だと、成果に厳しい面が強いものの高待遇の求人が多い

証券アナリストの年収は高い?

札束の画像

証券アナリストの平均年収は651万円

証券アナリストとは、証券投資において専門的な知識と分析技術を活用して、情報分析と国や企業の投資価値の評価を行う仕事です。

基本的には証券会社や金融機関の社員として働いている人が多く、分析などのセクションに置かれています。

日系証券アナリストの平均年収は約651万円であり、外資系証券アナリストの平均年収は約800万~1500万円とかなり高年収です。

これらは日本の平均年収である422万円と比べても高く、かなり稼げる仕事と言えるでしょう。

証券アナリストの年齢別年収

日系証券アナリストとして働いた場合の年齢別の平均年収は以下の通りです。

年齢 平均年収
20代 約410万円
30代 約490万円
40代 約630万円
50代 約710万円

この表を見ると、日本の平均年収よりをやや上回る水準となっていることがわかります。

ただし、証券アナリストの能力にも個人差はあるため、様々なスキルを持っている人であれば平均年収よりも高い年収を稼ぐことも可能です。

最近は資産運用を始める人が増えているため、このような投資初心者向けのセミナーを行ったりすることで、多くの仕事を受けることが期待できます。

業界別の平均年収

収入は大事

証券アナリストの仕事内容

証券アナリストの主な仕事内容は、株式投資における市場分析・予測・情報収集や投資決定・M&A(企業買収)などが挙げられます。

また、人によっては企業の資産管理などを専門的に請け負って活躍している人もいます。

具体的な業務内容は、債券や株式などの投資対象となる価値の評価を行い、投資家や企業間の資本バランスを解析して投資家への助言を行うことです。

これらの分析や解析に関する業務は証券アナリストの腕の見せ所と言えるでしょう。

なお、証券アナリストは証券会社だけではなく投資信託会社・投資会社・生命保険会社やコンサルティング会社などでも活躍することができます。

また、金融機関などでも資産運用相談のセクションがあるため、これらの株式や債券などの金融商品を扱っている業種で活躍が期待できます。

業種ごとの年収

証券アナリストは様々な業種で活躍していますが、その中でも代表的な業種の平均年収を見てみましょう。

業種ごとの平均年収は以下の表のようになります。

業種 平均年収
証券会社 約660万円
投資信託会社 650万円
生命保険会社 630万円
金融機関 640万円

ご覧のように、平均値で見るとどの業種でも大きな差はありません。

金融機関に勤めるときの特徴として「雇用が安定しているため安心して働くことができ、一般的な水準の収入を得ることができる」点が挙げられます。

ただし、証券アナリストは基本的に実力主義であるため、自分のスキルを高めて信頼を重ねて成果を挙げればその分年収が上がっていきます。

また、会社内での昇給や昇進のスピードも無資格者と比べるとかなり早い傾向にあるため、証券アナリストの資格は持っていたほうが有利と言えるでしょう。

なお、表の中にはないコンサルティング業務などは特に実力主義の面が強いです。

金融機関などに所属せずに独立している証券アナリストにもなると、経済紙にコラムを寄稿したりインターネット上で金融に関する記事を掲載したりして高い収入を得ることもできます。

そもそも証券アナリストになるには

背負って歩く人

証券アナリストの資格を取得する

そもそも、証券アナリストになるためには「日本証券アナリスト協会」の通信講座を受講して試験の全科目について合格することが必要です。

この日本証券アナリスト協会の通信講座を受講しなければ試験を受けることができないため、注意しましょう。

なお、試験は第一次レベルと第二次レベルの二段階になっています。

また、日本証券アナリスト協会の検定会員(CMA®)になるためには、厳しい要件があります。

まず、第2次レベル試験の合格者であることに加えて、「証券分析業務等の実務経験3年以上」または「証券分析に関する学識、経験、能力を充分に備えた者」の条件をクリアしなければなりません。

ちなみに、「証券分析業務等の実務経験」として認められるものは、以下のようなものです。

  • 金融機関等における資産運用・証券投資相談業務(個人顧客と法人顧客を含む)
  • 金融機関等におけるリサーチレポートの作成
  • 証券・債券・株式・不動産への投資業務
  • 経済・産業・金融に関する分析業務
  • 監査法人における監査業務

これらはあくまで一例であり、「この業務は該当するのかな?」という疑問がある場合は問い合わせたり、ホームページなどで確認してみてください。

このように、会員になるためには知識と実務経験が求められるため、日本証券アナリスト協会の会員は高いレベルの人たちが揃っていると言えるでしょう。

証券アナリストの求人状況は?

証券アナリストの求人は近年、増加傾向にあります。

投資理論の発展・金融業務の規制緩和・日本経済の成熟に伴う資産運用ビジネスの拡大などの背景から、金融に関して高いレベルの知識とスキルを持つ証券アナリストのニーズが高まっているのです。

これにより、市場や株価の動向を予測する経済アナリストや金融アナリストの需要も増え、活躍できるフィールドが広がっています。

特に近年は年金に関する暗いニュースが多いことから、資産運用に興味を持ち投資を始める人が増えています。

今後も投資に興味を持つ人たちが増えていけば、経済アナリストや金融アナリストの需要は増え続けていくだろうと予測されているのです。

また、これからは今まで以上にデータの分析や情報発信が重要となります。

そのため、日本の経済を分析の面から支えているアナリストの重要性は高まっていき、魅力的な求人も増えていくでしょう。

年収をさらに上げる方法

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転職・追加資格で年収を上げられる

証券アナリストでの活躍するフィールドでは、実績や信頼度が収入に大きく影響します。

実務経験をしっかりと積んで転職を繰り返しながら、実績やスキルを磨いてどんどん年収を上げていくのが一般的なキャリア形成です。

多くの証券アナリストは10年程度は同じ会社実績を積み、30~40代で転職を行う人が多いです。

また、証券アナリストの資格に加えて他の資格を取得して、より幅広い分野の実績を積む人も多くいます。

具体的には、中小企業診断士や社会保険労務士などの資格を取得する人が多く、中小企業のコンサルタントや労働基準などの労働法の知識を生かして、企業に様々な提案やコンサルタントを行っています。

金融機関に勤めていて幅広い投資商品の知識や保険制度について詳しくなりたい人は、ファイナンシャルプランナーの資格を取得すると非常に幅広い知識を身に着けることができるためオススメです。

また、外資系での活躍を希望する場合はMBAを取得して実務に生かしている人が多くいます。

なお、信頼と実績を重ねて評判が高まることで、証券アナリストは独立も可能な職種です。

独立することでリスクは伴いますが、自分のコンサルタント能力や営業力次第では勤務していた頃よりも高い収入を狙うことも可能となります。

外資系企業だと1000万円以上稼げる

順調に実績を重ねて評判が高まり、実力があると判断された証券アナリストの場合、ヘッドハンティングが頻繁に行わます。

特に、外資系の会社からのヘッドハンティングは高待遇のものが多く、証券アナリストで年収1000万円以上を稼ぐことも可能です。

ただし、外資系に転職するのであればビジネスレベルの英語力は仕事をする上で必要不可欠です。

そのため、外資系への転職を目指しているのであれば、できるだけ早い時期から英語の勉強を始めて語学力を高めておくことが大事になります。

また、外資系企業の特徴として成果主義の面が強い点が挙げられます。

つまり、成果を出せば高年収を稼ぐことができますが、逆に思うように結果が出せずに成果を上げることができなかった場合は年収が下がるリスクを孕んでいる点には注意が必要です。

証券アナリストに向く人

働く男性

様々なメリットがある証券アナリストですが、自分に適性があるか確認することも重要です。

情報を分析して分かりやすく伝えるスキル

証券アナリストは、多くの金融商品を国際情勢の動きやニューヨーク株式市場の動きなど、様々な角度から分析します。

また、過去の市場の値動きなど様々なデータを頭に入れておく必要があります。

そこで、得られた情報を的確に分析した上で、自分の言葉に変えてアウトプットしていく能力が求められるため、正確な分析能力と人に対して分かりやすく伝える能力がある人は証券アナリストに向いていると言えます。

また、些細な事柄にも興味を持って様々な金融商品の動向を注視する好奇心と集中力、また不要な情報を捨てて必要な情報だけをピックアップする情報処理能力も必須です。

そのため、説得力のある分析能力と、誰が聞いても分かりやすく説明できるコミュニケーション能力などのスキルは磨いておくと良いでしょう。

株式などの金融商品に興味がある

債券・株式・不動産投資など多くの投資商品がありますが、それぞれの特徴を理解して興味を持てる人であれば経済アナリストや金融アナリストに向きます。

特に、近年は銀行の利率がとてつもなく低いため、効率的に資産を増やすために株式投資に興味を持つ人が増えています。

しかし、株の売買はハイリスクハイリターンの運用なので、素人が手を出しても簡単に成功するわけではありません。

そこで、株価がどのような出来事に応じて動くのかを理解し、今後の動きを予測するアナリストの存在は投資家にとって必要不可欠なのです。

株価の分析に興味を持っていて、実際に自分自身で投資経験がある人がであれば、証券アナリストという仕事に適性があると言えるでしょう。

精神力が強い

証券アナリストは様々な要因を分析して株価の推移などを予想しています。

分析のプロフェッショナルであるとはいえ、経済は生き物なので必ず予想が当たるとは限りません。

投資家の中にはアナリストの予想を鵜呑みにして株式の売買を行っている人も多く、予想が外れてしまうと評判が悪くなったりバッシングを受けることもあるでしょう。

また、会社によっては減給などの処分を受けてしまうこともあるかもしれません。

そうなってしまっても挫けずに反省を踏まえながら分析を続けていける精神力が求められます。

とにかくお金が好き

お金を増やすことに興味がある人でなければ、証券アナリストは向きません。

こう言うと意地汚いイメージがあるかもしれませんが、金融商品ごとの特徴をしっかり理解して、その商品特有のリスクやリターンなどを分かりやすく説明できることがアナリストに求められます。

お金が好きでなければそもそも金融商品の勉強や分析は行わないため、人に情報を伝える前に「まずは自分がお金に興味を持つ」意識がないといけません。

良いアナリストとは、基本的にお金が好きで資産運用を積極的に推奨する人が多いため、とにかくお金に興味を持つことが重要です。

また、ベテランのアナリストにもなると自身の成功談や失敗談など、ネタを豊富に持っているため非常に有益なアドバイスをくれます。

このように、実際に自分で資産運用を行い成功と失敗を含めて、とにかく経験を積むことが重要です。

証券アナリストの年収まとめ

証券アナリストの年収まとめ

  • 待遇が良い魅力的な求人が多くある

  • 仕事の内容によって年収に差はあるものの、活躍できるフィールドはとても広い

  • 中小企業診断士などのダブルライセンスがあれば、さらにキャリアアップを臨める

  • 知識とスキルをどんどん高めていく意識も重要

アナリストとは、自分の分析に自信を持って情報を発信していかなければならないため、アナリストになるには豊富な知識と優れた観察力などが求められます。

国際情勢など、多くの事柄の内容が値動きに関わってくるため、時事に敏感になることも求められます。

証券アナリストは取得することで自分の価値を上げることができる魅力的な資格なので、ぜひ興味があれば取得を狙ってみてください。