【2024年最新】土地家屋調査士の独学におすすめのテキスト・問題集ランキング5選
「土地家屋調査士のおすすめのテキストや問題集が知りたい!」
「土地家屋調査士に独学でも合格できる?」
このようや疑問をお持ちの方、いらっしゃいませんか?
土地家屋調査士は不動産系資格の中でも難易度が高い部類に入り、質の高いテキストと参考書が欠かせません。
また、難易度が高いため独学での合格はかなり難しいのが実情です。
こちらの記事で、土地家屋調査士のおすすめ教材や教材を選ぶポイントについて解説していきます!
この記事を読み終わる頃には、自身にとって最適なテキストや問題集が把握できるでしょう。
土地家屋調査士のオススメのテキスト・問題集をざっくり紹介
- 自分にとって分かりやすいと感じたものを使い続けると良い
- 直近の法改正に対応して最新版のものを使うようにしよう
- 市販のテキスト・問題集はかなり少ないので注意
- おすすめは「調査士六法」「受験100講」など
このページにはプロモーションが含まれています
土地家屋調査士のテキストの選び方
土地家屋調査士は土地家屋調査法に基づく国家資格であり、不動産登記に関する独占業務が与えられています。
土地家屋調査士として働くためには法務省が実施する試験に合格した後、土地家屋調査士として登録を行う必要があります。
土地家屋調査士試験の合格率は例年8~9%程度と難関試験であるため、質の高いテキストを準備してしっかりと勉強する必要があります。
こちらのトピックで、土地家屋調査士の試験対策用テキストを選ぶ際のポイントを解説します。
テキストが少ないので慎重に選ぶ
土地家屋調査士は難関資格でありながらあまり知名度は高くなく、市販のテキストも数が限られています。
令和4年度の土地家屋調査士試験の出願者数は5400人となっており、他の難関国家資格である社労士や司法試験などと比較するとその数はかなり少ないです。
また、土地家屋調査士のテキストの中にはページ数が多く分かりにくいものや、発売年月日が古いものあるため慎重に選びましょう。
大手の予備校が出しているテキストや過去問題集は、分かりやすく使いやすいものが多いです。
なお、土地家屋調査士のテキストは東京法経学院、早稲田法科専門学院、日進学院、LECなどから発売されています。
実際に書店に足を運び、必ず自分の目でテキストを確認するようにしましょう。
ただ、行く時間が取れなかったり近隣に複数テキストを置いているような書店がない場合は、おすすめのテキストをランキング形式で紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
自分が解説を読んで理解できるか
テキストを読むだけでなく、予想問題や過去問題などの試験問題を解くことも重要です。
問題を解いた後に解説を読むことで理解が深まりますが、この解説が丁寧かどうか・自分にとって分かりやすいかどうかを必ず確認しましょう。
具体的には、正答に結びつくまでのプロセスを丁寧に解説しているかどうかを確認すると良いでしょう。
市販のテキストの中には「ある程度は理解できている前提」で丁寧に解説をしていないものもあります。
択一問題では「選択肢が間違っている理由」が丁寧に解説されているか、書式問題では電卓や定規などの使い方が書いてあるか確認し、自分が実際に解説を読んで理解できるかどうかを重視しましょう。
法改正などが反映されているか
最近は民法の改正がニュースになりましたが、民法のみならず法改正があった分野はよく出題されます。
テキストを選ぶ際には、テキストがいつ出版されたか・最新の法改正に対応できているかどうかは必ず確認しましょう。
もしも情報が古いと勉強が無駄になってしまうため、必ず最新版の教材を使いましょう。
最新版のテキストのラベルには「法改正に対応!」などの文言が強調されているため、確認しておくと良いでしょう。
土地家屋調査士のおすすめ参考書・問題集5選
ここからは、土地家屋調査士のおすすめ人気テキストをランキング形式で紹介していきます。
1位:土地家屋調査士六法
おすすめの1位は「土地家屋調査士六法」で、出版社は東京法経学院です。
内容が充実していて読みやすい
出版社である東京法経学院は土地家屋調査士試験対策の通信講座・通学講座を開講しており、試験対策のノウハウを豊富に持っています。
土地家屋調査士試験対策において六法はずっと活用するものなので、この「土地家屋調査士六法」のように内容が充実したものを選ぶと良いでしょう。
不動産登記法の各条文について関連する判例や先例の要旨、さらに他の関連法令の参照条文の条数まで掲載されているため、周辺知識もまとめて勉強することができます。
法律の勉強経験がない方は、六法の使い方や読み方などは苦労しますが徐々に慣れていけば問題ありません。
2位:土地家屋調査士受験100講
おすすめの2位は「土地家屋調査士受験100講」で、出版社は早稲田法科専門学院です。
大手資格学校のノウハウで実力アップ
早稲田法科専門学院は土地家屋調査士・測量士補の専門資格学校であり、50年以上の指導実績を誇ります。
つまり、試験データや合格のノウハウを豊富に持っているため、非常に有益な情報を詰め込んだテキストとなっています。
このテキストは土地家屋調査士受験に必要な登記法・調査士法を完全網羅しており、多くの合格者が利用しているバイブル的存在です。
理論編2冊と書式編1冊で構成されており、持ち運びにも便利です。
収録している内容は多く全て読むのに時間はかかってしまいますが、繰り返し読めば確実に合格に必要な学力が身に着くでしょう。
初学者でも分かりやすい内容となっているため、非常におすすめのテキストです。
3位:土地家屋調査士「測量計算と面積計算」
おすすめの3位は土地家屋調査士「測量計算と面積計算」で、出版社は早稲田法科専門学院です。
計算問題をわかりやすく解説
このテキストは、午後の部の記述式試験対策で必須の「土地の座標値の計算および面積計算」「建物の床面積の計算」について分かりやすく学ぶことができます。
また、電卓の使い方や座標の求め方なども解説しているため、初学者でも分かりやすいと評判です。
併せて、同じシリーズの「登記申請書と添付画面」もオススメで、セットで使えば初学者でも書式問題に十分対応できる学力が身に着きます。
また、2位で紹介した「土地家屋調査士受験100講」と同じ早稲田法科専門学院が出版社なので、これら同じシリーズで教材を統一すると良いでしょう。
4位:土地家屋調査士 過去問
オススメの4位は「土地家屋調査士 過去問」で、出版社は建築資料研究社です。
本番を想定した実践的な演習が可能
この過去問題集は、「択一式過去問」「記述式過去問」「令和元年度本試験問題と解説&口述試験対策集」の3種類が用意されています。
過去8年分の過去問が収録されており、令和元年度のものは本番形式で掲載されているため本番前の腕試しで活用することもできます。
問題量はやや少ないもののその分重要な問題が厳選されているため、この過去問題集を使えば重要論点はバッチリ押さえることができます。
本番を想定した実践的な演習に取り組むことができるため、ぜひ手元に準備しておきましょう。
5位:土地家屋調査士 書式過去問マスター
おすすめの5位は「土地家屋調査士 書式過去問マスター」で、出版社は東京法経学院です。
豊富な問題量と詳細な解説
この過去問テキストは「登記別書式過去問集の決定版」という評価を受けており、書式問題に特化しています。
平成元年度から29年までの全問と、昭和44年度からの昭和時代の過去問から厳選した問題を掲載しているため、数多くのアウトプットをこなしたい方には最適です。
多くの過去問に目を通して実際に解いてみることで本試験での対応力が鍛えられるため、何周もこなして自信をつけると良いでしょう。
またテキストは
- 土地家屋調査士 書式過去問マスター1<土地編>
- 土地家屋調査士 書式過去問マスター2 <建物・区分建物編>
の2つのテキストに分かれているため、それぞれを準備しておけば書式問題対策はバッチリです。
土地家屋調査士に独学で合格する勉強法
こちらのトピックでは、おすすめのテキストを使い独学でも合格の狙える学習法について解説していきます。
まずはどんな試験問題が出るか知ろう
まずは試験でどのような問題が出題されるのかを把握し、出題が多い科目を重点的に対策するなどしてメリハリをつけた勉強をしていきましょう。
- 筆記試験
<午前の部>
平面測量10問・作図1問
<午後の部>
択一式は民法3問・不動産登記法16問・土地家屋調査士法1問 書式は土地1問・建物1問
- 口述試験
1人15分程度で面接形式で行われ、試験範囲は筆記試験の午後の部と同じ
以上のように、筆記では不動産登記法のウェイトが重いことが分かります。
自分の得意不得意や勉強の進捗を見ながら、効率の良い勉強を意識してください。
勉強時間は1000時間以上必要
非常に難関な試験である土地家屋調査士に合格するためには、一般的に1000時間以上の勉強時間が必要と言われています。
単純計算で1日3時間勉強しても1年はかかってしまうので、忙しくてもしっかりと勉強時間を確保することが重要です。
また、せっかく時間を確保できても勉強の質が悪くダラダラと勉強していては身になりません。
貴重な時間を無駄にしないためにも、しっかりと集中して勉強するようにしましょう。
「1時間勉強したら10分休憩」など集中力を保つ工夫をして、モチベーションが持続できるように注意を払うと良いでしょう。
土地家屋調査試験の勉強時間について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
民法は出題範囲に重点を置く
民法は生活に密着している法律ではありますが、勉強した経験がある方は多くありません。
一方で、宅建士の受験経験がある方であればなじみがあるため、スムーズに勉強できるでしょう。
土地家屋調査士試験においては「総則」「物権」「相続」からそれぞれ1問ずつ出題されるので、これらに重点を置いて勉強すると良いでしょう。
なお、民法が出題されたのは平成16年度試験からなので、最新情報が反映されたテキストに取り組むことが重要です。
しっかりと民法の対策をしたい場合は、行政書士など他資格の過去問題集やテキストを参考にすると効果的な対策ができます。
不動産登記の専門用語を理解
不動産登記においては、「表題登記」と「表題部の登記」など似たような用語が多く出てくるためしっかりと整理しておくことが重要です。
不動産登記をするためには専門的な知識やスキルが必要になるため、一般人が行うことはほとんどありません。
そこで、不動産の権利変動があった際には不動産登記のプロフェッショナルである土地家屋調査士の出番なのです。
不動産登記法は、まず参考書や基本テキストで用語とその概念を理解するようにしましょう。
基本的な知識を身に着けておかないと問題を解くことはできないため、丁寧なインプットをこなしてから問題演習を行うと効果的です。
計算問題は基本をマスター
土地の問題に取り組む際には、座標値の計算を間違えるとその後に求める辺長や地積も全て間違えてしまうため座標値の計算は非常に重要です。
「点の移動」「放射計算」「交点計算」「補正計算」は、電卓の使い方も含めて必ずマスターしておきましょう。
法律問題とは違った難しさがありますが、実務においても必ず求められるスキルになるため、必ず計算問題はできるように仕上げておいてください。
申請書はパターンを徐々に習得
土地の問題では出題パターンがある程度限られているため対策がしやすいですが、建物の問題ではパターンが多く様々な出題パターンに対応できるようにしておく必要があります。
まずは基本的なケースや申請書のパターンを覚え、徐々に複雑なものに挑戦すると良いでしょう。
慣れないうちは苦労しがちな問題ですが、慣れていくにつれてスラスラと解けるようになるためコツコツと努力を重ねていってください。
過去問演習が最も重要
択一式は過去問を何度も解いて出題パターンを掴むことが重要です。
過去問で間違えた箇所や理解が中途半端な分野は、必ずテキストに戻って復習することを心がけて下さい。
丁寧に解説を読み込んだり改めてテキストを読んだりして復習することで、より強く印象に残り正確に覚えることができます。
また、法・令・規則・準則に関しては六法を使って確認するようにしましょう。
これらの条文はとっつきにくく読むのも大変ですが、不動産登記のルールなどを定めている非常に重要なツールなので丁寧に読むこむようにしましょう。
以下の記事では土地家屋調査士試験の独学合格ついて徹底解説しています。ぜひご覧ください。
効率よく合格するなら通信講座
土地家屋調査士は合格率が10%を割る年も多い難関国家資格であり、上記の勉強法を実践して合格まで1人で到達するのは難しいでしょう。
そこで、効率的に勉強を行い合格をつかみたい人は通信講座(オンライン予備校)の受講をおすすめします。通信講座ならわかりやすい解説はもちろん、カリキュラムに沿って効果的に勉強を進めることができます。
また、オンラインで学べる通信講座なら忙しい社会人の方でも隙間時間に勉強することも可能でしょう。
数ある調査士講座の中でも特におすすめなのがアガルートの土地家屋調査士講座です。
最大の特徴は高い合格実績であり、令和5年度の試験の合格率は全国平均の6.5倍に上る63.41%でした。
また、合格した際には講座費用の全額返金制度も行っており、こちらも他の講座会社にはない驚異の制度であるといえます。
魅力が詰まった講座となっているので、受講をぜひ検討してみてください!
独学者向け土地家屋調査士のテキスト・問題集まとめ
土地家屋調査士の独学にオススメのテキスト・問題集
- 土地家屋調査士六法
- 土地家屋調査士受験100講
- 土地家屋調査士「測量計算と面積計算」
- 土地家屋調査士 過去問(建築資料研究社)
- 土地家屋調査士 書式過去問マスター
土地家屋調査士試験は非常に難易度が高いので、質の高い教材や自分にとって分かりやすいものを選ぶ必要があります。
教材選びを慎重に行わないと、非効率な勉強になってしまい合格は遠のいてしまうでしょう。
教材選びで迷った場合は、ぜひこの記事で紹介したものを選んでみてください。
土地家屋調査士の独占業務は常に需要があり将来性も豊かなので、ぜひ良い教材を使って合格を掴み取ってください!