【最新版】LinuCのおすすめ参考書・問題集ランキング6選を徹底解説!

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「LinuCの対策におすすめの参考書・問題集はどれ?」

「独学で対策するならどんな勉強法が良いの?」

などと疑問をお持ちの方もいるでしょう。

LinuCはLinuxの活用スキルを評価する日本独自の試験です。国際資格であるLPICとかなり似ていますが、国内で活用するなら日本市場に最適化されたLinuCの方がおすすめできます。

今回はそんなLinuCの対策におすすめの参考書・問題集をランキング形式で6冊紹介します。

独学者におすすめの勉強法も合わせて解説するのでぜひ参考にしてください。

LinuC対策におすすめの参考書・問題集をざっくり説明すると

  • 自分にあった特徴を持つテキストを選ぶべき
  • LPICの参考書を活用するのもおすすめ
  • 独学に限界を感じるなら、動画教材を利用すると良い

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Linucの基本知識

LinuCはLinuxの活用スキルを測定する日本人向けの試験です。

Linuxに関する資格としては国際資格であるLPICが有名ですが、Linuxは国によって人気のディストリビューションが異なるなど地域性が色濃いOSなので、LPICは日本市場とぴったり合致した試験とは言えません。

そうした背景のもとで、日本市場に最適化されたLinux資格として開発された国内独自の試験がLinuCです。

日本で働くエンジニアに必須のスキルを習得できるので、国内では活用の機会が多いでしょう。

Linucの試験難易度

LinuCには3つのレベルがあり、それぞれのレベルで複数の試験が実施されています。詳細は以下の通りです。

レベル 試験名
レベル1 101試験
102試験
レベル2 201試験
202試験
レベル3 300試験
303試験
304試験

レベル1はLinuxに関する基本的な知識・スキルが試される試験で、いわばLinuCの入門編です。レベル2は専門性の高い内容であり、合格すればエンジニアとしては即戦力というくらいの水準だと言えるでしょう。

さらにレベル3を取得すれば、各分野(混在環境・セキュリティ・仮想化及び高可用性)で最高レベルの技術力の証明となるため、仕事においてはかなり有用です。

ちなみにLinuCの合格率は公表されていませんが、同系統の試験であるLPICの合格率は全体で35%程度と言われており、LinuCのそのくらいだと考えて良いでしょう。

そのため、合格率という観点で見ると、難易度は比較的高い試験であると言えます。

試験はCBT方式で実施される

LinuCの試験は、いずれもCBT方式で実施されます。全国のCBT会場で随時受験でき、点数及び合否もその場で知ることできるので、手軽に挑戦できる試験と言えるでしょう。

ちなみにどの試験も試験時間は90分、問題数は約60問で、65〜75%程度の正答率があれば合格となります。

Linucの詳しい内容は下記の記事をご覧ください。

LinucとLPICの違いを押さえよう

LPICはLinuxの活用スキルに関するグローバルな資格であるのに対し、LinuCは日本市場に特化した資格です。

なお、LinuCはLPICの形式を多分に踏襲しているため、試験の難易度・レベルや対策方法に関してはほとんど変わりません

ちなみにLinuCが新設された背景には、LPICの試験問題が流出するという情報漏洩問題が発生し、LPICの資格としての信用度が下落してしまったということがあります。

よってこの点を考慮に入れるなら、信頼性がより高いのはLinuCの方であると言えるでしょう。そのため、日本国内でLinuxのスキルを証明したいというのであれば、LinuCの受験をおすすめします。

LinucとLPICの違いについては下記の記事も併せてご覧ください。

参考書選びでみておきたい4つのポイント

以下ではLinuC対策の参考書を選ぶ際に着目すべきポイントを4つ紹介します。

教材の特徴

参考書を選ぶ際は、やはりその本がどんな特徴を持っているのかという点をよく確認するべきです。具体的には以下のような点に着目し、ご自身に合った特徴の参考書を選びましょう

  • 説明・解説のわかりやすさ
  • 教材のレベル・難易度
  • 手を動かすことのできる練習問題はあるか

これらの点は、学習の効率・効果に大きく関わるため、スムーズに実力をアップさせていくためにもよく確認しておくべきです。

LPIC用の教材も使ってOK

日本市場に特化したLinuCよりも、国際資格であるLPICの方がメジャーな資格であるため、参考書などの教材はLPIC用のものの方が広く流通しています。

先述した通り、LinuCとLPICで対策方法はほとんど変わらないため、LinuCの勉強ではLPIC用の教材を使っても構いません

特にレベル2・レベル3に関しては、LinuC用の参考書がまだ十分に揃っていないので、それらのレベルを受験する場合はLPICの参考書も積極的に活用するべきです。

出版会社・著者の信頼性

出版社や著者が信頼に値するかという点も非常に重要です。

参考書でインプットした知識をベースにその後の試験対策を進めていくわけなので、もし参考書に間違った情報が記載されていれば、試験対策自体が破綻してしまいます

そのため、書かれている内容の信憑性が高い参考書を選ぶべきであり、それを確認するためにうってつけの基準が出版社や著者の信頼性なのです。

よって例えばAmazonなどで参考書を購入する場合は、出版社や著者がLinuC・LPIC関連の著作をどのくらい出しているのかなどを確認するのが良いでしょう。

購入者による評判・口コミ

商品のレビュー欄などには、商品の良し悪しに関する購入者の率直な感想が記載されているため、悪い点も含めて商品の全体像を把握する上では非常に重要な指標であると言えます。

しかし、それぞれの意見には主観的な要素が多分に含まれているため、一つの意見を鵜呑みにするのは危険です。複数の意見を比較・検討した上で、判断材料にするのが良いでしょう。

LinuC対策おすすめ参考書ランキング6選

ここからはLinuC対策におすすめの参考書をランキング形式で6冊紹介します。

1位:最短突破 Linucレベル1 合格教本

最短突破 LinuCレベル1 バージョン10.0 合格教本[101試験, 102試験対応]
4158円
最短突破 LinuCレベル1 バージョン10.0 合格教本[101試験, 102試験対応]
4158円

LinuCを専門に扱う数少ない参考書であり、レベル1の101・102試験に対応した1冊です。初めてLinuCの対策を行うなら、まずこれから手をつけると良いでしょう。

Linuxの研修に関する経験・実績が豊富な講師によるわかりやすい解説が掲載されいているので、初心者がLinuxの基礎知識を身に付け、LinuCレベル1の対策をするには持ってこいの1冊です。

また付属のDVD-ROMにはLinux仮想マシンが収録されており、実際に手を動かしながら学べるので、効率よくスキルを習得することができるでしょう。

さらに各章末の演習問題や、101試験と102試験の出題範囲に合わせた模擬試験も収録されているため、インプットだけでなくアウトプットも十分に行えます、

2位:1週間でLPICの基礎が学べる本

1週間でLPICの基礎が学べる本 第3版 徹底攻略シリーズ
2640円
1週間でLPICの基礎が学べる本 第3版 徹底攻略シリーズ
2640円

Linuxの基礎知識を短期間で一通り習得できる参考書です。LPICの参考書ではありますが、LinuC対策にも問題なく活用できます。

LinuCの対策に必須の前提知識をインプットすることができるので、試験対策の導入として用いると良いでしょう

初心者の場合は、この参考書で知識のベースを作っておくことで、対策本を使った学習がよりスムーズに進められるはずです。

なお、本書の購入者はWeb上で仮想マシンをダウンロードできるので、こちらも実際に手を動かしながら学ぶことができます。

3位:Linux教科書 LinuCレベル1

Linux教科書 LinuCレベル1 Version 10.0対応
4180円
Linux教科書 LinuCレベル1 Version 10.0対応
4180円

LPIC受験者の間で「あずき本」として親しまれている「Linux教科書(Linux技術者認定試験学習書)」シリーズのLinuC版が、満を持して登場しました。

LPICの対策本では売り上げNo.1である同シリーズのノウハウが凝縮されており、実施団体であるLPI-Japanの認定も受けているので、信頼度は抜群であると言えるでしょう。

また各章末が練習問題が、巻末には模擬試験が収録されているため、学習したことを確認するための演習も十分に行えます。

4位:Linux教科書 LinuC レベル1 スピードマスター問題集

Linux教科書 LinuC レベル1 スピードマスター問題集 Version10.0対応
2750円
Linux教科書 LinuC レベル1 スピードマスター問題集 Version10.0対応
2750円

第3位の参考書に対応したLPI-Japan認定の問題集で、472問という豊富な演習問題が収録されているので、アウトプットにはことらを活用すると良いでしょう。

Linux教育において評価されている著者の丁寧でわかりやすい解説が収録されており、問題を解いて、解説を読み込むという流れで学習すれば、テンポよくレベルアップできるはずです。

101試験・102試験それぞれの模擬試験も付属しているため、問題演習にはこれ1冊あれば十分でしょう。

5位: Linux教科書 LinuCレベル2

Linux教科書 LinuCレベル2 Version 10.0対応
4400円
Linux教科書 LinuCレベル2 Version 10.0対応
4400円

LinuCのレベル2を専門とした数少ない参考書なので、レベル2の受験者には必携の1冊だと言えます。201試験・202試験の出題範囲を完全にカバーしているため、インプット用には最適です。

またLinux実習環境をWeb上でダウンロードでき、実際にコマンド入力を行いながら実践的に学習できるため、効果的にスキルを習得することができるでしょう。

なお第3位の参考書と同じシリーズなので、合わせて用いることで一貫した学習ができ、効率よく試験対策が行えるはずです。

6位:徹底攻略LPIC level3

徹底攻略LPIC Level3 304教科書+問題集[Version 2.0]対応 徹底攻略シリーズ
3168円
徹底攻略LPIC Level3 304教科書+問題集[Version 2.0]対応 徹底攻略シリーズ
3168円

2020年10月現在、LinuCのレベル3に対応する参考書は出版されていないため、レベル3を受験する場合はLPICの参考書を用いるのが最善だと言えます。

試験範囲を完全にカバーした詳しい解説(教科書)と豊富な実践問題+2回分の模擬試験(問題集)がセットになったテキストなので、1冊で試験対策を完結させることが可能です。

なお、この「徹底攻略LPIC Level3」シリーズでは、300試験・303試験・304試験のそれぞれに対応する参考書が出版されているため、自らが受験する試験に対応するものを購入しましょう。

独学者のためのおすすめ勉強法

以下ではLinuCの対策を独学で行う場合におすすめの勉強法を紹介します。

テキストは必ず1つに絞る

特にLinuCレベル1を受験する場合は、複数の参考書の候補があるので、参考書を使っているうちに一方から他方へと目移りしてしまうこともあるでしょう。

しかし、基本的には参考書は一つに絞って学習を進めるのがおすすめです。どの参考書も書かれている基本的な内容は同じなので、途中で参考書を変えることに合理性はありません。

また参考書によって解説の仕方が異なるため、複数を併用すると解釈の違いに戸惑ってしまうこともあるでしょう。

以上より、色々なテキストに手を出すことにはデメリットが大きいため、1冊に決めて対策を行うべきです。

学習が捗らない場合はテキストを放り出したくなる衝動に駆られることもあるでしょうが、グッと堪えて1冊をとことん読み込みましょう。

学習サイトを活用した勉強もおすすめ

試験対策には学習サイトも有効活用するのがおすすめです。特にPing-tでは、LinuCレベル1の豊富な過去問が無料で利用できるため、積極的に使ってみましょう。

また有料コンテンツではありますが、レベル2・レベル3の演習問題も使えるため、中級者・上級者の方にもおすすめできます。

学習サイトなら、スキマ時間に手軽に問題演習を行うことができるので、活用するメリットは非常に大きいと言えるでしょう。

問題演習は必須

知識をインプットしただけでは、まだそれを試験でフル活用できる状態とは言えません。

インプットの成果を試験で最大限発揮するには、十分に問題演習を通して、習得した知識を「使える知識」へと変換することが大切です。

よって参考書で知識をインプットしたら、問題演習を何度も繰り返し行いましょう。

なお、ある程度問題演習を積めば、自身の苦手範囲がわかってくるはずなので、そうなったらその範囲中心の学習にシフトしていくべきです。

また問題を解きっぱなしではなく、必ず間違えた問題をメインに入念な復習を行いましょう。

復習によって知識の穴を埋めていくことで得点力が伸びていくため、この作業をサボってはいけません。

LinuC対策におすすめの参考書・問題集まとめ

LinuC対策におすすめの参考書・問題集まとめ

  • 問題集でのアウトプットを十分に行うことが大切
  • Ping-tなどの学習サイトならスキマ時間に勉強できるので便利

LinuC対策におすすめの参考書・問題集を紹介しました。

LinuC対策のテキストを購入する際は、実際に手を動かしながら学習できるかなどの特徴に着目するべきです。

また特にレベル2・3の教材は少ないので、必要に応じてLPICのテキストも活用すると良いでしょう。

なお、読み込む参考書は一冊に絞り、インプットだけでなくアウトプット(問題演習)も十分に行うように心がけるべきです。

以上を参考に、ご自身にぴったりの参考書・問題集を探してみてください。

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