【2021最新】建築士通信講座・予備校ランキング|おすすめ12講座を徹底比較!
「建築士の通信講座を受けたいけれど、どこがいいのかわからない…」
「建築士の通信講座の違いについて詳しく知りたい!」
このようなお悩みを持つ方、多いのではないでしょうか。
一級建築士試験の対策を行う通信講座や予備校の数は多く、通信制の大学や製図だけの対策塾の数も含めて、インターネット上で確認できるだけでも15以上の講座が存在します。
一見するとどこも同じようなサービス内容に見えてしまいますが、実際どの通信講座を選ぶかによって合格可能性は大きく変わってしまいます。
特に建築士試験を初めて受験する方は建築士講座の実情がわからず、適当に選んでしまって後から後悔することも。
そこでここでは、資格Timesが一級建築士講座について、通信講座選びに必要な
- 受講費用
- 教材のクオリティ
- サポートの充実度
- 開講コースの多さ
- 会社の信頼性
の5つのポイントをもとに徹底比較しランキング形式で紹介します!
1位:スタディング
2位:TAC
3位:日建学院
4位:総合資格学院
5位:一級建築士試験 合格物語
その他の通信講座・予備校
独学と通信講座どちらがおすすめ?
建築士の通信講座・予備校まとめ
1位:スタディング
スタディング建築士講座の特徴
- 受講費用は業界最安の価格!
- 隙間時間を使って勉強できる動画講義!
- 製図試験にもしっかり対応!
スタディングはもともとの名前を「通勤講座」といい、通勤時間や休憩時間といった隙間時間に勉強できるようなスマホを使った学習カリキュラムが人気の講座です。
スタディングのメリットは、なんと言ってもその圧倒的に安い講座費用でしょう。学科と製図の対策を大手の通学講座の10分の1の費用で受講できてしまいます。
なるべく費用を抑えて通信講座を受講したい方や、仕事や育児で忙しい方に大変おすすめの講座となっています。
スタディングの評価項目
スタディングの講座は、「1級建築士学科・製図総合コース」と「1級建築士製図対策コース」の2つのコースが存在します。
「1級建築士学科・製図総合コース」は、一級建築士試験を初めて受験される方向けのコースで、学科試験と製図試験の対策がセットになって講座費用は98,000円となっています。
また「1級建築士製図対策コース」は、製図試験の対策のみをしたい方向けのコースで講座費用は48,000円となっています。
さらにスタディングでは、「合格お祝い金制度」として合格者には漏れなく10,000円が支給されます。
学科試験と製図試験の対策を実質88,000円というリーズナブルな価格で受けられる通信講座はスタディングだけであり、講座価格でスタディングに勝る講座はないと言えるでしょう。
スタディングの建築士講座の教材は、隙間時間を使って「いつでも」「どこでも」勉強できるように全てスマホで完結する設計となっています。
例えば、基礎知識のインプットは全てオンラインで提供される動画講義を通して行い、講義中に使うテキスト・ノート類や本場に向けた過去問題集なども全てデジタル式で提供されます。
そのため勉強はスマホ一台あれば満足にこなすことができ、紙媒体の教材にありがちな「勉強のために重いテキストを持ち歩く」「ノートを忘れたからといって家に取りに帰る」などの失敗も一切もありません。
さらに、動画講義は1回あたりの講義時間が10分〜30分と非常に短く、通勤時間やお昼の休憩時間の間に見切ることができるため、仕事で忙しい建築系の会社員の方にもぴったりの教材ということができるでしょう。
スタディングでは、サポートも全てオンラインで提供されますが、その充実度でも有名です。
スタディングでは、スマホを使ってカリキュラムや学習フローを確認することができるため、次にどんな勉強をすれば良いのかを瞬時に把握することができます。
さらに、「学習レポート機能」を使えば勉強時間や進捗をグラフにして可視化してくれるためモチベーションの維持にも繋がることでしょう。
ちなみに、スタディングには質問回答などのサービスが用意されてないという唯一の欠点があります。
しかし、その欠点もスタディングの受講生オンラインコミュニティサービスである「勉強仲間機能」から受講生どうしで質問し合うことがカバーすることが可能です。
これらの点を考えると、スタディングは料金も安くてサポートも手厚い「コスパ最強」の講座ということができます。
スタディングには、先ほどお伝えしたように1級建築士の学科試験と製図試験に対応した「1級建築士学科・製図総合コース」と、製図試験のみに対応した「1級建築士製図対策コース」の2つからなります。
学科試験のみに対応する通信講座や製図試験のみの対策を行う予備校も多いので、学科試験と製図試験どちらにも対応しているスタディングの建築士講座は、抜群の対応度を誇っていると言えるでしょう。
ただし、2級建築士の試験や木造建築士の試験については対応していないため、これらの資格を目指す方は、他の通信講座を受講する必要があります。
スタディングを運営しているKIYOラーニングは、「スマホを使った学習」という時代の最先端を行く資格通信講座として近年急成長中のベンチャー企業です。
革新的な資格学習サービスをリーズナブルな価格で提供する姿勢が評価され、KIYOラーニングは、2018年にベストベンチャー100に選出されました。
ここ数年は、特にハイペースでスタディングの受講者数が増加しており、新規講座の開設も急ピッチで進んでいます。
まさに名実ともに「新進気鋭の通信講座会社」ということができるでしょう。
スタディングを受講した人の口コミ(一部抜粋)
私の生活スタイルにぴったり
もちろん、大手予備校の10分の1以下というリーズナブルな価格も決め手でしたが、試しに取り寄せた無料講座を試してみたところ、自分の好きな時間で学習が出来ると感じました。
PC・タブレット・スマホなどを使用しての学習は、仕事で忙しくて時間の取れない私の生活スタイルに合っていて、難なく講座を進められると思った点もスタディングを選んだ理由です。
最低限に絞った教材が魅力
時間の制約上通学は難しく、通信講座の中から検討していました。
スタディングの講義は、1つ1つの単元が細かく分かれていて隙間時間に最適な事と、費用面、最低限必要なことだけに絞っている点が魅力です。
忙しい毎日でも、スタディングなら通勤時間に2~3単元もテキストを見ることができます。また、帰宅後にわからなかったところを調べつつメモを取りながらビデオ講義で学習するので、知識をしっかり身につけることができました。
スタディングの建築士講座について合わせて読みたいおすすめ記事!
2位:TAC
TAC建築士講座の特徴
- 講座価格は相場〜やや高い程度
- プロ講師による要点チェック型授業
- 一級のみならず二級にも対応
- 質問メールでサポートも完璧
TACは昔から公認会計士や弁護士、ファイナンシャルプランナーなどの資格を取り扱っている有名資格予備校で、「資格の学校」と呼ばれています。
TACといえば、大きな校舎を使っての対面授業がメジャーですがTACの建築士講座にはWeb通信講座も存在します。
講座料金はスタディングと比べると高くなってしまうものの、一流講師によるわかりやすい講義やメールでの質問対応、TAC自習室の利用権利など充実したサポートと学習コンテンツが魅力です。
TACの評価項目
TACの建築士講座は、受講する方のレベルに合わせて、講義回数や模試の有無などの異なる3つのコースが用意されています。
TAC建築士講座の学科対策で最もスタンダードなコースは、初学者向けの「一級 学科本科生コース」(全50回)で、受講費用は337,000円となっています。
また、製図対策を受講する場合は別途で費用が必要となり、製図対策のコースの中でもベーシックコースとされる「一級 設計製図本科生コース」は、受講費用が174,000円〜225,000円となっています。
学科と製図の対策を合わせて500,000円前後の費用がかかるため、気が引けてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、実際は建築士の通信講座の相場は400,000円~500,000円と言われており、TACの建築士講座は相場通りの価格といえます。
ちなみに、TACの建築士講座ではセット申込割引などの割引制度や一般教育訓練給付金なども適用されますので、受講する際は最大限活用してみることをおすすめします。
TACの教材の中でも人気が高いのが、一流講師による講義です。
要点を抑えた構成と一流講師による指導は、「初心者でもわかりやすい質の高い授業」と受講生からも大評判を獲得しています。
また、TACイチオシのITを利用したモバイル問題集の「快速スタディ」では、一級建築士対策でで1,250問、二級建築士対策で1,000問の問題演習を積むことができ、通勤時間を生かした濃厚な試験対策が可能です。
TACの建築士講座では、講義内容でわからない点があれば専任講師やスタッフに気軽にメールで質問をすることができます。
また、TACでは講義を行っていない教室を自習室として会員限定で開放しているため、TACの建築士講座を利用すれば、休日などにTACの校舎を使って集中して勉強することができます。
TACでは、一級建築士の学科・製図対策のみならず二級建築士試験の学科対策や製図対策も行っています。
さらに、建築士事務所所属の方向けの定期講習なども行っており、各級のコースの数は少ないものの、全ての級に対応した一貫指導ができるのがTACの強みということができるでしょう。
TACは、1980年に公認会計士・税理士・日商簿記など経理の資格を扱う予備校として設立されました。
熱意溢れるシンプルでわかりやすい授業は、難関国家資格を狙う大学生の評判をよび、全国主要都市に校舎を持つ一大資格予備校に成長しました。
2003年には、東証第一部への上場も果たし独自の出版社を持つなど、他の資格予備校と比べても随一の信頼性を持つ会社といえます。
TACを受講した人の口コミ(一部抜粋)
数パターンの解答例が復習のきっかけに
私が製図試験に合格できたのは、TACで出された課題を納得いくまで何度も繰り返し復習し、しっかりと身に付けることができたからだと思います。
TACの製図講義では、講師の方が各回課題の解答例とは別の解答例をたくさん示してくれたので、自分で実際に復習する時に複数のパターンを検討することができ、実力をつけるのに非常に役立ちました。
ちょうど良い分量で合格を掴めた
TAC以外にも幾つか予備校を利用したことがあるのですが、他の予備校は宿題の量が多く、また過干渉だと感じました。
それに対してTACの講義やテキストは、ポイントを絞り、試験対策として、効率的・理論的に教えてくれ、受講生の学習効率を考えた適量な宿題を課してくれたため、コツコツ継続して合格することができました。
3位:日建学院
日建学院建築士講座の特徴
- 講座費用は相場と同じくらい
- 70回を超える良質な講義
- 4回のテストで本番対策もバッチリ
日建学院は、1969年創業の建築系資格に特化した資格予備校で、4位にランクインした「総合資格学院」と合わせて「建築系予備校大手2社」と言われています。
日建学院は全国に179もの教室をもち、過去問演習に重点を絞った多様な講座を展開していることで有名で、かつては合格実績で圧倒的1位を誇りました。
講座費用は相場通りではありますが、長年の傾向分析からくる質の高い教材やサポートの充実度から、毎年多くの受講生が講座を受けにきます。
日建学院の評価項目
日建学院の建築士講座は通学生の講座が目立ちますが、Web受講可能な学科試験対策講座や製図試験対策講座も一部存在します。
Web受講可能な学科試験対策講座に関しては、全77回の講義がついた「学科Webコース」が300,000円で提供されています。
また、製図対策に関しても「設計製図Webコース」が130,000円で提供されています。
学科と製図を合わせて受講費用は430,000円となり、TACよりは若干安めですが相場通りの価格ということができるでしょう。
日建学院の建築士講座は、その圧倒的な講義回数と教材の充実度が有名です。
講義の回数は77回と、この記事でご紹介するどの講座よりも多いので初学者の方でも「法規」や「構造」といった難しい試験範囲をしっかりと理解しきることが可能です。
また、講義には計算が苦手な方向けに「四則計算」「分数・小数計算」「方程式」などのフォローをしてくれるパートもあり、数学に苦手意識を持つ方でも安心して受講することができるでしょう。
さらに、日建学院では受講期間中に学力試験1回と公開模試3回を受けることができるため、試験本番での時間配分の調整などの実践練習行いやすくなっています。
日建学院のWeb講座では、質問回答サービスが完備されているので、講義で疑問に思ったところや問題を解いていてわからなかったことなどを随時プロ講師に直接聞くことができます。
さらに、「設計製図Webコース」では製図の添削指導が3回ついており、製図課題を解いて日建学院に送付することで、直接自分の製図答案を添削・採点してもらうことができます。
製図対策は、一人では行いにくいですから、このように自分の答案をブラッシュアップできる機会が用意されているのは助かりますね。
日建学院は建築系の資格に特化した専門予備校ですから、1級建築士の対策講座以外にも2級建築士、建築設備士といった資格の対策講座が存在します。
さらに、1級建築施工管理技士や1級造園施工管理技士といった他の講座では扱っていない建築系の国家資格を扱っているため、建築士資格取得後のキャリアアップにも利用することができるでしょう。
開講コース数の多さでは、次にご紹介する総合資格学院に若干負けてしまうものの、扱う建築系の資格の種類の多さに関しては、日建学院が他社に大きく優っているポイントの1つということができるでしょう。
日建学院は全国に多くの教室を開講しており、TACなどの大手予備校が校舎を持たない地方都市部では唯一の建築系資格学校となっているところも多いようです。
日建学院はグループ企業を形成しており、専修学校や専門学校を7つ運営したり、建築系の人材バンクを持っていたりすることを考えると、高い専門性を持った信頼度の高い会社ということがで切るでしょう。
日建学院を受講した人の口コミ(一部抜粋)
動画講義だからこそイメージが沸いた
映像講義は、質問がしやすく慣れてくると画面講義に引き込まれて行きました。 施工などは、全くイメージが沸かなかったので、画像で見せてくれる講義は役に立ちました。
テキストは、わかりにくいところも覚えやすい表で書かれていたり、出るところを強調してくれたりと本当に良質でした。日建学院の教材のおかげで仕事と両立して合格を掴み取ることができました。
製図講師の指導力に感謝
製図の先生は、ダメなところはボロクソ言われてくれます。毎回厳しいのですが、よくできたところは褒めてくれるので本当に感謝しています。
意欲を見せれば見せるだけ、徹底して応えてくれるので、自分から食いついて積極的に活用していくと良いと思います。
4位:総合資格学院
総合資格学院建築士講座の特徴
- 講座費用はスタディングの10倍
- 通信講座から対面講座への切り替えも可能
- 最新の出題傾向を把握した問題集
- リアルタイムで手元を把握する製図指導
総合資格学院は、日建学院と並んで「建築系予備校大手2社」に数えられる有名資格学校です。
受講料は非常に高いものの、過去問の暗記に頼らない本質を突いた教材と熱意溢れる講師の指導は受講生にも人気で、現在業界No.1の合格実績を挙げています。
ただし、一部通学講座において「営業がしつこい」「欠席時の対応が怖い」などの口コミも見られますので、しっかりと評判を調べてから受講を決定するようにしましょう。
総合資格学院の評価項目
総合資格学院の建築士講座は、受講期間や受験回数に合わせて多様な講座が用意されています。
学科試験対策の通信コースとしてメジャーなのは、「1級建築士学科対策Web講座(+Live)」で、受講費用は630,000円となります。
また、製図試験と学科試験を両方対策したい場合は「1級建築士学科対策Web講座(+Live)製図セット」を受講することとなり、受講費用はなんと940,000円です。
学科と製図の対策セットで1,000,000円近くの出費となるため、経済的に余裕のある方でなければあまりおすすめはできません。
総合資格学院は、業界でも屈指の合格実績を挙げています。
この実績を作り出しているのは、毎年改訂される「オリジナル教材」と厳しい採用試験を潜り抜けた「プロフェッショナル講師陣」です。
総合資格学院の問題集は、最新の試験傾向や現在の業界のトレンドを反映させるために毎年改訂が行われ、合格に必要とされる内容をコンパクトに網羅した濃密な問題集となっています。
また、講義を担当する講師陣も大学講師、建築家やゼネコン社員といった業界に精通した一流の人材ばかりを採用しています。
講師には定期研修やミーティングにより最新の試験動向が共有されるので、どの講義でも実践的でレベルの高い指導を受けることができるでしょう。
総合資格学院では、Web受講を基本とした「1級建築士学科対策Web講座(+Live)」であっても学科対策の講座26回のうち13回までに限って教室での対面講義を受講することができます。
これは、総合資格学院の「講義力」に自信があるからこそできることであり、講義に全力で取り組んでいることの証でしょう。
また、製図指導では講師が作図中の手元を見つつリアルタイムで指導をしてくれるというユニークなサービスも導入されており、サポート体制の充実度は他社と比べてもかなり高いということができます。
総合資格学院には、一級建築士講座のほかに「2級建築士」「宅建士」「土木施工管理技師」など建築系の資格を多く展開しています。
また、「1級・2級のダブルライセンス」を目的とした講座も開講されており、建築士講座に関して最も選択肢を豊富に用意している予備校だということができるでしょう。
扱う建築系資格の種類は日建学院の方が多いですが、建築士講座の開講コース数に関しては総合資格学院の方が多いので、今回は資格学院の評価を満点にしています。
総合資格学院は、1980年に建築・建設系の資格を扱う予備校として設立され現在では全国に90の校舎を展開しています。
「1級建築士試験ストレート合格者の7割が総合資格学院」と輝かしい合格実績をアピールしていることからもわかるように、いま最も勢いのある資格予備校です。
ただし、合格者の算定方法に疑問の声が上がっていたり、通学講座では授業を欠席するたびに「落ちる」という趣旨のメールが送られてきたりと若干ネガティブな口コミが散見されます。
とはいえ、実績があることは確かなので、合格率を重視される方は総合資格学院の受講をおすすめします。
総合資格学院を受講した人の口コミ(一部抜粋)
教材と講師の先生が良い
eラーニングの教材がとてもいいと思いました。また、講師の先生は優しく、生徒を見捨てないで最後まで指導してくれます。
申し込みまで考える時間がない
申し込みに際して猶予を与えない講座だと思いました。契約書は営業トークを聞いた後判断し、すぐに書かされましたし諸手続きの猶予期間が無いため考える暇がありません。
時間関係なしに来る営業も多いので、気をつけてください。
5位:一級建築士試験 合格物語
一級建築士試験 合格物語建築士講座の特徴
- 講座はスタディングと同じくらいの低価格
- 過去問20年分を中心としたボリューミーな教材
- 講義よりも演習を重視した独学支援タイプ
「一級建築士試験 合格物語」は、知名度は低いものの良質な教材を低価格で提供している講座として有名です。
合格物語のカリキュラムは、20年分の過去問をベースとした教材とオリジナルのソフトウェアによる学習管理の支援をコンセプトとしており、演習問題のボリュームは他のどの会社よりも多くなっています。
ただし、合格物語のソフトウェアに対応するPCがWindowsのみで、MacOSには対応していないことに注意が必要です。
一級建築士試験 合格物語の評価項目
合格物語の講座費用は、スタディングと同じくらいリーズナブルな価格となっています。
学科の対策のためのコースしか開講されていないのが弱点ですが、ソフトウエアと音声教材、PDFダウンロードのついた最もスタンダードな「Bコース」の受講費用は69,300円となっています。
オプションとして印刷教材をつけることも可能で、Bコースのセット内容に印刷教材をつけた「Aコース」の費用は81,400円となっており、ほぼスタディングと同様のリーズナブルな価格で受講することができます。
合格物語は「過去問を徹底的にやり込む」という学習カリキュラムを採用しています。
通常4択問題として出題される建築士試験ですが、合格物語ではこれを全て1問1答形式として出題するので、試験範囲全てについて網羅的な知識を得ることができます。
さらに、学科試験の正答となった選択肢を読み上げる音声教材も付属しているため、忙しい会社員の方でも隙間時間に学習を進めることが可能です。
合格物語では、学習を進めていく中で生じた疑問について24時間以内にメールで解説が返ってくる質問対応サービスを行っています。
また、オリジナルソフトウェアを使うことで学習における理解度の具合を確認したり他の受講者の進捗との比較したりできるので、モチベーションを維持することができます。
さらに、つまずきやすいポイントに関してはWeb上で講義動画をアップロードするなどフォロー体制もしっかりしており、手厚いサポートにも事欠きません。
合格物語のコースは、先ほどご紹介したAコース、Bコース以外にも音声教材とPDFダウンロード、印刷物教材だけのCコースや音声教材とPDFダウンロードだけのDコースなどが存在します。
開講コースはたくさんありますので、予算や必要な教材の数に合わせてコース選択を行うことができるでしょう。
ただし、合格物語は学科の対策コースのみしか開講されていないため製図の対策まで行いたい場合は製図対策に特化した「教育的ウラ指導」などの別の講座を受講する必要があります。
合格物語を運営しているのは、株式会社建築イノベーションという建築系の学習ソフトウェア開発会社です。
株式会社建築イノベーションは、受講者が本番の試験で125点満点中107点の高得点を叩き出すなどの実績を挙げていることから信頼性のある会社であることは間違い無いでしょう。
ただし、この会社のソフトはMacOSに対応していないため、Windows用のPCを持っている方しか受講できないという現状もあり、受講できる方が限られてしまうのが玉に瑕です。
一級建築士 合格物語を受講した人の口コミ(一部抜粋)
デジタル媒体ならではの良さがあった
紙媒体の問題集では、よく間違ったり、うっかり間違う問題などを集中的に記録して3日おきに自動的に出題するなんて無理ですから、そういった点で合格物語は復習に役立ちました。
PCで問題を管理することで、自分の理解できていない問題や苦手意識のあるジャンルを集中的に学習できました。
音声教材が効果的だった
効率的だったのは音声学習です。解答を聞くだけなのに、自分でもびっくりするくらい点数が伸びました。
音声学習はマンネリ化してしまいがちですが、出勤時、昼休み、帰宅時の一日3回の聞き取りで、最終的にすべての教科を1週間位で聞き終えている状態でした
その他の通信講座・予備校
教育的ウラ指導
教育的ウラ指導は、製図試験に特化した建築士講座で主にWeb配信の形式を採用しており、受講費用が5,000円とかなりリーズナブルな価格で受講できるのがメリットです。
講師への質問解答サービスや動画講義、PDF資料などの基本コンテンツは揃っているものの、添削指導が無いといったデメリットもあります。
そのため、なるべくリーズナブルな価格で製図の基本を学びたい方におすすめです。
全日本建築士会
全日本建築士会では、元国土交通省の室長の方が監修した講義を計294時間も受講することができます。
学科試験と製図試験合わせて172,000円で受講することができるので、比較的リーズナブルな価格設定の講座ということができるでしょう。
教材は比較的単調ですが、この講座を受けた方の建築士試験合格率が62.4%となっており、合格実績の高い優秀な講座ということができます。
独学パスポート
「学科試験・製図試験のための独学パスポート勉強会」(通称:独学パスポート)は、少人数指導を重視した通学制の建築士予備校です。
教室が東京の錦糸町の会議室のみであるというのがデメリットですが、受講費用は、学科対策と製図対策合わせて300,000円前後という比較的リーズナブルな価格です。
アクティブラーニングを生かした革新的な講義を受けられると話題の講座です。
建築士塾
建築士塾は、製図試験のみに特化した通学予備校ですが、遠方の方や海外の方のための通信講座も開講しています。
全部で19の製図課題の添削を通して製図試験に必要なノウハウやコツを習得していく実践的な講座となっており、受講費用は質疑応答などのサービス込みで260,000円となっています。
「まるで自宅が教室になったようだ」「添削のスピードが速い」など講師の指導力を称える口コミが目立つ講座です。
製図試験.com
製図試験.comは製図試験のみを扱う建築士予備校で、問題集とZOOMを使った解説だけのコースから、教室での対面指導コースまで幅広い製図対策コースを取り揃えているのが特徴です。
前半戦と後半戦に分かれていますが、通期で受講した場合は添削付きのコースで190,000円となっています。
製図過程を23のステップに分解し、各ステップで精度を最大化させる論理的な指導法は受講生から高い人気を集めています。
建築士の塾by archicom
建築士の塾by archicomは、企業内の一級建築士資格取得研修を請け負ってきた会社が実施しているもので、問題演習を中心としたカリキュラムが特徴です。
最新傾向に合わせたオリジナル予想問題やWeb講義のオプション、設計製図課題の添削など多様なサービスがありますが、ホームページ上での料金の告知が無いため受講費用が不明となっています。
大学の通信制過程
大学の通信制過程を履修して建築士免許の取得を目指すということも可能です。
特に、今までに高校や大学で建築に関する指定科目を履修した経験が無い方だと、受験資格を満たさないという理由で一級建築士の受験が難しくなってしまいます。
そのため受験資格を得るために通信制で建築学部や建築学科のある大学に通いつつ、授業で習ったことを元に試験の対策を進めるという方もいらっしゃいます。
現在日本で建築系の通信制過程を持っている大学は、「日本女子大学家政学部生活芸術学科」や「愛知産業大学通信教育部造形学部建築学科」、「京都芸術大学芸術学部通信教育部デザイン科」が存在します。
「日本女子大学家政学部生活芸術学科」では、二級建築士の受験資格までしか得られないことに注意しましょう。
独学と通信講座どちらがおすすめ?
一級建築士試験を受ける場合、独学と通信講座のどちらの手段で勉強するかで悩む方は多いことでしょう。
結論からお伝えすると、資格Timesでは合格率が10%台と非常に難易度の高い一級建築士試験へのチャレンジにおいては、より確実に合格を掴み取るために通信講座を受講することをおすすめしています。
というのも建築士試験では、製図試験などの客観的な評価が重要になるような対策の難しい試験が存在するため、独学のまま勉強を進めていくのはかなり危険だからです。
さらに一級建築士試験は、一般的に1000時間以上の勉強時間が必要とされているため、独学で勉強しているとモチベーションが切れてしまうことも予想されます。
効率的で確実な合格を目指すためにも「わからないところを聞ける」「出題ポイントを徹底的に反復できる」などのメリットを持った通信講座を受講するのがベストでしょう。
建築士の通信講座・予備校まとめ
建築士の通信講座・予備校まとめ
- 1位:スタディング
- 2位:TAC
- 3位:日建学院
- 4位:総合資格学院
- 5位:一級建築士試験 合格物語
建築士試験のおすすめ通信講座・予備校ランキングをお伝えしました!
一級建築士試験は、10人中9人近くが落ちると言われる超難関試験です。
そのため、自分に合った通信講座や予備校をしっかりと選んで受講することは、合格に当たって必要不可欠と言えるでしょう。
この記事を参考に、自分にぴったりの講座を見つけてみてください。