データベーススペシャリストは独学で受かる!おすすめ勉強法・参考書を解説!

「データベーススペシャリストって独学でも合格できるの?」

「データベーススペシャリストの勉強方法は?」

データベーススペシャリスト試験に独学で臨む人ならこのような疑問をお持ちではないでしょうか?

データベーススペシャリスト試験は難易度の高い試験ですが、独学でも合格できる試験です。

ここでは、データベーススペシャリスト試験の独学での勉強方法について紹介します。試験の特徴や具体的な勉強方法、おすすめの参考書などを解説していきます!

データベーススペシャリスト試験の独学についてざっくり説明すると

  • 独学でも合格できる試験である。
  • 試験は4つに分かれており、特に長文形式の午後Ⅱ試験が厄介。
  • 勉強時間の目安は半年から1年程度。

データベーススペシャリスト試験は独学で合格をつかめる

女性のシルエット

データベーススペシャリスト試験はデータ管理者やデータ分析基盤を提供しているデータエンジニアににおすすめの資格です。

データベーススペシャリストの対象者像として次のように示されています。

高度IT人材として確立した専門分野をもち、データベースに関係する固有技術を活用し、最適な情報システム基盤の企画・要件定義・開発・運用・保守において中心的な役割を果たすとともに、固有技術の専門家として、情報システムの企画・要件定義・開発・運用・保守への技術支援を行う者

近年の企業活動では意思決定のために膨大なデータを利用しているなど、ビッグデータが活用されています。そのため、データを活用できる人材が求められています。

データベーススペシャリストはデータベースの知識や技術を証明できる資格として注目されています。

情報処理技術者試験の中でも高度試験に分類されており、非常に難易度が高い試験です。合格率は15%程度と低く、国家試験の中でも難関試験に位置すると言えます。

このように、データベースは難易度の高い試験です。しかし、しっかりとした対策を行えば独学でも合格できます。参考書や問題集も充実しているため、難易度の割には合格しやすい試験であると言えます。

独学で合格を目指すメリットとは?

難易度の高いデータベーススペシャリストの試験ですが、独学で勉強することにもメリットがあります。

自分の予定に合わせて勉強量を調節できる

独学で勉強するメリットの一つは自分の予定に合わせて勉強量を調節できることです。予備校では授業の時刻や場所が決まっており、通信講座でも授業のペースが決められています。

このような制約があると忙しい社会人には勉強がしにくいでしょう。スケジュールの変動が激しい方ではなお大変です。

その点、独学での勉強では自分のペースで勉強できるというメリットがあります。時間にゆとりがあるタイミングで勉強したり隙間時間を活用したりと自分のスケジュールに合わせて勉強できます。

費用を抑えて勉強できる

独学で対策するもう一つのメリットはかかる費用を抑えて勉強できることです。

データベーススペシャリストの試験ではいくつかの通信講座などが利用できます。しかし、いずれの通信講座は受講料がかかるためそれなりの金額が必要です。

独学では参考書の代金だけでコストを済ませることができます。データベーススペシャリスト試験ではインプット用のテキスト・演習用の問題集・過去問の3つだけあれば事足ります。費用を抑えて受験することも可能な資格であると言えるでしょう。

独学のデメリットもしっかり押さえよう

独学での勉強は必ずしも良いことばかりではありません。デメリットもあります。

最も大きなデメリットは学習スケジュールを自力で管理しなければいけないことです。勉強の順番や段階ごとにかける時間、問題演習に入る時期などが分からない場合は合格まで遠回りしてしまうことになるでしょう。

その他のデメリットとしては苦手分野を克服しずらいことが挙げられます。わかっていないところを質問することができないため、そのまま放置されてしまうこともあり得るでしょう。

そのため、自分の苦手分野を発見した場合にはすぐに理解する癖をつけていくことが重要です。

データベーススペシャリストの独学が有利な人

パソコンを使う女性

データベースに関する知識を持っている人

データベーススペシャリストはだれでも独学できますが、あらかじめデータベースに関する知識やIT関連の知識をもっている人は独学でもデータベーススペシャリスト試験へ対策しやすいでしょう。

特に、データベース分野の実務経験がある人やデータウェアハウスの知識がある人などは有利です。

また、もともとデータ関連企業に勤めていた人やデータ系資格を取得している人、応用情報技術者試験でデータベースを選択した人などは独学でも勉強しやすいと言えます。

独学受験経験者

また、独学で試験を突破してきた経験がある人も独学での勉強に向いていると言えます。資格試験だけでなく、大学受験などを独学で突破してきた人も含まれます。

過去に独学で勉強してきた人は、独学に必要な学習方法を熟知していることが多いです。また、計画的に勉強できることも多いでしょう。

具体的には、インプットやアウトプットが効率的だからです。要領が良いので、効率よく勉強できるでしょう。また、つまずいた場合の対処法も身についているので、たとえ実力が伸び悩んでいても挽回することができるため有利になるでしょう。

独学の際のおすすめ勉強法

本棚

合格までの計画を立てる

独学で勉強する時には、最初に合格までの計画を立てましょう。先ほどの独学のデメリットの一つとして触れましたが、独学ではスケジュール管理を自分でしなければいけません。誰もアドバイスをしてくれないので、あらかじめ学習計画を立てておくとよいでしょう。

具体的には、インプット学習を始める時期やアウトプット学習を始める時期などを分野ごとに決めておきます。科目によってかかる時間は変わってくるので、それぞれに適切な勉強時間を割り振っていきましょう。

この時、最初に受験するタイミングを決めておき、そこから勉強時間や学習期間を計算しましょう。合格できそうな時間であるのなら、その目標にたどり着くためにやるべきことをリストアップします。そして、1週間単位で計画を立てて実施していきましょう。

計画は立てるだけでは意味がありません。決めたとおりに実行して初めて意味あるものになります。必ず実行しましょう。

各試験ごとの対策を知ろう

データベーススペシャリストの試験は午前Ⅰ、午前Ⅱ、午後Ⅰ、午後Ⅱという異なる4種類の試験に分かれています。これらの試験ではそれぞれ問われる知識が異なるため、それぞれの試験に適した対策を行わなければいけません。

試験ごとに出題傾向や身に着けておくべき考え方がある程度決まっています。まずはそのパターンを覚えておき、それを問題の中で使いこなすことから始めましょう。

どの試験でどのような対策が有効なのか、何を習得しておけばよいのかはこの先で示します。試験の概要を理解し、上記の内容を意識して対策を進めましょう。

午前Ⅰ

午前Ⅰ試験はマークシート式で実施されます。試験範囲は応用情報技術者試験と同じで、基本的な内容が広く浅く出題されます。

基本情報技術者試験や応用情報技術者試験、その他の高度試験で出題された問題が繰り返し出題されることが多いです。そのため、過去問を繰り返し解くことが重要です。

具体的には直近の数年分の過去問演習がポイントです。合格点が60点なので、70点から80点くらいを安定して取ることを目標に回答していきましょう。

応用情報技術者試験程度の実力がある人にとっては目新しい知識はあまりないでしょう。この試験では基本の土台をより確かなものにしていくことが大切です。

午前Ⅱ

午前Ⅱ試験もマークシート式です。ただし、様々な内容が出題される午前Ⅰ試験とは異なり午前Ⅱ試験ではデータベース系の出題が問題の大部分を占めています。

午前Ⅱ試験対策ではデータベースを中心に対策することが中心です。午前Ⅰ試験で足りない部分の知識をインプットし、過去問で知識を確認していきましょう。

試験本番ではおおよそ40%程度の問題が過去問から出題されています。難易度の高い問題ほど再出題される傾向にあるので、必ず過去問で慣れておきましょう。解きっぱなしにせず、解答解説もしっかり読んでおくことも大切です。

午後Ⅰ

午後Ⅰ試験では長文問題・記述問題が出題されます。出題内容はデータベース設計やSQL文などデータベース系の問題が中心です。

試験ではエンジニアがトラブルに遭遇するというシチュエーションを題材にしています。そのため、問題を読む際にはなぜこの操作が必要になるのかを理解することが重要です。

試験時間は90分で、出題される3つの大問のうち2つに解答する必要があります。応用情報技術者試験や他の高度試験の午後試験同様、問題に対する試験時間は短めです。時間が足りなくなることも予想されるので、時間に間にあうよう何度も問題を解いて練習しましょう。

ここで問われるデータベースの知識は午後Ⅱ試験でも活用できます。あらかじめインプットしておきましょう。なお、SQLは午後Ⅰ試験でしか出題されません。午後Ⅰ試験に特化して対策して構いません。

午後Ⅱ試験対策は特に重点的に

午後Ⅱ試験はデータベーススペシャリスト試験の中でもひときわ難易度の高い試験です。特に重点的な対策をしましょう。

午後Ⅱ試験は長文が出題されるため、長文を読むだけの文章読解能力が大前提として必要です。文章は10ページ以上あり、設問の意図に適するように要点をまとめていく力が求められます。

本文を読み始める前に、先に問題文を読むことが効率よく午後Ⅱ試験を解答するコツです。設問で聞かれることが分かっていると、大事な部分を重点的に読むことができるようになります。

読解能力を養うには過去問を解くのが良いでしょう。午後Ⅱ試験では問題の構成要素が毎年同じなので、何度も解くことで問題の解き方がつかめます。何年分も繰り返して力をつけましょう。

独学での勉強時間は半年~1年

データベーススペシャリスト試験に独学で合格するには半年から1年程度の勉強が必要です。この勉強時間はあくまで目安です。前提知識に個人差が大きいため、実際に必要な勉強時間は人によって変わってきます。

また、午前Ⅰ試験の免除制度を利用できるかどうかや実務経験の有無などの影響も受けます。

最も勉強が必要になるのは午後Ⅱ試験なので、長文問題が得意な人や記述・論述形式の問題が得意な人などは比較的短い勉強時間でも合格できることが多いようです。知識がある人は午後試験に力を費やした方が良いでしょう。

それに対して、応用情報技術者程度の知識すら身についていない場合にはインプット学習に時間がかかるため長期の勉強が必要です。データベース系の問題は試験全体で問われるため、特に重要です。

もともとの試験時間が長いことや試験開催時期の都合もあり、演習に費やす時間も長くなりがちです。限られた時間で合格したいなら午後試験対策に重点を置くことをおすすめします。

流れ事に押さえておくべきポイント

ノートとペン

独学で勉強する時の大まかな流れを確認しましょう。最初はテキストを中心とする知識のインプットです。知識が固まってきたら活用するためのアウトプットに入ります。そして、試験日が近づいてきたら直前段階です。

このような流れで勉強することで効率よく勉強できます。それでは、独学における各段階の注意点を確認しましょう。

インプット

インプット段階ではまず最初にテキストを一読して全体像を把握しましょう。まず大まかな学習内容を確認し、各部の詳細は後から押さえればOKです。テキストを一読しただけでは覚えきれないので何度も読んで覚えましょう。粘り強く回数をこなすことが重要です。

インプット学習ではじっくりと時間をかけて覚えることを意識しましょう。特に独学では暗記が雑になりやすく、アウトプット学習でつまずく原因にもなります。知識が定着しているのかどうか、復習してチェックするのもおすすめです。覚える時は具体例とセットで暗記すると覚えやすいです。

アウトプット

ある程度知識が身についてきたら過去問や問題集を利用したアウトプット学習に移行しましょう。同じ問題が繰り返し出題される傾向にあるため、過去問での演習は特に有効です。頻出問題については必ず解けるように押さえておきましょう。

間違えた問題はテキストに戻って復習し、知識の穴を埋めていきましょう。独学では問題を解きっぱなしにしてしまいがちなので、演習後には学んだ内容を整理して復習する癖をつけておくことをすすめます。

データベーススペシャリスト試験の合格基準点は60点です。そのため、いずれの分野でも最低60点、できれば余裕をもった点数を獲得できるように70点くらいを目標にします。ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系の各分野で合格点をを取得できるように、穴をなくしておくことが大切です。

直前期も手を緩めない

試験直前期には過去に間違えた問題の復習や苦手問題の対策が有効です。ここまでに覚えるべき内容や重要な問題は一通り学習しているはずです。そのため、復習を重視してよいでしょう。

注意するべきことは、どれだけ勉強してきたとしても直前期にも勉強は継続することです。過去に一度解いたとしても、復習は必要です。知識はすぐに忘れていくものなので、随時読み返して定着させなければいけません。

直前期はスケジュール全体から見るても短いので、全範囲を網羅することはできません。やるべき個所をあらかじめ整理しておくこともおすすめです。

独学におすすめの参考書

本

独学での勉強では参考書選びが大きな影響を及ぼします。参考書の選択次第では、勉強の理解度やモチベーションなどを高めることができます。基本的には説明が分かりやすく、解説が充実している参考書を選ぶべきです。

おすすめの参考書は2冊あります。この2冊はデータベーススペシャリスト試験の参考書の中でも解説が分かりやすく、独学にも適しています。

タイトル 価格 出版社
うかる データベーススペシャリスト 2020年版 3168円 翔泳社
2020 データベーススペシャリスト 「専門知識+午後問題」の重点対策 4070円 アイテック

前者の書籍はデータベーススペシャリスト試験に特化したテキストです。どの分野も要点が詳しく解説されているため、すらすらと読み進められます。午後試験も場当たり的な解説にならず、どのように考えれば解答にたどり着けるのかが丁寧に書かれています。

後者の書籍は午後試験に焦点を当てた参考書です。午後試験は一人では対策しにくい部分なので、独学では重宝します。データベース分野の専門知識が出題テーマごとに分けて解説されており、演習問題とその解説によってしっかりと理解できるような作りになっています。

問題集は解説が厚いものを

試験の形式や勉強方法に関わらず、問題集は解説のクオリティが高いものを選ぶべきです。解説が優れていればいるほど、間違った問題の理解がしやすく、すぐに修正できるからです。短期間で実力を伸ばすには必須と言えるでしょう。

独学者に適している問題集として、次の1冊をおすすめします。

タイトル 価格 出版社
2020 徹底解説データベーススペシャリスト本試験問題 3740円 アイテック

過去3年分とはいえ、本試験の解答・解説が非常に詳しく記述されています。ただ正解を解説しているだけでなく、間違っている選択肢がなぜ間違っているのかまで解説されています。そのため、自分の間違えた理由が理解しやすいのです。

データベーススペシャリスト資格を取るメリット

握手

モチベーションを高めるためにもデータベーススペシャリスト試験のメリットを知っておきましょう。ただやみくもに勉強するよりも合格するとどんなメリットがあるのか理解しておく方が勉強にも身が入るものです。

転職がしやすい

データベーススペシャリスト資格を取得していると就職や転職がしやすくなります。情報処理技術者試験でも上位の高度試験に位置付けられているため、より上位の実力を兼ね備えているエンジニアであるということをアピールできます。

ただし、就職・転職は資格よりも実務経験や実力がものをいう世界です。資格を持っているだけですぐに就職・転職ができるということはありません。

実績や経験に加えて資格を持つことでより就職活動・転職活動が盤石なものになります。また、資格を取得した経緯などを説明できるとより一層有利な立場に立てるでしょう。

様々な技術の知識がつく

データベーススペシャリスト試験の勉強を通して、データベースに関する専門的な知識や、その周辺知識を学ぶことができます

これらの知識や技術はエンジニアとしての業務でも役に立つものです。実際に直面した問題を解決するためにも活用できるでしょう。特定のデータベースソフトに依拠しない資格なので、異なるソフトを利用する際にも役立つでしょう。

他の国家資格の一部免除も

データベーススペシャリストの資格を取得していると、いろいろな資格試験で優遇されます。合格率の低い国家試験などでも試験科目が免除されるなど、非常に有利になります。試験科目が免除される試験の一例をあげます。

  • 中小企業診断士の1次試験科目の一部免除
  • 弁理士試験の論文式筆記試験選択科目の理工V免除
  • 技術士試験の第一次試験の専門科目「情報工学部門」が免除
  • ITコーディネータ試験の一部が免除される専門スキル特別認定試験を受験可能

このように、かなり多くの試験において免除を受けられます。勉強時間やテキスト代などがかからないため、資格取得の際の負担が少し軽減されます。

データベーススペシャリスト試験の独学についてまとめ

データベーススペシャリスト試験の独学についてまとめ

  • 独学ではコストが抑えられるうえ、予定に合わせて勉強量も調整できる。
  • スケジュール管理をしなければならないことには注意。
  • テキストや問題集が充実しているので独学でも合格は可能。

ここではデータベーススペシャリスト試験における独学での勉強方法について紹介してきました。いかがでしたか?

データベーススペシャリスト試験は難易度の高い試験ですが、独学で合格することも可能です。スケジュールを調整し、テキストや過去問を活用して上手に勉強を進めましょう。

難易度の高い試験ですが、就職や転職にも有利で、ほかの資格試験でもメリットがあります。注目が集まっているデータ系資格なので、ぜひ勉強して合格をつかみ取りましょう!