データベーススペシャリストってどんな資格?難易度・合格率から対策法まで解説

「データベーススペシャリストってどんな資格でどんな仕事をするの?」

「データベーススペシャリスト試験の難易度や合格率はどのくらい?」

このような疑問をお持ちの方、いらっしゃいませんか?

データベーススペシャリストはIT系資格でもトップクラスの難易度を誇る試験で、多くの勉強時間を必要とします。

取得が難しい分、取得メリットは大きく非常に魅力的な資格とも言えます。

こちらの記事では、データベーススペシャリスト試験の対策法や合格までに必要な勉強時間などについて解説します!

データベーススペシャリストの試験データや対策についてざっくり説明すると

  • 4つの試験に分かれており、それぞれの対策が必要となる

  • 合格率は15%前後と、かなり低い水準にある

  • 難易度はかなり高いため、長期に渡る計画的な勉強を考えよう

  • インプットとアウトプットをバランス良く行おう

データベーススペシャリストの基本情報

働く女性

データベーススペシャリストはビッグデータ時代に必須の資格

データベーススペシャリスト試験は、企業活動において膨大なデータを管理している人や、ビジネスの意思決定をする際のデータ分析基盤を提供するデータ管理者などにお勧めの資格です。

試験主催者によると、この試験は「高度なIT人材として専門知識を持ち、情報システムの要件定義や開発・運用までにおいて中心的な役割を担ったり、またこれらへの技術支援を行う人」を対象としています。

情報処理技術者試験の高度情報技術者試験に分類されており、最高ランクのレベル4に位置付けられていることから非常に難易度が高い試験となっています。

ビッグデータのビジネスの場での活用がこれまで以上に重要になってくる時代において、資格を取得することでこれら膨大なデータをきちんと活用できる人材として期待されます。

データベーススペシャリストの主催団体

データベーススペシャリスト試験は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が主催しています。

情報処理推進機構という団体は、日本のIT国家戦略を情報セキュリティ対策などの技術面の発展や、IT人材の育成を支えるために設立された経済産業所所管の政策実施機関です。

この他にも、サイバーセキュリティー強化のための人材育成や社会を守るための情報セキュリティー対策・指針を策定し、ITを活用するための基盤を構築したりとITに関する様々な政策を実施しています。

データベーススペシャリストの仕事内容

データベーススペシャリストの仕事は、主にデータベースの企画・設計・要件定義、データベースの実際の開発、データベースの管理・運用の3つです。

1つ目は、顧客の管理データの種類に応じて要望に合ったデータベースの内容検討・分析・中身の設計を行う作業です。

顧客が要求するデータを作成するための元となるデータベースの作成が挙げられます。

2つ目は、実際にデータベースアプリケーションを使って顧客のニーズに合わせたデータベースを開発して作業です。

なお、開発にあたっては「Oracle Database」や「MySQL」など開発ごとに最適なアプリを使用していきます。

3つ目は、データを適切に保存できるようにデータベースを常に最適化したり、データベースのパフォーマンスの監視や不正アクセスに備えたセキュリティ管理です。

近年はサイバー攻撃が社会問題化しており、なおかつ巧妙化していることから、セキュリティ管理の業務は非常に重要です。

データベーススペシャリストとして身につけておきたい能力

データベーススペシャリストはデータベースソフトを使って作業するため、「Oracle Database」や「MySQL」などのデータベースソフトに関する知識や理解が必須です。

「知っている」だけでなく、それらを実際に使いこなせるスキルも必要になります。

また、実際のデータベースを設計・開発・運用していくためには社内で協力して様々な作業を行います。

つまり、様々な人と利害調整しながら円滑なコミュニケーションを取れることも必須です。

また、膨大なデータを利用してビジネス戦略を練っていくため、ビジネスを広く見通せる論理的思考力も身に着けておくと良いでしょう。

具体的には、納期やデータベースの設計の最適化を、与えられている制約条件の中で考えることが大切です。

データベーススペシャリストの年収はどれくらい?

データベーススペシャリストの資格を持っている人の平均年収は330万円~750万円と、大きな幅があります。

このデータを見る限りでは、エンジニアの平均年収である550.8万円、サラリーマンの平均年収である454.5万と比較すると、この平均値よりも上下するパターンも十分あり得ます。

データベーススペシャリストの年収は経験値によって大きく変わるため、マネージャーやスキルがある技術者になることで年収は高くなっていく傾向にあります。

つまり、単に資格を取得するだけでなく、その知識を活用するための実務能力を培っていくことがオススメです。

データベーススペシャリストの試験概要

時間割の絵

データベーススペシャリストの試験形式・試験内容

データベーススペシャリストは午前Ⅰ、午前Ⅱ、午後Ⅰ、午後Ⅱ試験の4つに分かれています。

各試験の試験時間・出題形式・出題数は以下の通りです。

試験 試験時間 出題形式
午前Ⅰ 9:30~10:20(50分) 四肢択一式
午前Ⅱ 10:50~11:30(40分) 四肢択一式
午後Ⅰ 12:30~14:00(90分) 記述式
午後Ⅱ 14:30~16:30(120分) 記述式

四肢択一式が2コマ、記述式が2コマに渡って行われ、各試験100点満点です。

午後試験Ⅰに関しては3問中2問を選んで解答し、午後Ⅱに関しては2問中1問を選んで解答する形式になっています。

午前Ⅰ

午前Ⅰ試験の内容は応用情報技術者の午前試験と同じく、テクノロジ系・マネジメント系・ストラテジ系となっています。

午前Ⅰの配点は1問につき3~4点となっており、合格点は60点以上の得点都なっています。

出題構成はテクノロジ系17問、マネジメント系5問、ストラテジ系8問の計30問となっており、テクノロジ系のウェイトが重いことが分かります。

テクノロジ系で高得点を取れれば大きく合格が近づくため、重点的に勉強すると良いでしょう。

ちなみに、すべての問題は同じ時期に行われる応用情報技術者試験の午前問題から選ばれています。

傾向としては、考察問題が増えて文章題が減っているため、考察問題により重点を置くようにしましょう。

午前Ⅱ

午前Ⅱ試験の出題範囲は、以下の6分野になっています。

  • コンピュータ構成要素

  • システム構成要素

  • データベース

  • セキュリティ

  • システム開発技術

  • ソフトウェア開発管理技術

午前Ⅱ試験の配点は各4点で全25題が出題されます。

午前Ⅰと同様に、60点以上の得点で合格となります。

出題傾向としてはデータベース分野で7割、それ以外で3割が出題されているため、データベース分野に多くの勉強時間を割くと効率的です。

なお、データベース分野の問題は過去問で出されたものや過去問に似た問題が非常に多いため、対策は容易です。

午後Ⅰ

出題範囲は午後Ⅰ・Ⅱは同じ範囲が出題されます。

なお、出題範囲は次の3分野です。

  • データベースシステムの企画・要件定義・開発に関すること

  • データベースシステムの運用・保守に関すること

  • データベース技術に関すること

午後試験Ⅰは全部で3題が出題され、その中から2問を選択して解答します。

配点は各問50点であり、合格ラインは60点以上です。

午前試験と違い記述式の試験となっています。

出題は、問題文の長文を読んだ上でその内容を記述していく形となっています。

よく問題文を読めば解答のヒントが隠れているのを見つけることができるため、普段過去問を解く段階から問題文をよく読みヒントを探すことを心掛けましょう。

解答の肝となるヒントさえ見つけられれば、比較的簡単に対応することができます。

午後Ⅱ

午後試験Ⅱは2問が出題され、その中から1つを選んで解答する形となっています。

配点は設問の中で異なりますが、60点以上獲得すれば合格となります。

問題文のページ数が9~14ページほど続き、それを制限時間内に読み込んで記述しなければならないため、素早く正確に文章を読み取る力をも必要となります。

なお、傾向としてデータベースの設計などが頻出問題なので、この分野は必ず押さえておきましょう。

午後Ⅱ試験はデータベーススペシャリスト試験で最大の難関なので、苦手意識を無くしてスラスラと解けるようになるまで演習を繰り返しましょう。

合格率は14%台まで落ちている

データベーススペシャリストの近年の合格率は、以下の表のようになっています。

年度 合格率
平成21年度 16.1%
平成22年度 15.8%
平成23年度 18.2%
平成24年度 16.1%
平成25年度 16.3%
平成26年度 16.7%
平成27年度 17.6%
平成28年度 17.5%
平成29年度 14.5%
平成30年度 13.9%
平成31年度 14.4%

この表から、近年は合格率が低くなっている傾向にあり、14%台まで落ち込んできていることが分かります。

他の一般的な資格試験と比較しても、データベーススペシャリスト試験は難しいと言えるでしょう。

ただし、他の高度情報技術者資格の合格率と比較すると、同じ程度の合格率となっています。

難易度は最高峰

データベーススペシャリスト試験は難易度は情報技術系の資格の中で最も高い部類です。

難易度を偏差値で表すと67となっており、非常に難しい試験であることが分かります。

受験者層は中堅以上のエンジニアが多く占めているため、受験者のレベルも高いことも難易度を上げている一因と言えるでしょう。

また、午後試験では長文読解問題が出題されるため、単純な知識だけでなく設問の要求を正しく理解できる読解力やそれを正しく記述する論述力も求められます。

このように他の資格とは違う難しさがある点も、データベーススペシャリスト試験の特徴と言えます。

勉強時間は長い?

データベーススペシャリストに合格するための勉強期間の目安は、独学の場合には半年~1年程度です。

つまり、長期に渡る勉強を覚悟しなければなりません。

なお、午前Ⅰ試験が免除される人や、午後試験の長文読解や記述が得意な場合は、目安の勉強期間よりも短く済むことが多いです。

また、事前知識がある場合や実務経験がある場合などで、所要時間は変わってくるでしょう。

社会人が仕事が忙しい中で受験するパターンもあるので、隙間時間などを有効活用して勉強時間を捻出する姿勢が重要になります。

通勤時間なちょっとした家事の合間など、寸暇を惜しんで勉強するようにしましょう。

データベーススペシャリストの対策法

勉強する人

データベーススペシャリストの4つの試験に共通する勉強法として、インプットとアウトプットの徹底が挙げられます。

必ずインプット→アウトプットの順番で勉強しましょう。

この順番で行うことで知識が頭に定着しやすくなり、効率的な勉強になります。

インプットはテキストや参考書を読み込んで、問題を解いていくための基礎知識を覚える作業が中心です。

アウトプットは、問題集や過去問を通して演習し、インプットがしっかりできているか確認する作業です。

インプットでは基本用語を中心にしっかりと覚えきることと、勉強していく内容の全体像をしっかりと掴むことが重要です。

基本的な知識は午前試験で知識の穴を埋める際に非常に有効なので、手を抜かずに丁寧に行いましょう。

特に、初心者の場合はこのインプットの作業に多くの時間をかけるべきです。

また、アウトプットでは演習を通して問題の形式に慣れるだけでなく、自分の弱点や苦手分野を把握してその分野の苦手要素を無くしていくことが重要です。

データベーススペシャリストはこなした演習量によって得点能力に差が付きやすい試験となっているため、インプットが済んだらできるだけ多くの演習を行いましょう。

それぞれの試験の対策法

基本的な勉強法の流れをつかんだ後は、各試験ごとに対策を打つようにしましょう。

同じデータベーススペシャリスト試験でも4つの試験それぞれに特徴があるため、有効な対策法もそれぞれ変わります。

午前Ⅰ

午前Ⅰ試験の問題は、応用情報技術者試験や基本情報技術者試験の過去問の午前問題で出題された基本的な知識を問うものが大半を占めています。

そのため、これらの試験の過去問をこなすことで出題の傾向を掴むことができます。

最低でも直近3~5年分くらいの過去問には取り組み、自分の知識の穴を埋めていくように進めていくと良いでしょう。

7~8割以上の得点を狙うイメージで勉強すると、本番でも対応できる学力が身に着きます。

午前Ⅰ試験では特段目新しい知識は出題されないため、午前Ⅰ試験対策を通して基本知識をしっかりと固めていきましょう。

午前Ⅱ

午前Ⅱ試験では、データベース分野の出題が大半を占めているので、データベース分野を中心に勉強すると良いでしょう。

具体的な勉強方法は、必要な知識を追加でインプットしたり、過去問を解いていく確実に基礎を固めていく作業が大切です。

本番では4割程度の問題が過去問から再び出題されているので、特に過去問演習を通して問題に慣れておくと得点に直結します。

過去問の中でも難しい問題が再び出題される傾向が強いため、難しい問題であっても真剣に取り組み、解説を丁寧に読んで理解しておくことが大切です。

午後Ⅰ

午後Ⅰ試験は長文問題が出題され、記述式も多く出題されます。

出題内容としてはデータベース設計やSQLを問う問題が高い頻度で出てきます。

午後Ⅰ試験はエンジニアが実際に遭遇する場面を想定しているので、文章を理解しながらこの場面でなぜこの操作が必要なのかを理解できることが大切です。

午後Ⅰ試験で問われる内容の実務経験がある人はかなり有利と言えます。

時間制限も気にしなければならないため、時間不足にならないように繰り返し演習を行うことが大切です。

午後Ⅱ

午後Ⅱ試験は、まず長文読解力が大前提として必要です。

10ページ以上の問題文を読まなければならないため、その中で設問の意図を読み解く力や要点を回答にまとめる筆記力が必須となってきます。

なお、午後Ⅱ試験対策の練習をする際には、先に設問を読んで出題者の要求を理解してから文章を読んでいくとスムーズに問題を読むことができます。

この作業を行うことで、問題文の大事な部分を重点的に読解できるようになるのです。

また、文章を書き慣れておくことも重要になるので、数多くの問題に取り組んでおくことも重要です。

とにかく場数をこなしていくことで試験形式に慣れ、本番でも焦らずに対応できるようになります。

データベーススペシャリストの独学は十分可能

データベーススペシャリスト試験に独学で合格することは可能です。

実際に、社会人で仕事をしながら合格を掴んでいる人もいます。

しかし、仕事が忙しい人は隙間時間を有効活用するなど、工夫を重ねて勉強時間を捻出する努力が必要です。

独学の重要ポイントとしては、スケジュールとモチベーションの管理が挙げられます。

特に、社会人は勉強できる時間に限りがあるため、勉強するべき内容を網羅してそれを1週間単位の勉強計画に落とし込んでいくことが大切です。

ノートに予定を書いておくなど、常に把握しておくことで「今自分がやるべきこと」明確化することができます。

また、長い勉強期間の中では集中できない日や勉強のやる気が削がれてしまう場面などが出てきます。

目標点数や目標正解数を決めるなどして、日々勉強の達成感が味わえるようにしておくとモチベーションの維持に繋がるでしょう。

おすすめ参考書

データベーススペシャリストを独学する場合のおすすめ参考書は

「うかる データベーススペシャリスト 2020年版」

です。

翔泳社から出版されており、価格は3168円となっています。

この参考書はポイントごとに要点が詳しく解説されており、すらすらと読み進められるようになっています。

また、午後試験の解説も考え方を押さえて丁寧に解説されているため、この参考書を使い込めば午後試験の傾向はバッチリ掴めます。

次に、おすすめの午後試験対策テキストは

「2020 データベーススペシャリスト 「専門知識+午後問題」

です。

アイテックから出版されており、価格は4070円となっています。

この参考書は、午後試験の出題テーマごとの学習ポイントを押さえた解説が詳細にされています。

そのため、多くの受験生が苦しんでいる午後試験の対策がスムーズにでき、理解しやすい構成になっています。

また、午前Ⅱ試験で出題される専門知識についても演習と解説でしっかりと理解できる面もあるため、非常にオススメです。

過去問は有効に活用する

データベーススペシャリストの過去問は、公式サイトや書店を通じて入手することができます。

過去問に多く取り組むことで試験の基本的な傾向や頻出範囲を押さえることができ、実力アップに繋がります。

また、自分の弱点を発見することができ、苦手克服にも役立てることができます。

特に、午前試験Ⅱに関しては過去問からの流用が非常に多いので、過去問中心の学習が効率的でオススメです。

午後試験に関しては、長文の問題文に慣れるためにも、多くの問題を解き解法のコツをつかむことが重要です。

データベーススペシャリスト試験では、こなしてきた過去問の演習量が得点に直結するため、過去問はフル活用することが合格への近道なのです。

通信講座も存在

独学だと不安な人向けに、通信講座も用意されています。

ITECが「データベーススペシャリスト スタンダードコース」を実施しており、受講費用は税込みで48400円となっています。

また、TACが「データベーススペシャリスト 本科生・本科生プラス」という講座を実施しているため、興味がある人は調べてみると良いでしょう。

受講費用、は本科生講座が75000円、本科生プラス講座が85000円となっています。

通信講座の主なメリットとしては、予備校などの通学と比較して価格が安いことが挙げられます。

また、合格のノウハウが詰め込まれているカリキュラムが予め決められているため、自然と効率的な勉強が可能です。

また、目標を明確に持って学習を進めやすいことや、合格指導のプロから合格のために必要なエッセンスを効率よく吸収できることもあり、独学者よりも合格できる可能性は高いメリットがあります。

データベーススペシャリストの取得メリットは?

握手する人

就職・転職で有利に働く

データベーススペシャリスト資格を取得できれば、高いレベルでデータを扱える実力を兼ね備えているエンジニアとしてアピールできるようになります。

転職市場においては、実力と経験が重視されるため、資格を持っていることで実力をアピールしやすくなり、選考の場において有利に働くことが多いのです。

また、就職の際にもこの資格を取得しておくことで高い評価を受けやすく、選考を有利に進めることができます。

面接のときに、資格を取得した経緯や取得にあたり工夫したことなどを明確に伝えることで、より魅力的なアピールが可能です。

幅広い知見が身につく

データベーススペシャリストの勉強を行うことで、データベースに関する専門知識のみならずデータベースソフトなどに関する様々な知見などが身に着きます。

これらのスキルや技能は実務での問題を解決すための土台となり、非常に実践的な内容を学ぶことにつながります。

知識のみならず技能も身に着くため、非常に有意義な勉強となるでしょう。

他の国家資格の一部免除も

データベーススペシャリストの資格を保持することで、以下の試験の一部が免除されます。

  • 中小企業診断士の1次試験科目の一部免除

  • 弁理士試験の論文式筆記試験選択科目の理工V免除

  • 技術士試験の第一次試験の専門科目「情報工学部門」が免除

  • ITコーディネータ試験の一部が免除される専門スキル特別認定試験を受験可能

このように、多くの試験において免除の恩恵を受けることができます。

資格取得の負担が軽減されることから、積極的にダブルライセンスを狙うと良いでしょう。

データベーススペシャリストの受験までの流れ

ジャンプする人

データベーススペシャリストに受験資格は設けられておらず、性別・学歴・年齢関係なく誰でも受験することができます。

データベーススペシャリストは年に1回行われ、4月の第3日曜日に実施されています。

なお、データベーススペシャリストの実施会場は全国の主要都市となっており、受験料は5700円です。

試験の申し込み期間は1月下旬~2月下旬までの1か月間で、発表されたら早めに申し込むようにしましょう。

なお、例年の合格発表日は6月下旬頃です。

午前Ⅰ試験の免除要件

午前Ⅰ試験に関しては、以下の3つの条件の内いずれか1つをクリアすることで、2年間免除される特例があります。

  • 応用情報技術者試験合格

  • 高度情報技術者試験に分類される試験に合格

  • 高度情報技術者試験に分類される試験の午前Ⅰ試験で合格基準点をクリアする

2019年度の試験では、受験者全体の61.4%の人が午前Ⅰ試験を免除されています。

勉強期間は長期に渡るため、午前Ⅰ試験を免除されることで勉強の負担を軽くすることができます。

免除規定をクリアできている人は、忘れずに申請しましょう。

データベーススペシャリストと合わせて取りたいおすすめ資格

紙と万年筆

応用情報技術者

応用情報技術者は情報処理技術者試験のレベル3にあたり、データベーススペシャリストと比べるとワンランク下の試験です。

試験内容としては主にテクノロジ系・ストラテジ系・マネジメント系の3つが出題され、データベーススペシャリスト試験の午前Ⅰ試験と重複しています。

ITに関する前提知識がない場合は、まず応用情報技術者試験の勉強をして基本知識をインプットしてから、データベーススペシャリストを受験するべきです。

この順番で勉強することで基礎学力が固まり、データベーススペシャリスト試験の対策もスムーズにできるようになります。

オラクルマスター

オラクルマスター試験は「日本オラクル社」が運営する「Oracle Database」の管理法や操作法などの技術力を認定する試験です。

オラクルマスターは4つのグレードで分かれており、簡単な順に「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」となっています。

オラクルマスターは知識よりも実践を重視する試験内容であるため、知識が重要視されるデータスペシャリストとは傾向が異なります。

難易度としては、ブロンズ・シルバー・ゴールドはデータベーススペシャリストよりも難易度が低く、プラチナは難易度が高いです。

オラクルを日常的に操作する機会がある人は、実務スキル高めるためにも取得をおすすめします。

注意点としては、飛び級受験はできず1番下のランクから受験する必要があることです。

MCP

MCPはマイクロソフト認定資格プログラムと呼ばれており、マイクロソフト製品の知識・技能を試す試験です。

ランクは易しい順に「エントリー」「アソシエイト」「エキスパート」「マスター」の4つに分かれています。

試験の対象者はインフラ系やデベロッパー系の業務を行う人やデータベース開発者を想定しています。

自分の業務や招来のキャリアプランを考えて受験すると良いでしょう。

マイクロソフト製品を日常的に使う人であれば積極的に取得を目指すべき資格です。

こちらの試験も、1番下のランクから受験する必要がある点には注意が必要です。

フリーランスの働き方も可能

働く女性

データベーススペシャリスト資格を生かして、データベースエンジニアなどのフリーランスとして働く選択肢もあります。

ITに詳しいスタッフがいない企業は、データベース管理をフリーランスのエンジニアにアウトソーシングしているところも多いです。

近年は情報管理やセキュリティ管理の意識が高まっているため、フリーランスのセキュリティエンジニアの需要も高まっています。

フリーランスだと自由な働き方が可能で、自分の努力次第で高い年収を狙えるため仕事のモチベーションも保ちやすいでしょう。

また、定年という概念もなくなるため、自分のスキルさえ維持すればいつまでも働くことが可能です。

今後も高い需要が見込まれる資格なので、フリーランスとして活躍したいと夢見ている人はぜひ取得を目指してみてください。

データベーススペシャリストの試験データや対策まとめ

データベーススペシャリストの試験データや対策まとめ

  • 一筋縄ではいかない試験なので、長期の勉強を覚悟しよう

  • 勉強の基本を意識しつつ、自分なりの

やりやすい勉強法を模索しよう

  • 過去問は重要な勉強ツールなので、有効活用しよう

  • 隙間時間も利用しながら、質の高い勉強を意識しよう

データベーススペシャリストは難関資格ですが、多くの取得メリットがあります。

長期に渡る勉強をこなすのは容易ではありませんが、うまくモチベーションを維持しながら地道に頑張っていきましょう。

今後も高い需要がある資格なので、ぜひ取得してキャリアの選択肢を広げていきましょう!