ネットワークスペシャリストは価値ある資格?気になる年収・転職状況を解説!

「ネットワークスペシャリストは価値のある資格?」

「年収や転職状況はどう?」

こんな疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか?

皆さんはネットワークスペシャリストという資格をご存知ですか?

現代社会において、ネットワークの固有技術の活用からサービスの動向に至る目的に適合したネットワークシステムを運用する事が出来るネットワークのスペシャリストです。

インターネットが欠かせなくなった世の中だからこそ、非常に希少価値の高い資格とも言われています。

今回はネットワークスペシャリストがどの程度価値のある資格なのかという紹介をはじめ、年収や転職状況までを解説していきます。

ぜひ参考にしてみてください。

ネットワークスペシャリストの業務についてざっくり説明すると

  • ネットワークスペシャリスト試験合格率は例年14~15%程度と低い
  • 資格取得後、ネットワークエンジニアとして活躍できる
  • 多くの企業が資格取得者を求めている

ネットワークスペシャリスト試験の基本情報

ネットワークスペシャリストについて

どの資格にも共通して言えるのですが、資格を取得するためには試験を受けなければいけません。

ネットワークスペシャリストになるためにも、もちろん試験は必要不可欠です。

ネットワーク全般の幅広い知識を持ち、大規模なネットワーク環境を構築・運用できるネットワークエンジニアの方に最適な試験です。

情報処理技術者試験の中でも高度情報技術者試験に位置付けられており、IT系の国家資格の最上位に位置しているのもこの試験の特徴です。

その為合格率も低く、例年14~15%程度と言われている事から難易度が高い試験として有名です。

どんな内容が出題されるか?

ネットワークスペシャリストの試験を受けようと考えている方が一番気になるのは、どのような内容が出題されるのかという事ではないでしょうか?

試験について紹介しておくと、まず午前1・2午後1・2合計4つに分かれています。

試験時間や出題形式については下の表をご覧ください。

試験時間 時間 出題形式
午前1試験 9時30分~10時20分(50分) 多肢選択式
午前2試験 10時50分~11時30分(40分) 多肢選択式
午後1試験 12時30分~14時(90分) 記述式
午後2試験 14時30分~16時30分(120分) 記述式

表をみていただくと分かるように午前は多肢選択式、午後は記述式に分類されています。

午前試験

午前1試験は、応用情報技術試験の午前試験の範囲と全く同じです。

出題構成はテクノロジ系の17問、マネジメント系の5問、そしてストラテジ系の8問合計30問です。

同時期に行われている応用情報技術者試験の午前問題から選定されます。

最近の午前1試験の傾向としては考察問題が増えており、逆に文章問題が減っています。さらに新傾向問題も少ないです。

午前2試験は、午前1出題範囲のうち「コンピュータ構成要素」「システム構成要素」「ネットワーク」「セキュリティ」「システム開発技術」「ソフトウェア開発管理技術」の計6分野から出題されます。

範囲は午前1と重なるのですが問われる内容は1以上に高度になるため、難易度が上がります。

午前1・2どちらの試験にも共通して言えるのですが、100点中60点を取れば合格です。

午後1

午前と同様、午後1・2の出題範囲は同じです。

午後の出題範囲は以下の5つです。

  • ネットワークの企画・要件定義・開発に関する事
  • ネットワークシステムの運用・保守に関する事
  • ネットワークの技術・関連法規・標準に関する事
  • ネットワークのサービスに関する事
  • ネットワーク・アプリケーション技術に関する事

ネットワークスペシャリスト試験の午後問題は、最新の技術動向はもちろん、高度な技術内容や技術の詳細についての問題が出題されます。

あくまでもネットワークスペシャリスト試験の出題対象は、ネットワーク技術が問われるものです。

ネットワークの技術分野は非常に幅広い為、基本技術を十分にマスターした上で、試験に臨む事が重要です。

試験自体は長文を読解した上での技術や語句の回答問題が主です。設問数が非常に多いので、設問文の内容を素早く理解しながら処理していく事が求められます。

午後2

午後試験2は計2問出題されるのですが、その中の1つを選択して回答します。

こちらも午後1同様、長文を読んでそれに対する設問に答える形式となっています。

具体的には長文の分量が10ページ以上にわたる為、まずは文章の内容外観を抑えていく事が大切です。

大問の中に小問が多く存在するので、時間内で文章の内容を素早く読み解き回答する必要があります。

しっかりと正解をとっていく事が合格へのカギとなります。

難易度はかなり高い

ネットワークスペシャリストは情報処理技術試験のレベル区分で最高峰のレベル4です。

難易度は情報技術系の資格の中で最高峰となっており、資格偏差値は67となっています。

数字だけではピンとこない方もいると思いますが、他の高度情報技術者資格と比較してみるとかなり低い数字になっています。

特にネットワークスペシャリストを受験する層については、豊富な経験があるエンジニアが主体となっている事から難易度の高さがうかがえます。

またもう1つ難易度が高い理由としては、主に論述が多い点です。

現場において非常に腕がいいエンジニアの方であっても、この論述問題でつまずきやすいのが特徴です

「短い言葉でも正確に自分の意図を表現できる文章力」、具体的には的確な要素を見つけ出す事や文章力が必要とされている事が挙げられます。

ネットワークスペシャリストは価値ある資格

価値のある仕事をしている女性

今まで紹介してきたようにネットワークスペシャリストの試験は非常に難易度が高い試験なので、価値ある資格だという事が分かっていただけたのではないでしょうか?

ここからはネットワークスペシャリストになる事で、どのようなメリットがあるのかを紹介していきます。

ネットワークエンジニアとして活躍できる

ネットワークエンジニアについて再度おさらいしておくと、その名の通りネットのプロです。

資格がある事で、専門的なコンピュータ関連の知識があるという証明になります。

この事から資格を得た後、ネットワークエンジニアとして大きく評価される機会が得られます。

機械化が進んでいる現代社会だからこそ、ネットワークエンジニア不足の企業等からは即戦力としてみなされる事はもちろん、それ以外の職種においても実力を発揮しやすくなります

企業からの信頼を得やすくなる

ネットワークスペシャリストという資格を所持している事で、他の企業からも信頼を得やすくなります。

先ほども紹介したようにネットワークスペシャリストは専門的なコンピュータ関連の知識があるという証明となります。

つまりは初対面の際にこの資格を持っているという事で、相手側に専門的な知識を併せ持ち即戦力になるかもしれないという好印象を持たれやすくなるのです。

年収面で好待遇

ネットワークスペシャリストとして働く場合、求人での年収条件は450万~800万程度といわれています。

ちなみにシステムエンジニアの平均年収は約550万円、サラリーマンの平均年収は約450万円なので、比較してみると、高年収を期待する事ができます。

さらにこの年収に加え、企業によっては資格手当毎月5000円~10000円ほど上乗せしてくれる場合もあるため、年収アップにもつながります。

この事により、お金に関してもメリットが大きい為、ネットワークスペシャリストを目指す方は多いのが現状です。

転職に効果を発揮

ネットワークスペシャリストの魅力は、信頼関係や年収だけではありません。

ネットワークについての幅広い知識がある事が証明される資格なので、即戦力としての活躍が見込まれ企業から高い評価を受けやすくなります。

つまり、転職する際に有利です。

ネットワークスペシャリストは、非常に希少価値の高い資格なので、多くの企業が資格取得者を求めています。

特に大企業の求人の場合、ネットワークスペシャリストの資格が必須条件になる場合も多いです。

ちなみに、主な転職先としてはIT系企業をはじめ、通信系企業やネットワーク企業です。

更に転職企業枠を広げたい方は、ネットワークスペシャリストの他ネットワーク関連の資格を取得する事をおすすめします。

また転職の際には、以前の職場でもネットワーク関係の仕事をしていたという経験も必須となりますので、ご注意ください。

ネットワークスペシャリストに必要な能力

勉強している子ども

ネットワークスペシャリストは、社会インフラ基盤を支えるためにも重要な役割を担う大切な資格です。

ここでは、主な仕事内容やどの程度のスキルが求められているのか等、ネットワークスペシャリストに必要な能力について紹介します。

そもそもどんな仕事をしてるの?

ネットワークスペシャリストはそもそも、企業においてどのような仕事をしているのでしょうか?

この事から説明しておくと、ネットとワークシステムの設計・構築・運用、またマネジメント面の仕事に分類して仕事をしています。

まずネットとワークシステムの設計・構築・運用に関して、企業のネットワークシステムを扱い、LANやVPNのようなネットワークをトラブルを起こさず扱えるように運用する役割の仕事です。

これを行う事で社内のネット環境が整い、一人一人の業務がスムーズにできるようになるのです。

マネジメント業務はプロジェクトの責任者として、部下に対しての指示や業務の補助などを行うなど果たす役割は非常に多いです。

幅広いスキルが求められる

ネットワークスペシャリストIT技術面でのコンサルティング業務が中心なので実際の技術面の習得は必ずしも必要ではありません。

しかしIT知識を使用して会社の経営をどのように改善していくかというイメージを持ち、それに基づいて戦略や提案を行えるスキルは求められます。

経営に関しての提案という事は経営陣を納得させたり、他社の社員に戦略の有効性を示すためにも必要となるのです。

またコンサルティングの仕事なので、多くの人を引き込ませるようなプレゼンスキル及びコミュニケーション能力も必須です。

その為には課題発見のヒアリング能力や実行の際に、周りをうまく巻き込んでいけるような能力を身につけておく事が大切です。

勉強熱心さも大事

ネットワークスペシャリストには、IT知識やインターネット技術、さらにコミュニケーション能力等が求められると紹介しました。

しかし、人を動かす力や課題を解決する能力の他にも、企業が求めているのは努力を惜しまない姿勢です。

その理由としてネットワークの現場では最新の技術が次々に生み出されていく事が多いのですが、最初から最新技術に関しての知識がある事はあり得ないからです

知らない事に関して、諦めずに積極的に勉強する事で、知識を吸収していく事が大切です。

勉強する等努力している姿を周囲に見せる事で、その人の評価につながり信頼関係も深まります。

努力は一流の証であるので、普段努力をあまりしていない方は習慣づけする事をおすすめします。

CCNPも併せて取るとより価値が上がる

企業との握手

ネットワークスペシャリストの資格の他にも、併せて取得するとより価値がある資格があります。それはCCNPです。

同じインターネット技術に関わる試験としてシスコ技術者認定試験があります。

その中でもCCNPは、ネットワークエンジニア向けの資格として存在しており、シスコシステムズ社が提供するシスコ技術者認定の5つのグレードのうち、ちょうど真ん中の難易度に位置している資格です。

CCNP資格は8つのコースに分かれている為、ネットワークスペシャリストよりも1つ1つの試験の専門性が高く、実践に重きを置いた試験となっているのです。

ネットワークスペシャリストは知識がある事を証明できるのですが、CCNPは実務面に焦点が置かれているので、一緒に取得しておく事で実践面において効果的なアピールができるようになります。

ちなみにCCNPの試験の難易度なのですが、出題派にが狭い為、ネットワークスペシャリストよりも簡単と感じる方が多いようです。

ネットワークスペシャリストの資格についてのまとめ

ネットワークスペシャリストの資格についてのまとめ

  • 試験の出題傾向は、ネットワーク技術が問われる事が多い
  • 試験はエンジニアが主体となっている為、難易度は高い
  • ネットワークスペシャリストは転職の際に有利
  • ネットワークスペシャリストはコミュニケーション能力も大切

今回は、ネットワークスペシャリストの資格について様々な側面から解説してきました。

情報処理技術者試験の中でも、高度情報技術者試験に位置付けられており、IT系の国家資格の最上位に位置している資格であるため、資格を取得するのは決して楽ではありません。

しかし転職や年収アップにつながる為、非常に魅力的な資格でもあります。

ぜひ一度ネットワークスペシャリストの取得を検討してみてください。