ITストラテジストは転職に有利?転職後の年収から仕事内容まで徹底解説!

更新日時 2020/05/12

ITストラテジストの資格を持っていても、現在の職場では生かせなくてもったいない。

ITストラテジストに興味があっても、資格を取ったところで需要があるのかな?

このような疑問や不安をお持ちの方は多いと思います。

この記事ではITストラテジストの仕事内容、求人メディアなど人材業界での評価、また、どの程度需要があり、転職後の収入はどうなるのかといったことを解説します。

この記事を読めば、ITストラテジストの転職事情についてはバッチリです。

ITストラテジストについてざっくり説明すると

  • ITストラテジストは求人が豊富で転職に有利な、取得価値のある資格
  • ITストラテジストはその仕事柄、平均年収も高めなのがメリット
  • IT業界では広く認識されている資格であるため、評価も良い

資格が転職で有利になる理由

広がる選択肢

転職をするときには、その仕事に関する知識や経験があるともちろん有利ですが、「心機一転、まったく違う職種で働いてみたい」と思う方もいるでしょう。

そのような場合、経験がなくても関連性のある資格を持っていると、予備知識ゼロの状態で挑むより転職先を見つけやすくなります。

ここでは、転職の際に資格を持っていると有利な理由を3つ挙げましょう。

能力を評価しやすい

企業で面接を受けるとき、どれほど技術に自信があり、実際に相当な技量を持っていても、それを証明するものがなければ単なる自己主張として片づけられる場合があります。

しかし、資格を取っておくと能力の裏付けになるだけではなく、履歴書に書くこともできるので、転職するときのアピールにも有利です。

TOEICを例に挙げると、受験後に送付されるスコアシートで実際にどのぐらいリスニング・リーディング、またはライティングのレベルが高いのかをハッキリ示せます。

資格を取得することで、自分の能力に対する客観的な評価を受けられるため、転職先を探す際には比較的有利であると言えます。

ポテンシャルを見てもらえる

求人に応募する誰もが転職先の業務を経験して、その内容をわかっているとは限りません。

経験を問わずに広く求人募集する会社では、未経験の応募者も多くなります。そこで、未経験の応募者が多そうな会社への転職を考えるとき、募集している業務に関する資格を持っていると有利です。

未経験であっても「資格を持っている人であれば、予備知識のない人より仕事の流れを掴むのが早いのではないか」というプラス評価に繋がる可能性が大いにあるためです。

求人の際に未経験者を歓迎している会社では、資格を持っているとポテンシャルを評価してもらいやすいので、希望の職種があれば、必要とされそうな資格や関連性のある資格は取得しておくことをおすすめします。

将来の選択肢が広がる

日商簿記やIT、法務関連といった資格を持っていると、転職先として選べる会社が多くなります。専門性の高さによって段階設定がある場合、3級よりも2級、2級よりも1級という上級資格を取ると、さらに有利です。

たとえば接客業に就いている人が事務関連、または事務職の人が法務関連の資格を取るなど方向性の違う資格を持つことで、これまで経験してきた職種以外にも対応できるというアピールにもなり、価値を高められます。

転職先を探すときに資格を持っていると、その数や種類に応じて、現在働いている職種に限らず広い範囲で仕事を探せるようになり、良い転職先を見つけだすチャンスも増えます

資格を持つ人はその分仕事の幅が広いため、採用する企業側にしても柔軟な配属ができ、重宝される存在となるでしょう。

ITストラテジストは転職で有利に

ステップアップする人

今回取り上げるITストラテジストは、IT企業に限らず様々な業種での需要が増えており、将来性が高く価値のある仕事です。求人も多くなっているため、転職しやすいこともメリットです。

企業の経営戦略に基づき、ITを活用して企業活動の高度化や最適化などを行うための基本的な戦略を立てること、また、製品やサービスの開発・提案・推進、支援をするのがITストラテジストの役割です。

そのため、エンジニアとしてではなく、企業の経営についてマネジメント側に近い視点で助言を行う立場として採用される傾向にあります。

シンクタンクやコンサルティングファームなどへの転職を希望している人は、ITストラテジストを取得しておくと有利です。

求人サイトに登録しておくとスカウトの多い資格で、キャリアアップも狙えますが、面接時には、ITストラテジストを取得した理由や目的をはっきりとさせ、どのような仕事に就きたいのかを伝えることが大切です。

実際のキャリアパスは?

ITストラテジストの資格を取った人は、どのような経歴を辿っていくのでしょうか。

転職する前はシステムエンジニアだったという人や、システムエンジニアとして経験を積み、プロダクトマネージャーを務めたという人が多いようです。

転職後の例として、事業システム開発部のリーダーになる、さらには、ITコンサルタントとして独立開業するなどが挙げられます。

開発などの現場経験を会社経営における課題の改善にも生かし、戦略を提案したいという人や、さらに上を目指したいという人がITストラテジストの資格を取得して転職するケースが多いです。

年収もより好条件に

ITストラテジストの年収は平均650万円と言われています。

一般的なシステムエンジニアの平均年収は550.8万円で、サラリーマンは平均年収が454.5万円であるため、ITストラテジストの年収は比較的高いことがわかります。

IT関連の国家試験は「独立行政法人情報処理推進機構」で行っていますが、この機関の行う情報技術者試験の合格者全体で見ても、ITストラテジストの平均年収は高いです。

ITストラテジストの資格を持っている人の平均年収が高いのは、なぜでしょうか。

まず、ITストラテジスト試験合格者の平均年齢は40歳と、ほかのIT系資格合格者よりも年齢層が高めである点から、経験を積む中で実力をつけて出世している人が多いことが挙げられます。

また、大抵のITストラテジスト資格取得者は企業の経営戦略を立てるといった重要なポジションにいるので、必然的に平均年収も上がることが多いためです。

ITストラテジストの仕事内容

社員との交流

ITストラテジストの仕事内容は、企業の経営計画に沿って、IT技術を活用した業務改革などの事業戦略の策定・実行をし、業務の効率化やコスト削減を促進させて利益に繋げることです。

それと同時に、一般従業員を指導する立場として、実際に現場を観察して従業員から聞き取りを行い、現状を把握したうえで社内の課題や問題点を明らかにさせ、新たなIT戦略を考案することも仕事内容のひとつです。

企業によっては、競合他社に対抗できる新しい製品やサービスの開発を企画・推進し、支援するといった仕事を求められることもあります。

現場から上がってきた問題点などをもとに、業務改善を目的としたIT技術の導入や戦略を検討して経営陣に提案するため、技術者としての立場というよりもビジネスサイドで仕事を行います

ITストラテジストの業務は多岐にわたり、また、進捗状況なども明らかにわかるため、非常にやりがいのある仕事です。常に「これはどうすれば解決できるのだろう」と考え、工夫して仕事を行う人に向いている仕事です。

ITストラテジストとして必要な能力

タブレットなどで分析

ITストラテジストは、資格を持っていればそれだけで評価されるというものではありません。

実際の仕事で必要となるのは知識に裏付けられた能力です。業務を行うためにどのような能力が必要とされるのか、ここで確認しておきましょう。

IT的なモノの見方

システム設計などを行うエンジニアと違い、ITストラテジストはプログラミングなどの技術が必要ではありません。資格取得者は、IT技術者から連想される理系ばかりではなく、文系の人も多いです。

ただ、企業の現状を熟知した上で、ITを取り入れることによる経費削減や効率化などといった基本戦略を経営陣に提案する仕事柄、IT技術に関する相応の知識が求められます

技術者として積み重ねてきたIT技術の活用経験がある場合は、その経験や技術も、ITストラテジストとしてのビジネスに生かせる能力となります。

コミュニケーションスキル

ITストラテジストの仕事には、現場の声を聞いて会社の問題を拾い上げることや、経営陣に対する戦略の提案・進捗状況の報告なども含まれます。

施策のプレゼンテーションをする際、ITストラテジストは経営陣を納得させてプランを進められるように、説得力のある説明をする必要があります。

そのときに求められるのが駆け引き、交渉力などのコミュニケーションスキルです。

また、経営陣や現場とコミュニケーションを取り、企業の課題を発見して戦略を考案するための傾聴力も同時に求められます。

ITストラテジストについてまとめ

ITストラテジストについてまとめ

  • 様々な企業において必要とされる価値の高い資格で、転職にも有利である
  • 企業ごとに働き方が変わるため、自分の考えをきちんと伝える必要がある
  • 仕事の性質から、平均年収は総じて高めである

「ITストラテジストは転職に有利な資格か」をテーマに、ITストラテジストの求人状況や年収・仕事内容などをご紹介しましたが、いかがでしたか。

すでにITストラテジストの資格を持っている方は、より好条件の転職先を見つけ、これまでの経験を生かしてプロダクトマネージャーやITコンサルタントとして働くことも可能です。

ITストラテジストの試験は難しい分、合格後にはメリットが多く、やりがいもあり、取得価値の高い資格です。更なるキャリアアップを目指したい方は、ぜひITストラテジストの資格取得にチャレンジしましょう。