宅建試験は丸暗記で突破できる?覚え方のコツや語呂合わせについて解説!

更新日時 2019/09/06

宅建は丸暗記で合格できるのかな?

語呂合わせは効果があるの?

このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

宅建は試験範囲が広く暗記による対応が必要ですが、勉強したことが頭に入らなかったり、覚えてもすぐに忘れてしまうため、勉強法を試行錯誤している受験生も多いかと思います。

ここでは宅建試験は丸暗記で突破できるのか、さらに覚え方のコツや語呂合わせについても詳しく解説します!

この記事を読めば、宅建に必要な暗記のコツがしっかり見えてくるはずです!

宅建の丸暗記についてざっくり説明すると

  • 宅建には暗記が必要
  • 法令上の制限など科目ごとに覚え方のコツがある
  • 丸暗記や暗記カードの使用はおすすめできない
  • 語呂合わせは効率的に活用するのがよい

宅建試験は暗記のテストなのか

吹き出しと豆電球

宅建は暗記を必要としますが、試験範囲が広く、細かい部分まですべてを丸暗記で乗り切れるような試験ではありません。

暗記というとひたすら覚えるというイメージがあるかもしれませんが、理解するという意味合いもあり、暗記の種類はさまざまです。

暗記は必要

宅建試験は知識問題が多いので、試験勉強は暗記が中心になります。

暗記といってもさまざまな種類があります。「理解をしてそれを見なくても思い出せるようにする」という意味の暗記と、「ただただ言葉や数字を覚える」という意味の暗記です。

宅建の試験には知識を問う問題が多く、覚えたことが得点に結びつきやすいのも特徴です。暗記すべきことは多いですが、知っていれば解けるので得点しやすいです。

丸暗記だけでも、全部を理解しようとしてもダメ

人間の記憶力の限界を考えると、ただ文字の羅列を覚えるようにひたすら全ての事柄を暗記するのは現実的ではありません。

その一方で、これまで宅建に関係する仕事をしてきた人は、全てを理解して頭の中に入れることもできるかもしれませんが、全くの素人が理解を深めるのには時間がかかります。また実際の経験を元に理解できる部分もあるため全ての理解は難しいです。

これらのことを考えると、効率的な勉強のためには、暗記と理解のふたつをうまく使いこなすことが必要だといえます。

条文の丸暗記は意味がない

条文の穴埋め問題などは出ないので、法律の名前とその対象となる条件、その時にかかる制限の内容、数字などを覚えれば対応できます。

条文をまるごと覚えても、条文の意味が分かっていることにはならないので、途中の言葉や本質的でない情報まで覚える必要はありません。

科目ごとの暗記部分

鉛筆とチェックリスト

宅建は科目により特徴があるので、それぞれの科目に合わせて暗記や理解をしながら覚えていくことが良いといえます。

ここで、科目ごとの暗記部分や覚え方のコツについてみていきます。

宅建業法

宅建業法はとてもわかりやすい法律で、勉強をすればするほど得点が伸びる科目です。

わかりやすい分、理解できるところはしっかり理解しながら勉強を進めると良いでしょう。しかし、知識問題も多いので、数字など暗記するべきところは暗記をして、知識を積み上げることが必要です。

特に宅建業の免許重要事項の説明自ら売主制限37条書面については、毎年出題される傾向にあるので、注意が必要です。

法令上の制限

法律上の制限は試験に出題される法律の種類が多く、しっかりとした知識がないと問題を解くことができません。

なんとなくテキストを読み込んでも記憶に残るというわけではなく、自らが主体的に覚えようという意識を持たないと、覚えるのが難しくなります。

そのため、テキストの読み込みよりも過去問を解いて考えるというやり方で勉強していくことがおすすめです。考えることで印象に残りやすくなるからです。

法令上の制限の項目を覚える際には、規制の対象内容理由をまとめながら学習するのが良いでしょう。

税、その他

税、その他では、税率や税金の額など数字を覚えないといけないようなことが多いですが、それゆえに暗記さえしてしまえば解ける問題が多いです。

特に統計情報税法の分野は、暗記をしていれば得点源にすることができ、税金についての知識は宅建以外にも普段の生活で役立つので、しっかり暗記するのも良いでしょう。

権利関係

権利関係では具体的な事例に関係する問題が出題されることが多いので、内容の丸暗記や、頻出問題の暗記などは役に立ちません。

しかし出題される問題は毎年同じような問題が多いので、理解すれば解けるものだといえます。

過去問を解くときに、より一般化して、それぞれの禁止事項などの目的を考えるとともに、人物関係などを図に書いて考えることで、次に違う言い回しの問題が出てきても当てはめて考えられるようになります。

暗記には忘却曲線の理解が大切

手のひらを上に向けている写真

人間である以上、覚えてもすぐに忘れてしまうこともあるでしょう。このようになぜ暗記は難しいのでしょうか?

人間の脳は覚えたことを忘れる仕組みになっています。人間の記憶と時間の関係について、ドイツの心理学者であるエビングハウスによって研究された忘却曲線という理論があります。

忘却曲線の考え方によると、学習したことをどれだけのスピードで忘れていくかは、以下の通りになります。

  • 20分後に42%
  • 1時間後に56%
  • 1日後に74%
  • 1週間後に77%
  • 1ヶ月後に79%

上記のデータによれば、人間は暗記したことの約半分を1時間後には忘れ、8割近くを翌日には忘れており、覚えたことはすぐに忘れてしまうことが分かります。

忘却曲線の理論を考慮すれば、覚えたことをそのままにせず、繰り返し学習することが大切だといえます。

忘却曲線に基づいた正しい暗記方法

本を読む男性

復習のタイミング

復習をする上で、記憶として定着しやすいタイミングがあるので、闇雲に復習を繰り返しても効果が期待できるわけではありません。

忘却曲線を考えると、復習をするタイミングとしては、翌日、3日後、1週間後、3週間後あたりがおすすめです。5回は復習したいところです。

1周に時間をかけすぎない

1周で隅から隅まで覚えきろうとしても、無理があります。

とにかく、先述のタイミングで周回することを心がけましょう。

とはいえ、適当に流し読みするのではなく、一回一回覚えるように意識することが必要です。

暗記カードは効果が薄い

暗記カードを購入してそれを眺めているだけでは、ほとんど頭に入ってきません。

自分で暗記カードを作成する上で、「暗記カードを作って書き込んでいる時」が最も効率的な瞬間であり、その後暗記カードを眺めているのはほぼ無駄です。

暗記カードを作る労力があるのなら、ノートに繰り返し書き込んだ方が良いでしょう。

語呂合わせは上手に活用する

宅建試験の範囲は広いので、全てを語呂合わせで覚えていたら整理できなくなります。

ただ、語呂合わせを取り入れると効率的な場合もあります。現在出回っている語呂合わせのうち、しっくりくるものを利用するのは効果的です。

しかし、自分で新しい語呂合わせを捻出したりするのは、多くの場合は時間の無駄になります。

こんな方法も暗記に使える

本を読む人 これまでに見てきたこと以外で暗記に使える方法をあげてみます。

耳から覚える

テキストや問題集を読んで勉強する方法もありますが、声に出して読んだり、音声教材を使うのも良いでしょう

音読は脳にも良い影響をもたらし、耳から入った情報は記憶に残りやすいです。

チェックシートを使用する

宅建の勉強にはチェックシートを使うこともおすすめです。市販のテキストに要点が赤字で書かれているものがあると思いますが、色付きの文字の上にシートを当てると文字や数字などが隠れます。

クイズのような感覚で勉強することもでき、勉強したことが記憶に残っているかどうかや、自分に足りない知識もピンポイントで確認できるので、暗記するのに役立ちます。

暗記する時間は夜がおすすめ

暗記をするのに効果的な時間はいつでしょうか?

結論は夜の時間帯です。

寝る前の時間帯に覚えることで、寝ている間に情報が整理されて記憶が残りやすくなるようです。

帰宅後から就寝前の時間帯に覚える習慣をつけておくと、翌日の日中の移動時間や休憩時間など、隙間時間を利用して覚えたことや忘れたことを復習できます。

宅建の丸暗記まとめ

宅建の丸暗記まとめ

  • 宅建は暗記中心の勉強が必要だが、丸暗記ではなく暗記と理解をうまく使いこなすことが重要である。
  • 科目ごとに覚え方のコツがあり、語呂合わせを上手く使うことが効果的な場合もある。
  • 忘却曲線に基づいて、復習のタイミングを意識して繰り返し学習することが大切である。
  • 耳で聞いて覚えることや、チェックシートを利用することも効果的である。

宅建の丸暗記について、あらゆる側面から徹底的に考察してきました。

宅建試験に必要なのは暗記中心の勉強ですが、丸暗記で挑めるような試験ではなく、暗記と理解をうまく使いこなすことが大切です。

そして、一度で完全に覚えきろうとするのではなく、復習のタイミングと学習の繰り返しが大事です。

ベストな方法で、試験勉強を頑張ってください!