中小企業診断士のセミナーってどんなもの?講演するメリットやセミナーの生かし方を解説!

更新日時 2019/08/29

「中小企業診断士が行うセミナーに興味があるけれど、実際どんなものなの?」

そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

中小企業診断士として働く人の多くが、仕事の一環としてセミナーや講演活動を行っています

この記事では、中小企業診断士としてセミナーを行うメリットや、実際に講演を行う場合のテーマなどについて分かりやすく解説します!

中小企業診断士のセミナーについてざっくり説明すると

  • セミナーを行う診断士は多く存在する
  • セミナーを引き受けるメリットは大きい
  • 中小企業診断士が受講するセミナーもある

セミナー講師をする中小企業診断士は多い

中小企業診断士のイメージ

中小企業診断士は国が認めた経営コンサルタントとして、中小企業を対象に財務・労務・生産・事務などの経営診断を行います。

その上で、経営の合理化を推進するために適切な助言や提案をすることで報酬をもらうのが主な業務です。

しかし、中小企業診断士の仕事はそういったコンサル業務に限りません。

調査研究や、講演・セミナーでの講師、執筆業務などを行う事もあります。

中小企業診断士でセミナーや講演の講師を行っている人は意外に多く、中小企業診断協会によると診断士の5人に1人が講演活動を行っているそうです。

セミナー講師のみで生計を立てている人は少数ですが、何らかの形で講師をやっている人は多く中小企業診断士にとってセミナーや講演は一般的なことであると言えます。

セミナーをやることで様々なメリットが得られるため、多くの中小企業診断士が行っています。

セミナーを行うときのテーマは?

実際に中小企業診断士がセミナーをするときのテーマは、その時々のホットな話題であることが多いです。今なら「AI」や「IT利活用」、「働き方改革」や「人手不足対応」等といったところでしょう。

また、地域密着型の企業からはMEO対策のような集客に直結する内容も人気を集めています。

このようなホットな分野以外にも、経営や生産、財務管理についてなど定番のテーマを話題にすることももちろんあります。

その時々で、与えられたテーマについて、最新の情報を持って講演することになります。

セミナー講師を引き受けるメリット

報酬のイメージ

中小企業診断士としてセミナー講師を引き受けるメリットはかなり多く、依頼があれば基本的には引き受けた方が良いといえます。ここではその理由を見ていきます。

報酬相場が高い

報酬については依頼元や経由によって数万円~数十万と差がありますが、基本的に報酬は高額です。

商工会議所のセミナーなどで2時間で4~6万円、企業研修などが一日6~10万円程度です。もちろん、それ以上の金額のこともあります(それ以下もありますが)。

一流講師、人気講師になると、大手企業との直接契約で一日辺り40~50万円程度まで報酬が上がります。

それくらいもらうのは普通にはなかなか難しいですが、それでもセミナー業務は、中小企業診断士の仕事の中では効率よく稼げる分野であると言えるでしょう

営業手段として活用できる

中小企業診断士がセミナー講師を務めることのメリットとして、実はこれが一番大きいかもしれません。

知名度アップに繋がる

講師として多くの人の前に立つことで、知名度が上がります。その講演・セミナーの宣伝が行われていれば、その広告を見てもらうことだけでも中小企業診断士として認識してもらえるでしょう。

また、実際に講演したテーマについてこの中小企業診断士はこの分野に見識があるという印象を与えられます。

講演に来る人はそもそもそのテーマ・分野に興味関心のある人です。セミナーを受講した方から後日、仕事の依頼を頂くことも意外と多く宣伝効果が非常に大きいのです。

信頼度が上がる

一度でも何かのセミナー等に参加したことがある方は実感として理解できると思いますが、セミナーや講演において「講師」と「受講者・参加者」は、「先生」と「生徒」のような関係です。

先生としてしっかりと生徒にとって有益な話ができれば、生徒からの信頼度が上がります。信頼度が上がれば、今度は「この人に相談したい」という気持ちになります。

その分野の専門家として公衆の面前でしっかりと内容のある講演を行うことで信頼度が上がり、セミナ-の参加者を自らの潜在的な顧客とすることができるのです。

最新の情報を学べる

講師として壇上するには、その分野や業界のトレンドについてしっかりと勉強しなければなりません。

中小企業診断士の仕事は基本的にはアウトプットの方が多いので、セミナー講師を務めることを通して自分で学ぶのはインプットや自己研鑽の非常に良い機会になります。

セミナーで講演する内容は多くの人が興味をもっている分野であることがほとんどなので、そういったホットな分野の知識やトレンドについて学べるのは魅力的であると言えます。

セミナー講師の仕事はどこで見つけるのか

人づてのイメージ

では、中小企業診断士として行うセミナー講師の仕事はどこで見つければ良いのでしょうか?

基本的には人づてに依頼されることが多いです。最初のパターンとしては、既に講師をやっている先輩診断士から、自分の専門分野についてのセミナーを依頼されて対応するというのが多いでしょう。

また商工会議所等は顧客に対してセミナーを行うことが多いのですが、意外にネタ不足だったり、講師が不足していることがあります。

そういったところに顔を売っておくと、直接声がかかることもあります。他にも、ネットでセミナー講師の求人が出ていることもあります。

そうして何度かセミナーや講演をやっていくと、「それに参加した人から次の講演の依頼をされる」ということが繰り返されて仕事が入ってくるようになります。

セミナー講師をする際のポイント

資料のイメージ

セミナーで講師を務めるということは、中小企業診断士としての自身の専門性の高さや信頼度をアピールできる大きなチャンスです。

そのチャンスを無駄にしないために、しっかりと準備をしなければなりません。

事前準備は入念に行う

具体的はセミナーで自分が講演するテーマ及びその分野の最新情報をもれなく、正確に把握するということです。

そしてその情報が参加者に伝わりやすいようにレジュメや資料を用意すること、実際に自分が喋る段取りを原稿にして準備することが重要です。

資料もただ用意すれば良いと言うことではなく、見やすさやわかりやすさを意識して工夫する必要があります。パワーポイントなどのプレゼンソフトは使い慣れておいた方が良いです。

原稿は喋ること全てを台詞にして書いてしまうと、それを読み上げるだけになってしまい、聞く側からするとつまらなくなってしまいます。進行や重要なポイント、タイムテーブルをメモした程度のもので良いでしょう。

また、講演する内容の分野にもよりますが、実際にその分野で活躍している人に会って実体験などを聞き出しておけるとより良いです。理論だけでなくリアルな情報として伝えることができます。

実務補習の経験を生かす

中小企業診断士にとってセミナーや講演の講師の仕事は、上述したように非常にメリットが大きいので、依頼があった時にはできるだけ引き受けたいものです。しかし、人前で話すことに慣れていない人は最初は戸惑うかもしれません。

そういう方は、実務補習で行ったプレゼンテーションの経験を思い出してみましょう。形は違っても、同じように人の前で話す経験をしているはずです。

実務補習を受けていない人であれば、実務経験として相談業務を受けているかと思います。そこで企業への提案やプレゼンも経験しているはずなので、セミナーも大きな負担にはならないでしょう。

中小企業診断士向けのセミナーもある

「NEVER STOP LEARNING」のイメージ

経営者層など潜在顧客を対象に中小企業診断士が行うセミナーだけでなく、中小企業診断士を対象にした集客セミナーなどもあります。

先輩診断士のノウハウを学べたり、自分の専門ではない分野について見識を深めたりできます。また、他の中小企業診断士の方との交流の機会として活用することもでき、診断士同士の繋がりを広くしていくことができます。

自分が講師を務めるときの参考になることも多々あるはずなので、機会があれば積極的に参加すると良いでしょう。

中小企業診断士のセミナーについてまとめ

中小企業診断士のセミナーまとめ

  • 報酬相場が高い
  • 宣伝・営業効果がある
  • 準備は念入りに行う必要がある
  • 診断士向けのセミナーもある

中小企業診断士にとってセミナーは、自分が講師をする場合も、診断士向けセミナーに受講者として参加する場合も、非常にメリットが大きいです。

特に、講師として自分がセミナーを行うというのは、収入面はもちろん、自己研鑽の面でもプラスが大きく、またさらに営業効果が高くセミナーなり相談なり次の仕事に繋がっていく可能性が生まれるので、依頼があれば積極的に引き受けたいものです。

最初のセミナー講師の依頼を呼び込むためにも、自分の専門性を高める日々の実務や勉強、こまめな情報収集、地道な営業活動をしっかりとやっておきましょう!