中小企業診断士の資格で副業できる?副業の種類や報酬相場を解説!

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中小企業診断士

平井東

「せっかくなら中小企業診断士の資格を年収アップに繋げたい…」

そうお考えの方も多いかと思います。

中小企業診断士の資格を取っても昇給や翔鶴には時間がかかりますし、すぐに本業の年収が上がることは少ないです。しかし、資格を生かした副業であれば、すぐにでも年収をアップすることは可能です

この記事では中小企業診断士の資格を活かした副業にどんなものがあるか、いくらくらい稼げるのか、注意するべきことはあるかなど知っておくべき事項を全て解説します!

読み終わった頃には、副業へ向けて具体的に動き出せるはずです!

中小企業診断士の副業についてざっくり説明すると

  • 診断士の資格を活かした業務は様々存在する
  • 企業内診断士でも年収を2~30万増加させるのは難しくない
  • 副業には収入アップの他にもメリットがある

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中小企業診断士の資格を活かした副業

パソコンに向かう男性の写真 本業の年収を増やすのは難しくても中小企業診断士なら資格を活かして副業をすることで年収を上げることが出来ます。

ここでは中小企業診断士の資格を活かした副業にはどのようなものがあるのか、具体的に見ていきましょう。

コンサルティング業務

平日に本業や企業内診断士が副業としておこなうことが多いコンサルティング業務は講演・教育訓練業務や調査・研究業務、商店街支援などです。

当然ですがコンサルティング業務も本業があるときはおこなうことは出来ません。終業後や休日に受けれる範囲でおこなうことになります。

いずれもプロコンサルティングと組んだりプロジェクトチームで取り組む人が多いです。チームで取り組むと集まれるときに集まって進行することが多いので過度な負担にならずに業務に携わることが出来ます。

補助金・助成金申請の手助け業務

国は中小企業の発展のために対象となる事業に返済不要の補助金を出してサポートしています。しかし補助金をもらうには厳しい国の審査があり、難易度がだんだん上がっているため中小企業診断士への委託が増えています。

補助金を申請するためにはかなり複雑な事業計画書などを提出しないといけないので、事業者に代わって作成する代わりに対価として補助金の2割を報酬としてもらうことが多いです。

副業をする中小企業診断士がおこなっていることの多い業務です。

予想問題・練習問題を作る仕事

中小企業士診断士試験に合格したことで今後試験を受ける受験者に教える立場になることも出来ます。 中小企業診断士試験から間もない合格者は時機に即した事例など受験生が欲しい情報を的確に与えられます。

具体的には受験予備校の二次試験の添削や予想問題・練習問題を作る副業があります。長年教材作りをしている人にチェックしてもらいながら一緒に作るので品質管理も心配ありません。

テキストの作成

中小企業診断士の試験は法改正や市場変化に伴って出題論点が毎年少しずつ変わります。そのためテキストも毎年改定する必要があるためテキスト作成に携わる副業もあります。

記事の執筆・連載

記事を執筆・連載する副業は場所や時間を選ばずに出来るので副業にしやすいです。受験生向けのものや企業や商店街を取材して雑誌やWEBなどの記事を執筆・連載します。

時間や場所にとらわれずに仕事が出来ますが、実績がないうちは単価の良い案件を受けるのは難しく、スキルや取材のノウハウなど実績や経験が必要になります。

ブログの運営

中小企業診断士の二次試験を合格するには書く力・論理的に考える力・訴える力が必要なので、合格者はすでにライティングに必要な力も持っていると言えます。

受験生に向けておすすめのテキストや試験勉強のコツを紹介するブログを開設運営という副業も可能です。中小企業診断士のブログはニッチなので初心者でもSEO対策をすれば上位に出すことが出来ます。

平日の夜や週末にできる業務が副業に向いている

打ち合わせの様子 平日に本業や企業内診断士として働いている中小企業診断士は、独立している中小企業診断士のように平日稼働している会社のコンサルタント業務をするのは難しいです。

休日や平日の終業後の時間を利用して活動することが出来る副業を選びましょう。

本業や私生活に支障が出るほど業務を抱えるのは考え物です。業務バランスをきちんと考えて両立できる副業を選んでください。

副業を行う時に注意する事

副業を行う時に注意する事

業務バランスを考える他にも、副業をするなら気を付けるべきことがあります。

ここではどのような注意点があるのかについて確認していきましょう。

会社が副業を認めているか

まずは自分が勤めている会社の就業規則で副業が認められているか確認しましょう。

政府の働き方改革を受け、近年副業を認める企業が増えています。 もし副業を認められている場合でも業務に支障を出さない、会社の利益を損なわないなど必ずルールを守って副業しましょう。

また許可が必要な場合もあります。あとで見つかってトラブルにならないためにも必ず事前に確認しておきましょう。

もし勤めている会社が副業禁止だったら?

もし就業規則で副業を禁止している場合でも「確認してみたら認められた」というケースは多いです。簡単に諦めずにしっかり確認しましょう。

そもそも就業規則には「原則禁止」や「許可がないと禁止」と書いてあるものが多いです。どうすれば就業規則上問題なく副業が出来るか考えてみましょう。

他人に雇われるのは禁止、自分で確定申告をおこなえばOK、本業に支障が出なければOK、本業と全く関係のない業種ならOKなど条件次第で許可が下りることもあります。

中小企業診断士だからOKになることもある?

中には「会社は副業を認めているのに上司に相談したら渋い顔をされた」ということもあります。

そんなときは中小企業診断士の資格や業務内容を説明して本業に支障がないことを説明した上で、いかに本業にもプラスになるかをアピールしましょう。

企業内診断士の人は「中小企業診断士の活動の一環」と説明することで許可が下りることもあります。

副業で年収はどれくらい上がるのか

副業で年収はどれくらい上がるのか

ここでは中小企業診断士が副業をすることでどれくらい年収を上げることが出来るのか見てみましょう。

月2~3万の増収は難しくない

中小企業診断士が副業をして月2~3万円稼ぐことは難しくありません。これは年収にして24~36万円の増収になります。

一方で、年収20万円副業で増収となると確定申告が必要になるため年収20万円以下に収める人が多いです。

ちなみに補助金・助成金申請の手助け業務は支援金の2~3割が報酬で1件当たり10万円~20万円が目安となっています。

副業で月10万円以上は難しい

本業を持つ中小企業診断士には時間の制限があるので、副業で毎月10万円を稼ぐことは簡単ではありません。

しかし実績を積んでいく中で副業として継続する案件に出逢ったり、単価の高い案件を受けられるようになれば不可能ではありません。

診断士の副業はどうやって探すのか

お金を追いかける男性の写真 いざ中小企業診断士の資格を取ったからと言って、黙って待っていたら突然副業として業務が舞い込んでくるわけではありません。

せっかく取った中小企業診断士の資格を活かして副業するためにどうやったら副業が見つかるのか見ていきましょう。

先輩の診断士や講師の方からの斡旋

予備校でお世話になった講師や先輩中小企業診断士がひとりでは捌ききれない案件を抱えているときに声を掛けてくれることがあります。

仲介手数料を取られたり、本業があって副業に時間がかけられないことを考慮されていることもあるので、高額な報酬を得ることは難しいかもしれません。

しかし自分のスキルアップになる上、中小企業診断士の先輩や講師との関係性を深められるのでおすすめです。しっかりと仕事をこなすことで新たな仕事を紹介してもらえることもあります。

専門家派遣サービスによる副業は成立しにくい

「とりあえず中小企業診断士の専門家派遣サービスに登録すれば仕事を紹介してもらえるかな?」と考えている人もいるかもしれませんが、実は副業ではなかなか簡単ではありません。

本業を抱えている中小企業診断士の場合、副業にかけられる時間が限られています。さらに相手先の企業も土日休みの週休二日制なことが多く、時間を合わせるのが難しいためです。

副業として活動している中小企業診断士にも派遣要請が出ることもありますが、これだけに頼るのは得策ではないでしょう。

自身のHPやブログから仕事依頼

中小企業診断士の資格を持っていることで一定の信頼は得られるものの、もし複数の中小企業診断士から選ぶことがあれば、人はより人柄が分かる人に相談したいと思うものです。

これは副業する中小企業診断士に限ったことではありませんが、中小企業診断士として仕事を得るためには自分という商品を上手に売ることがとても重要になります。

HPやブログは営業ツールとしての活用だけでなく、上手に運用することでブログからも収入を得ることが可能です。

副業を得やすくするコツは?

打ち合わせをする人たちの写真 中小企業診断士の副業の探し方を紹介しましたが、さらに副業が得やすくなるコツがあったら良いですよね?

ここからは中小企業診断が副業を手に入れやすくなるコツを紹介します。

人脈を作る

上記の中小企業診断士の副業の探し方で先輩中小企業診断士からの斡旋を説明しましたが、これも待っているだけではなかなか声を掛けてはもらえません。

各都道府県に設置されている協会の研究会や懇親会、民間企業や任意団体が企画する中小企業診断士向けのイベントなどの集まりに積極的に参加して顔を覚えてもらいましょう。

中小企業診断士から仕事を斡旋してもらうにも営業が重要です。ここでもしっかりと自分という商品を売り込みましょう。

受けた仕事は全力で取り組む

中小企業診断士の副業を始めたばかりの頃はなかなか満足のいく報酬を受け取ることは難しいかもしれません。

しかし初めは中小企業診断士の実績がないのも事実。初めのうちは実績を積むことに重点を置いてまずは出来ることを全力で取り組むように努力しましょう。

業務をこなしていくうちに中小企業診断士としての実績が積み重なり、大きな業務を紹介してもらえたり、単価をあげてもらうことが出来るようになります。

診断士が副業するメリット

こちらを向いて笑う女性の写真 中小企業診断士が副業をすると年収が増える以外にもたくさんのメリットがあります。

せっかく中小企業診断士に合格したからには副業をして収入を得ながらその多くのメリットも手に入れてください。

本業のパフォーマンスが上がる

中小企業診断士の副業に前向きに取り組むことで自立性が高められます。 さらに副業で新しいことを学んだり経験することでレベルアップし、本業でのパフォーマンスも上がります。

元々、中小企業診断士の試験は管理職として必要な知識を網羅的に学べるようになっています。その知識と中小企業診断士の副業で学んだ経験を本業で発揮すれば、業務の質は格段に上がるはずです。

学びが深まる

中小企業診断士の資格取得の際に一生懸命勉強しても実際に活用する場がないと宝の持ち腐れになってしまします。

他社の経営を見れるコンサルティング業務に携わったり、先輩中小企業診断士と仕事をすることは最高の学習機会で、知識をアウトプットする場にもなるのでより知識を深めることが出来ます。

人脈が構築できる

中小企業診断士はチームを組んで仕事をすることも多いので副業する中で中小企業診断士との人脈が広がります。

仕事を受ける中でクライアント様とのご縁も生まれますし、そこから更に紹介を受けて広がっていくこともあります。

本業だけでは出逢うことのない人たちに関わっていくことで新たな人脈を構築していくことが可能です。

新しいことに挑戦できる

今の本業では関わることが難しい業務でも副業でなら挑戦するチャンスは大いにあります。 もし今の本業では携われないからと転職を考えるよりはまず副業でチャレンジする方がハードルが低いですよね。

また将来独立を考えている人も、まずは副業でやってみたいことを試して試行錯誤しながら方向性を考えることが出来ます。

いずれにしても突然仕事を辞めて挑戦するよりリスクが少ないので本業では出来ないことに副業でチャレンジしてみましょう。

中小企業診断士の副業まとめ

中小企業診断士の副業のまとめ

  • 本業の就業後や休日の時間を活用して副業するのがおすすめ
  • 勤めている会社が副業を認めているか必ず確認する
  • 副業には収入以外にも人脈形成や実務経験が得られるといったメリットもある

中小企業診断士の副業について様々な面から説明してきました。

副業をすることで年収アップ以外にもたくさんのメリットがあるので、せっかく取った中小企業診断士の資格を副業で活かして更なるレベルアップを目指しましょう。

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