主婦でも司法書士の合格は狙える?取得メリットや独学難易度まで徹底解説!

更新日時 2020/01/14

主婦の方の中には「何か資格を取りたい」と思っている方が多いのではないでしょうか。その中でも司法書士の資格に興味があるという方もいるでしょう。

しかし、主婦の方が合格を目指す場合、どのようなことに気を付ければよいのかわからないということもあると思います。

そこでここでは主婦の方が司法書士を目指すことは可能なのかについて解説します!

また、主婦が司法書士に合格することのメリットや、資格を取得するための勉強方法、受験にあたって注意すべき点なども併せて紹介します。

資格取得に向けて必要な情報を知り、ぜひ合格を目指して勉強を始めましょう!

主婦と司法書士についてざっくり説明すると

  • 司法書士は誰でも受験することができる
  • 司法書士は女性の割合が少ないので、合格すれば希少価値が高くなる
  • 家事や育児で忙しくても、受験勉強と両立することは可能

主婦にも司法書士試験の受験資格はあるのか?

女性とスマートフォン主婦の方の中には、受験資格について不安に思っている方がいるかもしれません。

司法書士試験の受験資格にはどのようなものがあるのでしょうか。

司法書士試験は誰でも受験可能

国家資格の中でも、社労士や税理士といった士業では受験資格が設けられていることが多いです。例えば、大学などの教育機関で指定の単位を取得したり、大学を卒業したりしていなければならないものもあります。

一方で、司法書士試験の場合には受験資格がありません。そのため、学歴、年齢、実務経験、国籍を問わず、誰でも受験することができます。

もちろん、現在主婦の方でも問題なく受験することができるのです。

また、受験回数の制限もないことから、何回でもチャレンジすることができます。

司法書士の女性割合は低い

2018年の各士業の登録者数、女性登録者数、女性の割合についてのデータは以下のとおりです。

士業 登録者数 女性登録者数 女性割合(%)
弁護士 40,066 7,462 18.6
弁理士 11,185 1,687 15.1
税理士 77,327 11,423 14.8
司法書士 22,488 3,869 17.2
行政書士 46,915 6,449 13.7
公認会計士 30,350 4,229 13.9
社会保険労務士 41,187 12,397 30.1
土地家屋調査士 16,625 - -

日本弁護士連合会発表のデータをもとに作表)

士業は男性が多く受験する傾向にあり、女性の割合は非常に少ないと言えます。

司法書士の場合も女性は17.2%となっており、登録者の5人に4人は男性です。

独立開業を目指して受験する方、よりよい条件での転職を希望する男性が多いことが見て取れます。

また、2009年のデータでは、19,394人中女性は2,706人と14.0%であったため、この10年ほどで女性の割合は多少増加しているとは言えます。

しかし、まだまだ少ない割合となっているため、主婦の方は司法書士に合格すれば希少価値が高い存在になることが可能になります。

司法書士は主婦でも独学で目指せるのか

女性とパソコン司法書士を受験するにあたり、主婦の方は独学で合格を目指せるのでしょうか。

司法書士受験生は多忙な社会人が大半

司法書士の方の中には、受験に専念するのではなく仕事が忙しい方でも資格取得をしている方も多くいます。

30代の合格者は40%ほど、40代は30%弱となっており、30代と40代が合格者全体の7割をしめていることから、働きながら資格を取得している方が多いと言えます。

つまり、主婦の方が家事や育児で忙しくても、合格を目指すことは十分可能だということです。

また、30代、40代の方の受験が多いということですので、主婦の方は受験者の年齢層を気にすることもありません。気兼ねなく受験することができるとも言えます。

主婦は資格取得に強い?

主婦の方は資格を取得しやすいのでしょうか。同じく国家資格である宅建士の受験者数、合格者数のデータでは、主婦の方の受験について特徴があることがわかりました。

宅建士試験での主婦の方の受験者数、合格者数、合格者数は以下のとおりです。

平成28年度 平成29年度
主婦の受験者数 6,270人 6,678人
主婦の合格者数 1,343人 1,288人
主婦の合格率 21.4% 19.3%
全体の合格率 15.4% 15.6%

また、平成29年度の合格者の職業別内訳は以下のとおりです。

職業 合格率
不動産業 15.4%
金融業 16.7%
建設業 10.4%
他業種 17.2%
学生 16.6%
主婦 19.3%
その他 18.0%

平成 28 年度宅地建物取引士資格試験の結果 について平成 29 年度宅地建物取引士資格試験の結果 についてより作表)

宅建士の資格では、主婦の方の合格率が全体よりも高いというデータが出ており、宅建士では主婦の方が強いという傾向が見えます。

また、合格者の職業別の内訳別に見ると、全ての職業の中で、主婦の方が一番合格率が高いという結果が出ました。

このように、主婦の方は資格試験に合格する確率が高いという特徴がありました。主婦の方は、勉強時間を取ることが出来たり、再就職をするための努力をコツコツ行うことができるといった理由により、合格率が高くなると考えられます。

独学合格は極めて困難なので注意

宅建士では主婦の方が一番合格率が高いということをお伝えしましたが、司法書士の試験は宅建士よりも圧倒的に難易度が高いため、独学で合格することはかなり難しいです。

合格までには平均で4年ほどはかかってしまう試験であり、一度での合格をする方だけではなく何度も受験している方も少なくありません。

その中でも独学の方は何度も受験しても落ちてしまうことが多いため、挫折をしてしまう可能性が高くなってしまいます。

司法書士は主婦が取得するメリット

メモを取る女性司法書士を主婦の方が取得しても意味がない、メリットがないということはあるのでしょうか。

もちろん、メリットがないということは決してありません。そのようなことを言う方は、司法書士の資格を持っていない方が大半であり、職業の実態を知っているわけではないのです。

実際にどのようなメリットがあるのか、次にご紹介します。

転職先として士業事務所なども視野に入る

司法書士の資格取得後は、司法書士事務所、法律事務所などに転職できるようになります

事務所の中には、試験に合格していさえすれば未経験可能で年齢も問わないというところは少なくありません。

また、契約書などの書類作成や、業務上でコンプライアンスを遵守するためなど法的な知識が必要なときに需要があるため、企業の法務部にも転職しやすい傾向にあります

このように、資格取得によりさまざまな可能性が広がるので、主婦で現在仕事をしていないという方でも将来性がある資格だと言えます。

独立開業がしやすい資格

司法書士は、国家資格の中でも最も独立開業がしやすいものの一つだと言うことができます。

就職・転職をしたとしても最初から独立を見据えている方も少なくありません。

開業の魅力は、自分の意思で仕事に取り組み努力した結果が反映されることです。

仕事の内容や、収入の額、仕事にやりがいを持てるかなどは全て自分自身の努力によって変わってくるということが言えます。

また、クライアントの幅を狭めずにあらゆる業務を受けていくことで、さらに自己実現をしていくことも可能です。

司法書士の平均年収は877万円だと言われており、独立をして成功できれば1,000万円以上になることも可能です。

また、自宅を事務所にすれば在宅での勤務も可能なため、主婦の方には合っているのではないでしょうか。

独立できる資格はますます魅力的に

独立した司法書士には定年がないので、何歳になっても働くことができます。

最近では人生100年時代と言われています。定年退職をしたあと、年金以外に収入源がないと生活がかなり厳しくなると想定されるでしょう。

さらに、現在年金が将来的に破綻するのではないかとも言われているため、年金以外の収入源がほしいところです。

そのため、体力を使うなど高齢になってから支障が出そうな働き方ではなく、年齢にかかわらず無理なく働くことができ、かつ一定以上の収入が得られる仕事をした方よいということになります。

そのような点から、独立して働ける司法書士は魅力的な職業だと言えるのです。

司法書士は女性の強みを生かせる仕事

司法書士への依頼内容は、借金問題や相続に関することなどプライベートなことを話さなければならないことがほとんどです。

そのような事情から、女性の依頼人の中には借金問題など案件の内容によっては同性の女性に相談した方が不安に思うことなく話せるという方もいます。

また、女性の顧客を中心に業務を受け付けている事務所などでは特に女性の司法書士を採用したいと考えているところもあり、女性司法書士の需要は高いと言えます。

主婦の資格勉強は良いこと尽くめ!

女性と風船主婦の方は資格試験に挑んで勉強をすることにはどのようなメリットがあるでしょうか。主婦の方ならではのメリットについてご紹介します。

勉強が趣味になる

主婦の方は、日ごろから家事や育児に専念している生活をしている方も多いですが、そのような生活ばかりしていると心身ともに疲れてしまうでしょう。

毎日同じような作業の繰り返しの生活になってしまいがちですが、資格の勉強を始めることで目標が出来て、日々に変化が出てくることで生活にハリが出てきます。

そうすると、家事や育児は引き続き大変でも、合格に向かって努力することによって充実感が得られるようになってくるのです。

また、これまで知らなかった法律を知ることで知識欲が刺激され、面白く感じてくるでしょう。実際に、趣味として資格の勉強をしている主婦の方も多くいます。

育児にも良い影響が期待できる

資格の勉強は自分のためにもなりますが、お子さんがいる場合には育児にもよい影響が与えられることも期待できます。

子供に勉強をさせようと日ごろからいろいろ注意をしてみても、なかなか素直に勉強する子供ばかりではありません。

口頭で言うよりも、実際に親御さんが身をもって勉強の大切さを示すことの方が、子供にとっては説得力があり、自分も勉強をしようという気持ちにさせる方法だと言えます。

親御さんが楽しく勉強している姿を見せることで教育をすることができるという意味でも、親御さんの資格への挑戦は意義があることなのです。

交友関係が増える

司法書士の資格を取った方は司法書士会に登録することが出来ます。司法書士会では定期的に研修や勉強会を開いており、それに参加することによって他の司法書士の方と知り合うことができ、横のつながりを広げていくことが可能です。

また、研修や勉強会に参加している方の中には、志が高い人が多くいるため、そのような方々と触れ合うことによって刺激を受けることもできます。

日頃から交友関係を築き人脈を広げておくことで、仕事を紹介してもらうこともできます。

営業活動が出来るかどうかも士業をするにおいては大切なことですので、資格取得後は積極的に交流をしましょう。

主婦が司法書士を目指す際の注意点

会話する女性主婦の方が司法書士を目指すときには、どのような点に注意すればよいのでしょうか。

主婦ではない方とは違った合格への目指し方をした方がよいケースがありますのでご紹介します。

短期合格を目指す必要があることも

主婦の方の中には長期的な勉強で合格を目指している方がいるかもしれません。

特段の事情がなければそれでよいですが、主婦の方の中には短期での合格を目指した方がよい事情を抱えた方もいます。具体的にはどのようなケースなのかご紹介します。

育休を利用して学習する人

育休中に勉強して資格を取得しようとしている方もいるでしょう。しかし、育休の期間は数ヶ月から長くても1年、延長できても最長で2年が一般的です。

働きながらでは1年間で合格できる人もいますが、休職しているとはいえ育児をしながら勉強し、1年ほど独学をして司法書士に合格しようとなるとかなり難しくなると言えます。

期間が定められており、自由な時間も少ないということであれば、合格が難しい独学での挑戦は避けた方が良いでしょう。

資格を独立ではなく再就職に生かしたい人

司法試験の資格を取得する目的が、独立をしたいからではなく司法書士事務所、法律事務所、一般企業への再就職をしたいからという現在無職の方も、短期での合格が必要となります。

試験は年に一回であるため、合格できないとまた翌年まで就職活動ができないということになるからです

なお、独立を目指しての取得であれば、勉強している期間が長くなっても合格後に開業ができるため、再就職を目的とした方よりはダメージは大きくはなりません。

ただ、独立目的の方も、勉強期間が長くなると金銭的・精神的には負担が大きくはなってしまいます。

いずれにせよ短期間で合格できるに越したことはないでしょう。

短期合格を狙うなら通信講座がおすすめ

短期合格を狙う場合は独学で司法書士を目指すのはおすすめできません。

しかし予備校に通うのはなかなか時間が取れなかったり、受講料が50万円ほどかかってしまうということで、躊躇される方も多いかと思います。

そこでおすすめなのが通信講座の受講です。

通信講座であれば予備校に通う場合の3分の1以下の費用しかかからないですし、合格できる可能性も独学より遥かに高くなります。

低価格でも高品質な講座も存在するので、是非この機会に一度確認しておくのが良いでしょう。

スタディングなら忙しい方でも続けやすい

司法書士の通信講座であれば、圧倒的にスタディングの司法書士講座がおすすめです。

スタディングであれば講座費用が92,000円と、予備校の相場よりも40万円近く安く講座を受講することが可能です。

また、スタディングはスマホ1台であらゆる学習が可能なので、家事や育児の合間のちょっとした隙間時間を使って効率よく勉強を進めることができます

講座の口コミ評判も非常によく、1番おすすめできる通信講座です。ぜひ一度チェックしてみてください。

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主婦の方は司法書士に合格できるかまとめ

主婦の方は司法書士に合格できるか

  • 合格すれば独立開業がしやすい資格であり、自宅での開業も可能
  • 女性の司法書士を採用したい事務所も少なくない
  • 育休中の方、再就職をしたい方は短期間での合格を目指した方がよい

主婦の方が司法書士を目指すことは十分可能です。家事や育児で忙しい生活を送っていても、勉強する時間を作ることができれば合格することができるでしょう。

取得後は就職や独立がしやすくなりますし、女性の採用も増えているため主婦の方が目指すにはぴったりの資格だと言えます。

しかし、独学での合格は非常に難しいですので、通信講座の受講も視野に入れつつ確実に合格を目指していきましょう!