司法書士は40代・未経験から目指しても大丈夫?就職・年収事情を徹底解説!

「40代から司法書士を目指しても大丈夫?」

「40代未経験でも司法書士として働けるのだろうか?」

40歳を過ぎてから司法書士を目指すとなると、試験合格や就職、独立に対しても不安があるかと思いますが、結論から言ってしまえば全く心配はいりません。

ここでは司法書士は40代・未経験の状態で目指しても大丈夫なのかを徹底的に解説していきます。

この記事を読めば、40代から司法書士を目指す方の実態や就職状況、独立までの流れまで

司法書士を40代・未経験から目指しても大丈夫なのかをざっくり説明すると

  • 司法書士の平均年齢は50歳以上とかなり高い
  • 司法書士試験の合格者の約3分の1が40代である
  • 平均年収は高く就職や独立開業の働き方がある
  • 40代未経験でも全く問題なく求人の幅も広い

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40代から司法書士を目指しても大丈夫なのか

2つの人形

司法書士は認知度の高い大人気の国家資格の一つです。

登記手続きの専門家としてよく知られていますが、その他にも成年後見に関する手続きなど、非常に幅広い業務に携わることのできる、頼れる法律家です。

40代から司法書士を目指しても大丈夫か気になるかと思いますが、ここでは司法書士の平均年齢などについてみていきたいと思います。

司法書士の平均年齢は50歳以上

司法書士はかなり高齢な人が多い業界であり、60歳以上の司法書士が全体の40%近くを占めています。

2018年時点での司法書士の平均年齢は53.2歳です。このように司法書士の平均年齢は高いので、30代や40代から司法書士になっても十分に活躍できるといえます。

また、地域によっても差があり、都会よりも地方のほうが高齢化が進行しています。 特に東北地方では司法書士の高齢化がかなり進んでおり、平均年齢が60歳を超えている県もあります。

司法書士合格者の約3分の1が40代

以下は2021年度の司法試験合格者の年齢層を表したグラフになります。

2021年の合格者の平均年齢として、41.79歳であり40代はむしろマジョリティーであるといえるでしょう。

合格者の年代としては30代・40代が多く、30代と40代で全体の約6割を占めています。

このように、働き盛りの年齢でも司法書士に挑戦して合格を掴み取ることができます。難易度が高い資格ではありますが、仕事の合間を縫ってコツコツと勉強をすれば合格も十分可能です。

「これから司法書士試験を目指しても大丈夫かな…」と不安もあるでしょうが、年齢で不利になることは一切ありませんので安心してください。 司法書士は年齢を重ねても活躍できる魅力的な資格です。

司法書士試験では覚えることが多く、若くないので暗記に自信がない人も居るかも知れませんが、心配ありません。完璧に覚えるよりも忘れたことを思い出すことを地道に続けていく姿勢が肝心です。

司法書士の平均年齢については下記の記事をご覧ください。

40代未経験で司法書士として働けるのか

向かい合う人

40代の合格者の多さが物語っているように、40代から司法書士になっても全く問題ありません。その理由をここから詳しくみていきます。

試験合格後すぐに独立できる

司法書士試験は「実務家登用試験」であり、実務的な内容を学ぶので、勉強したことが仕事に生かされやすいこともあり、合格後の新人研修を終えればすぐにでも独立することが可能です。

合格後に司法書士事務所に一度勤めてから開業する人も多いですが、社会人としての経験が豊富な40代の人であればそういったステップを必ずしも踏む必要がありません。

このように試験で学ぶことが実務に直結しており、即開業という道が選べるのが司法書士の魅力となります

独立してやっていくには、司法書士としての実務をこなすだけではなく、人脈やネットワークを築いていくことが大切です。

司法書士事務所への就職も未経験OK

上述のように、試験合格後の人はある程度の実務力が備わっているので、未経験の新人司法書士でも受け入れている司法書士事務所は多いです。

そのため、一度事務所に勤務して開業のノウハウを学びたいという人でも安心です。

一般企業では40代以降の就職は厳しくなりますが、司法書士の世界では少し話が異なり、年齢だけで不利になるということはありません。

求人よりも司法書士の資格を所持している人が少ないので、司法書士の資格を持っていることで就職へのチャンスが広がるでしょう。

謙虚さや人柄が求められる

40代後半となると、所長の人や事務所に勤務する他の人たちよりも年齢が高いケースも珍しくありません。

年上だからといって尊大な態度をとらず、謙虚な姿勢で実務を学ぼうとする人であれば、事務所の人も変に気を使うこともなく、歓迎してくれます。

実務経験を積んでスキルアップするのも大事ですが、司法書士の仕事をしていく上で誠実さと人間性はとても重要です。

この人と一緒に働きたいと思ってもらえるように信頼関係を築いていくことが大切です。

万一求人が見つからなくても大丈夫

万一就職できなくても、司法書士には「配属研修」というものがあり、無給ではあるがお手伝いという形で実務経験を積むことができる制度が存在します。

そのため、経験を積んでから独立したいという人でも不安になる必要はないので大丈夫です。

配属研修では司法書士事務所で働きながら実際の現場を体験することができるので、将来的に独立開業をしたい場合にも経験が役に立ちます。

また、先輩司法書士にわからないことを聞ける機会があったり、経験したことを今後の仕事に役立てることができます。

40代から司法書士を目指すメリット

女性とグラフ

司法書士の平均年齢は高く、40代から目指すのが遅いということは全然なく、むしろ今後の人生にプラスになるといえるでしょう。

ここでは40代から司法書士を目指すとどんなメリットがあるのかをみていきたいと思います。

大きな目標ができる

仕事や家事だけに終始する生活だと疲弊してしまいます

しかし資格の勉強は「合格」という目標に向けて日々頑張ることができるので、大変な一方で、充実した毎日を過ごすことができます。

そもそも勉強は本来楽しいものであり世の中を規定している法律を学べるのはとても面白いことです。

司法書士の勉強をすることで法律の仕組みが分かったり、自分や家族のために知識が役立つこともあります。実際に資格の勉強を趣味にしている社会人の人も多く、皆さん勉強を楽しんでいらっしゃいます。

年収増加が期待できる

司法書士事務所に勤務する場合は、年収300~400万円ほどで高くはありませんが、独立することで年収3000万円以上を狙うことができます。

実際、司法書士の平均年収は877万円とかなり高水準です。ただし、司法書士の一般的な働き方は「独立開業」なので、人による格差が大きいのは事実です。

資格を取ったからといって事務所経営の努力を怠れば、当然のことですが高収入を狙うことは難しいです。

お客様や司法書士の仲間、仕事で関わる人たちとのコミュニケーションを大切にして、自分から積極的に動くことが大切です。

定年がないので老後の収入源になる

資格は一度取得してしまえば一生有効です。

老後に必要な資金について、最近ニュースなどで話題になっています。将来的にもらえる年金にも不安があり、年齢に関係なく働き続けられることは大きな魅力です。

司法書士には定年がなく生涯にわたって働くことができるので、老後の資金面での心配もなくなります。

自分の生活スタイルに合わせて時間と仕事量をコントロールすることができるので、本人の熱意と体力がある限り、無理なく仕事を続けることができます。

試験対策はどうすればいい?

本

司法書士試験の難易度を知ろう

司法書士試験は数ある国家資格の中でも特に難易度が高いです。

試験の合格率も3~4%と非常に低く生半可な努力では合格することができません。

合格までに必要な勉強時間は3000時間とも言われており、仕事をしながら毎日勉強する時間があまり取れない中で合格を目指すためには、なるべく効率良く勉強することが求められます。

司法書士の難易度については下記の記事を詳しくご覧ください。

独学は茨の道

司法書士試験には11科目存在し、基本的には主要4科目をメインに学習を進めます。

一方で、実は残りの「マイナー科目」である7科目も捨て科目として良いというわけではなく、実はこれらの科目でいかに効率よく得点できるかが合否を分けるのです。

また、科目によっては同時並行で進めて横断的に勉強したほうが効率良く学べるので、それを知らずにただ目の前の科目に注力して勉強していては非効率になってしまいます。

このように、司法書士試験の勉強では勉強量の分配や科目学習の順番にコツが必要です。

独学だとこうした勉強ノウハウが全くない状態で試験対策を行う必要があるので、最適なカリキュラムで学習を進める予備校や通信講座と比べてかなり不利になります。

司法書士講座を選ぶなら

まだ司法書士の予備校・通信講座選びを済ませていない方はスタディングのオンライン資格講座がおすすめです

スタディングは一般的な予備校と違って校舎を持たないので固定費が大幅に削減されており、その分講座費用が極めて安いです。

またスマホ1台であらゆる学習が可能なので、仕事で忙しい方でも通勤時間などの隙間時間を生かして勉強できます

社会人として活躍されている方には特におすすめの司法書士講座なので、この機会にぜひ確認してみてください。

スタディングの公式サイトはこちら

司法書士を40代・未経験から目指しても大丈夫かまとめ

40代・未経験からの司法書士志望についてまとめ

  • 試験合格後は、司法書士事務所に勤めることも即開業することもできる。
  • 司法書士には定年がなく、生涯働くことができる。
  • 司法書士の平均年収は高いが、人により格差があり経営努力も大切である。
  • 40代からでも試験合格が十分可能だが、効率の良い勉強が大事である。

ここまで、司法書士は40代・未経験の状態で目指しても大丈夫なのかを、あらゆる角度から徹底解説してきました。

司法書士の資格を持っていると活躍の幅が広がり、年齢に関わらず一生仕事をすることができます。

40代・未経験から目指しても全く問題ありません。ぜひ資格を取得して人生の選択肢を広げてください!

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