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初心者でも一発合格できる?司法書士になるための勉強法を徹底解説

更新日時 2019/12/21

司法書士は国家試験の中でも難易度が高いことで有名です。

膨大な知識を覚える必要があるため学習をどのように進めていけば良いのか悩む人も多くいます。

難関である司法書士試験はただやみくもに学習しても攻略することは難しく、しっかりと対策を立てることが重要です

ここでは司法書士試験のための勉強法や効率よく勉強するコツについて詳しく解説します。

司法書士試験の対策についてざっくり説明すると
  • 試験は年に1回行われ、筆記試験と口述試験に分かれている
  • 初学者が合格までに必要な勉強時間はおよそ3000時間
  • 学習計画を立てずに勉強を始めるなど、闇雲な勉強法で臨むのは避ける

司法書士試験について

教材のイメージ 司法書士試験をパスするためには、司法書士の試験がどのような試験なのかということも事前に知っておくことが大切です。

ここではまず試験の概要や試験科目、合否判定方法などについて説明します。

試験の概要・日程

司法書士試験には受験資格の規定はありません。年齢・性別・学歴を問わず誰でも受験することが可能です。

願書の配布期間は4月上旬〜5月中旬頃で、交付場所は各都道府県の法務局、または地方法務局の総務課になります。

願書は郵送でも請求することが可能です。その場合には返送用の切手を貼った返信用封筒を同封して、宛名のところに「司法書士請求」と朱書きする必要があるので注意してください。期間内に忘れずに願書の交付を受けましょう。

願書の受付期間は5月上旬~中旬頃で、提出場所は試験場の所在地を管轄する法務局か、地方法務局の総務課になります。

提出書類は、願書・写真票・筆記試験受験票・受験手数料8,000円などがあります。

写真票には受験者の写真を添付する必要がありますので貼り忘れがないようにしましょう。

写真は申請前の3か月以内に撮影した写真のみ有効です。受験手数料は収入印紙で所定の欄に添付します。

これらの書類に不備があった場合には返却になり受理されないこともありますので、間違いのないように提出するように心がけましょう

試験日は例年7月の第1日曜日となっています。

基準点の発表日は例年8月の上旬~中旬にかけて、筆記試験の合格発表は例年9月下旬~10月上旬にかけて行われます。

試験科目・内容

名前たて 司法書士試験には筆記試験と口述試験があります。それぞれの試験科目や内容について詳しく解説します。

筆記試験

司法書士試験の筆記試験は、午前午後と1日かけて行われます。

筆記試験は多肢択一式(マークシート)と記述式の問題があるため、それぞれに対しての対策が必要になります。午前の部の試験科目は憲法・民法・商法・刑法の4つがあります。

この4科目は多肢択一式で行われます。憲法は比較的簡単な問題から難易度の高い問題まで幅広く出題され、その年によって難易度は異なります。

民法は計20問で、総則3問・物権4問・担保物権5問・債権4問・親族相続4問の割合で出題されます。司法書士試験の中で最も難しいのが、この民法です。

商法は主要4科目の1つであり、商業登記の理解のために必要な科目のため難易度が高い傾向にあります。

例年、商法総則・商行為法から1問出題されています。刑法は学習範囲が広く、カバーすることに苦労するため苦手な受験生も多い科目です。

午後の部は、不動産登記法・供託法・司法書士法・商業登記法・民事訴訟法・民事執行法・民事保全法から出題されます。

ほとんどの科目では多肢択一式試験ですが、不動産登記法と商業登記法については記述式の問題が出題されます

不動産登記法と商業登記法はそれぞれ主要4科目の1つで、司法書士の実務に深く関わる科目です。

供託法と司法書士法は、比較的対策の取りやすい科目ですが、試験の年によっては難易度の高い問題が出題されることもあるので油断はできません。

民事訴訟法・民事執行法・民事保全法は学習内容が多く範囲も広いわりに出題数が少ないので、対策が難しい科目です。

不動産登記法と商業登記法の記述式問題は、それぞれ正しく理解をしてないと解答することが難しい問題です。

記述式のスタイルにも慣れておくことが大切ですので、書いて答えるという練習も必要になります

口述試験

口述試験は、筆記試験を合格した受験者だけが受験することができます。

口述試験は試験官と口頭で受け答えをする試験です。受験者の本人確認と司法書士の実務に必要となる会話能力を確認するための試験だといわれています。

筆記試験の合格者だけが口述試験に進むことができますが、口述試験で落ちることはほぼありません

筆記試験を突破するだけの力があれば、口述試験はほとんどが合格するという傾向にあります。

そのため、筆記試験に合格してから口述試験の準備を行っても間に合うケースが多いです。

ただし、ほとんど合格すると言っても事前の準備や対策をしないまま試験を受けると緊張してしまい、頭が真っ白になって答えられる問題にも答えられなくなってしまうということもありえます。

きちんと過去の口述試験を確認して、口頭での受け答えの練習をしておくのがベストです。

まず筆記試験を合格することが第一関門ですので口述試験の対策は筆記試験の合格後でも大丈夫ですが、口述試験がどのような試験なのかを頭に入れておくことはしておきましょう。

合否判定方法

司法書士試験における筆記試験の合格発表は、9月下旬~10月上旬頃になります。

筆記試験には午前の部の多肢択一式、午後の部の多肢択一式と記述式にそれぞれ基準点が設けられています

合格するためには、その基準点を満たすことが第一条件です。次に総合点で合格点を超える必要があります。

たとえ総合点が合格点を超えたとしても、1つでも基準点を満たさない試験があれば合格することはできません。

つまり司法書士試験を合格するためには、すべての試験で基準点を満たすためにバランス良く学習する必要があるということです。

司法書士試験の勉強法

勉強のイメージ 司法書士試験を合格するためには、効率の良い学習が必須になります。試験のための有効な勉強法について解説します。

六法全書を引く癖をつける

司法書士試験を合格するためには、普段の学習の中でも六法全書を引く癖をつけることが大切です。

司法書士試験を勉強するためには六法全書が必要不可欠です。ただし六法全書を読んだり、条文を暗記するだけでは試験の学習としては不足しています。

条文の意味や論理構成までをきちんと理解することがポイントです。条文の丸暗記は、むしろ不必要です。

必要なのは条文に使用されている用語の意味や、どうしてこの条文が成立しているのかというところまで深く理解することです。

司法書士に必要な思考力を高めるためにも、わからないところが出てきたら、すぐに六法全書を引いて調べる癖をつけていくように心がけましょう。

調べたものはノートなどにメモを取っていくと、自分だけのテキストを作成することができるのでオススメです。

条文を読むときには黙読だけではなく、音読をするようにしましょう。人間の脳はたくさんの刺激がある方が暗記をしやすいという特徴があります。ただ目で条文を追って行くよりも、声に出して読むことで記憶に残すことが期待できます

黙読しても理解できなかったことが、音読をすることで理解できるというケースもありますので、様々な方法を試してみましょう。

法律は不変なものではありません。法改正などもあり常に変わっていくものなので、六法全書は1年で新しいものに買い換えるようにしましょう。

法の解釈は新しくなっていくため、司法書士はそれに対応するだけの柔軟性も求められます。

基礎知識を身につける

司法書士の試験は広範囲で科目数も全部で11科目と多いため、あれもこれもと様々な学習を進めようとするケースが多く見られます。

これはあまりおすすめできません。まずは基礎知識を身につけることが大切です

膨大な量を覚える必要があるので、何から手をつけていいのかわからなくなったり、全ての分野に取り組んでしまい、あやふやな知識ばかりが増えただけで終わったりしがちです。

学習することが多くて焦ってしまう気持ちもわかりますが、基礎知識がなければ応用問題も解くことはできません。

色々な分野に取り掛かるよりも、まずは各科目の基礎を身につけることが重要です。

他の受験者がどんどん応用問題に取り組んでいても、自分は自分と割り切って基礎固めを行いましょう。

しっかりと基礎知識を身につけた上で応用問題に取り組んだ方が、より理解度を深めることが期待できます。

過去問を繰り返し解く

司法書士試験において過去問は非常に重要な役割を持っています

試験の合格者の多くは過去問を繰り返し解き、出題年度まで答えられるほど問題に深く取り組んで勉強しています。

筆記試験は多肢択一式のため過去問を繰り返し解くことで、試験のスタイルに慣れることもできます。

確実に正解ができるまで過去問に取り組めば確実に実力を伸ばすことができます。

ただし、いきなり過去問に挑んでも理解力が足りないと問題を理解するまでに必要以上に時間がかかってしまい、時間を大きくロスしてしまうので注意してください。

基礎知識を十分に学んだ後に、その分野の過去問に取り組んで勉強するという方法が効果的です。

司法書士試験の勉強期間

勉強時間のイメージ 試験に合格するためには、どのくらいの学習時間が必要なのか気になる受験者も多いです。

司法書士試験も、ほかの試験同様に何時間勉強したからといって必ずしも合格できるわけではありません。ただ学習時間を試験勉強の一つの目安とすることはできます

例えば、過去の合格者の勉強時間から見てみると、法律の知識が全くない受験者の場合には合格に必要な勉強時間は約3,000時間といわれています。

試験の1年前から勉強を始めたとすると、週に約59時間の勉強時間が必要ということになります。15カ月前から勉強を始めた場合でも週に約47時間、1日あたり約6時間半の勉強時間となります。

このように司法書士試験のためには、勉強時間を確保することも非常に重要なポイントになってきます。

会社員や主婦の場合には本業があったりと、まとまった時間が取れないことも多いです。

それでも試験に挑む受験者は、通勤時間や休憩時間などをかき集めて学習時間を確保しています。学習時間をしっかりと確保することができない場合には、短時間でも効率的に学習ができるように工夫をしましょう。

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効率よく司法書士試験の勉強を進めるコツ

天秤 限られた時間の中で効率よく勉強するためには、いくつかのコツがあります。以下では司法書士試験の勉強を進めるコツについて説明します。

しっかりと学習計画を立てる

試験までの時間は限られていますので、効率よく勉強するためには綿密な学習計画が必要です。

合格までのスケジュールをしっかりと立てることが重要であり、それによって合格率も変わってきます。

学習計画の立て方は、まず試験日から逆算していき長期スパンで考えます。その上で基礎や応用などについて、いつまでに何をすべきかという具体的な計画を立てます。

この時のポイントとしては、試験前の1週間は学習の進み具合によって調整できるように、あえて白紙の期間とすることです。

長期スパンでの計画が決まったら、それをさらに細分化していきます。過去問を1日に何問解けば過去問を網羅できるかということを考えて、1日の勉強量のノルマなど細かい学習計画を立てるのがおすすめです

反復学習をして知識を落とし込む

司法書士試験は覚えることが多いため、時間が経つと最初の方に覚えたことを忘れてしまいます。

これは仕方がないことなので、忘れることを前提に学習を進めるのがおすすめです。

具体的な方法としては短期記憶ではなく長期記憶をすることを心がけるようにします。短期記憶は一回で覚える方法なのですぐに忘れやすいです。そのため短期記憶から忘れにくい長期記憶に変えていく必要があります。

長期記憶とは長く記憶されることで、例えば子供の時に嬉しかったことなどを今でも鮮明に思い出すことができるのは、この長期記憶が行われているからです。

長期記憶のためには復習することが一番です。繰り返して学習することで、大切な情報として記憶に残すことができます。

例えば講義を聞いた翌朝までに1回目、1週間後に2回目、1カ月後に3回目、と忘れる前に3回ほど復習すると効果的です。

司法書士試験の勉強での注意点

司法書士試験の勉強を進める上で、次のことに注意するようにしましょう。

まず勉強範囲は適正にとどめることです。

勉強範囲を広げすぎると、今まで身につけてきた知識が、あやふやになってしまう可能性があります。

あやふやな知識がたくさんあることよりも、少なくても確実な知識を身につける方が大切だということを念頭におきましょう。

また模試や演習などの成績結果に振り回されないことも重要です。

結果が悪くても気を落とさず、途中であきらめないように継続して学習していくことが大切です。

勉強法次第で初心者でも司法書士を目指せる!効率的に勉強しよう

司法書士試験の対策まとめ
  • 口述試験は落ちにくいので、まずは筆記試験対策を主眼に学習を進める
  • 勉強法の基礎を押さえておく
  • 学習計画としっかりと立てる

司法書士試験は膨大な量を覚えることが必要です。

そのため試験日から逆算し、しっかりと計画を立てて勉強することが重要になります。

土台である基礎を固めた上で、過去問を繰り返し解くことも大切です。

難易度の高い試験ではありますが、法律初心者でも合格を目指すことは可能なので、時間を有効に使える効率的な勉強方法を取り入れましょう。

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