社労士はやめとけと言われる理由は?資格の必要性や需要動向を徹底調査!

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社労士

のんびり社労士いけい

「社労士はやめとけって意見があるけど、何で?」

「社労士は難関資格だから、価値が高いのでは?」

このような疑問をお持ちの方、いらっしゃいませんか?

社労士は難関資格なので価値ですが、巷では「価値がない」「社労士の仕事はやめとけ」と言われることがあります。

せっかく取得しても年収アップやキャリアアップに繋がらなければ意味がないため、取得を目指している方にとっては気になる意見と言えます。

そこで、こちらの記事では社労士はやめとけと言われる理由や、実際の資格の必要性について詳しく解説していきます!

社労士の価値・需要などについてざっくり説明すると

  • 地味な仕事や作業が多く、向かない人がいるのは事実
  • 資格を取得しても就職できないケースは確かにある
  • 頼られる場面は多く、将来性も高い資格
  • 独立開業も狙える魅力がある

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なぜ社労士がやめとけと言われるのか

はてなマークが浮かぶ小島

難関資格でありながら、なぜ社労士は「やめとけ」と言われてしまうのでしょうか?

業務が細かくてつまらない

社労士の業務は多岐に渡りますが、労働問題や社会保険関係の諸法令に基づいた書類手続きなどが代表的です。

また、勤怠管理簿や給与明細などの帳簿書類の作成、給料計算など細かい業務が多く、このような事務的作業が嫌いな方には向かないでしょう。

専門的で難しい上に地味な作業が多く大変な業務でありながら、薄給でせっかく社労士資格を取得したのに金銭的なメリットが無い、という意見もあります。

このように、業務内容に不満を抱く方が多い背景から、社労士の悪評が立ってしまっているのです。

社労士事務所の雰囲気が嫌

実際に社労士事務所に勤務した方の中には、社労士事務所の雰囲気を嫌う方もいます。

社労士事務所は殺伐とした雰囲気が漂っており、上司の権力が強い風潮があるため風通しが良くないという評判もあります。

上司から批判を受けたり場合によっては責任を押し付けられてしまうこともあるため、かなりストレスが溜まる職場に映ることもあります。

悪い職場環境の中で多くの業務量をこなさなくてはならないため、その点に息苦しさを感じる方がいるのも事実です。

フリーランスは大変

社労士として働く際に、社労士事務所に勤務する方法と自ら開業してフリーランスとして働く2通りのスタイルがあります。

「フリーランスであればストレスなく自分のペースで働けるのではないか?」と考える方もいるでしょうが、フリーランスにはリスクが常につきまといます。

フリーランスで働く場合は高い自由度や努力次第では青天井の収入というメリットがある一方で、肝心の収入源となる顧客獲得と経営は自分で行わなければなりません。

経営や営業のスキルが乏しいとなかなかフリーランスとして独立するメリットが享受できないため、金銭的にも精神的にも疲弊してしまう方も存在します。

難関資格にも関わらず就職できない場合も

社労士は合格率6%程度の難関試験であり、合格するためには800~1000時間の勉強時間が最低でも必要となります。

国家資格の中でもレベルが高い部類に入り、取得までに数年かかるケースも多いです。

しかし、社労士の資格を持っていても就職できないケースはあり、地道に就職活動を行う必要があります。

企業は社労士の有資格者よりも実務経験ある人材を高く評価し、積極的に採用する傾向にあります。

実際に、29歳で社労士資格を取得して転職したものの、年収が以前の半分以下になってしまったケースもあるため、社労士の資格を取得したからといって高待遇で就職できないことも往々にしてあり得る点には留意しましょう。

社労士の増加で就職は困難になった?

全国社会保険労務士会連合会によると、2021年12月時点で全国社会保険労務士会連合会に登録している社労士の人数は44,354人です。

また、東京の社労士登録者は11,305人であり、東京においては社労士が飽和状態にあると考える方もいます。

つまり、社労士同士で仕事の奪い合いが起きてしまい、案件が自分に降ってこないケースも考えられるため「社労士はやめとけ」と言われてしまうのです。

しかし、単純に日本の1企業当たりの人数で考えると社労士は足りない状況にあり、社労士は他の士業と比べてみても人数が多い資格ではありません。

毎年のように実施される複雑な法改正や制度の改革により専門家である社労士の需要は高まっているため、きちんとニーズのある部分にアプローチしていくことで、仕事にありつける可能性は高いと言えます。

社労士の資格の必要性はあるの?

ノートとペン

「やめとけ」と言われる社労士ですが、資格の価値と必要性は非常に高く、取得していることで大きな武器になります。

こちらのトピックで、具体的なメリットなどを紹介していきます。

キャリアアップにつながる

社労士の勉強を通して幅広い社会保険などの制度を学ぶことができるため、現職で知識を生かすことも可能です。

また、社労士には独占業務があり、社労士を内部で雇用していれば企業はわざわざ外部に委託する手間とコストを省くことができます。

つまり、企業にとって社労士保有者は重要な人材なので「就職できない」という意見は誤りです。

また、社労士の勉強で習得できる人事や労務の知識は普段の仕事にも生かすことができたり、社内で信頼を得ることができるメリットなどもあるため、キャリアアップにも繋がるでしょう。

収入が増えることも

社労士の資格を持っていることで「資格手当」をしてくれる企業もあるため、経済的なメリットも期待できます。

社労士の資格手当の相場は、毎月5,000~30,000円と言われており、資格を保有しているだけでもらえるボーナスと捉えることもできます。

また、前述したように資格を取得することでキャリアアップに繋がり、その結果として昇給も期待できるため、社労士の資格を取得することによるメリットは絶大と言えるのです。

需要・将来性がある

今後、AI技術の進歩によって多くの仕事はAIによって代替されると言われています。

社労士の仕事においても、書類作成の手続き業務などの単純な事務作業はAIに代替されていくと考えられていますが、AIには任せることができない仕事も存在します。

例えば、社労士による企業へのコンサルティング業務は企業と労働者との信頼関係で成り立つ業務であり、この業務における社労士は将来性が高いことが分かるでしょう。

更に毎年のように社会保険制度が改正されたり、働き方の多様化は進んでいるため、この面から見ても社労士の業務の需要の高さが伺えます。

社労士をおすすめできる人

同委の握手を求める人

社労士の仕事には当然人によって向き・不向きが存在します。

以下では、社労士資格取得に向いている方の特徴をいくつかピックアップして紹介します。

計算が得意な人

社労士は給与明細や台帳などの帳簿作成なども行うため、細かい計算を行う機会が多いです。

つまり、正確に健康保険料や年金支給額を計算しなければならないため、正確に作業を行える方は社労士に向いています。

これらは地道な作業なのでコツコツと続けなければなりませんが、これらの作業を長くこなすことで高い事務スキルと忍耐力が鍛えられるでしょう。

倫理感をもって仕事ができる人

会社が労働基準法に違反しているのを発見した場合、社労士は指摘をして是正していかなければなりません。

近年はブラック企業が社会問題化していますが、これらの悪質な企業を減らすにあたり、強い正義感を持って企業に接する場面も多くあります。

そのため、強い責任感や倫理観を備えている方は社労士に向いており、高い適性があると言えます。

コミュニケーション能力がある

社労士として独立開業する場合は、自分で営業活動を行い顧客を獲得しなければなりません。

また、勤務型社労士であっても労務管理の相談やコンサルティング業務があるため、コミュニケーションスキルが求められる場面は多くあります。

人の話にしっかりと耳を傾け、誠実に相談に向き合うコミュニケーションスキルが無いと、顧客から信頼されず仕事を受けることもできないでしょう。

社労士の価値・需要などまとめ

社労士の価値・需要などまとめ

  • 価値の高い資格で需要は常にある
  • 「目指すのはやめとけ」という意見は確かにあるが、それは誤り
  • 業務の幅は広いため、自己研鑽を積めば自分の価値を高めることができる

ここまで社労士がやめとけと言われている理由や、資格の価値について解説してきました。

社労士を目指すのはやめとけ、という意見があるのは確かですが、それは社労士として活躍できなかった人の負け惜しみに近い意見であると考えられます。

社労士の価値と強みをしっかりと理解し、自己研鑽を積めば多くの場面で頼られる社労士になれる)でしょう。

価値は高く需要も常にある魅力的な資格なので、取得を検討している方は努力を重ねて合格を目指しましょう!

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