ITPSってどんな資格?ITプランニングセールス検定の難易度や合格率を調査

「ITPSってどんな資格なのか?」

「試験の合格率はどれくらい?」

そんな疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか?

更に難易度や合格率はどれくらいなのか、気になりますね。

この記事ではITPSについて、分かりやすく紹介してきましょう。

最後まで読んだ人は試験を受けたくなるはずです!

ITPSについてざっくり説明すると

  • 正式名称は「ITプランニングセールス」
  • 合格ライン・合格率は非公表
  • 「ITPS」と「ITPSマスター」の2つの級がある

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ITPSってどんな資格?

何か調べる

あなたが興味を持ったITPSという資格は、IT企業の経営や営業に携わる人には必要です。この資格を持っている事で、仕事に良い影響を与えるでしょう。

しかし、ITPSの事をあまり詳しくない人はどのような資格なのか、疑問に感じますね。この言葉は略称になっており、聞き慣れない人もいるでしょう。もしかすると、正式名称の方が聞き覚えがあるかもしれないです。

IT業界で働く上で大事な資格となるITPSについて、基本の情報から説明していきます。まずは、ITPSがどのような資格なのか、1つずつ理解を深めていきましょう。

ITPSとは

ITPSの正式名称は「ITプランニングセールス」です。この資格はIT系企業の営業担当者に必要な能力を身に付けているか、調査する事が目的の資格になっています。

2003年から始まったITPSは、「社団法人日本経営協会」の主催で行われています。

社団法人日本経営協会は「経営およびオフィス・マネジメント」の革新と社会資産の創出ならびに新しい価値創造の推進によって、わが国経済の発展と豊かな社会の実現に寄与する事を目的としているのです。

当初は「日本事務能率協会」として、1949年に創立された組織になっています。

ITPS検定の難易度

どれくらい難しいか。

ITPSがどのような資格で、主催している団体について知る事が出来ましたね。IT企業の営業担当者が必要な能力を持っているのか、見極めるための大事な検定です。

ITプランニングセールス検定は、各IT企業の営業の力量を知る事が出来ます。仕事を依頼する会社からすると、1つの判断基準になるでしょう。

また、IT企業の営業として働く事を考えている人は取得しておくべき資格です。試験に臨む前にITPS検定の難易度について、見ていきましょう。更に試験範囲・出題形式・合格率・合格ラインについても、詳しく説明していきます。

ITPSの試験範囲と出題形式

この検定は、「ITPSマスター」と「ITPS」の2つの級に分かれています。両方の級とも筆記と論述で問題が出題されるのです。

試験時間は知識の試験が120分、スキル試験が 90分となっています。 ちなみに「ITPSマスター」は、マーケティング・マネジメント(M) 知識+スキル: 90分とスーパーセールス(S) 知識+スキル: 90分です。

試験範囲について、知識とスキルごとに紹介します。

知識(筆記試験)は、以下のようです。

  • ITPSの全体概要に関する知識
  • 市場把握力についての知識
  • 情報収集力についての知識
  • ヒアリング力についての知識
  • 課題解決力についての知識
  • 提案企画力についての知識
  • プレゼンテーション力についての知識
  • 契約・フォロー活動についての知識

上記の8項目に分かれており、幅広く学習する必要があります。

スキル(論述試験)は、以下のようになります。

  • ケースを通して、各ステップごとに ITPSとしての機能を果たせる
  • ITPS各ステップのアウトプット資料を作成できる

スキルは、上記の内容が問われます。内容を確認すると難しく感じかもしれませんが、しっかりと対策をすれば大丈夫です。

ITPSの合格率、合格ライン

次にITPSの合格ラインですが、非公表になっています。合格率についても非公表で、正確な数値は分かりません。

ただ、受検者の口コミによると「ITPS」が70~80%、「ITPSマスター」が50~60%です。両方の級とも50%を超えているため、合格は決して難しくないでしょう。

ITPSの難易度は、それほど高くなっていません。それは、企業を目指す学生も受験出来る試験内容になっているからです。ただ、「ITPSマスター」は、ITPSの指導者を養成する事が目的の試験で、難易度は高くなっています。

ITPSを取ることをおすすめする人

学生でも受験するITPSは、どのような人におすすめなのか説明していきましょう。

最初におすすめの人としては、企業の経営に関わる人や新規事業の立ち上げに関わる人が該当します。起業に興味のある人も、ITPSの取得は良いでしょう。

また、就職活動でコンサルなどの業界を目指している人にもアピールポイントが出来るためにおすすめです。

IT業界の営業として唯一の資格

メリットがある

ITPSはIT業界の営業として、唯一の資格です。

営業の能力を評価・証明出来るので、社内資格として取得を勧めている会社もあります。この資格は社内の昇格・昇進に繋がるところもあるでしょう。

IT業界の営業としては、取得しておくべき資格です。

ITPSの資格を取っている事は社内だけではなく、社外でも評価を受けます。営業担当者として、相手先と交渉を進めていく際にも役に立つでしょう。

就職活動をしている人は、ITPSを取得する事でIT企業へアピールが出来ます。また、営業に配属された人は即戦力として活躍出来るでしょう。

このようにITPSは取得しておくと様々なポイントで役立つため、忙しい就活生の方も会社員の方でも、時間を割いて取得しておくことをおすすめします。

ITPSの勉強法 

方法を知る

ここからはITPS検定の勉強法について、解説していきます。上記で試験内容・出題形式・合格率・合格ラインについて触れてきました。いよいよ、試験に向けて勉強に力を入れていきましょう。

社会人や学生も受ける事が可能な試験です。社会人はスキルアップや業務において必要なために受験します。また、就職活動でもアピールポイントになるので学生も受けるでしょう。

特に社会人は働きながら試験勉強をするため、時間が限られています。平日の仕事が終わった後や休日などを利用する事になるでしょう。効率的に勉強するには、どうすれば良いのか気になりますね。

また、試験勉強は独学も可能なのか説明していきます。

ITPSの勉強法は?独学は可能?

最初にITPSの取得を目指す人の勉強法としては、公式の養成講座を受講する事です。

例としては、「ITプランニング・セールス資格取得支援講座(ITPS)」の受講期間が4日通いで、料金は148,000円となっています。

かなり高いと感じるでしょうが、市場把握能力・ヒアリング力・プレゼンテーション能力などを身に付ける事が出来ます。業務上に活かせる事を学べるため、1つの選択として考えても良いです。

また、講座を受ける事でITPSの検定試験の知識試験が免除されます。

他にも「ITPSマスター(S)スーパーセールス資格取得支援講座」があり、(2日通いで86,000円です。更に、「ITPSマスター(M)マーケティング・マネジメント資格取得支援講座」は2日通いで86,000円になっています。

独学で合格する事も可能で、公式テキストを使って勉強を進めていきましょう。

おすすめテキスト・問題集

試験勉強を独学しようと考えている人に、おすすめの問題集をいくつか紹介します。

1つ目は「ITプランニング・セールス 指定テキスト(3分冊・22,000円)です。

2つ目は「ITPSマスター指定テキスト マーケティング・マネジメント(11,000円 )です。

3つ目は「ITPSマスター指定テキスト スーパーセールス(11,000円)になっております。

あくまでも、おすすめなので自分に合ったテキスト・問題集を探してみましょう。

過去問は存在する

ちなみにITPSの過去問は、 公式のサイトから見る事が出来ます。ただ、問題数があまり多くありません。参考になるか分かりませんが、1度見てみても良いでしょう。

試験勉強のメインとしては、公式テキストを使う事です。何度も公式テキストを解いて、正答率を上げていきましょう。しっかりと基礎を身に付けておく事が大事です。

ITプランニング・セールス検定の勉強をするメリット

メリットは何か

上記で、ITプランニング・セールス検定の試験勉強を解説してきました。資格を習得するためには、日々勉強を重ねていく事が大事です。

公式の養成講座を受講する方法や独学でテキストをメインで勉強を進めていく方法と、自分に合ったスタイルで試験に臨みましょう。

時間が限られている社会人にとっては、養成講座を受ける事は難しいはずです。その時は、独学の方法を選択するのもありでしょう。

改めて、ITプランニング・セールス検定を勉強する事で得られるメリットについて、紹介します。また、具体的にどのような事に役に立つのか、把握していきしょう。

ITPSを取ることで経営や営業に詳しくなる

ITに関係する資格の中でITPSは、経営や営業の人に向いている資格です。テクニカルではない人は、積極的に取得しても良いでしょう。

特に営業職の人などには役立つ資格で、業務上で武器になるはずです。

IT企業の営業として、今まで以上に活躍したい人にはおすすめの資格になっています。勉強した事が業務で活かされるでしょう。

ITPSの取得を履歴書でアピールできる

就職活動をしている学生で、経営・営業・セールスの知識を持っているケースは少ないでしょう。逆にITPSを取得している事は、プラスになります。

履歴書に取得したITPSを記載して、アピールする事で自分が望んでいる企業に就職出来る可能があるでしょう。更に、就職してからも基礎知識を持っている事は大きな武器になります。

資格習得は自らのスキルアップにも繋がるため、目指してみましょう。

マネジメント能力もつく

試験勉強の方法には、ITPSマスターの講座があります。養成講座は、案件管理・促進に必要なマネジメント能力を養います。

また、案件管理を効果的に行うためのスキル・実践方法を学習するため、部下のパフォーマンスを引き立たせるマネジメント能力が身に付くでしょう。

現場で必要なマネジメント能力を養うために、養成講座を受けても良いです。

ITPSの試験日程・会場・申し込み方法

詳細を確認

ここまで読み進めた人は、ITPS検定を受けるための心の準備が出来ているでしょう。

試験勉強の方法も理解して、計画を立てている段階のはずです。早い段階から勉強を進めておけば、ゆとりも出来ます。

次にITPSの試験日程・会場・申し込み方法について、説明していきます。

試験日までは勉強を積み重ねていく事が大事です。しかし、試験当日の準備もしっかりとする必要があります。

試験当日になってバタバタしてしまい、落ち着いて受験出来なければ実力を発揮出来ません。試験会場では緊張する人も多いはずなので、慌てないように準備をしておきましょう。

ITPSの試験日程や会場

ITPSは年に12回行われていますが、不定期です。去年に関しては、5月・7月・9月・10月・11月・2月・3月に試験がありました。

実施会場は、メインが東京で大阪もあります。ただ、試験日程によって異なる場合があるので、注意しましょう。

試験の申し込み期間は、試験の2週間前となっています。試験日に近く、うっかり忘れてしまわないように気を付けて下さい。

ITPSに受験資格や受験料

受験資格に関しては、制限はないです。ただ、「 ITPSマスター」はITプランニング・セールス資格を更新された人になっています。

ITPSの受験料は、「ITPS試験」・「ITPSマスター試験」とも22,000円です。 しかし、マネジメント・セールスのどちらかを受験する場合は、13,200円になっています。条件によって変わってきますので、しっかりと確認しましょう。

ITPSと合わせて取りたいおすすめ資格

おすすめの資格

ITPSの取得のために必要な段取りは、だいぶ理解出来たでしょう。試験内容・試験範囲・勉強方法・合格率など、様々な項目に分けて解説してきました。ITPSの習得に向けて、今から勉強を進めていきましょう。

日々勉強を積み重ねていけば、合格は可能です。見事に合格をした人は、早速実践で活用していきましょう。ITPSの資格でも十分価値はありますが、他の資格と組み合わせると良いです。

ここでは、ITPSと組み合わせのおすすめの資格を3つほど挙げていきます。

以下に挙げる資格を見て、興味を持ったものは積極的に受験していきましょう。今以上にスキルアップを図りたい人にも、おすすめの資格を厳選しました。

PRプランナー

PRプランナーは、広報・PRの知識や実践的なスキルを学ぶ資格になっています。広報・PRの業務に関わっている人や広報・PRの業界に就職を目指す人には、おすすめです。

2007年にスタートしたPRプランナーの資格試験は、1次から3次試験まであります。受験者は面接試験に通過して、資格の認定がされるのです。

PRプランナー試験の特徴は、受験者の募集が定員制になっているところです。また、試験は申し込んでから合格・資格取得まで半年以上も掛かります。

試験の主催は、社団法人日本パブリックリレーションズ協会です。

1次と・2次試験の合格率は約80%と、難易度に関してそこまで高くないでしょう。しかし、3次試験は記述式形式になるため、課題の内容を読み解く力が求められます。難易度としてはかなり上がり、合格率は30~40%ほどと難しくなります。

ビジネスマネジャー検定試験

ビジネスマネジャー検定試験は、あらゆるマネジャーが共通して身につけておくべき重要な知識を習得する資格です。マネジャーとしての基礎部分を、ビジネスマネジャー試験を通して学びましょう。

また、自らのスキルアップを考えている人は、積極的に受験しましょう。

ビジネスマネジャー検定試験の主催は、東京商工会議所及び各地商工会議所です。試験の詳細は各会議所のホームページで確認する事が出来ます。

試験の合格率は2019年度が54.7%になっています。合格者は受験者の2人に1人と、難易度は難しいわけではないです。

試験勉強をコツコツと積んでいけば、合格する事は可能でしょう。資格を習得した人は、自らの実力を証明出来ます。

MOS

MOSは、Microsoft Office製品の操作スキルを証明する資格です。試験科目は、Word・Excel・PowerPoint・Access・Outlookと多くあります。

WordとExcelは、スペシャリストレベルとエキスパートレベルの2種類です。まず、初心者は、スペシャリストレベルから受験しましょう。

当日の試験では、アプリケーションソフトをマウスやキーボードで操作して解いていきます。MOSを取得するとMicrosoft Office製品を使うスキルが身について、自らの実力を証明出来ます。

試験の主催はマイクロソフトになっております。

MOSの合格率は発表されておりません。しかし、各レベルの合格率はスペシャリストが約80%・エキスパートは約60%といわれています。各レベルとも合格率は高めで、誰でも合格する事が可能です。

この試験の合格基準点は受験ごとに変わり、一般的に700点以上となっています。試験勉強を積み重ねて、1点で多く取れるようにしましょう。

ITPSについてまとめ

ITPSについてまとめ

  • 独学で取得は可能
  • 受験資格の制限はない
  • ITPS取得は経営と営業に詳しくなる

ITPSについて、1つずつ解説してきました。

最後まで読んだあなたは、ITプランニングセールス検定を受けようと前向きな考えているはずです。

是非とも、ITプランニングセールス検定に挑戦して身に付けていきましょう。

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