実用マナー検定とは?試験内容や勉強法・取得メリット・在宅試験まで全て解説!

「実用マナー検定ってどんな資格なの?」「実用マナー検定の合格率はどれくらい?」

こんな疑問をお持ちの方も多いでしょう。マナーは生活する上で、とても大切なものです。

そんなマナーについて、しっかりと学べる実用マナー検定の内容や合格率、試験対策など細かく紹介します。

この記事を読み終える頃には、実用マナー検定を受けたくなるでしょう。

実用マナー検定についてざっくり説明すると

  • 実用マナー検定は社会人としてのマナーの知識を身に着けることができる
  • 実用マナー検定は1級、準1級、2級、3級、準3級の5つの階級に分かれている
  • 実用マナー検定は併願も可能

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実用マナー検定

男性と女性が向かい合って話している

実用マナー検定をご存知ですか?

実用マナー検定は、ビジネスの現場や日常生活におけるマナーの身につき度合いを測定するための検定です。

マナーは、日々の社会活動や人間関係を円滑に進めるために必要不可欠のものです。

特に社会に出てから、マナーが身についていなければ恥をかいてしまいます。

実用マナー検定を取得するために勉強を行うことで、社会人としてのマナーの知識を身に着けることができるでしょう。

また実用マナー検定は、マナーについての体系的な知識が身につけられるためマナー教育や部下の育成に携わるような人の上に立つ人ほど、受けるべき検定です。

実用マナー検定では、正しい挨拶やビジネスメールの書き方、電話対応、会議でのマナーなどが求められ、これらのスキルを磨くことは社会で活躍する上で非常に重要です。

医療業界や冠婚葬祭業界などマナーが重要視されている業界に勤務されている方はもちろん、その他の業界の方でも「新入社員の育成担当になった」などという方は、積極的に受験されてみてはいかがでしょうか。

実用マナー検定の試験概要

並べられた椅子と机

実用マナー検定の必要性を理解できたところで、続いては実用マナー検定の試験日や受験資格などの試験概要を紹介します。

試験日・試験地

実用マナー検定は、上から1級、準1級、2級、3級、準3級の5つの階級に分かれています。

実用マナー検定の1級から3級は6月、9月、12月に実施されています。

実用マナー検定の申し込みは、随時予約を受付しており、検定も準1級から3級は随時行われています。

実用マナー検定の1級から3級の試験会場は東京になっています。準1から準3級は、在宅で試験を受けられます。

実用マナーの準3級は、実用マナー検定を主催している「マナー文化教育協会」の公式ホームページで、すぐに無料の検定を受けることができます。

認定証を申請する場合のみ、料金がかかりますが、準3級の検定は無料なので腕試しに一度、チャレンジしてみて下さい。

申し込み方法

実用マナー検定の申し込み方法は、「マナー文化教育協会」の公式ホームページに記載されている電話番号に電話するか、ホームページ申込フォーマットでネットから申し込むことで、願書や資料を取り寄せることが可能です。

願書が手元に届いたら、必要事項を記入して、検定料を支払い、検定料を支払った振込用紙のコピーと願書を送り返すことで、実用マナー検定の申し込みが完了となります。

そして、在宅受験の場合は「マナー文化教育協会」に願書が到着後、営業日の14日前後で試験問題が家に送られてきます。在宅受験を行い、終了したら解答用紙を「マナー文化教育協会」に返送し、後は合否通知を待つだけとなります。

検定受験料

続いては、検定の受験料を表で紹介します。

階級 受験料(税込み)
1級 9,900円
準1級 8,250円
2級 6,160円
3級 4,070円(準3級取得者:2,982円)
準3級 無料(要認定料3,400円)

先ほどを紹介しましたが、準3級はネットですぐに検定を受けることができます。

認定書を申請するなら、3,400円の認定料を支払う必要があります。

併願も可能

実用マナー検定は、併願も可能です。

階級 受験料(税込み)
準1級、2級 11,550円
準1級、2級、3級 13,090円
2級、3級 8,250円

表のように、準1級と2級をそれぞれ別で受験すると合計で14,410円になりますが、併願することで11,550円となり、2,860円お得になります。

注意が必要なのは、実用マナー検定は併願すると併願した全ての検定の階級に合格しなければ、資格が認定されません。

検定に合格するか心配な場合は、併願せず一つずつの階級を受験する方法も一つでしょう。

自分の実力に合った受験方法を選びましょう。

実用マナー検定の受験資格

続いては、実用マナー検定の受験資格を表で紹介します。

階級 受験資格
1級 準1級合格者
準1級 2級合格者
2級 3級合格者
3級 年齢・学歴等に関わらず、誰でも受験可能

合否の発表はいつ?

実用マナー検定の合否発表は、解答用紙が「マナー文化教育協会」に到着してから、約30日で合否通知が送付されます。

検定に合格した場合は認定証が交付されます。

異なる級を同時受験して合格された場合は、最上位の級の認定証のみしか交付されないのでご注意ください。

実用マナー検定の試験内容

2冊のノートと鉛筆

実用マナー検定の試験内容を紹介します。実用マナー検定の出題範囲や実際に出題される問題例を知ることで、実用マナー検定の概要を理解しましょう。

出題範囲

実用マナー検定の出題範囲を階級別に紹介します。

まずは、実用マナー検定1級の出題範囲を紹介します。1級は筆記と実技試験があります。

出題される内容は、年中行事、主催者側や喪主としての立場での冠婚葬祭、国際的に必要なマナー知識、パーティーでのマナーなどです。

1級の筆記試験は選択式記述式の問題が出題されます。更に小論文を書く試験もあり、この3項目が筆記試験の解答形式になります。

1級の実技試験は面接とロールプレイング方式の試験が実施されます。

ロールプレイング方式では、現実に起こる場面を想定して、複数の人がそれぞれ役を演じます。

ロールプレイング式は疑似体験を通じて、ある事柄が実際に起こったときに適切に対応できるかを問われます。

続いては、実用マナー検定準1級の出題範囲を紹介します。準1級の試験問題は、筆記試験で100問出題されて選択式で解答します。

出題される内容は、結婚式、葬儀、手紙、贈答、お付き合い、食事など社会人として必要な広範なマナーの知識です。

続いては、実用マナー検定2級の試験範囲を紹介します。2級は筆記試験で100問出題され、選択式で解答します。

2級の出題内容は、 ビジネスでのコミュニケーション、電話マナー、来客や訪問の際のマナー、日常生活のマナーとお付き合いの方法などです。

続いては、実用マナー検定3級の試験範囲を紹介します。3級は筆記試験のみで100問出題され、選択式で解答します。

3級の試験内容は、ビジネスシーンでの身だしなみ、あいさつ、敬語の使い方と公共のマナー、高齢者への心遣い などです。

続いては、実用マナー検定準3級の試験範囲を紹介します。準3級はネットでの試験で、問題が20問出題され、三者択一チェック方式で解答します。

準3級の出題内容は、結婚式や公共施設でのマナーなど、幅広いマナーの知識を問われる問題が出題されます。

例題

実用マナー検定で実際に出題された問題を例題として紹介します。

まず、1級の検定では、「暑中見舞いを出す時期はいつ頃が適切?」という問いが出題されます。

選択肢には「7月1日~8月31日、梅雨明けから立秋前日、新暦お盆から旧暦お盆まで」の3つが提示されます。

続いて、2級の検定では、「通夜と告別式の両方に行く場合、香典はいつ持参するべき?」という問いが出題され、「通夜、告別式、どちらでもよい」の3つから解答を選択します。

続いて、3級の検定では、「一般的に人の第一印象が決まる時間について、適切なものは?」という問いが出題され、「1~6秒、10~30秒、1~3分」の中から解答を選ぶ問題になっています。

この例題からも分かるように、実用マナー検定は生活する上で一般的なマナーから、第一印象が決まる時間など相手に与える印象まで幅広い知識が求められます。

合格基準・難易度・合格率

開かれた参考書

実用マナー検定の合格率はどのくらいなのでしょうか?合格基準や難易度と合わせて、合格率を紹介します。

実用マナー検定1級の合格基準は、筆記、実技とも各100点満点中、80点以上で合格となります。

準1級から3級は、会場受験の場合、100点満点中、80点以上で合格となります。

対して、在宅受験の場合は100点満点中、85点以上で合格となります。在宅試験の方が5点高い合格点になっています。

そして、実用マナー検定準3級は、100点満点中、75点以上で合格となります。

続いて、実用マナー検定の各階級の合格率と難易度を紹介します。

1級は国際マナーが範囲に入るため、覚えることが多少増えます。そのため合格率は低めで約25%となっており、少し難易度が高めになっています。

2級は比較的簡単な試験になっていて、合格率は約70%と高めになっています。3級にプラスで少し勉強する程度で、合格が可能になるでしょう。

3級は基本的なマナー問題であり、勉強をしなくても、今までの知識で解くことができる人も多いでしょう。

そのため3級の合格率は約90%と高めで、難易度としてはかなり低い試験となっています。

おすすめテキストと勉強法

机に置かれたとスタンド

実用マナー検定を取得するためには、そのような勉強が必要なのでしょうか?

実用マナー検定対策として、おすすめのテキストと勉強法を紹介します。

実用マナー検定の対策として、「マナー文化協会」が作成した「マナーテキスト」があります。

実用マナー検定の対策をするなら、このテキストを使って勉強することをおすすめします。

「マナーテキスト」は階級ごとに分かれていて、3級2級併用のマナーテキストは2,530円、準1級用のマナーテキストは2,420円、1級用のマナーテキストは1,430円となっています。

このマナーテキストを用いて試験対策をすることで、実用マナー検定に沿って勉強することができます。

他には「入社一年目マナーの教科書」も実用マナー検定の対策としておすすめする本です。

税込み1,320円で購入することができ、新入社員からベテランの社会人まで、ビジネスにおける基本的なマナーを学ぶことができる本になっています。

「入社一年目マナーの教科書」は、アマゾンの書籍のビジネスマナーのカテゴリでベストセラーになっている本で、多くの人に指示されています。

実用マナー検定対策として、「【最新版】「さすが! 」といわせる大人のマナー講座」もおすすめの本です。

税込み2,090円で購入でき、ビジネスや日常生活だけでなく、国際社会におけるマナーについても学ぶことができ、図やイラストが多く勉強しやすい本になっています。

実用マナー検定1級は国際マナーが試験範囲のため、1級の試験対策としてはうってつけの本になっています。

実用マナー検定はどのように役立つ?

笑顔で話している女性2人

実用マナー検定は日常生活でどのように役立つのでしょうか?

実用マナー検定で学ぶ内容は、ビジネスシーンなど普段の生活で役立ちます。

実用マナー検定を取得することで、ビジネスシーンでのマナーの知識を十分に得られるため、上司や取引先に失礼のないように振る舞うことができるようになります。

更に、相手に与える印象がとても大切な職業である営業や接客業をする人は、実用マナー検定の知識を持っていることで有利に働きます。

実用マナー検定の資格を取得することで、冠婚葬祭におけるマナーを身に着けることができ、マナーや作法に困ることがなくなるでしょう。

マナーをしっかり身に着けることで、対人関係において不安を感じることが少なくなり、自分に自信を付けることができます。

どんな人に向いている?

以下のような人は実用マナー検定を取得するのに向いています。

  • ビジネスにおいて活躍したい人
  • マナーを教える仕事をしている人
  • 国際的に仕事をしていきたいと考える人
  • 自分を磨いて、自信を持ちたい人
  • 公共マナーについて学びたい人
  • 普段の身だしなみや作法・挨拶・敬語に自信がない人

実用マナー検定を取得するのに向いている人を紹介しましたが、多くの人が上記で紹介した人に当てはまるのではないのでしょうか?

マナーは、どんな立場や職業の人でも必要なものです。そんな生活する上で必要不可欠であるマナーの知識を学べるのが、実用マナー検定になっています。

お互いを尊重して皆が気持ちよく生活できるような社会に築いていきましょう。

実用マナー検定についてまとめ

実用マナー検定についてまとめ

  • 実用マナー検定の準1から準3級は在宅試験でも行える
  • 実用マナー検定対策には、マナー文化協会が作成したマナーテキストがおすすめ
  • 実用マナー検定を取得することで、自分に自信を付けられる

多くの社会人はマナーの必要性を感じながらも、マナーを知識としてきちんと学べている方は少ないでしょう。

人間関係を良好にするためにも、実用マナー検定を受けて、自分のマナーを見つめ直し、マナーについて正しい知識を習得しましょう。

実用マナー検定を取得することで、周りから敬われるような素敵な大人になれるでしょう。

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