名古屋商科大学MBAは厳しい?成績評価法の詳細や入試難易度まで徹底解説!
「名古屋商科大学MBAは本当に難しいの?」
「成績評価法の詳細や入試難易度について知っておきたい!」
MBA取得を目指す方にとって名古屋商科大学は大変魅力的な大学ですが、成績評価の方法がシビアといわれており、事前に授業の難易度について知りたい受験生は多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では名古屋商科大学MBAについて、成績評価の方法や入試の難易度などを詳しく解説していきます。
読み終わる頃には名古屋商科大学MBAの概要がつかめていることでしょう。
名古屋商科大学MBAは厳しい?についてざっくり説明すると
- 成績評価が非常に厳しく、毎年一定の学生が落単する
- 入試はそこまで厳しくないものの、卒業は難しい
- 国際的に評価されている大学のため卒業生の評価は高い
- 卒業後も卒業生のネットワークが充実している
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名古屋商科大学MBAは成績評価が厳しい
名古屋商科大学MBAは、成績評価が非常に厳しいことで知られています。相対評価で成績がつくため、毎年一定数の学生が不合格になることでも有名です。
ここからは、名古屋商科大学MBAの成績評価の厳しさについて多方面から解説していきましょう。
成績評価の具体的方法
名古屋商科大学MBAの成績評価は、以下のようにして行われます。
評価対象は主に3つ
名古屋商科大学MBAでは、こちらの3点を評価対象にしています。
- レポート
- 講義への貢献度
- 授業内プレゼン
「講義への貢献度」には、授業への出席率も含まれます。
ただし上記3つの評価項目は、それぞれ評価の割合が大きく異なるため、この点には注意が必要でしょう。
各対象の評価割合
講義は学生の発言を中心として進んでいきますが、この時の発言内容や、発言が議論に及ぼす影響が「貢献度」として評価されます。
そしてこの「講義への貢献度」が、名古屋商科大学MBAの評価対象においては5~8割を占めるのです
つまり、講義中にどれだけ存在感を示せるかによって成績は大きく左右されると言えるでしょう。授業内でのプレゼンも含めると、成績のほとんどは授業中に決まると考えられます。
残りの評価はレポートや試験によって判断されますが、そこまで大きなファクターにはなりません。特に試験はほとんど実施されませんので、ぜひ授業に全力を注いでよい成績を目指すようにしましょう。
成績基準は相対評価
名古屋商科大学MBAでは、相対評価によって成績がつけられます。
この評価の主軸となるのが、他大学でもよく利用される「GPA」です。
名古屋商科大学MBAでは履修科目の成績がS~CとFで判定され、Fがつくと不可(落単)となります。
落単者は全体の3割と元から決まっているため、下位の学生はどれだけ頑張っても必ず「不可」がつきます。
このシステムにより、必然的に学生全員が上位を目指して積極的に授業に参加することになります。
名古屋商科大学MBAで非常にレベルの高い授業が行われる要因のひとつはこの「相対評価制度」と言えるでしょう。
一部生徒は留年する進級基準
名古屋商科大学MBAでは相対評価であるというシステム上、一部の生徒は必ず留年となります。
これは、MBAが実社会において使われるスキルであることに起因したシステムと言えます。
私たちが暮らす社会では、特にビジネスにおいては競争が主体です。どんなに頑張っても競争に負ければ結果が出ないということを実感できるように、名古屋商科大学MBAでは相対評価が導入されているのです。
難しい授業なので予習が必須
ここまでにも触れてきたように、名古屋商科大学MBAでの成績は授業への貢献度が大きく影響します。
よって、授業で高評価を得るためにも、毎回の予習は必須と言えるでしょう。
討論の主導権を握るような発言をするためには、予習によって予備知識を可能な限り頭に入れておく必要があります。説得力のある発言や論理的な説明を展開するためにも、自分の意見は事前にしっかり固めておきましょう。
コールド・コールが行われる場合も
名古屋商科大学では、授業開始時に「コールド・コール」が行われることがあります。
コールド・コールとは、教授に指名された学生が授業内容の概要やそれに対する意見を、5~10分程度発表するというものです。
当然ながらコールド・コールも成績評価の対象ですから、綿密な予習をして授業に備えてください。
同期との激しい競争に晒される
名古屋商科大学MBAの授業では討論をする機会が非常に多く、同期との競争も激しくなります。
競争が激しいと聞くとマイナスのイメージもあるかもしれませんが、働く業界や年齢が異なる他の学生たちとの討論は、ご自身にとって非常に良い刺激になります。
これまでよりも深い考え方を身につける機会として存分に利用できるでしょう。
切磋琢磨することはモチベーションアップにもつながり、知識欲も湧きます。ぜひここで経験値を積んで、社会人としてステップアップしてください。
難易度が高いMBAに取得価値がある
名古屋商科大学MBAは難易度が高いことで知られていますが、MBAは高難易度のものに挑戦するほうが価値があります。
入学時の苦労だけでなく、激しい競争によって得られた経験や卒業までの道のりは、MBAを取得した後のご自身にとって大きな財産となるでしょう。
厳しい環境に身を置くことは、ご自身の成長につながりますす。MBA取得の過程においては心が折れそうになることも多いかもしれませんが、ぜひ積極的に挑戦して、より多くの経験値を獲得してください。
名古屋商科大学MBAの概要
出典:名商大ビジネススクール-国際認証MBAより
ここで改めて、名古屋商科大学MBAの概要をご紹介します。
名古屋商科大学の授業の特徴
名古屋商科大学MBAの授業の特徴として挙げられるのは、主に以下の3つです。
ケースメソッドが基本
名古屋商科大学MBAの授業は、実際にある企業が直面している経営課題について扱う、「ケースメソッド」を中心に進んでいきます。
ケースメソッドは「予習→グループ討論→クラス討論」の流れで行われます。
こうした討論は色々な能力を向上させることにつながりますが、特にマネジメント力が養われるとされています。
詳しい授業内容は担当教員によって異なりますが、学生と教員の双方向型の授業であるという点はどの授業でも同じです。実践レベルのマネジメント能力を身につけることができるよう、しっかり授業に参加してください。
2年からはゼミ活動に参加
2年目に入ると、専属の教員がついたゼミ活動への参加が始まります。 年間を通してビジネス上の問題に取り組み、成果を出していくという形で学生の能力を向上させます。
この活動を乗り越えなければ、名古屋商科大学MBAは卒業できないため、気合を入れて臨むようにしましょう。
オンラインでも変わらない授業の質
名古屋商科大学MBAでは、2020年から教室での双方向授業とオンライン授業、両方の授業が行われています。
オンライン授業の場合、対面授業と比較してクオリティが落ちないか心配な方もいるでしょう。
しかし名古屋商科大学MBAのオンライン授業は、質を担保するために専用スタジオ作成して講義を行うなど、オンライン環境の整備を徹底しています。
オンラインでも授業の質は変わらないとされていますので、ぜひ安心して授業に臨んでください。
在学生・卒業生の特徴
名古屋商科大学MBAでは4つのプログラムがありますが、そのうちの1つである「Executive MBA」では、出願の際に「実務経験」が必須となっています。
そのため「Executive MBA」では30代後半~40代の学生が多く、製造業や卸売業、ヘルスケア業を中心に様々なバックグラウンドを持った学生が在籍しています。
授業の中では、厳しい討論などにより同期どうしで刺激を受け合うため卒業後は起業や転職を志す学生が多いです。
今も多くの卒業生が、自身の能力をより社会に役立てようという意欲を持ち、活躍しています。
幅広いネットワークが構築
名古屋商科大学MBAでは、在校生や卒業生によって構築されたネットワークがあり、幅広いコミュニティを形成しています。
これらのネットワーク構築は主に教員が支援しています。事業構想や製薬など、他10個ほどのネットワークが存在します。
ネットワークの存在により、卒業後も同期やその他の学生とのコミュニケーションが円滑に行えます。コミュニティを活用しやすい点は名古屋商科大学MBAの大きなメリットと言えるでしょう。
名古屋商科大学MBAの学費
名古屋商科大学MBAには4つのプログラムがありますが、そのうちのひとつは税理士に特化したものになっており、一般向けのプログラムは以下の3つです。
それぞれの学費や出願資格は以下のとおりです。
プログラム名 | 出願資格 | 学費 |
---|---|---|
Executive MBA | 実務経験8年以上 | 320万円 |
MBA | 実務経験3年以上 | 310万円 |
英語課程 | 実務経験3年以上 | 310万円 |
名古屋商科大学MBAで特に人気があるのが、リーダーや幹部を育成することを目的とした「Executive MBA」です。こちらの学費が、320万円となっています。
私立大学院のMBAの学費の平均は約390万円と言われていますので、名古屋商科大学MBAの学費は相場よりもやや安いと言えるでしょう。これも多くの学生が集まる理由のひとつと考えられます。
名古屋商科大学MBAの入試内容
名古屋商科大学院MBAでは、「書類を提出の上、指定日に面接」という形で入試が行われます。
出願に必要な書類は以下の4つです。
- 卒業証書(原則として大学。中退した場合は単位取得証明書)
- 成績証明書
- 職務経歴書
- 履歴書
なお、名古屋商科大学MBAの専攻科目には「一般選抜」と「社会人選抜」があります。
社会人選抜のマネジメント研究科のみ小論文は出ませんが、それ以外では1問60分の小論文が出題されますので、しっかり対策を行ってください。
名古屋商科大学の入試難易度
名古屋商科大学MBAの入試難易度は、一般的なMBAの標準と同じ、もしくは若干低めと言われています。
一般的なMBAの大学院やビジネススクールでは「小論文」「出願書類」「面接」の3つと、そこに「英語」も加えた4つの試験科目が存在することが多いですが、名古屋商科大学MBAでは、出願書類と面接、小論文のみで選考が行われます。
他大学のMBAと比べると、名古屋商科大学MBAの入試は準備に割く時間が少なく、比較的簡単と言えるでしょう。
とは言え、名古屋商科大学MBAでは授業における成績評価が非常に厳しいものになります。
入学はさほど難しくなくても、{primary}(卒業までの道のりはかなり険しいため、この点は事前に必ず押さえてくようにしましょう。
名古屋商科大学は多方面から評価されている
出典:名商大ビジネススクール-国際認証MBAより
最後に、名古屋商科大学MBAの評判について解説します。
2つの国際認証を得ている
名古屋商科大学MBAは、AACSBとAMBA、2つの国際認証を受けています。
MBAには「米国系のAACSB」「英国系のAMBA」「欧州系のEQUIS」と3つの国際認証機関があります。
この中でもAMBAは承認率が低いことで知られており、AMBAの認証を得ている名古屋商科大学MBAは、非常にレベルが高いと言えます。
さらに、国内MBAでこの国際認証を受けているビジネススクールは、現在のところ5校しか存在しません。
こうしたことから、名古屋商科大学MBAは国内だけでなく国際的に見ても、非常に信頼できるビジネススクールであると言えるでしょう。
世界的に評価されているビジネススクール
名古屋商科大学は、国際的なビジネススクール教育を評価する「Eduniversal Best Masters Ranking worldwide 2022」で国内3位に選出された大学です。
「QS World Rankings」が発表する分野別ランキングでは「起業家精神と卒業生の成果(Entrepreneurship & Alumni Outcomes)」で日本トップを走るなど、その実績は確かなものを誇ります。
これらの実績から、国際的に見ても引けを取らない評価や知名度のあるビジネススクールと言えますから、名古屋商科大学MBAを卒業した生徒の評判は国内外で非常に高いものになっています。
講師陣のレベルが高い
名古屋商科大学MBAの授業は主にケースメソッドで行われますが、時には学生の力だけでは良い議論ができないことがあります。
こうした場合は講師が質問を投げかけるなどして議論をリードし、正しい方向に誘導しなくてはなりません。
難しい題材を扱う場合などはそれなりの知識がなければ正しく誘導できませんから、ケースメソッドにおいては講師の力量も問われることになります。
その点、名古屋商科大学MBAの講師は非常にレベルが高いので安心です。
ビジネスで活躍してきた実務経験が豊富な講師がそろっているため、難しい題材でもしっかりと中身のある議論が進むようにアシストしてくれるでしょう。
優秀な講師のもとで思考力や実践力を存分に養えるという点も、名古屋商科大学MBAが高い評判を得ている理由のひとつです。
名古屋商科大学MBAは厳しい?まとめ
名古屋商科大学MBAは厳しい?まとめ
- 名古屋商科大学MBAは授業のレベルが高く、成績評価も非常に厳しい
- 相対評価のため下位3割の学生が必ず落単となる
- 国際的に評価された大学のため、非常に高いスキルが身につく
- 学生のレベルが高く、互いに刺激を受け合って成長できる
ここまで名古屋商科大学MBAの授業の厳しさやレベルの高い大学である点について詳しく触れてきました。
名古屋商科大学MBAは非常にレベルが高く、卒業までの道のりは大変険しいと言えるでしょう。
それだけに得られるものも大きいですので、名古屋商科大学MBAを目指す方はぜひ心して課題に向き合ってください。
社会人としてステップアップして、その力を世の中に役立てていきましょう。