MBAの本・参考書おすすめランキング|科目別に役立つ人気30冊を徹底比較!
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「MBA関連の本や参考書ならどれがおすすめ?」
「各科目の人気本は?効果的な活用方法って?」
などと疑問をお持ちの方もいるでしょう。
MBA自体はビジネススクールに通わないと取得できませんが、スクールで扱う内容を本や参考書で学ぶことは可能です。
今回はおすすめできるMBA関連の本や参考書を、科目ごとに合計30冊紹介するので、ぜひ学習の際の参考にしてください。
MBAの本・参考書おすすめランキングについてざっくり説明すると
- 学びたいジャンルに合った本を選ぶ
- 各科目に特化した専門書がおすすめ
- 勉強する目的にふさわしい本を選択すべき
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MBAの本・教科書を選ぶポイント
MBA(経営学修士)を取りたいけれど時間や予算が不足しているため、参考書を使って独学したいという方は、以下の内容を参考にご自身にぴったりの本を選んでください。
本のジャンルに気を付ける
MBAでは人間やお金、モノ(もしくはコト)にまつわる内容を学びます。各領域に含まれる具体的な分野の例は以下の通りです。
- 人間にまつわる領域:マネジメント、ロジカルシンキングなど
- お金にまつわる領域:アカウンティング、ファイナンスなど
- モト・コトにまつわる領域:経営戦略、マーケティングなど
また「経済学」や「統計学」など、これらの領域を横断するような分野もあります。
それぞれの分野で内容が全く異なるので、自分の学びたい分野をはっきりさせてから本を探すのがおすすめです。
MBAの科目毎に本を選ぶ
上述の通り、MBAでは色々な科目を扱いますが、各科目を学ぶ際はそれぞれに特化した本を購入する方が学習が捗るでしょう。
中には複数のジャンルをまとめて勉強できる本や、MBAで学ぶ科目を網羅的に学習できるような本もありますが、そうした本はあまり専門性が高くないので、幅広い知識は身につけられても、深い理解は備わりません。
そのため、より本格的に経営学について学びたいのであれば、各科目に特化した専門書を購入し、狭く深く勉強するのがおすすめです。
勉強目的によって本を選ぶ
MBAに関する勉強をしたいという人の目的は様々です。経営学の知識をビジネスに活かしたいと考えている人もいれば、MBAのスクールに入るための予習がしたいという人もいるでしょう。
こうした目的によって、学習すべき内容の範囲や性質が異なるので、本を選ぶ前にどんな目的でMBAに関することを学ぶのかをはっきりさせておくべきです。
経営戦略でおすすめの本
ここからはMBAの勉強におすすめの本・教科書を科目ごとに紹介していきます。まずは「経営戦略」からです。
経営戦略では企業が競合に対して優位に立つための戦略を学びます。なお、経営戦略は会社全体のレベルである全社戦略と事業ごとのレベルである事業戦略に分類することができます。
競争の戦略
経営戦略研究のパイオニアとも言うべきマイケル・ポーター教授が執筆したロングセラーです。経営戦略の古典として扱われることが多いので、一読しておくことをおすすめします。
業界の収益性を決定づける5つの競走要因を分析する5S分析など、経営戦略という分野における基本的な事柄を学ぶことができます。
利用者の口コミ
競争戦略を考える上で初めに読むべき一冊。この後に続くポーターの他の書籍より、ポジショニングに依拠する姿勢が明快で鋭い。もちろんポジショニングが戦略の全てではないが、依拠するポイントが明確なだけに、理解が容易であり得ることが多い。︎ Amazonカスタマーレビューより
上記のように、この本を経営戦略の入門者に勧める声は多いです。
基本的な内容が論理的にわかりやすく解説されているので、初学者が経営戦略の教科書として活用するのに適しています。
グロービスMBA経営戦略
1999年に初版が発行された経営戦略の教科書です。次世代のビジネスリーダーが理解しておくべき経営戦略に関する考え方やスキルなどを体系的に教えてくれます。
理論的な解説だけでなく、ケーススタディを交えた具体的な説明もあるので、初学者でも無理なく理解できるでしょう。
またグロービス経営大学院の授業では教科書として用いられることもあるため、内容の信頼性は十分に高いです。
企業参謀 戦略的思考とは何か
明確な正解のない経営やビジネスにおいて、自分なりにより良い答えを導き出すための戦略的思考が学べる本です。
経営戦略に関する先端的な提唱を行ってきた経営コンサルタント・大前研一氏の考え方や発想の仕方が詳しく載っているので、ビジネスパーソンなら一読しておく価値はあります。
これまでに50万部以上の売り上げを記録している人気の一冊だけあって、経営戦略の核心をついたような議論がなされているため、ぜひ手に取ってみてください。
マーケティングでおすすめの本
続いてはマーケティング分野でおすすめできる本・教科書を紹介します。
ちなみにマーケティングは、顧客にとって価値深いことは何かということを踏まえ、長期的な視座から売り上げ向上のための方法を考える分野です。
コトラー&ケラー&チェルネフ マーケティング・マネジメント〔原書16版〕
マーケティングやマネジメントに関する問題を分析するツールを学べる本です。MBAスクールの中には、この本を教科書に採用しているところが数多くあるので、信頼性は申し分ありません。
また初学者向けの内容だけでなく、中上級者を対象にした内容も収録されているため、これ1冊でマーケティングの本質をしっかりと学ぶことができます。
利用者の口コミ
新版の方には利用者の口コミがまだついていないため、今回は12版で寄せられた読者の口コミをご紹介していきます。
1000ページにわたる重厚な本。しかし、思いの外読みやすく、経営の専門家でなくても理解できました。
また、他のビジネス書の名言が散りばめられていて、今までの復習や他の本を読むきっかけにもなります。
経営に関わる人なら、一度は目を通しておくとよいかと思います。 Amazonカスタマーレビューより
上記の通り、本書は1,000ページにもわたる分厚い本ですが、初学者でも難なく理解できるような明快な説明がなされているため、スラスラと読みこなせるはずです。
また他のビジネス書に登場する名言も数多く引用されているので、それらの言葉をおさらいすることもできます。
確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力
マーケティング戦略が上手くいくかどうかは確率で決まっていますが、本書では市場や消費者の核心を把握し、より確率の高い戦略が立てられるようになることを目指します。
著名マーケターの森岡毅さんが、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの経営を立て直した際に実際に使った数式を学べるので、実践的なマーケティングスキルを身につけたい方におすすめです。
ただし、その数式を理解するに統計学や定量分析の知識が必要であり、難易度は比較的高いと言えるのでこの点には注意しましょう。
グロービスMBAマーケティング
マーケティングの外観を理解した上で、応用的な内容を勉強できる教科書です。
基礎編と応用編で構成されており、基礎編では、マーケティング戦略に関する基礎を詳しく学べます。一方で昨今主流のマーケティング戦略やBtoBビジネスなどを勉強するのが応用編です。
マーケティングの実務に携わる人間からも高評価が相次いでいる書籍なので、初学者にも実務経験者にもおすすめできます。
アカウンティングでおすすめの本
アカウンティングの分野では、企業の財務状況から経営課題を発見し、それを克服するためにどのような戦略を練るべきかを考えます。
そんなアカウンティングの学習におすすめの本は以下の3冊です。
財務3表一体理解法
各取引の財務諸表から会計の基礎的な仕組みを学ぶことができる書籍です。短いページで必要最小限のことが書かれているので、短時間でアカウンティングの基本を勉強することができます。
60万部を超える大ベストセラーを記録している本であることから、財務諸表を理解していると考えている方必見の1冊であるといえるでしょう。
利用者の口コミ
簿記のやり方はわかっているけどそれがどういう形で活用されるのかがわからない人にはオススメ。
あくまで財務諸表を読めることを目的として会計の仕組みを流れに沿って説明しているため、財務諸表を作成するような立場にいる人には物足りないし、簿記に合格さえすればいい人には必要ないかもしれないけど、会計の仕組みを手っ取り早く理解したい人には向いている。 Amazonカスタマーレビューより
本書では、会計の知識を実際のビジネスにどのように活かすのかを学べます。
手早く会計の仕組みを把握したいという方にもおすすめです。
稲盛和夫の実学ー経営と会計
経営と会計を関連づけ、より実践的なアカウンティングを学べる良書です。
京セラの名誉会長であり、アメーバ経営の提唱者である稲盛和夫氏が、自身の経験を踏まえて経営の原理や会計を基礎から解説してくれます。
ケーススタディを交えながら、稲盛氏の会計哲学が明快に解説されているので、初学者であっても面白く読めるでしょう。
英語で読む決算書が面白いほどわかる本
『幹部のための「会社の経理」に明るくなる本』という本とその英訳を元に作成された書籍です。日本語と英語の両方でアカウンティングを学ぶことができます。
昨今は国際会計基準に基づいて決算を行う日系企業が多くなっていますが、本書では日本語と英語両方の財務諸表が載っているため、これからの決算を学ぶには非常に有用です。
ファイナンスでおすすめの本
ファイナンスではビジネスにおける選択の際の判断基準について学びます。勉強には以下のような本を活用してみてください。
コーポレートファイナンス実践講座
ファイナンスに関する基本的な知識を体系的に勉強することができる書籍です。間接金融が主流である日本企業のファイナンスに準拠した内容なので、日本で働くビジネスパーソンに適した1冊です。
資金調達の方法など、実践的な内容も収録されているため、経営者になりたい方や金融関連の仕事で活躍したいと考えている方などには特におすすめです。
利用者の口コミ
大学院でコーポレートファイナンスを学ぶ者として、過去多くのファイナンスの書籍に触れた。
その多くはファイナンス理論を前面に出した学術的なもの、実践的な要素も一部取り入れた実務家向けのもの、テクニカルな要素を凝縮したガイドブック的なものなど、読者のニーズに合わせて多種多様である。
著者は既存のファイナンスの書籍を分析した上で問題意識を持ち、新たな視点でわかりやすくまとめている。
ただでさえ難解なファイナンスを、どのよう切り口で説明したら興味・理解が深まるのか、著者はファイナンス関連書籍のマーケティングリサーチを徹底的に行い、不足しているところを実にうまく補っている。 Amazonカスタマーレビューより
ファイナンスは難しい分野ですが、随所に著者の工夫が施されている本書で非常にわかりやすく学習を進められます。
他のファイナンス関連の書籍を分析した上で執筆されているだけあって、他の書籍に不足している部分が補われており、初学者でも無理なく理解できるでしょう。
コーポレート・ファイナンス 第10版
世界のビジネススクールで教科書として用いられているファイナンス学習の定番書です。1冊800ページの上下巻であるため、かなりのボリュームがあります。
行動ファイナンスやエージェンシー問題など、金融危機の克服に関する議論が詳しく載っているというのが特徴です。
「読みづらい」「独学者には向いていない」というような口コミもある難しい書籍なので、ファイナンスの基礎知識を一定以上身につけた学習者におすすめします。
ざっくり分かるファイナンス 経営センスを磨くための財務
理解しにくいファイナンスを、具体例を用いながら簡単な言葉でわかりやすく説明してくれる良書です。
ファイナンスが企業経営にどう関係するのかや、財務会計とファイナンスの相違点などを学びことができます。ファイナンスの本質がいまいち理解できていないという方に適しています。
全くの初学者でも理解できるという口コミもあるため、ファイナンスの入門書としてもおすすめです。
マネジメントでおすすめの本
マネジメントとは、目標に向かって組織をどのように行動させていくかを考える分野です。
人事制度などを通じて組織の改造を行う人材マネジメントと、各構成員のモチベーション向上などの精神的な事柄を考える組織行動学の2つに分類されます。
以下ではマネジメントや人事に関するおすすめの書籍を紹介します。
MBAの人材戦略
人材経営専門職の役割を以下の4項目に限定して議論し、人事がすべきことを教えてくれる一冊です。
- 戦略の実現
- 効率的経営の実現
- 従業員からの貢献の促進
- 変換の推進
本書の議論に則って人事組織を作っている企業もたくさんあるほど、実践的な内容が凝縮されているので、人事の担当者や経営者を目指す方なら読んでおいて損はありません。
利用者の口コミ
マネジメントの古典がドラッカーの「Management: Tasks, Responbilities and Practices」だとすれば、人事の古典がこれだと思います。
初版は1997年ですが、その内容は色あせていません。日本の会社の人事プロフェッショナルにも読んでほしい名著。 Amazonカスタマーレビューより
本書は1997年に出版された比較的古いテキストなので、人事戦略の分野では古典として捉えられることが多いです。
しかし、上記にあるようにその内容は現代もなお有効であり、人事の基本を学ぶ上で非常に役に立ちます。
新版 組織行動のマネージメント
組織行動学をわかりやすく体系的に解説した良書です。
日本語に訳されている組織行動学の教科書は数少ないので、マネジメントを学びたい日本人にはぜひ目を通しておくことをおすすめします。
また本書は世界で200万冊以上の売り上げを誇っており、組織行動学の分野で一番著名なテキストだと言っても過言ではないため、内容の信頼度は抜群に高いです。
人事担当者が知っておきたい、8の実践策。7つのスキル。
専門家が人事部の業務に関する実践的な内容を解説したテキストです。人事担当者が学習すべき事柄を、経営の観点から体系的に学ぶことができます。
人事担当者のスキルアップについても詳しく解説されているため、人事部で働く方におすすめです。
なお、こちらは「ステップアップ編」なので、より基本的な内容から学びたい場合は、以下2冊の姉妹書から読み始めるのも有意義です。
- 『はじめて人事担当者になったとき知っておくべき、7の基本。8つの主な役割。』
- 『人事担当者が知っておきたい、10の基礎知識。8つの心構え。』
ロジカルシンキングでおすすめの本
続いてはロジカルシンキングに関する書籍を紹介します。ロジカルシンキングは文字通り、経営に関わる論理的思考を学ぶ分野です。
イシューからはじめよ 知的生産の「シンプルな本質」
問題設定と問題解決の方法や思考術を学ぶことができる良書です。論理力も培うことができるため、ビジネスで活躍するために頭を鍛えたい方におすすめです。
ビジネスの現場でありがちな問題を解決するための具体的なノウハウも学べるので、実践的なスキルを勉強したい方にも向いています。
利用者の口コミ
ビジネスをやるなら職種関係なく必須スキル。 経験上これが出来てる人は間違いなくずば抜けて仕事ができる。 時間はかかるが長い仕事人生考えたら習得して損はなく得しかない。 何回も読み直すと自分がどこまで出来ているかのベンチマークになるので便利。 Amazonカスタマーレビューより
上記のように本書を職種・業種に関わらず有用な本であると評価する声は多いです。
人生の中で何度も読み返し、その度に発見があるような良い本なので、ロジカルシンキングに興味がある方はぜひ一度お試しください。
MBAクリティカルシンキング
論理構造や帰納法・演繹法、検証・仮説、因果関係など、ビジネスに必要な論理的思考について学べるグロービス経営大学院の教科書です。
クリティカルシンキングとは、ロジカルシンキングとほぼ同義であり、それはグロービスの目玉科目でもあるので、論理的思考力を鍛えたい方にはぜひお試しください。
ロジカルシンキングの基本を無理なく理解できると評判の良書なので、同分野の初学者にもおすすめです。
ロジカル・シンキング
ビジネスの場でより良いコミュニケーションを取るために必要な論理的思考や論理的表現を学べる教材です。
マッキンゼーでエディターを務めていた当時の著者が、その当時最新であったロジカル・コミュニケーションのスキルを論じたものであり、仕事上のコミュニケーション能力を高めたい方に適しています。
2001年に出版された少し古めの本ですが、現在でも役に立つ内容が多いので、一読しておいて損はありません。
ベンチャー関連でおすすめの本
最近では、ビジネススクールでベンチャーに関する内容も扱われます。ベンチャー企業の経営ベンチャー企業に投資する上で知っておくべきことなどについて学びます。
以下ではベンチャー関連でおすすめの参考書を紹介するので参考にしてください。
企業の成長戦略が10時間でわかる本
企業経営に関する知識に加え、上場した時に使える実践的なノウハウまで学ぶことができる本です。
企業についての知識を一通り学習できるため、起業を考えている方はもちろん、現代的なビジネスモデルの大枠を把握したい方にも向いています。
利用者の口コミ
︎起業から上場までの仕方が、図解や図表をまじえながら、非常にわかりやすくコンパクトにまとめられています。
著者の実務経験をもとに企業の成長戦略と、企業からIPOまでの最短の道筋が、10章にわけられて解説されています。 Amazonカスタマーレビューより
このように、本書では図やイラストも豊富に用いて解説がなされているため、予備知識がなくても無理なく読み進められます。
また著者の実体験を踏まえて書かれているので、実践的な内容を学びたい方にもおすすめです。
社長失格
インターネットを用いた画期的なサービスで注目され、経常利益約2億円を記録したこともありながら、1997年に倒産したハイパーネットというベンチャー企業の元社長が執筆した本です。
ベンチャー企業の設立から倒産までの様子がリアルに記されているため、ベンチャーについて実践的に学びたい方に適しています。
銀行融資に関するかなり生々しい内容も載っているので、特にこれから起業を考えている方には良いでしょう。
起業のファイナンス増補改訂版
起業についての基礎知識からコーポレートガバナンスなどの応用的な内容まで、起業家が知っておくべきことを体系的に学べる本です。
またベンチャーキャピタルや弁護士、税理士など、起業を支える人間からも支持されている書籍なので、ベンチャー企業への投資を考えている方などにもおすすめできます。
著者はブログやメルマガが人気の元ベンチャー企業の社外取締役員なので、実践的な内容が面白く学べるでしょう。
経済学でおすすめの本
以下では経済学を学ぶのにおすすめの本を紹介するので参考にしてください。
なお、経済学では人間やモノ・コト、お金の動きを予測する術について学ぶので、他の企業よりも先に次の一手を打てるようになることを目指せます。
入門経済学
初学者にぴったりの経済学に関する入門書です。ミクロ経済学の基本からゲーム理論などの応用的な諸理論まで、幅広く学ぶことができます。
本書一冊で経済学の基礎を固めることができるため、経済学に興味のある方はまずこの本から始めてみましょう。
利用者の口コミ
内容的には、かなりしっかりしたものでして。20年以上読み続けられているのは伊達じゃないです。 数学的に難しいことが理解できない人も、これを読み込めが、かなりのことが分かるようになります。 Amazonカスタマーレビューより
上記の通り、この本は長年読み続けられているので、内容の信頼性はかなりです。
また数学が得意でなくても理解できるように書かれているため、文系出身の方が経済学の勉強を始める際にもおすすめできます。
この世で一番面白いミクロ経済学
難しいイメージのあるミクロ経済学を面白おかしく解説してくれる入門書です。「お笑いと経済学を両立した本」と宣伝されているくらいなので、楽しくミクロ経済学を学びたい方に良いでしょう。
ミクロ経済学の概要を非常にわかりやすく解説してくれるため、教科書ではあまり理解できなかったという方にもおすすめです。
また姉妹書として『この世で一番おもしろいマクロ経済学――みんながもっと豊かになれるかもしれない16講』も出版されているので、マクロ経済学について学びたい方はぜひこちらも手に取ってみてください。
現代経済学の直観的方法
資本主義の核心を直観的に把握できる本です。文系・理系を問わず、経済学がよくわからないという方におすすめします。
資本主義の概要から仮想通貨に至るまで、現代の資本主義社会に関わることを幅広く学べるため、MBAを取得するつもりのない方でも、読む価値はあるでしょう。
仕事できっと役に立つ価値深い教養が身に付くため、ぜひ一度してみてください。
統計学でおすすめの本
統計学の分野では、データに基づいて物事を正確に把握し、より良い意思決定をするための方法を学べます。
以下ではそんな統計学の勉強におすすめの本を紹介するので参考にしてください。
FACTFULNESS 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
データや事実から世界の実相を読み解く術を学べる本です。思い込みから解き放たれ、世界のありのままを眺めるためのスキルが習得できます。
統計学の入門書としても、現代社会をより良く生き抜くための実用書としてもおすすめです。
利用者の口コミ
数字を駆使しての説明はその数字自体が間違いでない限りリアルで説得力のあるもので聞く側にもスーと腑に落ちることが多いが、問題はその数字の提示の仕方にあったのかと・・・?一つの数字を時系列的に「較べる」あるいは単位当たりに「割って」みることをこれからは実践していかなければと感じた。
この本の10のルールは、これから世界に出ていく若い人に特に身に着けてほしいツール・指標であり、その意味でぜひとも読んでもらいたい本であると思う。
本書は翻訳本ではあるが翻訳独特の持って回った言い回しはなく非常に読みやすく仕上がっている。 Amazonカスタマーレビューより
本書は数字に惑わされないための方法を知ることができます。
またこの本の中で紹介される10のルールは、上記の通り、現代社会で生きる上で大切な事柄ばかりなので、これから社会に出ていく若い方にもおすすめです。
ビジネスで本当に使える超統計学
経営が傾いたラーメン屋を統計学で救済するというストーリーに沿って統計学の基本が学べる入門書です。
楽しく、具体的に統計学が勉強できるので、統計学が苦手な方におすすめです。無理なく統計学的な感覚を身につけらるため、仕事にも効いてくるでしょう。
またExcelの使い方など、かなり実践的な内容も載っているので、統計学を仕事に本格的に応用したいという方にも推奨できます。
ビジネス統計学 上
欧米のビジネススクールで統計学の教科書として活用されている一冊です。統計がビジネスリーダーに必須とされる所以を学べます。
本書には解説だけでなく、練習問題も収録されているので、ビジネスで活かせる実践的な統計学のスキルを習得可能です。
数学的に難解な箇所に関しても、自力で答えが導けるように工夫されているため、統計学に苦手意識のある文系の方にも良いでしょう。
MBAのおすすめ本・参考書比較表
ここで今回紹介したMBAの各科目に関するおすすめの本・参考書をおさらいしてみましょう。
経営戦略の本・参考書比較一覧
参考書名 | 価格(税込) | 特徴 |
---|---|---|
競争の戦略 | 6,194円 | 経営戦略の基礎を学べる |
グロービスMBA経営戦略 | 3,080円 | 次世代のビジネスリーダーに向けて経営戦略の考え方やスキルを解説 |
企業参謀 戦略的思考とは何か | 2,200円 | 経営やビジネスでより良い答えを模索するための戦略的思考を学ぶ |
マーケティングの本・参考書比較一覧
参考書名 | 価格(税込) | 特徴 |
---|---|---|
コトラー&ケラー&チェルネフ マーケティング・マネジメント〔原書16版〕 | 9,350円 | マーケティングとマネジメントの分析ツールを学べる |
確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力 | 3,520円 | USJを立て直した数式マーケティングを解説 |
グロービスMBAマーケティング | 3,080円 | マーケティングの外観と応用的内容を学べる |
アカウンティングの本・参考書比較一覧
参考書名 | 価格(税込) | 特徴 |
---|---|---|
財務3表一体理解法 | 891円 | 短時間でアカウンティングの基本を学習できる |
稲盛和夫の実学ー経営と会計 | 576円 | 経営と連関した実践的な会計を学べる |
英語で読む決算書が面白いほどわかる本 | 1,575円 | 日本語と英語の両方でアカウンティングを学習 |
ファイナンスの本・参考書比較一覧
参考書名 | 価格(税込) | 特徴 |
---|---|---|
コーポレートファイナンス実践講座 | 9,588円 | ファイナンスに関する基本知識を体系的に解説 |
コーポレート・ファイナンス 第10版 | 6,600円 | ビジネススクールで教科書として使われるファイナンス分野の定番書 |
ざっくり分かるファイナンス 経営センスを磨くための財務 | 792円 | 具体例を用いながらファイナンスを簡単に解説してくれる良書 |
マネジメントの本・参考書比較一覧
参考書名 | 価格(税込) | 特徴 |
---|---|---|
MBAの人材戦略 | 3,520円 | 人事担当者にとって重大な4つの役割を勉強できる |
新版 組織行動のマネージメント | 3,080円 | 組織行動学を体系的に解説した教科書 |
人事担当者が知っておきたい、8の実践策。7つのスキル。 | 3,038円 | 人事担当者の業務に関する実践的な内容を体系的に解説 |
ロジカルシンキングの本・参考書比較一覧
参考書名 | 価格(税込) | 特徴 |
---|---|---|
イシューからはじめよ 知的生産の「シンプルな本質」 | 1,980円 | 問題設定・問題解決の方法や思考術を学べる |
MBAクリティカルシンキング | 3,080円 | ビジネスで必要な論理的思考を幅広く学べる |
ロジカル・シンキング | 2,420円 | ビジネス上のロジカル・コミュニーションに関するスキルが学べる |
ベンチャーの本・参考書比較一覧
参考書名 | 価格(税込) | 特徴 |
---|---|---|
企業の成長戦略が10時間でわかる本 | 1,760円 | 企業経営に関する知識を一通り学習できる |
社長失格 | 1,760円 | 倒産したベンチャー企業の元社長が執筆 |
起業のファイナンス増補改訂版 | 2,530円 | 起業家が知っておくべきことを体系的に学べる |
経済学の本・参考書比較一覧
参考書名 | 価格(税込) | 特徴 |
---|---|---|
入門経済学 | 3,300円 | 初学者におすすめな経済学の入門書 |
この世で一番面白いミクロ経済学 | 1,650円 | ミクロ経済学の基本を面白おかしく解説 |
現代経済学の直観的方法 | 2,640円 | 現代資本主義の本質を直観的に把握できる |
統計学の本・参考書比較一覧
参考書名 | 価格(税込) | 特徴 |
---|---|---|
FACTFULENESS 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣 | 1,980円 | データや事実に基づいて世界をありのままに見るための方法を学ぶ |
ビジネスで本当に使える超統計学 | 4,300円 | 統計学で傾いたラーメン屋を救済するというストーリー仕立て |
ビジネス統計学 上 | 4,620円 | 欧米のビジネススクールでも活用される統計学の教科書 |
【番外編】その他のおすすめの本
MBAに関する勉強したいなら、以下の本も一読する価値ありです。
グロービスMBAで教えている 交渉術の基本
ビジネスパーソンが身につけておくべき交渉のテクニックが具体的に解説された本です。初学者を想定してわかりやすく書かれているので、始めて交渉を勉強する方でも無理なく読めます。
またMBAスクールとして名高いグロービスで実際に教えられている交渉術が学べるため、MBAの予習としても有用です。
リアルなシチュエーションに沿った内容なので、仕事で活かせる実践的なスキルを習得したいという方にも良いでしょう。
世界で戦えるビジネススキル MBAの超基本 見るだけノート
MBAで扱う数多くの科目を1冊で勉強できるテキストです。MBAに関する知識を広く浅く学べるので、MBAに興味があるビジネスパーソンに良いでしょう。
MBAを取得するには膨大な勉強時間が必要ですが、本書ならサクッと短時間で読了することが可能です。
またイラストが多用されており、視覚的に理解できるので、MBAの入門書としてもおすすめです。
トヨタの現場力 生産性を上げる組織マネジメント
トヨタの組織マネジメントについて詳しく解説した本です。トヨタで実践されている手法が、細かいステップを踏んで説明されるので、初学者でも無理なく理解できます。
また単なる理論ではなく、実際にトヨタの組織運営に使われてきた理論が学べるため、マネジメントに携わる方やこれからマネジメントの仕事をしたい方にもおすすめです。
本・参考書の有効活用法
ここからは今回紹介した本を有効に使うための方法を紹介するので参考にしてください。
ステップ毎に使い分ける
現状のレベルに合った参考書から始め、そこからステップを踏んでレベルアップしていくのがおすすめです。
例えば、初学者ならまずは入門書で基本的な事柄をしっかりと学び、その上で中級者向けの本、上級者向けの本という風に進んでいくのが良いでしょう。
初学者がいきなり上級者向けの本を手に取っても、理解できずに時間を無駄にするだけなので、まずは身の丈に合った本から始めるということが大切です。
独学でMBAの内容を勉強する
ビジネススクールに通ってMBAを取得するのは、経済的にも時間的にも厳しいという方が多いでしょう。
その場合は今回紹介したような本を使って、MBAの内容を独学するのがおすすめです。参考書を買うだけならそれほどお金はかかりませんし、独学なら時間的な都合も簡単につけられます。
仕事やプライベートに影響しない程度に軽く勉強することもできるので、MBAに興味がある方はぜひお試しください。
読んだままにしないことが大切
参考書をただ読むだけでは、知識を十分に習得することはできません。しばらくすれば、きっと読んだ内容を忘れてしまうので、勉強した意味がなくなってしまいます。
そうならないように、本を何度も読み返したり、スキルを実践的にアウトプットする機会を作ったりするなどの工夫をするのが良いでしょう。
反復学習やアウトプットをすれば、知識はある程度定着するので、勉強した甲斐が出てきます。
MBAの本・参考書おすすめランキングまとめ
MBAの本・参考書おすすめランキングまとめ
- 自分に合ったレベルからステップを踏んで学習すべき
- 独学なら時間的にも経済的にも負担が少ない
- 繰り返し読むなどの工夫をするのがおすすめ
おすすめできるMBA関連の本や参考書を多数紹介しました。
MBAに関する勉強をするなら、興味のある分野に特化した専門書を購入するのがおすすめです。
また「ビジネススクールに入る前に予習がしたい」「仕事で活かせる知識やスキルを身につけたい」など、それぞれが勉強したい目的にふさわしい本を選びましょう。
ビジネススクールに入ることに比べると、本や参考書を使った独学は経済的にも時間的にも負担が少ないので、MBAに興味がある方はぜひお試しください。