MBAに落ちてしまった…不合格・失敗の原因から各科目の対策法まで解説!

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「MBAに落ちてしまったけど、これはよくあることなの?」

「MBAに落ちた人ってどれくらいいるの?」

このような疑問をお持ちの方、いらっしゃいませんか?

経営に関するプロフェッショナルであるMBAですが、MBA入試に残念ながら落ちてしまった方もいることでしょう。

落ちてしまうと精神的に落ち込んでしまいますが、MBAはレベルの高い学位なので過度に落ち込む必要はありません。

こちらの記事では、特に国内MBAに焦点を当て、MBAに落ちた原因や各科目の対策法について、詳しく解説していきます!

MBAに落ちたときの対策についてざっくり説明すると

  • 倍率は高いため、過度に落ち込む必要は無い
  • 合格者の声を気にし過ぎるのはやめよう
  • 落ちてしまった原因や理由をしっかりと分析し、次回の試験に活かすことが大切
  • 各科目の対策を入念に行おう

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MBA大学院に落ちた人はいる?

国内MBAの開講数は50校を超えていますが、すべての大学院が幅広く受け入れているわけではなく、一部に難易度が高い大学院が存在します。

このような大学院は倍率が2倍を超えており、高い大学院では4倍近くもあるため、逆に不合格になるケースの方が多くなっています。

倍率は高く落ちた人は多い

MBAの取得を目指して受験を志す社会人は多くいますが、合格を掴み取るのは容易ではありません。

仕事を継続しながら毎日勉強を続けている方でも試験に落ちてしまうこともあるため、簡単に入学できる試験ではないことを予め覚悟しておきましょう。

特に、倍率が2倍を超える国内大学院は難易度が高いため、事前にしっかりと対策を講じる必要があります。

また、成功の鍵となるのは、持続力と時間管理能力を持ち合わせているかどうかです。

合格者の声は気にしない

合格発表の直後は、ネットやSNS上で多くの合格者の声を目にすることになりますが、いちいち気を病む必要はありません。

このような書き込みをするのは合格者が多く、不合格になってしまった方はあまり投稿しないため、意識的に見ないようにするのも一つの手でしょう。

ネットやSNS上の書き込みを見たところでメリットはなく、逆にストレスになってしまうため、気にせずに次の試験に向けて気を取り直すことが何よりも大切になります。

不合格になった場合、自分の中での反省や次のステップを考える時間を持つことで、より前向きな気持ちで再挑戦する準備ができるでしょう。

MBA不合格となり挫折している人に向けて

日頃の仕事が忙しい環境の中にいながらMBA取得にチャレンジする方の精神力や向上心は素晴らしいです。

まずは、高い壁を乗り越えようとチャレンジした自分自身を褒めてあげましょう。

その上で、次に合格するために何をするべきか現状をきちんと分析し、しっかりと対策をとることが重要です。

国内MBAは人気が高い

国内MBAの人気は近年高まっていますが、倍率が2倍を超えている大学院を紹介していきます。

以下の表は大学側から公表している2023年度の受験者数と合格者数を元に倍率を計算したものです。

大学院名 倍率
早稲田大学大学院経営管理研究科 全日制プログラム 2.72倍
早稲田大学大学院経営管理研究科 夜間主総合 3.12倍
京都大学経営管理大学院一般選抜 8.56倍
京都大学経営管理大学院特別選抜 1.67倍
慶應義塾大学全日制 4.02倍
一橋大学経営分析プログラム 2.64倍
一橋大学経営管理プログラム 5.34倍
筑波大学経営システム科学専攻 2.47倍

また、これらの大学は受験者数・合格者数を公表している難関大学院ですが、他にも難関大学院は存在するため、他に気になる方は調べてみると良いでしょう。

難関大学院の中には5倍を超える倍率を誇るところもあるため、落ちてしまうのは特段恥ずかしいことではありません。

とはいえ、落ちたという事実に変わりはないため「なぜ落ちたのか」という原因をしっかりと自分で分析し、反省しなければなりません。

各試験を万全に対策する必要がある

各大学院の主な試験項目は出願書類・小論文・面接となっており、各大学院によって課される科目は異なります。

例えば、倍率がおよそ4倍の大学院であれば出願書類と小論文で出願者の半数が落とされ、そして面接でさらに半分が落ちるイメージを持つと良いでしょう。

そのため、大学院ごとに課される各試験科目の対策をしっかりと行う必要があり、完璧に仕上げておかないと厳しい競争を勝ち抜くことはできません。

どれか一つでも手を抜いてしまうと不合格になるリスクを高めてしまうため、要注意です。

なぜ失敗したかを分析しよう

対策に失敗したと感じる科目がある場合は、失敗した原因についてしっかりと反省することが大切です。

例えば、小論文で失敗したと考えている方は、小論文を書くために必要な経営学等の知識が不足していたり、論文そのものの構成や論理がおかしく説得力が伴っていないケースがほとんどです。

出願書類や小論文を書いた後は必ず見直しを行い、面接では自分の態度や言動を振り返って問題がなかったかどうかを確認しましょう。

丁寧なフィードバックを行うことで、次回の反省として生かすことができます。

MBA大学院に不合格にならないためには?

失敗した理由をしっかりと分析して原因が把握できたら、次のステップとしてそれらの問題点の改善に着手しましょう。

こちらのトピックでは、問題点を改善するためのヒントや各試験科目の対策法などを解説していきます。

エッセイはプロセスが大事

エッセイについて注意すべきポイントは以下の3点です。

  1. 成果を出すために工夫したことや努力したことを重点的に伝えること

  2. 成果は数値などでより具体的に示すこと

  3. 成果を書く際にはプロセスを重視すること

特に、プロセスについては「課題発見→仮説を立てその対策を考案する→実行検証」の3つのプロセスを意識して書くことが重要です。

このプロセスを意識して書くことで、分かりやすく説得力のあるエッセイが出来上がるでしょう。

研究計画書はフィードバックをもらおう

研究計画で望ましいテーマは、エッセイで書いた実務での課題と関連が深いものをおすすめします。

また、研究計画書が完成した後は必ず誰かにフィードバックをもらい、客観的な評価をもらいましょう。

自分では完璧な計画書ができたと思っていても、第三者の視点から見た場合に「まだまだ改善点がある」ということは多いため、自己評価と客観的な評価のギャップを知ることは非常に有意義です。

そのため、自分で納得する出来であったとしても、MBA合格者などに見てもらいアドバイスを求めると良いでしょう。

小論文は構成を意識して書く

小論文におけるポイントは以下の2つです。

  1. 文章の構成

小論文の段落などには決まった書き方があるため、ルールは守りましょう。

結論→理由→結論という順番で書くと読み手にとって分かりやすく、読みやすい文章になります。

初めに結論を書くことで「これから述べていく内容」をストレートに伝えることができるため、必ず意識してください。

  1. 過去問にチャレンジする

小論文の書き方を知識として知っていても、それを実際に練習する機会を設けないと習得することができません。

そのため、ネットに公開されているものなどを活用して必ず過去問に目を通し、実際にチャレンジしましょう。

なお、小論文の形式は毎年違うことが多いので、なるべく多くの種類に目を通しておくことをおすすめします。

面接では話す順序に気を付ける

面接は自分の印象を与える重要な時間ですが、この際には話す順番を意識すると良いでしょう。

小論文での注意点と似ていますが、初めに結論を述べ、その後に理由付けとなる話をしましょう。

回りくどい言い回しよりも、最初に自分の考えをしっかりと伝える方が面接官も聞きやすく、分かりやすく感じるでしょう。

また、誰かを面接官に見立てて実践を想定した練習を行うこともおすすめです。

特に、面接が苦手な方はいきなり本番を迎えてしまうと緊張してしまい本来の実力が出せずに終わってしまう恐れがあります。

こうなってしまうのは非常にもったいないため、本番を迎える前に必ず十分な演習量を積むようにしましょう。

睡眠時間は確保するのが鉄則

一度落ちた経験があると、本気で合格を目指すために睡眠時間を削って勉強する方がいますが、これはおすすめできません。

勉強は毎日続けることが何よりも大切であり、睡眠時間を削り無理して勉強してしまうと、翌日の仕事や勉強のパフォーマンスが低下してしまいます。

また、勉強に没頭するだけでなく適度な息抜きも必要なので、ストレスが溜まってきたらリフレッシュする時間を確保しましょう。

「睡眠時間を確保したり休むことも勉強の一部」であることを念頭に置き、落ちたからといって頑張りすぎないようにしてください。

バランスの良いライフスタイルとメンタルの健康を保つことが、長期的な勉強継続の鍵となります。

実力アップにはプロの力を借りるのがおすすめ

大学院の対策を行うためには、MBA合格者に研究計画書のチェックや面接対策をお願いすることが効果的です。

しかし、身近にMBA合格者がいるという方はほとんどいないため、予備校や通信講座等に入ってプロの力を借りることも選択肢として考えておきましょう。

例えば、アガルートでは研究計画書の添削サービスを回数無制限で受けることができ、面接対策もしっかりと行ってくれます。

また、各大学院の傾向を分析した上で傾向に合わせた対策を行っているため、幅広い受験生に対応できる点が魅力です。

独学で対策するよりも効率よく対策を行えるため、国内MBAの合格を確実につかみ取りたい方はぜひアガルートの講座を受講してみてください

アガルートの公式サイトはこちら

MBAに落ちたときのまとめ

MBAに落ちたときの対策まとめ

  • 合格者のことは過度に気にしすぎない
  • 全ての科目の対策をしっかりと行い、フィードバックも貰おう
  • 面接や小論文に関してはたくさん練習を重ねることが大切
  • 睡眠時間を削ることはせず、リフレッシュする時間も設けることが大切

まず、MBAは非常にレベルの高い学位であるため、大学院に入るのも一苦労であることを理解しましょう。

一度落ちてしまうと気持ちを切り替えるのは大変ですが、次の試験に向かうためにも失敗した理由や原因を把握し、生かしていくことが非常に重要です。

こちらの記事を、MBAの取得に向けたリベンジの参考にしてください。

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