MBAは就職・転職に有利?人気就職先ランキングから新卒で取得するメリットまで解説
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「MBAを取得すると就職や転職で有利なの?」
「MBAを活かせる就職先にはどのような企業があるの?」
このような疑問をお持ちの方、いらっしゃいませんか?
経営のプロフェッショナルとしての活躍が期待されるMBAですが、具体的にどのような企業で活かせるのか気になりますよね。
国内のみならず、海外でも活躍のフィールドがあるため、具体的な活かし方を知っておくことは重要です。
資格Timesでは実際にスタンフォード大学のMBAに留学されていためがねシャチョウこと清川忠康様にインタビューを行い、MBAが就職や転職で有利になるのかの実態をお伺いしてきました!
これを読めばMBAの就職や転職での活かし方や人気就職先ランキングまでバッチリです!
MBAの就職・転職についてざっくり説明すると
- 外資系企業では高く評価されるが、国内企業では評価されないことがある
- 新卒でMBAを取得するメリットは大きい
- 活躍のフィールドはとても広い
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就職・転職は国内MBAによって有利に働く?
まずは、国内におけるMBAを取得するメリットについて、めがねシャチョウこと清川様のご意見も交えて紹介していきます。
オーマイグラス株式会社 代表取締役社長の清川です。
スタンフォード大学のMBA留学時の体験をもとに、MBAホルダーがどういったキャリアを歩むのかについてコメント致します。
国内企業と外資系で状況は異なる
MBAを取得していることで就職が有利になるケースは、基本的に外資系企業で働く場合が挙げられます。
一方で、日系企業ではあまり大きな影響はなく、就職や転職で大きく有利になるケースは少ないです。
国内MBAを活かして就職や転職を目指す場合は事前に情報を集め、MBA取得によるアドバンテージがどの程度あるのかを調べておくことが重要です。
アメリカの方が日本よりも学歴社会の色が強いので、MBAという学位を持っていると就職・転職に有利になります。年収が大幅に上がることも珍しくありません。
日本ではMBAが優遇されるかは企業次第です。また、外資系企業だとMBAが有利に働くことが多いです。
企業や取得者の状況で変わる
日系企業と外資系企業ではMBAの活かし方が異なる旨をお伝えしましたが、取得者の状況や希望する企業によっても差があります。
MBAが有利に作用するかどうかは状況に応じて変わるため、以下で個別的なケースを見てみましょう。
キャリアチェンジは年齢に依存
そもそも、キャリアチェンジとは「前職とは全く異なる業界に転職すること」を指します。
例えば、営業職からコンサルティング会社に転職することなどが、キャリアチェンジに該当することになります。
なお、キャリアチェンジをする場合はMBAの有無よりも転職する際の年齢が重要で、転職市場においてはMBA取得時の年齢が30歳未満でないと難しいでしょう。
キャリアアップは企業によって異なる
キャリアアップとは、特定の分野について専門的な知識やスキルを習得して経歴を高めることを指します。
キャリアアップを目指す場合は前職の経験が活かせるので、キャリアチェンジとは違い年齢を問わずに実現させることが可能です。
なお、この際のMBA取得による有利不利は、転職する企業によって差があるため、一概には言えません。
とはいえ、MBAを取得していることで「経営のプロ」という印象を与えることができるため、有利になるケースが多いでしょう。
外資系は有利に
前述した通り、外資系企業への転職を目指す場合はMBAを取得している方が有利に作用するでしょう。
外資系企業において、経営者やそれに近い要職のポジション就いている方のMBA取得率は非常に高いことから、貴重な人材として評価されるでしょう。
つまり、外資系企業の中で出世するためにはMBAの取得が必須とされているため、より高収入を狙うためにも積極的に勉強しましょう。
GAFAや外資系コンサルティングファームなど、海外の有名企業だとむしろMBAを持っていないと出世が難しくなります。
大手国内企業は考慮外の可能性大
残念ながら、日系企業の中でも大手の伝統的な企業においては、MBAは評価の対象外で有利にならないことが多いです。
その理由としては、日本企業では新卒一括採用が一般的で、中途採用されたとしても企業内における出世コースに入れない事象が起きてしまうためです。
そのため、日本企業では国内MBAを取得していても転職の際に有利になることは滅多に無い点には留意しておきましょう。
日本の企業でも、例えば総合商社などはMBAホルダーを優遇する傾向にあります。企業側がお金を出して社員にMBAを取らせることもあるので、企業によってはMBAは十分評価されると思って良いでしょう。
国内企業で有利になる場合も
とはいえ、全ての日系企業でMBAが有利に働かないというわけではなく、経営者の視点を持っている人材を評価してくれる企業も存在します。
例えば、企業のトップがMBAホルダーの会社や楽天やユニクロなどの新興企業においてはMBAの価値を認識しており、取得者を高く評価してくれます。
他の業界で言うと、コンサルティング会社はMBA取得者を積極的に採用している傾向にあるため、コンサルティング会社での活躍を見込んでいる方は取得を目指すと良いでしょう。
MBAは就職・転職に関わらずメリットが存在
MBAの取得で就職や転職において有利になる他にも、経営者の視点を持ち幅広いスキルを習得することで、どのような環境でも働くことができるようになるメリットがあります。
今の日本は終身雇用が崩れつつあり、副業も解禁されていることからも分かるように、働き方の多様化が進んでいます。
このような中でMBAを取得することで、会社に依存することなく社会を生き抜くことができる力を手に入れることができるはずです。
経営に関する全般知識を学ぶことで、営業やマーケティングを経営戦略・会計・組織といった複眼的な視点で行うことができるでしょう。
経営に関するプロとして一人でも社会を生き抜ける力を身に着けることで、どのような状況下でも働いて「稼ぐ力」を得られるはずです。
新卒でMBAに行くのはあり?
このように、就職・転職においてMBAは有利に作用することが多いです。
それでは、新卒でMBAに行くメリットはあるのでしょうか?
年齢層は社会人が多め
国内の大学院の年齢層の内訳としては、基本的に社会人が多く新卒は少ない傾向にあります。
比率は9:1くらいで圧倒的に社会人が多いため、友人作りで苦労する可能性は否定できません。
このように学生が少ない理由としては、より専門的に学んで伸ばしたい学問があっても、MBAでは広く浅く学ぶので希望を叶えられない点が挙げられます。
このようは理由や背景もあるため、MBAの中でも新卒の人数が非常に少ない点は押さえておきましょう。
新卒でMBAに行くメリット
新卒からMBAに行く方は非常に少ないですが、MBAに行くメリットは多くあります。
こちらのトピックで、新卒でMBAに行くメリットについて紹介していきます。
より長く学生生活を送れる
大学院に進むということは、つまり大学生活を延長して一般的な大学生よりも長く学生生活を送ることになります。
社会人になると、週5日で働くのが一般的となるため、長期的な休みを取るのは難しいのが現実です。
それに対して、MBAを取得する道を選んだ場合、日中は社会人と同じレベルで勉強が忙しくなりますが、夏休みや冬休みが与えられるため、比較的ゆとりをもった生活ができます。
勉強量は大学生時代よりも増えますが、初任給は一般的な大卒よりも高いケースが圧倒的に多いため、総収入を増やすという目的でMBAに行くのも一つの選択肢として考えておきましょう。
就職で有利になる
MBAは資格ではなく学位に該当するので、企業からの評価も高くなります。
例えば、金融や経営という観点について専門的に学ぶことで、金融系の企業への就職が有利になることが考えられます。
このように、MBAを取得することにより企業から高い評価を得ることができ、希望する業界に入りやすくなるという点は大きなメリットと言えるでしょう。
大学生の入学を認める国内MBA
大学生の入学を認めている大学院はいくつかありますが、例えば慶應義塾大学や早稲田大学の全日制、青山学院大学の全日制などが代表的です。 また、パートタイムの学校では立教大学、明治大学など新卒で入学することが可能です。
入学にあたっては筆記試験・面接などが課せられますが、募集対象となるのは「商学を学んだことがない学生」であるため、難易度はそこまで高くありません。
慶應義塾大学
慶應義塾大学は全日制のスクールで、社会人のみならず新卒者の採用も行っています。
在学生の多くは社会人経験者ですが、新卒者ならではの柔軟な思考や積極的な議論の参加を求めている点が特徴です。
グレードの高い社会人と触れ合うことで、様々な刺激を受けることができるでしょう。
早稲田大学
早稲田大学では、実業界でリーダー経験のある講師が授業を行っています。
理論と実践を両立したプログラムの下で経営に関するノウハウや専門的な知識を学ぶことができるでしょう。
レベルの高い講師が教鞭をとるため、実践をイメージしながら経営について学べるはずです。
青山学院大学
青山学院大学の全日制プログラムでは、社会人だけでなく新卒の募集も行っています。
経営学以外にもビジネスに欠かせない倫理観や国際的な視野についても授業で取り扱っている点が特徴で、グローバルな視点で学びたい方や国際的な経営に興味がある方におすすめです。
近年はグローバル化の進展が著しいことから、入学を検討する価値は高いと言えるでしょう。
立教大学
立教大学のMBAも、基本的には実務経験のある方が対象ですが、一定の基準を満たす場合は大学生でも受験することができます。
立教大学MBAでは「ビジネスクリエーター」の育成を目指しており、ビジネスにおける意思決定と創造的なビジネス構築力を身につけられるプログラムとなっています。
新卒で目指す企業がある場合はMBAはムダ?
新卒がMBAに進むメリットは多くありますが、デメリットもあります。
特に、既に希望職種が決まっている方の場合であれば、無理にMBAに進むのはおすすめできません。
志望業界がある際は新卒での挑戦がおすすめ
大学生の方で、既に就職したい業界や企業が決まっていて目標も定まっている場合であれば、MBAを経由することなく新卒で志望している企業への就職を目指してよい場合が多いです。
「若い」ということは転職市場において非常に有利に働くため、もし新卒で採用されなかったとしても、自分に足りなかった部分やアピール不足だった点を分析し、仕事をしながら数年後に中途採用を目指すのも一つの手段です。
倍率が高かったりすると自信を無くしてしまうかもしれませんが、チャレンジしなければ何も始まらないため、志望している企業がある場合はまず新卒で挑戦するのがおすすめです。
実務経験を経てからMBAに行くべき
社会人としての実務経験を経ずにMBAに行くのと、実務経験を経てからMBAに行くのとでは、学びの中で得られる学習効果が大きく異なります。
ケーススタディでは実務経験による裏付けがないと説得力を持たせることができず、また社会人経験が無い学生の意見と社会人経験が豊富な社会人の意見では、重みや説得力に大きな差が出てしまいます。
また、学生時代にはイメージしていた仕事であっても、実際に働いてみないと自分の職業適性や強化すべき分野は分からないものです。
MBAの授業はディスカッションがメイン
MBAでは、大学などの授業とは異なり、ケーススタディ・ディスカッションを中心に授業を進めていくため、個々人の意見を求められる場面や意見交換を通して自分の考えを深めていく場面が多いです。
そしてこれらは、実務の中で培った経験や各々の考えがあることを前提に組み立てられています。
そのため、新卒でMBAに行っても高い学習効果を得ることはできないため、あまりおすすめできないという意見も存在します。
MBA取得者の就職先・転職先は?
MBA取得者の進路やキャリアはどのようになっているでしょうか?
就職・転職においてMBAの取得は有利に働きますが、以下の見出しでは実際の就職先にはどのようなものがあるのかを見てみましょう。
コンサルティング会社
コンサルティングとは、企業の経営問題を解決するために専門的な知識を生かして様々なアドバイスを行う職業です。
つまり、経営の全般を学ぶMBAとは親和性が高く、実際にコンサルティング会社で活躍する方は多くいます。
MBAは取得者が一定のビジネス能力や経営ノウハウを身に着けていることを証明する学位なので、コンサルタントの業界では高く評価されます。
コンサルティングをするにあたって特別な資格は不要ですが、MBAという信頼性の高い学位を取得することによって高い評価を得ることができる点は間違いないでしょう。
金融機関
MBAの中でも金融系を先行した場合、多くの方が投資銀行への勤務を希望します。
投資銀行の中でも、特に上場したばかりの会社を手助けするIPOに関するサポートや、会社の買収などを扱うM&Aを主に扱うケースが多いです。
外資系の投資銀行に勤めた場合は高年収を狙うことも可能で、VPやディレクターにもなると40代で年収1億円を突破することも可能です。
大手IT企業
「GAFA」と呼ばれる巨大な大手IT企業でも、MBAを活かすことができます。
GoogleやFacebookなどが該当しますが、大手IT企業はMBA取得者を高く評価しているため、かなり有利になるでしょう。
なお、IT業界で働く場合は、IT関連で活躍するというよりも企業の経営に携わることができる人材が求められていることが多いです。
海外MBA取得者の人気就職・転職先ランキング
以上のように、MBA取得後の就職先に様々な選択肢がある中で、具体的にどのような企業がMBAホルダーに人気なのでしょうか?
そこで、海外のMBA取得者に人気の就職・転職先ランキングを見てみましょう。
なお、以下で紹介する表は大手ニュースサイトであるCNNが調査したデータに基づいています。
順位 | 企業名 |
---|---|
1位 | |
2位 | McKinsey & Company |
3位 | Apple |
4位 | Amazon |
5位 | Boston Consulting Group |
6位 | Bain&Company |
7位 | Nike |
8位 | Walt Disney |
9位 | Deloitte |
10位 | Goldman Sachs |
なお、上位100位の中でもコンサルティング会社が10社以上ランクインしているため、具体的な企業について見てみましょう。
順位 | 企業名 |
---|---|
27位 | PwC (PricewaterhouseCoopers) |
29位 | Accenture |
33位 | Ernst & Young |
46位 | PwC Strategy |
59位 | Booz Allen Hamilton |
64位 | A.T. Kearney |
67位 | Cisco Systems |
82位 | KPMG LLP |
以下で、ランクインした企業について詳しく紹介していきます。
1位:Google
MBA取得者から最も人気があり、かつ最難関の就職先として知られているのが大手IT企業のGoogleです。
Googleでは他社では見られないような独自の就職面接やテストを行っていることで有名で、経営者としての広い視野が求められているのです。
なお、GoogleではMBAホルダーを積極的に採用しており、国内においてはMBA取得者限定のインターシップを実施していたこともあります。
高年収が狙える上に人気の就職先なので、目指す価値は大いにある企業と言えるでしょう。
2位:McKinsey&Company
2位のMcKinsey&Compayは日本では一部の就活生などを除き認知度はそれほど高くありませんが、アメリカでは最大のコンサルティング会社であるため信頼度は非常に高いです。
幅広い分野の企業に対してコンサルティングを行っている点が特徴で、大阪の支店では自動車や半導体などの企業に対してコンサルティングを行っています。
なお、日本の支社では高いスキルを身に着けるために海外へのMBA留学を推奨しており、この点からもMBAホルダーの需要の高さを窺い知ることができるでしょう。
3位:Apple
AppleはiPhoneやMacでおなじみの巨大IT企業であり、日本人にもなじみが深いです。
シリコンバレーに本社を構えており、MBA取得者以外のみならずITエンジニアにも人気の就職先で、毎年多くの応募者がいます。
MBAの勉強を通してAppleで働く上で求められるビジネススキルを身に着けることができるため、MBAホルダーの需要は高いと言えるでしょう。
4位:Amazon
日本でも通販を行っており、知名度も抜群に高いAmazonが4位にランクインしました。
Amazonは皆さんのイメージ通り通販サイトで有名ですが、実は電子商取引やクラウドコンピューティングなども手掛けている多国籍テクノロジー企業です。
非常に幅広い事業を展開しているAmazonですが、「米国のMBA取得者を大量採用しない」という方針に切り替えているため、残念ながら現在は狭き門になっています。
5位:Bain&Company
5位にMcKinsey&Companyと同様に、アメリカの大手コンサルティング会社であるBain&Companyがランクインしました。
日本ではまだ知名度が高くありませんが、東京にも支社を構えておりテクノロジーや自動車、消費財、流通などの様々な面でコンサルティングを行っています。
実務経験が3年以上あるMBAホルダーを対象に求人を出すなど、MBA取得者を積極的に採用している企業なので、ぜひホームページなどをチェックしておきましょう。
MBAの就職・転職活動におけるポイント
MBAホルダーとして数多くの就職先と転職先がありますが、実際に就職するときのポイントなどを解説していきます。
職場環境や待遇を調べる
就職・転職する際に待遇や職場環境を最も重視する方は多いはずなので、企業の職場環境や待遇についてはしっかりと調べておきましょう。
前述した通り、外資系企業はMBA取得者を優遇する傾向にありますが、日系企業では高く評価されないケースが多くあります。
そのため、MBAを活かしたいと考えている方は、より好待遇での仕事が期待できる外資系企業を中心に探すと良いでしょう。
独立するなら人脈が大事
MBAを取得した後に起業する場合は、スキルや知識だけでなく人脈も重要なポイントとなります。
MBAの取得を通してできるクラスメイトには様々なバックグラウンドがあり、貴重な経験談などを得ることができるため、その人たちとの人脈を大切にするべきです。
特に、海外MBAの場合は職種の他にも人種や国籍を超えた人脈ができるメリットがあります。
築き上げた人脈から仕事を貰うことも頻繁にあるため、豊富な人脈を築いておくことで起業を成功させやすくなるのです。
サイトを有効活用
就職・転職する際には求人サイトを活用する方が多いですが、求人サイトに載っている情報もフル活用しましょう。
求人サイトでは業種や業界に関わらず様々な会社の募集情報をチェックできるため、有益な情報が多くあります。
会社の公式サイトからMBA取得者を募集している企業もあるので、求人サイトを上手に活用して求人を探していきましょう。
将来のビジョンを見据えた志望動機
採用選考の面接においては、「なぜ自分がその企業に入りたいのか」「企業に入って何を実現したいのか」という志望動機が必ず問われます。
そのため、自分の将来のビジョンを見据えた志望動機をしっかりと準備しておく必要があります。
自分の経験や今後のキャリアを見据えて解答を考えるのがおすすめで、ここで説得力があり熱意を感じる志望動機を述べる事ができれば好印象を与えることが可能です。
なお、面接では志望動機の他にもその会社ならではの質問がされることもあるので、必ず情報を集めた上で対策を講じておきましょう。
MBAを取得するためには?
それでは、MBAを取得するための方法について見てみましょう。
国内MBAの種類について
国内でMBAを取得できる大学やスクールは30校以上存在しており、一橋大学・京都大学・筑波大学・慶應義塾大学・早稲田大学などが挙げられます。
これらの中でも「全日制」「休日・夜間制」「オンライン制」の3種類に講座は分かれており、自分のニーズに合わせて受講スタイルを選ぶことが可能です。
「休日・夜間制」「オンライン制」は仕事を続けながらMBAを取得したい社会人向きであり、基本的に社会人のみを対象としています。
そのため、新卒でMBAの取得を目指す場合は基本的に全日制に通うことになります。
海外留学という選択肢も
MBAは国内だけでなく海外にも存在するため、海外留学という選択肢もあります。
海外で取得することで留学と同様の経験を得ることができるため、経営のスキルだけでなく語学力を身に着けることも可能です。
ただし、海外留学をする場合は現地で暮らす必要があるため、国内よりも取得にかかる費用が高くなってしまうデメリットがあります。
また、留学するにあたって休職・退職する必要性もあることから、様々な制約をクリアできる方でなければ難しいでしょう。
海外MBAにはリスクも存在
海外MBAには、メリットだけでなくリスクも存在します。
大学はランキングを意識しており、このランキングはMBAを取得する前後で給料がどれほど上がったかを評価項目の一つとしています。
つまり、ランキング上位に入ることを念頭に置いている大学側は、生徒をより給料が高い企業へ送り出そうとしているのです。
その結果として、海外のMBAホルダーが給与水準の高いシリコンバレーに集まってしまい、優秀な人材が集まることで供給過多の状況を生みMBAホルダーであるにも関わらず好待遇で迎えてもらえない可能性があるのです。
MBAで学ぶ内容
MBAの取得講義では、主に実際のビジネスで起こった問題を切り取り、実践的な形に落とし込んだケーススタディで学んでいきます。
ケーススタディに基づいて、ディスカッションをしたりプレゼン形式での発表を行い、学びを深めていくことになります。
講師によって経営に関する専門的な知識を教わることもありますが、授業形式は大学によって違います。
そのため、自分が高めたいスキルや習得したいスキルを考慮しつつ、学校の特徴についてしっかりと確認しておくことがおすすめです。
MBAの就職・転職まとめ
MBAの就職・転職まとめ
- MBAそ取得するメリットは、年齢に関係なく大きい
- 名だたる企業でMBAは生かすことができる
- 国内MBAが良いのか、海外MBAが良いのかは要チェック
MBAを取得することで経営に関する幅広い見識を持っていることを証明できるため、様々な企業で重宝されるでしょう。
しかし、日本企業ではそこまで評価されない点には留意しておく必要があります。
こちらの記事を参考にして、ぜひMBAを就職や転職に役立ててください!