MBA向け奨学金一覧|国内・留学向けや社会人におすすめの奨学金を徹底比較!

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「国内MBA・海外MBAにおすすめの奨学金は?」

「社会人にはどの奨学金がおすすめ?」

MBA取得を目指している人の中でこのような疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか?

日本の大学院に進学するにせよ、留学するにせよ、MBAを取得するには多額のお金がかかるため、奨学金を有効利用するのがおすすめです。

そこで今回はMBAの取得を目指す方を対象にした奨学金を色々と紹介します。奨学金を申請する際の注意点やMBA取得にかかる費用についても解説するので参考にしてください。

MBA向け奨学金についてざっくり説明すると

  • 気になる奨学金はまず条件をチェック
  • 申請期間がいつなのかも重要
  • 貸与型は利子や返済期間も要確認

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MBA奨学金申請の注意点

MBA奨学金の種類を確認する際は、以下のポイントを踏まえた上でチェックしていくとよいでしょう。

条件を確認する

各奨学金で条件や選考基準などが異なるので、まずは自分が申請できるものであるかを確認しましょう。

多くの奨学金には収入や成績などに関する条件が設けられており、それらを満たさないと奨学金を受け取ることができません。

申請の準備をした後に条件に満たないことが判明すれば、せっかく用意した書類などが無駄になってしまうので、必ず最初に調べておくのがおすすめです。

また、適切な奨学金を見つけるためには、キャリアセンターや学内の情報サービスを活用することも考慮すると良いでしょう。

申請期間を把握する

奨学金の申請期間も最初に確認しておくべき事柄です。入学前に申請するタイプと合格後に申請するタイプがあり、それぞれで締め切りが違うので注意しましょう。

また準備する書類や申請までに取得しなければならないTOEICなどの資格も各奨学金で異なり、それらの準備にかかる時間は人によって様々です。

よって申請期間と自身の状況を踏まえ、準備が間に合うかという点も検討しなければなりません。

事前にしっかりと計画を立て、締め切りを逃さないようスケジュール管理を徹底することが、スムーズな申請のためのキーとなります。

貸与型と給付型奨学金の2種類が存在

貸与型奨学金と給付型奨学金という2種類が存在します。貸与型なら後で返さなければならないので、利子の有無や返済期間なども確認しておきましょう。一方で給付型の場合、返済の必要はありません。

また奨学金ではないものの、社会人向けの教育ローンや国の教育訓練給付金、ビジネススクール独自の給付金なども存在します。

海外MBA向け公的・民間奨学金

ここからは、海外MBAの取得を目指す人向けの公的奨学金や民間企業が運営している奨学金を紹介していきます。

フルブライト奨学金

アメリカの大学院への進学を希望する者を対象にした給付型奨学金です。旅費や滞在費、授業料など、留学で必要な費用に対して包括的な給付がなされます。締め切りは例年5月です。

なお、この奨学金を利用する場合、「政府スポンサーの交流訪問者」の査証(J1ビザ)でアメリカに入国するため、帰国後2年間は日本に滞在しなければなりません

そのため、海外MBA取得後、即座にアメリカで働きたいと考えている方などは注意しましょう。

フルブライト奨学金の中でも大学院留学プログラムの給付内容の詳細は下記の通りです。

<大学院留学プログラムの給付内容>

項目 金額 備考
往復渡航費 現物支給 -
同伴家族渡航費(1名分) 現物支給 9ヶ月以上受給する奨学生本人に80%以上の期間同行する場合のみ
往復荷物手当 20万円 -
滞在費 月額1,300~2,410ドル(2019年度実績) 金額は居住地域によって変動
着後雑費 一律350ドル -
住宅手当 月額300〜450ドル 金額は同伴家族数によって変動
家族手当 月額200〜300ドル 金額は同伴家族数によって変動
授業料 上限40,000ドル 1年目のみ
図書費 1,000ドルまたは1,200ドル 金額は奨学金給付期間によって変動
コンピューター手当 500ドル コンピューター購入補助費
フルブライト・グループ保険 奨学生本人分 フルブライト奨学生に一律にかけられる障害・疾病保険

ロータリー奨学金

海外大学院への進学者を対象にした給付型奨学金です。旅費や授業料などの費用が給付されます

給付額は留学する国や留学期間などを踏まえて、ロータリー財団が決定しますが、少なくとも30,000ドル以上です。

なお、この奨学金を利用する場合、ロータリーが重点分野とする以下6分野に関するキャリアを、将来的に築くことが求められます。

  • 平和と紛争予防・紛争解決
  • 基本的教育と識字率向上
  • 経済と地域社会の発展
  • 疾病予防と治療
  • 水と衛生
  • 母子の健康

伊藤国際教育交流財団奨学金

海外の大学院などの修士課程に進む日本人を対象にした給付型奨学金です。月額2,000ドル程度の生活費や年額上限300万円の学費、旅費(実費)が支給されます。

なお、この奨学金の書類選考では、8部も応募書類を用意しなければならないため、早めに準備を進めるのがおすすめです。募集は例年、8月で締め切られます。

支給内容の詳細については下記の通りとなります。

<支給内容の詳細>

項目 内容
生活費 月額1,500〜2,000ドルに相当する円貨 ※為替レートに合わせて支給額を調整
学費 実費(上限は年額300万円)
往復旅費 実費(限度額あり)
支給期間 原則2年以内

IELTS奨学金

日本英語検定協会とブリティッシュ・カウンシルが主催する海外の大学・大学院に留学する日本人を対象にした給付型奨学金です。

大学院に合格してから応募できる奨学金で、30万円の学費補助が支給され、他の奨学金と併用することも可能です。

なお、支給を受けるには、入学時に求められる英語力を証明するのにIELTSのスコアを使う必要があります。

UNIQLO HBS Fellowship

一般財団法人ファーストリテイリング財団が運営する給付型奨学金です。ハーバードビジネススクール修士課程に留学する者1名に対して、2年間で200,000ドルが支給されます。

応募資格は教育や社会問題の解決につながる分野への学習意欲があることで、国内の給付型奨学金とは併用できません。締め切りは4月上旬です。

なお、面接選考では、ハーバード大学経営大学院の竹内弘高教授とファーストリティリングの柳井正社長が面接官を務める予定であるため、非常に貴重な機会が与えられる奨学金であるといえるでしょう。

平和中島財団奨学金

海外の大学などに留学する日本人を対象にした給付型奨学金です。年間で240万円の給付が受けられます

応募資格は日本国籍を有する高卒以上の日本在住者に与えられ、英語圏に留学するなら、英検1級・TOEFL iBT90・IELTS7.0のいずれかを取得しなければなりません

詳しい応募資格は下記の通りとなります。

<応募資格(2021年度)の詳細>

  1. 日本国籍(永住権可)を有する
  2. 応募時に日本国内に居住
  3. 応募時に高等学校を卒業済み
  4. 学籍取得・留学開始が2021年度
  5. 博士号を取得していない
  6. 大学の教育職(非常勤講師以外)に就いていない
  7. 過去に平和中島財団の奨学金を受けていない
  8. 英検1級・TOEFL iBT90・IELTS7.0のいずれかを取得(英語を使用する大学の場合)
  9. 上記の全てを満たす

締め切りは10月末で、募集要項や申込書は8月に公式サイトに掲載されます。

神山財団奨学金

海外の大学院に留学する者に支給される給付型奨学金です。締め切りは3月末なので、大学院入試合格後に応募できます。

給付額の限度は、年間100万円、2年合計で200万円です。使用用途は留学関連の用途であれば自由に決めることができます。

起業家や神山奨学金を過去に利用した卒業生と交流する場も設けられるため、人脈作りにも役立つ点も魅力的です。

日本学生支援機構 海外留学支援制度

修士号もしくは博士号の取得を目的に海外の大学院に留学する者を対象とした給付型奨学金です。

独立行政法人日本学生支援機構が運営しており、国費からお金が出ます。締め切りは10月中旬です。

月額89,000円〜148,000円が支給され、年間250万円を上限に授業料ももらえます。2023年度の採用人数は78名です。

一般社団法人CWAJ 海外留学大学院女子奨学金

海外の大学院や研究機関に留学する女性を対象にした給付型奨学金です。募集人数は2名で、それぞれに300万円が支給され、締め切りは10月中旬です。

応募するにはTOEFLもしくはIELTSで、以下の成績を収める必要があります。

TOEFL IELTS
理系応募者 570点(IBT88)以上 6.5以上
文系応募者 600点(IBT98)以上 7.0以上

奨学金の応募詳細は下記の通りとなります。

<応募資格(2021年度)の詳細>

  1. 出願時から2021年3月末までに日本に在住する日本国籍もしくは日本国特別永住権を持つ女性
  2. 2021年7月末までに日本の4年制大学を卒業、学位を取得
  3. 2018年10月1日以降のTOEFLもしくはIELTSで、上記の表で示した成績を収める
  4. 2021年3月31日までに海外の英語を主要言語とする大学院・研究期間から学位取得のための入学許可を得て、2021年中に渡航・入学、2021年度末まで在籍(日本からのオンライン受講は不可)
  5. 海外の大学に通算2年を超えて在籍した経験がない
  6. 海外の大学で学位を取得していない
  7. 受給期間中に他から年間200万円を超える支援を受ける者、企業留学する者でない
  8. CWAJからの奨学金を受けたことがない、CWAYのメンバーでない

本庄国際奨学金

海外の大学院に留学する日本人学生を対象にした給付型奨学金で、秋は3~5名を採用しています。1〜2年間の間月額20万円が支給されます。

入学試験の合格後であれば応募でき、大学院在籍中に申し込むことも可能です。

応募は公式サイト上の「奨学金Web申請システム」から行い、必要事項を打ち込み、応募書類をアップロードします。

締め切りは2021年度から5月5日に変更されため、注意するようにしましょう。

船井情報科学振興財団

公益財団法人船井情報科学振興財団では、かつて海外の修士課程に留学する者を対象にした給付型奨学金が提供されていました。

しかし、現在は「大学(学部)留学支援」と「博士号取得留学支援」の奨学金しか、募集を受け付けていないため、注意が必要です。

国内MBA向け公的・民間奨学金

続いては国内MBAの取得者に向けた公的奨学金・民間奨学金を紹介します。

日本学生支援機構奨学金

日本の大学に進学する者を対象にした貸与型奨学金です。金額は入学する大学の区分(私立or国立)や自宅外通学であるかなどで変わってきます。

また利子なしで借りられる第1種と年3%を上限とした利子がつく第2種の分類もあります。それぞれで借りられる金額は以下の通りです。

第1種(無利子) 第2種(利子付き)
前期: 5万円もしくは8.8万円
後期 :8万円もしくは12.2万円
5万円・8万円・10 万円・13万円・15万円のいずれかを選ぶ

なお、日本学生支援機構奨学金には給付型もありますが、世帯収入などの基準が厳しい点は予め把握しておく必要があります。

社会人向けの教育ローン

奨学金ではなく教育ローンという選択肢もあります。奨学金との違いは、借り入れた直後から返済が始まるということです。

通常は20歳以上にしか融資されないという注意点もありますが、国内MBAを目指す人なら問題にならないでしょう。

なお、教育ローンには利子が付くため、無計画に借り過ぎると後々返済が困難になるといった問題が発生するためこの点は注意が必要です。

以下では、教育ローンを借りられる銀行の種類を紹介していきます。

日本政策金融金庫

日本政策金融公庫が運用する国の教育ローンでは、国内で学ぶ場合、最大で350万円を借り入れることができます

金利は1.68%で固定されており、最長15年にわたって返済することも可能です。24時間365日、いつでも申し込みを受け付けています。

三井住友銀行

三井住友銀行の教育ローンなら、最大で350万円を借り入れることができます。変動金利で、最長10年の長期返済も可能です。

借入条件は前年度の年収が200万円(税込)以上であることで、申し込めば即日審査が行われ、その日のうちに結果が通知されます。

みずほ銀行

みずほ銀行の教育ローンでも、最大300万円を最長10年借りることができます。

三井住友銀行との違いは、金利が変動か固定かを選べることと、前年度の税込年収200万円以上に加えて、勤続年数2年以上という借入条件があることです。

JAバンク

JAバンクの教育ローンでは、最大で1,000万円の融資を最長15年間受けられます。金利は固定金利型と変動金利型のどちらかを選択可能です。

融資を受けるには、勤続年数1年以上、前年度税込年収200万円以上という借入条件を満たす必要があります。

横浜銀行

横浜銀行の教育ローンには、カードローン型と一括借入型という分類があります。

必要なお金をその時々で借りられるカードローン型で受けられる融資は、最大1,000万円です。一方で一括借入型では、最大500万円を一気に借りられます。金利のタイプはどちらも変動型です。

国内MBA向け大学直営奨学金

以下のように、大学が提供している国内MBA向けの奨学金も数多く存在します。

早稲田大学(WBS)奨学金

早稲田大学 大学院経営管理研究科の入学者に向けて提供されている給付型奨学金です。予約型奨学金と入学後奨学金の2種類があります。

予約型奨学金

予約型奨学金は3種類が用意されていますが、日本人学生が主に活用するのは「経営管理研究科専門職奨学金」です。

出願時に申請し、入学前に合格後の奨学金を予約するものです。合格発表によって内定し、入学年度の授業料164万円が全額免除されます。

出願資格は全日制グローバルを志願することとTOEIC800点以上です。

入学後奨学金

入学後に採用される給付型奨学金には、大隈記念奨学金と小野梓記念奨学金があります。どちらも単年度で年額400,000円が支給されます。締め切りは4月上旬です。

大隈記念のほうは成績上位者を、小野梓記念のほうは修学が困難な学生を対象にしているため、予め条件をよく確認しておくようにしましょう。

慶應大学(KBS)奨学金

慶應大学への入学者を対象にした給付型奨学金です。基本的には入学後に申請を行って受け取ります。

小泉信三記念大学院特別奨学金

慶應大学大学院に在籍する学生を対象とした1年間の給付型奨学金です。月額3万円が支給されます

締め切りは11月中旬、採用予定人数は48人です。給付を受けた翌年に再度申し込むこともできます。応募には願書・履歴書・論文・成績証明書が必要です。

研究のすゝめ奨学金

研究のすゝめ奨学金は、優秀な学生の大学院進学や大学院での研究推進を後押しするために設けられている給付型奨学金です。

入学後に申請し、採用されれば2年生時の1年間で、30万円・50万円・70万円のいずれかが給付されます。

慶應義塾大学大学院奨学金

慶應義塾大学大学院奨学金は、220名程度の大学院生を対象にした給付型奨学金です。経営管理研究科の大学院生が採用されれば、1年間で50万円が支給されます

締め切りは春入学の場合は5月、秋入学の場合は10月です。

指定寄付奨学金

指定寄付奨学金は、卒業生をはじめとする慶應義塾大学の支援者からの寄付によって成り立っている給付型奨学金です。

20以上の種類があり、給付期間はいずれも1年間、少ないものでも10万円が支給されます。締め切りは5月で、応募時には課題作文の提出が必要です。

MBA大学院に行く際に応募できる奨学金は以下の通りです。

<大学院生が応募できる指定寄付奨学金>

指定寄付奨学金 年額 採用人数
八千代三田会奨学金 10万円 1人
名古屋三田会奨学基金 10万円 10人
浜松三田会奨学金 10万円 2人
新宿三田会奨学金 10万円 3人
広島慶應倶楽部奨学金 10万円 3人
讃岐三田会奨学金 10万円 2人
仙台三田会奨学金 10万円 2人
和歌山三田会奨学金 10万円 2人
奈良三田会奨学金 10万円 1人
岐阜県連合三田会奨学金 10万円 1人
京都慶應倶楽部奨学金 10万円 1人
関西婦人三田会奨学金 10万円 1人
川越三田会奨学金 10万円 1人
藤沢三田会奨学金 10万円 2人
杉並三田会創立25周年記念奨学金 20万円 1人
城北三田会奨学金 10万円 1人
不動産三田会奨学金 10万円 15人
田中實記念奨学基金 30万円 2人
森敬・L.R.クライン奨学金 学校納付金相当分 2人

青山学院大学(ABS)奨学金

青山学院大学では、貸与型奨学金と給付型奨学金の両方が提供されています。また奨学金以外に、ビジネススクール限定の給付金もあります。

貸与奨学金

青山学院大学独自の貸与型奨学金には、「青山学院万代奨学金」があります。専門職学位課程の場合は、無利子で月額85,000円が貸与されます

申請が始まるのは入学後で、対象となるのは経済的な理由で修学が困難な成績優秀者です。

給付奨学金

「青山学院大学経済支援給付奨学金」は、経済的理由で学費を払うのが困難な学生に、年間学費相当額を支給する給付型奨学金です。

また成績優秀者の学業奨励のために設けられた「青山学院スカラシップ」や「青山学院大学学業成績優秀者表彰」などもあります。

給付金

ABSの学生は、ハローワークを介して専門実践教育訓練給付金を国から受け取ることができます。

給付額は最大112万円で、内訳は1年目40万円、2年目40万円、修了時32万円です。終了時の給付は、雇用保険の被保険者である場合に受け取れます。

一橋大学(HUB)奨学金

一橋大学では、大学院生への奨学金制度がほとんど存在しません。学生の多くは、所属する企業の支援を受けたり、教育訓練給付制度を活用したりして、費用を賄っています。

エンデバー・ユナイテッド・ホールディングス基金奨学金

一般財団法人エンデバー・ユナイテッド・ホールディングス基金からの寄付金で運営されている給付型奨学金です。

経営管理研究科もしくは経済学研究科の女子大学院生に、月額8万円が2年間支給されます。

修士課程・専門職学位課程で支給を受けられるのは1名だけなので、採用されるのはかなり難しいです。

社会人向けの奨学金

一橋ビジネススクールに通う学生のほとんどは、企業から派遣されている人間であり、それぞれが派遣元から資金援助を受けています。

そうした援助を受けておらず、尚且つ日本で2年以上の実務経験がある者は、国の教育訓練給付制度を利用可能です。

東京都立大学奨学金

東京都立大学には、「東京都立大学大学院生支援奨学金」という給付型奨学金の制度があります。

専門職学位課程(2年履修課程)の場合は、165,000円の給付を2回受けることが可能です。

また経済的な理由などで授業料を納めるのが難しい学生に対しては、授業料減免制度も用意されています。前期・後期の授業料をそれぞれ3回に分けて納付できる授業料分納制度も存在します。

MBA取得に掛かる費用

以下では奨学金を受け取る際に押さえておきたい国内MBA・海外MBAを取得するのにかかる費用をそれぞれ紹介します。

国内MBAで必要な費用

国内MBAの取得に必要な学費は、国立大学の場合は一律約130万円です。東京都立大学に関しては、東京都民割引で約10万円が減額されます。

一方で私立の学費は約230万〜約700万円と、かなりの幅があります。早稲田・慶應・青山の学費はそれぞれ以下の通りです。

大学 学費
早稲田大学 全日制:約370万円
夜間:約340万円
慶應義塾大学 約430万円
青山学院大学 約330万円

海外MBAで必要な費用

海外MBAの取得に必要な学費は2年制の場合で約700万〜約1,300万円、1年制では約350万〜約650万円です。

また留学するので、学費だけでなく家賃や渡航費、生活費などがかかります。そのため、国内MBAの場合と比較するとかなりのお金が必要です。

留学に掛かる学費

MBA留学にかかる学費は地域ごとに見ると以下の通りです。

<欧米の場合>

学費
アメリカ 800万~1,300万(2年)
オーストラリア 700万(1年)
イギリス 700万~800万(1年)

<アジアの場合>

国・地域 学費
シンガポール 500万~600万(1年)
香港 625万~700万(1年)

ヨーロッパには1年間でMBAを取得できる大学院が多いので、時間や留学費用を節約したい方におすすめです。

一方でアメリカの大学院でMBAを取るなら2年間の在学が必要であるため、じっくりと勉強したい場合に適しています。

なお、アジアの大学院は欧米の大学院よりも学費が安いことから、出費を抑えたい方に向いています。

具体的な大学別学費

大学 学費
ハーバード大学 年間500万
ケンブリッジ大学 年間500万~700万
メルボルン大学 年間約760万
シンガポール国立大学 年間500万~600万
香港科技大学 年間625万~700万

アメリカ以外の地域にある大学院では、1年で課程を修了できるところも多いので、早くMBAを取得したい方におすすめです。

生活費・旅費・雑費

実際に海外に渡航して暮らす際には以下のような費用も事前に考慮に入れておく必要があります。

<生活費>

項目 金額
家賃 月額10万~20万(学生寮の場合)
食費 月額2万~5万
雑費 月額10万~15万

<旅費>

地域 金額
欧米 10万~20万
アジア 7万~13万

<ビザ代>

地域 金額
欧米・アジア 1万~3万

<保険代>

地域 金額
欧米 15万~20万
アジア 13万~18万

生活費は日本で国内MBAを取得する場合にも必要ですが、海外MBAではそれ以外に旅費やビザ代、保険代などがかかります。

また留学中はビザの関係で就労ができないこともあるので、社会人が個人的に留学してMBA取得を目指すなら、ある程度の貯蓄が必要です。

MBA向け奨学金についてまとめ

MBA向け奨学金についてまとめ

  • まずは条件と申請期間を把握
  • 国内の学費は国立で130万、私立で230万円〜
  • 海外MBAを取得する場合はある程度の貯蓄が必要

MBAの取得を目指す方を対象にした奨学金を紹介しました。

奨学金はそれぞれで応募資格や申請期間などが異なるので、気になるものを見つけたらまずはそうした条件を確認しましょう。

また貸与型の場合は、利子や返済期間も確かめておくべきです。

奨学金以外では、大学院の授業料免除や国の給付金、銀行の教育ローンなども利用できるので、ぜひこちらの利用も検討してみてください。

以上を参考に、ご自身にぴったりの奨学金を見つけるとともに、MBA取得に向けた資金繰りについて考えてみてください。

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