公務員試験の受験料は無料!併願でかさむ交通費・宿泊費への注意点や対策を詳しく紹介!

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「公務員試験を受けたいけど、受験料いくら掛かるのかな?」

このように疑問をお持ちの方は、多いと思います。

この記事では、公務員試験の受験料について解説をするだけでなく、宿泊費や交通費についても詳しく解説しています。

さらに注意点や料金を安くするポイントも併せて紹介します。

この記事を参考に公務員試験の受験料について理解を深め、安心して試験に向けての準備を進めてください。

公務員試験の費用についてざっくり説明すると

  • 公務員試験の受験料は基本的に無料
  • 一部には受験料が有料の自治体もある
  • 例外的に交通費や宿泊費などの費用は自己負担
  • 複数受験することで予想以上に高額になる可能性がある

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公務員試験の受験料は全て無料

カードと風船 公務員試験の受験を志している人にとって、受験にかかる費用がいくらであるのかという点は、大変気になるところだと思います。

実は公務員試験の受験料は、ほとんどの場合無料です。

とはいえ、試験会場までの交通費や宿泊費は自己負担となります。「公務員試験の受験料は無料だからたくさん申し込んでおこう」と考えると痛い目に合うこともあります。

「知らなかった」「こんなはずじゃなかった」という事態に陥らないように、注意するべき点をいくつか確認しておきましょう。

原則として受験料がかからない

国家公務員総合職などの一部の公務員試験は最終合格してから3年間、採用候補者名簿に記載され、その期限内であれば最終合格後におこなわれる採用面接を受けることができます。

そのため資格試験の側面もあるのですが、基本的には就職試験であるため原則として受験料は0円です。民間企業の就職試験を受ける際に受験料を払うことがないのと同じです。

総務省も「採用試験の有料化には合理性がない」という見解を示しています。

ただし、試験は国民や市民の税金でおこなわれています。そのため、軽い気持ちで受験するのではなく、しっかり考えて申し込みをしましょう。

例外的に受験料をとる自治体も

先ほども述べたように試験の受験料は無料のため、中には「無料だから記念受験しよう」と考えたり、とりあえず申し込みだけして受験しない人がいます。

試験をおこなうためには、試験官や会場などの手配が必要な上に、当然費用も掛かります。

記念受験など、本気で受ける気がない少数の人たちによって、無駄な費用が発生するだけでなく、見かけの倍率が必要以上に上がってしまいます。

こういった少数の層への対策として、千葉県の市川市や三重県の志摩市など、例外的に受験料を徴収している自治体もあります。

ただし受験料をとる自治体でも受験料は1000円前後なので、そこまで心配する必要はありません。

受験料は気にせずに併願しよう

ジャンプする二人 計画性なく軽い気持ちで受験するのは当然良くないことですが、本気で公務員を目指しているなら、少しでも行きたいと思っている公務員の職種はどんどん併願するべきです。

公務員試験の受験料は併願の場合でも変わらず無料だからです。

ただし公務員試験は一次試験で終わりではなく、合格すると二次試験・三次試験と進みます。

滑り止めのつもりで受けた自治体だとしても何度も試験会場に行かなくてはいけないのです。

受験料は無料でも会場まで行く交通費や宿泊費などの費用は自分で払う必要があります。

その場合は、どんどん出費がかさんでしまうこともあるのでむやみやたらに受験するのは得策ではないと言えるでしょう。

交通費・宿泊費は自己負担

上目遣いの犬

先にも述べたように公務員試験の受験料は無料であっても、交通費や宿泊費などの受験料以外は自己負担しなければいけません。

しかも試験は一回で終わりではないため、一次試験に合格したら二次試験というように、ひとつの自治体の試験に何度も足を運ぶ必要があることを忘れてはいけません。

そのため試験を受ける前に「試験を受けるとどのくらいの費用が発生するか」ということはある程度見積もっておく必要があります。

特に学生の場合、その費用を捻出するのは難しいことが多いです。

自分ではとても負担できない金額になりそうであれば、早い段階で親などの家族に相談するようにしましょう。

思ったよりかかる宿泊費

試験会場と自宅が近くて、試験当日に自宅から行くことができるなら問題はないです。

ただし、遠方の地域の公務員試験を受ける場合は、試験前後に宿泊しなければいけないこともあります。

上述通り、宿泊費も自己負担です。

試験がある度に行く必要があり、場合によっては想像以上に高額になるケースもあるので、しっかり確認しておきましょう。

複数の自治体の併願によって高額化

公務員試験は日程が重ならない限り、いくつでも受験することが可能です。

受験料はほぼ無料であるため、多くの受験生は複数の自治体を併願することで合格の確率を上げようとします。

しかし、交通費は家から離れれば離れるほど高額になる傾向があります。

特に新幹線や飛行機を使わなければいけないほど離れている場合は、一回の交通費だけで往復二万円程度掛かることもあります。

そして日帰りで帰ってくることができない距離の自治体だと、宿泊費も必要になり、交通費に加えて5000円程度掛かります。

そして一次試験だけでなく、二次試験・三次試験と進んでいけば、試験会場に行く度に交通費と宿泊費が必要になります。

すべてを合計すると、ひとつの自治体だけでも最終的に10万円以上掛かったという受験生は少なくありません。

試験日程の長期化に注意が必要

公務員試験は一次試験から受験していき、最終的にすべての試験が終わるまでに最低でも3ヶ月、最大で5ヶ月ほど掛かる長期日程になっています。

公務員試験は4月から順次始まっていきます。早々に本命の試験に合格することができれば問題はありません。

ただし、その前に滑り止めの試験があったり、なかなか合格できないなどの状況になると、余計な出費が増えてしまいます。

しかも先述通り、各試験が進むたびに会場に行く必要があり、4回ほどの遠征が必要になることもザラです。

さらに本命の試験に合格できず新たに申し込む場合、受験できる試験が限られてきます。

特に終盤におこなわれる試験は定員数が少ないため、実家近隣の試験会場を探すのが困難な場合が多いです。

そもそも、試験の申し込みをする際に手当たり次第申し込んでしまった場合は、あちこちに遠征しなければいけなくなってしまうケースもあります。

宿泊費・交通費が嵩む例

宿泊費や交通費が特に嵩んでしまうケースは大きく3つあります。ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

5つ以上併願する

受験する試験数が多ければ多いほど、近場だとしても交通費が掛かってしまいます。

さらに試験は一日掛かることもあるため、食費などの現地滞在費も用意しなければいけません。

たくさんの試験を受けることで合格する確率を高めることができるのは事実ですが、無駄に受験することがないようによく考えて受験しましょう。

自宅から離れた地域の試験を受験する

自分が住んでいる地域から離れた場所の試験を受ける場合は、交通費が高くなる傾向がある上に、場合によっては宿泊費も必要になります。

しかも、ほとんどの公務員試験は一次試験に合格した後に二次試験が用意されているため、試験がある度に交通費や宿泊費を用意しなければいけません。

Iターンなどを考えていて、遠方の試験をいくつも受験する際は、事前にどれくらいの交通費が掛かるのかを必ず確認しましょう。

合格までの試験回数が多い試験を受験する

試験によっては三次試験、さらには四次試験まで用意されていることもあり、しかも全日程が別日で予定されているケースもあります。

当然ながら試験がおこなわれる度に会場に行く必要があり、遠方であるほど費用が嵩んでいきます。

自分が受けようとしている試験がどんな日程で予定されているのかもしっかり確認しましょう。

公務員受験シーズンは夏休みなどで宿泊費が高額に

丸まったお札 公務員試験は週末におこなわれることが多いです。また、試験期間が長いため、ゴールデンウィークや夏休みの期間と重なってしまう場合もあります。

いずれもホテルなどの宿泊施設にとっては繁忙期に当たるため、宿泊費が高騰しやすいので注意が必要です。

出願をしたらすぐ宿舎を探そう

試験がおこなわれるのが宿泊施設の繁忙期だということは、早く予約をしないと満室になる可能性が高いということでもあります。

受験票が届くのも待ってから予約すると、満室で予約が取れないという事態になることもあるため、受験することが決まった段階で近隣の宿泊施設を予約しておきましょう。

宿泊施設を早く予約すれば、早期予約割引で料金の削減が可能な場合もあります。

学割で移動費を削減しよう

学生の場合、切符を購入するときに学校が発行する 「学生・生徒旅客運賃割引証(学割証明書)」を窓口に出すことで、遠方への交通費が安くなる可能性があるので、事前に確認して用意しておきましょう。

ちなみに交通費の削減方法として、高速バスや鈍行列車などで試験会場に向かう選択肢もあります。

ただし、移動だけで疲れてしまって、肝心の試験で本領発揮できなくなる可能性があるためおすすめできません。

特に高速バスは、繁忙期だと交通集中や事故による大渋滞に巻き込まれてしまう可能性もあります。

料金の安さだけで決めるのではなく、安全性や快適性、時間に対する正確性なども総合的に考えて選びましょう。

もし宿を見つけられない場合

どうしても試験会場の近くに良い宿泊施設が見つけられなかった場合は、カプセルホテルや民泊なども調査対象に入れて探してみましょう。

親族や友人など、自宅に泊めてくれそうな人を探すのもひとつの方法です。

それでもどうしても見つからない場合は試験会場から少し離れたエリアも探してみましょう。

試験会場から近いに越したことはありませんが、背は腹には変えられません。

ただし、試験当日、その宿泊先から試験会場に向かう手段はあるか、余裕を持って到着することができるかは必ず確認しましょう。

公務員試験の費用まとめ

公務員試験の費用まとめ

  • 受験費用は無料だが交通費や宿泊費は自腹
  • 交通費や宿泊費などの費用がいくら必要が事前に調べる
  • 宿泊施設は受験を決めたらすぐに予約する

公務員試験の受験料は併願しても基本的に無料です。さらに併願することで合格率を上がられるため、積極的に検討しましょう。

ただし、受ける回数が増えるほど必要な経費も増えます。事前にしっかりリサーチして万全の態勢で試験に臨めるようにしてくださいね。

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