公務員の面接に落ちる人の特徴とは?試験に受かる人との違いまで解説!
「公務員の面接に落ちる人の特徴には何があるのかな?」
「公務員の面接に臨むにあたって、意識するべきポイントはある?」
このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
公務員試験では必ず面接が行われるため、合格を目指す場合は面接対策が必須です。
公務員の面接に落ちる人の特徴や受ける人の特徴を知っておけば、効果的な対策ができます。
こちらの記事では、公務員の面接に落ちる人の特徴や受かる人との違いなどを解説していきます。
公務員試験の合格を目指している方に役立つ内容となっているので、ぜひ最後までご覧ください!
公務員の面接に落ちる人の特徴についてざっくり解説すると
- 自己PRが弱く志望動機も不明瞭
- コミュニケーション能力に不安がある
- 面接時のマナーをわきまえていない
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公務員の面接に落ちる人の特徴とは
公務員の面接に落ちる人には、いくつか特徴があります。
落ちる人の特徴を把握して反面教師にすれば、合格に近づくことができるでしょう。
まずは、面接に落ちてしまう人の特徴を解説していきます。
自己PRが弱い
自己PRが弱いと、残念ながら面接で落ちてしまいます。
面接で好印象を与えるためには、自己PRを通じて自分を採用するメリットを伝えなければなりません。
- 自分が公務員になったときに還元できる経験
- 公務員として活かせる強み
- 自分が行政にどのようなメリットをもたらせるか
上記のポイントを伝えるようにしましょう。
面接官の信用を得ることや仕事の意欲をアピールすることも大切ですが、仕事ができなければ意味がありません。
特に、公務員の給料は税金から支払われるため、仕事の適性は厳しくチェックされていると考えられるでしょう。
志望動機が明確でない
志望動機が不明確な人も、面接で落ちてしまいます。
公務員の待遇の良さや安定性を志望理由として挙げる人がいますが、これはよくありません。
「安定」「待遇の良さ」を前面に出すと、仕事へのモチベーションが無いと捉えられてしまう恐れがあります。
自治体が力を入れていることや自治体が求めている人物像を把握し、自分自身が適した人材であることをアピールしましょう。
自分の強みやこれまでの業務経験を、公務の現場どのように活かせるのか説明できるように準備することが大切です。
信用できない人にみえる
公務員は誠実さやまじめさが重要視されるため、信用できない見た目だと面接で落ちるでしょう。
面接での受け答えでは言葉遣いに細心の注意を払い、誠実で信用に値する人間であることを伝えることが大切です。
普段なにげなく使っている言葉が出てしまうと、思わぬところで減点されてしまいます。
また、面接時間に遅れてしまうのは論外です。
面接官との受け答えがスムーズでない
面接ではコミュニケーション能力がチェックされるため、面接官との受け答えがスムーズでないと不採用になる可能性が高まります。
公務員の仕事では、職場内だけでなく市民や国民とコミュニケーションをとる場面が多いです。
面接官との受け答えがスムーズでないと、「仕事を任せられるか不安」と思われてしまうでしょう。
面接官の質問に対しては、聞きたいことを把握したうえで、適切な長さで簡潔に答えることが大切です。
質問に関係ないことを話すと回りくどくなるため、不必要なことは話さないのがベターです。
面接では、職場でのコミュニケーション能力の有無が測られているため、的確にコミュニケーションを取ることを意識しましょう。
ㇳラブルメーカーの印象を残してしまう
転職理由で、前職の悪口を言うのはおすすめしません。
例え本当に自分が被害者でも、パワハラ被害等で訴えた人は良い印象を持たれないため注意が必要です。
少しでも「人格に問題がありそう」と思われると、残念ながら面接に落ちるでしょう。
また、女性が30歳前後で転職する場合は採用後に育休に入る可能性が考慮され、不合格になってしまうこともあります。
公務員は要領通りに仕事を進めることが求められるため、トラブルメーカーという印象を与えないように気を付けましょう。
公務員の面接に受かる人の特徴とは
公務員の面接に落ちる人の特徴がある一方で、面接に受ける人の特徴もあります。
公務員の面接に受かる人には一定の特徴があるため、良い面はどんどん取り入れていきましょう。
以下で、公務員の面接に受かる人の特徴について解説していきます。
誠実さやまじめさをアピール
公務員は、税金を原資にして国民・市民に貢献する仕事です。
誠実な住民対応が求められるため、誠実さやまじめさをアピールすると効果的です。
面接官は、面接中の言動を見てまじめさを評価しているため、悪い印象を与える所作や言動は控えましょう。
適切な表情を心がけ、コミュニケーション能力をアピールするために抑揚をつけて話すことで、好印象を与えることができます。
第一印象は大事
面接は「初対面の場」となるため、第一印象が非常に重要です。
以下で、第一印象を良くするためのコツを解説します。
身だしなみを整えよう
身だしなみは、その人への第一印象や信頼できる人物かどうかを判断する重要なポイントです。
スーツをしっかりと着こなすのはもちろん、体臭・髪の毛・靴などにも気を遣い真面目な印象を与えることが大切です。
爽やかな印象を与えることを意識して、清潔感を持たせましょう。
聞き取りやすい声で話そう
声が聞き取れないと暗い印象を与えるため、聞き取りやすい声で話すことも大切です。
大きめの声を意識して、聞き取りやすいようにゆっくりと抑揚をつけて話すと良いでしょう。
人間は感情に動かされる生きもので、面接官の心を動かすように真剣なトーンで話すと好印象を与えられます。
緊張しすぎると声が震えたり小さくなったりしてしまうため、事前に練習を積んで面接慣れしておきましょう。
落ちついた言動を心がけよう
公務員の仕事は冷静さが求められるため、落ちついた言動を心掛けることも大切です。
ゆっくり落ち着いた印象を与えることで、自信がある印象を与えられるため、意識的にゆっくり話すと良いでしょう。
身振り手振りを交えるときは、ゆっくりと大きく振る舞いましょう。
リアクションは大きめに
明るい人柄をアピールするために、リアクションは大きめに取りましょう。
普段よりもテンション高く、面接官の話にしっかりと興味を示すようにしましょう。
面接慣れしていないと、緊張のため動作が小さくなり、ぎこちなくなってしまいます。
相手の目をみて話すことを意識しながら、笑顔で話しましょう。
コミュニケーションが適切にできる
公務員には、住民対応などをスムーズにこなす能力が求められています。
コミュニケーションが適切にできる人材が高く評価されるため、聞く力と話す力をアピールしましょう。
しっかりと面接官の話を聞き、的確に回答することでコミュニケーション能力の高さをアピールできます。
これまでの社会人経験の中で、上司や先輩とのコミュニケーション能力の高さを示せるとより良いでしょう。
主体性が高い
指示を待つ受け身の姿勢ではなく、主体性が高い人材は評価されやすいです。
自分ができることを考えて、率先して動くことができる人材だと思わせれば好印象を与えられます。
公務員は、常に要領通りに仕事を進めるだけでなく、ときには主体性をもって臨機応変に問題に対処することが求められます。
リーダーとしての経験やボランティア活動などがあれば、積極的にアピールしましょう。
論理的な思考を身に着けよう
面接の際には、自分が話している内容に筋が通っていることが大切です。
論理的な思考を身に着け、聞き手が納得できるような話し方を意識しましょう。
情報を適切に処理し、問題の解決法を提案できる人材は重宝されます。
論理的な思考力を備えていることをアピールしつつ、冷静に物事に対処できる人物であることを伝えましょう。
将来のビジョンを明確に
将来のビジョンを明確にして、わかりやすく伝えることも大切です。
公務員になりたいと考えて理由や、実際に公務員なったら何がしたいのかをアピールしましょう。
将来のビジョンを明確にすれば、公務員を目指している熱意が伝わりやすくなり、面接の際に好印象を与えることができます。
具体的な目標やビジョンを思い浮かべ、公務員の仕事への意欲をアピールすることも重要です。
試験合格に向けた対策を考えよう
公務員の面接に臨む前には、合格に向けて必要な対策を取ることが大切です。
「落ちる人」「受かる人」の特徴を押さえて、効果的な対策を取ることで合格できる可能性を高めることができます。
以下で、公務員試験に合格するための対策を解説していきます。
まずは筆記試験を突破しよう
公務員試験では、一次試験として筆記試験が行われます。
筆記試験に合格しないと、そもそも次のステップである面接に進むことができないため、まずは筆記試験対策に注力しましょう。
公務員の筆記試験は非常に難易度が高いため、時間的余裕をもって勉強を開始することが大切です。
筆記試験に関しては能力や人柄は関係なく、完全に実力勝負なのでしっかりと時間をかけて対策しましょう。
面接対策は早めに
早い段階で面接対策を行いましょう。
話し方の癖はすぐに改善できないため、普段の生活で丁寧な言葉遣いを意識しつつ、早めに面接対策を始めるべきです。
筆記試験が終了してから面接対策を始めるのは遅いため、できるだけ早い段階から自分の話し方などを予備校の講師等に見てもらい、フィードバックをもらうことをおすすめします。
筆記試験対策を最優先にしながら、バランスよく面接対策にも時間を割いてみてください。
自己分析はしっかりと
面接では、自分の強みや自己PRについて話すことがあります。
自分の強みや公務員になって将来やりたいこと、これまでの経験で得られたスキルを整理しておきましょう。
面接官は、話した内容に基づいて理由を深く聞いてくるケースが多いため、「聞かれる質問」を想定しておきましょう。
表面上の自己PRや志望動機を話しても「急造で考えた理由だな」と見抜かれてしまうため、気を付けましょう。
コミュニケーション力をアピールできるように
面接は緊張しますが、あくまでもコミュニケーションの場です。
面接官の話をしっかりと聞いて「聞きたいことの本質」を理解し、適切に返答することが基本となります。
面接官の質問の意図をしっかり汲み取り、適切に自分の意見を伝えることを意識しましょう。
- 自分の主張
- 理由
- 具体例
上記の内容を端的に伝えればコミュニケーション力をアピールできるため、緊張しすぎずに「会話を楽しむ」という意思を持つことをおすすめします。
コツは不合格になる行動を避けること
「必ず面接で合格できる」という方法はありませんが、逆に「必ず不合格になる」方法があります。
- 不潔
- コミュニケーションが取れない
- 言っていることが支離滅裂
- 嘘をつく
- 態度が悪い
不合格につながる行動を避けることで上位に食い込める可能性があるため、上記で挙げた点を避けることを意識しましょう。
面接のコツをつかめば、複数の自治体や官庁から内定をもらうことも可能なので、多くの場数を踏むことも大切です。
自治体調査をしっかりと
就職を目指している自治体の調査をしっかりと行い、求めている人材像などを把握することも大切です。
自治体のホームページや広報誌に求める人材などの情報が掲載されているため、自治体の取り組みをなどと併せてチェックしておきましょう。
また、日程が合えばボランティア活動等に参加し、自治体の課題について自分なりに考えることも有意義です。
実際に体験して、自分の頭で考えたことを伝えれば「熱意がある」と評価してもらえる可能性があります。
想定問答集を準備しよう
面接の準備が足りないと、想定外の質問を受けたときに慌ててしまいます。
慌てて回答すると支離滅裂なことを話してしまう恐れがあるため、できるだけ「回答の引き出し」を増やしておきましょう。
面接の想定問題集などを活用すれば、引き出しが増えて面接官からの質問に冷静に対処できるようになります。
また、面接の場では「自分が伝えたいこと」を明確にして、回答の要点を面接官にしっかりと伝えられるようにしましょう。
インターンに参加してイメージを膨らませよう
インターンに参加することで、公務員の仕事への理解を深めることができ、結果的に面接で有利になります。
リアルな公務員の仕事を体感することで自分なりの考えをまとめることができるため、インターンへの参加は非常に有意義です。
具体的な将来のビジョンをイメージすることで志望動機を深められるため、魅力的な自己PRも作れるようになるでしょう。
公務員の仕事への理解を深め、求められている能力を知ることで、取るべき対策も見えてきます。
模擬面接を受けてみよう
多くの公務員試験予備校では、模擬面接を行っています。
第三者に見てもらうことで、自分自身では気付けないクセを把握でき、改善につなげることができます。
自分だけで面接対策を行うのは非常に困難なので、何度も模擬面接をこなしてブラッシュアップしましょう。
客観的に自分の言動や身だしなみをチェックしてもらい、自己分析や想定問答集のフィードバックをもらうことで効果的な対策ができます。
面接時のマナーを知ろう
面接には知っておくべきマナーがあるため、必ず押さえておきましょう。
公務員試験の面接に落ちる人はマナーをわきまえておらず、知らない内に悪印象を与えてしまっています。
以下で、押さえておくべき面接時のマナーを解説していきます。
入室・退出時に気を付けること
入室時
入室は「面接の部屋へ入る瞬間」から見られているため、動作を一個一個丁寧に行うことが大切です。
入室時は、扉をノックや扉の開閉は静かに行うことを意識しましょう。
実際に面接の会場に入ったら、笑顔を意識しながら挨拶し、面接官の指示を受けてから着席しましょう。
退出時
退出時も、入室時と同様に動作を一個一個丁寧に行いましょう。
退出時は「最後ありがとうございました」「失礼します」と必ず伝え、礼をします。
面接官におしりを向けないようにして扉を開け、静かに扉を閉めましょう。
面接が終わるとホッとしますが、最後まで気を抜かないことが大切です。
面接時に気を付けること
面接時は、コミュニケーションの仕方や話すべき内容に意識が向きがちですが、座った時の姿勢にも気を付けましょう。
また、尊敬語や謙譲語の使い方を間違えると「常識がない」と思われてしまう恐れがあります。
- 丁寧な言葉遣い
- 綺麗な姿勢
- 笑顔
- ハキハキとしたコミュニケーション
を意識してみてください。
公務員の面接に落ちる人の特徴まとめ
公務員の面接に落ちる人の特徴まとめ
- 「信用できない」という印象を与えると合格するのは絶望的
- 主体性が高く、コミュニケーションが適切にできる人は高く評価される
- 第一印象が良く、誠実さやまじめさをアピールすれば受かりやすい
公務員試験の面接で悪印象を与えたり、コミュニケーション能力に疑問を持たれたりすると合格するのは絶望的です。
また、公務員は仕事の特性上「信頼できるか」が非常に重視されるため、面接の受け答えを通じて「信用できない」と思われると落ちてしまうでしょう。
こちらの記事を参考にしながら、受ける人の特徴を取り入れて公務員試験の面接対策を進めていきましょう。