新卒から数年で公務員を辞めたい人は多い?仕事の辞め方からその後すべき行動まで解説
数ある職業の中でも「安定」という言葉が最も似合う公務員には、難関の試験を突破して将来の安定を求めてくる人が数多く入ってきます。
ただ、現場に対する理想と現実のギャップを突きつけられ、新卒入所後数年以内で別の仕事を探したいと考える方も珍しくありません。
そこで今回の記事では、新卒公務員が転職を検討したいと考える理由や、その際の対処法まで徹底解説していきます!
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新卒公務員の退職状況
公務員は数ある職業の中でも抜群の安定度を誇る仕事であり、それ故に長く職場に勤務し続ける方も非常に多いです。
ただ、新卒で公務員に入社してからの数年は慣れない作業や職場関係などに悩み、今の仕事を辞めたいと考える社員が一定数いるのもまた事実です。
地方公務員の離職率の推移
<令和2年度 全職員対象退職者数合計一覧>
年齢 | 退職者数 |
---|---|
20歳以上25歳未満 | 12,000人 |
25歳以上30歳未満 | 23,858人 |
総務省統計局 団体区分別、職員区分別、退職事由別、年齢別退職者数及び退職手当額より
上記は、令和2年度の退職事由別退職者数のデータのうち、「20~25歳未満」「25歳~30歳未満」の年代で退職した方の一覧を示した表となります。
こちらのデータから、新卒から数年で公務員の職を辞する方が一定割合で存在し、決して珍しくないことが伺えます。
大卒者の求人倍率の推移
入社間もない新入社員が、退職へ踏み切れる理由として、大卒者の求人倍率の低下にあり、同時に大卒者を求める企業が増えていることが一因として挙げられます。
次の表は、リクルートワークス研究所により発表された従業院規模別の大卒求人倍率を表しています。
<300人未満>
年度 | 大卒求人倍率 |
---|---|
2019年 | 9.91倍 |
2020年 | 8.62倍 |
2021年 | 3.40倍 |
2022年 | 5.28倍 |
2023年 | 5.31倍 |
<300~999人未満>
年度 | 大卒求人倍率 |
---|---|
2019年 | 1.43倍 |
2020年 | 1.22倍 |
2021年 | 0.86倍 |
2022年 | 0.98倍 |
2023年 | 1.12倍 |
<1,000~4,999人未満>
年度 | 大卒求人倍率 |
---|---|
2019年 | 1.04倍 |
2020年 | 1.08倍 |
2021年 | 1.14倍 |
2022年 | 0.89倍 |
2023年 | 1.11倍 |
<5,000人以上>
年度 | 大卒求人倍率 |
---|---|
2019年 | 0.37倍 |
2019年 | 0.42倍 |
2019年 | 0.60倍 |
2019年 | 0.41倍 |
2019年 | 0.37倍 |
社会的に大卒者の需要が上昇しているのが、表から見てもわかります。新卒入社からすぐに退職をしたとしても、その後の転職ができるという現実があるため、新入社員でも仕事を辞める人が多いといえるでしょう。
ひと昔前では、入社後は定年までその会社で働くというのは一般的であり、すぐに退社してしまうと「根性がない」などといった悪い印象を与えてしまう傾向にありました。
しかし近い将来は、転職をして自分に合った仕事を見つけるというのが一般的になると考えられます。
新卒3年以内で退職を考えている人の意見
では、新卒数年以内で公務員から転職したいと考えている人は、どのような理由で退職を検討しているのでしょうか。
一例ではありますが、転職を考えている男女2人の意見をご紹介します。
新卒1年目で退職を考える方の意見
新卒1年目ですが、少人数の部署で年功序列が強いムードがあり、そのような雰囲気に耐えることができません。
私の仕事内容はまだそこまで多くないものの、私の指導係の方がタスクを抱え込んでしまい非常に忙しく、業務内容の質問も気軽にできずに非常に困っています。
また、課内には無駄話をしながら残業をダラダラとする空気も流れており、私もそれに合わせて夜の8時ごろまでは課内に残るようにしています。
理不尽な風習が多くあるせいで、退職して心機一転を図ろうか否か迷っている最中です。
新卒1年目で退職を考える国家公務員の方の意見
まだ1年目の国家公務員ですが、早めに仕事を辞めようかどうか迷っています。
前例主義が蔓延っているため、過去の内容を自分で調べて法案の起案などを行おうとするのですが、上司には小馬鹿にされて理不尽に詰められて跳ね返される毎日を過ごしています。
次々と仕事も降ってくるため、負のスパイラルに陥ってしまい、毎日早くても21時過ぎにしか帰ることができず、まともにプライベートを楽しむことすらままなりません。
特に残業の多さには参っており、私は100時間近くの残業を強いられて限界が近づいてきます。。。
新卒公務員が会社を辞めたくなる主な理由
ここからは、新卒の新入社員が会社を辞めたくなる主な理由をご紹介していきます。
自分と同じような理由で退職を検討している人が多いのかどうかも含めて、参考にしてください。
入庁前後でイメージとのギャップが広がってしまう
公務員の入庁前のイメージとして
- 定時に上がることができ、残業が少ない
- 職場の人間関係も良好そう
- 有給が取りやすいホワイトな環境
などのイメージをお持ちの方も多いでしょう。
ただ、実際の公務員の現場は部署によって勤務時間や人間関係のしきたりなどが大きく異なり、場合によっては残業が毎日続いたり、有給を取りづらい空気が蔓延している職場もあります。
このようなことがきっかけで、理想と現実のギャップが大きく広がってしまい、それによって苦しんでしまうパターンが多く見られます。
完全な縦割り業務で質問がしづらい
公務員の仕事は完全な縦割り業務となっており、同じ部署でも人によって異なる事業・作業を担当することとなります。
よって、新卒で配属された公務員にもいくつかの業務がメインで振られ、その業務に関しては前任者同様の水準での仕事が求められます。
ただ、縦割り業務の影響から、自らの業務を隣の人は全く知らないなんてことも頻発し、それ故にわからない部分も自力で解決する必要があるケースが少なくありません。
このような新人にとっては厳しい環境に急に放り込まれることも、退職を早期に検討してしまう要因の一つとなります。
新人は放置されてしまい辛い
公務員の場合、先ほどの縦割り業務と関連して
- 他の業務について全く知らないこともある
- 多くの方が非常に忙しく、他まで構っている余裕がない
などの要因が重なり、丁寧に横について指導をしてもらう機会は限られてきます。
これ故に、やるべき仕事を他の人に聞くことができず、それを溜め込んでしまい気づいたら大きな問題が発生していたというようなことも珍しくないのです。
キャリア成長など将来性を感じない
キャリアアップを目指して入社したものの、現状の仕事は上司の仕事内容と大きく変わるわけでもなく、未来に希望を持てるような状況ではないなど、将来のビジョンを考えたときにモチベーションを保てないと、退職を検討する人が多いようです。
また、入社後にこの会社でずっと働くことを想像した場合、不安を感じるという人もいます。
先輩社員や上司を見て自身の成長を想像できないため、キャリアアップをするために退職してしまうケースが多いようです。
仕事内容に興味が持てない
自分で望んで入社したものの思い描いていた仕事内容とは異なり、自分で描く将来のビジョンとはほど遠いと感じる人もいます。
「このまま仕事を続けていいのか」日々考えるようになり、仕事が手につかなくなってしまうなど、業務に影響がでるケースも少なくありません。
その結果、自分の描く将来のビジョンにつながる仕事を求めて、転職を選ぶ人も多いです。
給料が安いなど待遇に不満がある
新卒であるため仕方がないこととはいえ、給料が安すぎると働き続けるモチベーションの低下につながります。
また、給料が安すぎるので残業や副業をするなど工夫しなければならず、結果として自分を追い詰めてしまうことがあります。
転職することでキャリアアップを目指し、リラックスできるような自分の時間を持つために退職をする人もいます。
上司や同僚との人間関係がうまくいかない
一緒に過ごす時間が長い分、人間関係がうまくいかないと精神的に追い詰められてしまうことはよくあります。
上司との折り合いが悪く半ばいじめのような状況である状況や、同僚に疎まれてしまうなど人間関係で悩み退職をする新卒生は少なくありません。
仕事内容よりも、上司や同僚との関係が憂鬱で、仕事に行くことでさえ苦痛に感じてしまうなど、精神的負担は大きいようです。
どこの職場もそのような関係とは限らないため、新たな環境に身を置くことで1から人間関係を築きたいと転職を希望するケースもあります。
将来結婚・出産・育児をしたい
新卒の女性が退職する理由として多いのが、結婚や出産した場合に今の会社では働きづらいといった理由です。
今では、夫婦で共働きの世帯も多く、できれば産休・育休を取得して働き続けたいと考える女性は増えています。
しかし、少子化対策が進み、女性にとって産休や育休が以前に比べて取得しやすくなったとはいえ、未だ子育てをしながら働くという環境がそろっていない会社も多くあります。
育休を取得後職場復帰した場合でも、時間の融通がきかない、子どもを理由に休むことを良く思わないなど、女性にとって子育てと仕事を両立させることが難しいと感じた場合、将来を見据えて転職を希望する人もいます。
新卒での入所時に妥協してしまった
就職活動をする場合、自分が希望する地方自治体・職種とは別の場所へ移ることもよくあります。
しかし、焦ってしまったばかりに自分が希望する職種とは全く異なる会社に就職を決めてしまった場合、仕事へのモチベーションを上げられないと感じることは少なくありません。
自分がこの会社で定年まで働くことを考えると悔いが残ると感じ、まだ若手といわれるうちに希望する職種に転職をしたいと、仕事を辞める人もいます。
会社で嫌なことがあった
新入社員のうちは仕事にも慣れておらず、右も左もわからない状態なので頻繁にミスをしてしまうのは当たり前といえます。
しかし今まで失敗した経験が少ない人の中には、他人に「怒られる」と落ち込んでしまう人は多いです。
そんなときに上司からも注意を受けたり怒られたりすると、基本的にどの会社でも先輩や上司に怒られることはあるとわかってはいるものの、仕事を辞めたいと思ってしまうようです。
辞めたくなったら転職エージェントを活用しよう
キャリアに自信のない新卒公務員が転職をする場合、「転職エージェント」の活用が非常におすすめです。
ここからは、転職をする際に役立つ「転職エージェント」について解説していきます。
完全無料で転職をサポート
転職エージェントの利用は原則無料であり、費用をかけずに転職に関する様々なサポートを受けることができます。
転職先の企業より謝礼をもらうことで求職者の金銭的な負担を0にし、より自分に合った転職先を見つける手助けを行っているのです。
専門的なサポートを受けられるだけでなく、「登録しておいて損がない」という点も転職エージェントの大きな魅力と言えるでしょう。
好条件な非公開企業を紹介してもらえる
転職エージェントでは、転職サイトにある求人だけではなく独自に持っている非公開の求人も紹介しております。
非公開求人は、転職エージェントが直接求人を請け負っているものです。
そういった求人は、通常の求人情報に比べて好条件であることが多いことから、質の高い求人を中心にチェックすることができます。
自己分析のサポートや面接対策まで
先述した「新卒の人が転職する前に把握しておくべきこと」でもご紹介したように、転職をする前に自己分析が必要です。
自己分析は、面接などでの受け答えだけではなく、本当に転職をするべきなのか、自分の長所や短所などを見つめなおす機会になります。
また、採用を勝ち取るためには対面式の面接対策を繰り返す必要がありますが、転職エージェントでは、面接対策も無料でおこなっております。
日程調整や給料交渉も
働きながらでは、求人をチェックする時間や応募する時間などがありスケジュールもハードになりがちです。面接日程を組むのも面倒に感じるでしょう。
転職エージェントを利用すれば、この面倒な日程調整も担当者に任せることが可能です。
転職先と行うのが難しい給与交渉についても、キャリアアドバイザーが代行可能な場合が多々あります。
転職エージェントを活用するだけで、転職活動の負担を大幅に軽減することができるのです。
リクルートエージェントの利用がおすすめ
新卒公務員が次の職場に転職を希望する場合には、リクルートエージェントの活用がおすすめです。
リクルートエージェントを活用して転職活動を進めるメリットは主に以下の3点にあります。
転職支援実績No.1の確かな実績
リクルートエージェントは「転職支援実績No.1」を誇り、各業界に精通したキャリアアドバイザーが転職者のニーズにマッチした求人を厳選して紹介してもらえます。
長年の支援活動の中で蓄積された豊富なナレッジをもとに、自身の今後のキャリアプランに沿った確かな転職先を一緒に探すことができ、これは不安になりがちな転職活動において大きな安心材料を提供してくれます。
プロのキャリアアドバイザーが親身にサポート
リクルートエージェントでは、転職のプロであるキャリアアドバイザーが転職者のスキルや希望に沿った求人案件をご紹介、その後の面接対策まで幅広く対策してくれます。
特に新卒から日の浅い若手社会人の場合、転職市場での立ち振る舞いがまるでわからず不安に苛まれがちですが、そんな不安も頼もしいプロと共に対策すればしっかりと乗り切ることができる環境が整っているのです。
20万件の非公開求人を掲載
求人の中には、リクルートエージェントだからこそ取り扱い可能な非公開求人20万件も含まれており、幅広い選択肢の中から自分の希望に合った職場を見つけることができる点もこちらのサービスの大きな魅力です。
希望の進路を見つけやすい点もリクルートエージェントの大きな魅力であると言えるでしょう。
リクルートエージェントを利用した20代の口コミ・評判
キャリアアドバイザーの方の堅実かつ迅速なサポートのお陰で早期に転職先を決めることができました。私の希望に近い企業をたくさん紹介していただき、企業選びなど一から自分で始めるより、はるかに時間も工数も省くことができました。
更に、私個人では思いつかなかった可能性(業界・業種)を色々と紹介していただける点も魅力でした。 営業・24歳男性
キャリアチェンジの希望を、事前の提出書類から把握してくださり、面談時には希望する方面の案件を紹介いただき、信頼できるエージェントだと感じました。こちらの些細な疑問や不安にも毎回丁寧に対応くださり、レスポンスが早く、安心して転職活動に専念できました。
案件の質の高さはもちろんですが、それ以外の細かなサポートが素晴らしいです。また、面接前のメールでいただく励ましの言葉がとても支えになりました。 人事・25歳男性
新卒公務員でも辞めていいのか
「まだ入社したばかりなのに・・・」と、仕事を辞めたい気持ちはあるものの、本当にこの時期に辞めていいのか不安に思ってしまうでしょう。
辞めた後の生活を不安に感じてしまう人も少なくありません。
ここからは、本当に辞めるという選択をしていいのか、辞めてしまった場合に社会的にはどう思われてしまうのか解説していきます。
新卒1年目でも仕事は辞めてよい
結論からいえば、新卒入社1年目であっても「仕事を辞める」という選択は十分ありえます。
新入社員は最低でも3年間働くべきというのは、終身雇用が保証されていたひと昔前の話です。確かに、3年ほど働かなくては、その職場の仕組みや仕事の流れなど十分に把握するのは難しいでしょう。
しかし、そのまま働いていると体調を崩す場合や、業務形態が劣悪などといった場合は、すぐに辞めるのが得策といえます。
自分を守る意味でも、仕事を辞めるという選択は大切です。
退職・転職するかどうかは慎重に考えよう
自分を守る意味での退職であれば、決断は早い方がいいケースもあります。
そうではない場合でも仕事を辞めるという選択をすることはありえますが、入社から日が経っておらず社会経験が浅いので、退職を希望する理由によってはよくよく検討する必要があります。
特に、転職ではなくただ退職を検討している人は、先のことも考えると転職を希望する方がいいケースも多いため、決断は焦らない方がいいでしょう。
どうしても辞めたいときは即行動
たとえ入社後すぐであっても、どうしても今の仕事を続けられないと強く感じる場合は、後に時間の無駄だと後悔しないためにも、すぐに辞めた方がいい場合もあります。
ただし、ニートもしくは起業する目的の人は別ですが、再就職や転職を希望する場合は、すぐに次の仕事先が見つかるとは限りません。
辞めるのはいつでもできるので、まずは辞め方として次の仕事先を探してから退職するいう選択も必要になります。
その際は、後にご紹介する転職エージェントを利用すると効率よく探せるのでおすすめです。
嫌な仕事を無理に続けるのは勿体無い
仕事は社会人人生の大半を占めるものであり、嫌なことに大半の時間を注ぎ込むのは精神的にも肉体的にも非常に辛いものとなります。
よって、自らが力を発揮できるベストな環境を見つけて、その中で力を尽くした方が自らの人生をより良いものへと推し進めることができます。
確かに公務員はお給料が安定しているという他の仕事にはない大きな強みがあるものの、それだけに囚われて現状に囚われてしまうことは勿体無いことであると言えるでしょう。
仕事を続けて現状を打破するのは困難な側面もあり
行政の仕事の進め方は、基本変更することはないため、公務員の仕事の中で一度感じた違和感はそう簡単には消えることはありません。
長く勤めているとその環境に慣れきってしまうことも予想されますが、そのことが果たして自らの人生を幸せにすることは繋がるか否かはよく自分の胸に手を当てて考えてみる必要があると言えます。
新卒で公務員を辞めたくなった人のリアルな声
続いては、新卒で公務員を辞めたいと思っている人の意見を理由別に見ていきましょう。
さまざまな理由によって、今の職場に魅力を感じていないのがわかります。
人間関係は入所後にしか分からない
職場の人間関係は、入所後にしかわからないものです。
見学の際に関係が良好に見えていたとしても、入社してみるとさまざまな人間関係が見えてきて、気が滅入ってしまうという声は少なくありません。
嫌いな人に対し、今までの学校生活では関わらないといった選択が可能だったものが、仕事上連携を取らなくてはいけないため、適度な距離を見つけながら上手に付き合っていく必要があります。
また、直属の上司や同僚と反りが合わないと、ほぼ毎日気まずい状態で過ごすことになり、苦痛に感じるという人も多いです。
将来性が感じられないほど給料が安い
給料に不満を感じてしまうことはよくあります。
ある程度の給料でなければ、生活を送るのも家族を養うものむずかしくなります。また、仕事量に対して給料が低すぎると、不満を持ちやすい傾向にあります。
給料への不満は、「今の仕事でこれしか給料がもらえないなら、転職するべきかも」と、転職をするきっかけになりやすいです。
ただ、新入社員だから給料が低めということもあるので、上司に昇給制度について確認してみるようにしましょう。
配属先が運悪く希望先でなかった
希望する公務員に入所できたとしても、大規模であればあるほど、自分が希望した部署で働けるとは限りません。
配属先によっては、自分が思い描いていた仕事内容とは大きく異なってしまったという人も多くいます。
そういった場合は、せっかく公務員になれたので、異動願いを出すという方法もあります。もし希望する部署へ移動が難しいようであれば、転職をするしかありません。
転職先では、希望する仕事ができるかどうか確認をしましょう。
職場の方針や社風が自分の気質と合わない
職場の方針や社風によって、同じ自治体・庁であっても雰囲気が異なります。
すでに将来的にも自分の働きたい業種で働いている場合は、ある程度のスキルを身に着けた後に転職すると、選考の際に有利になることも考えられます。
いずれ転職すると考え、自分のために今の職場で働くのも一つの辞め方です。
新卒で公務員を辞めるメリット・デメリット
ここからは、新卒で公務員を辞めることで生じるメリット・デメリットについて解説していきます。
メリットやデメリットをきちんと把握して上で、本当に仕事を辞めてもいいかどうか検討することで、後悔をせず踏み出せるはずです。
ぜひ参考にしてください。
新卒で仕事を辞めるメリット
まずは、新卒で今の仕事を辞め、転職することで生じるメリットをご紹介します。
新卒で仕事を辞めるということに抵抗を感じる人も多いですが、メリットもあるため見ていきましょう。
ポテンシャルのある若手の方が選択肢が広い
新卒・第二新卒で退職をするということは、若手のまま転職・再就職へ望めるということでもあります。
会社としても若手として入社してもらうことで、これから先長期間にわたって働いてくれるという将来性が感じられます。
そのため、今までとは違う業種へ挑戦したとしても採用してくれる可能性が高いのでチャレンジしやすいでしょう。
また、数年働いてスキルが身についた人よりも、一から育てられる若手を積極的に採用したいという会社も多いです。
労働環境が改善されてストレスがなくなる
仕事の内容は大切ですが、職場の環境も重要です。
1日の大半を過ごす職場の環境が自分に合わず、日々ストレスを抱えている状況では、体に支障をきたす可能性があります。
独立行政法人 労働政策研究・研修機構がおこなったメンタルヘルスについての調査では、約6割程度の事業所でメンタルヘルス問題をかかえ、1,000人以上の事業所ではメンタル不調者が72%を超える結果が出ています。
例え同じ業種であっても労働環境は異なります。転職をすることで、労働環境の改善が見込めるというメリットがあります。
より自分にあった新たな仕事に就ける
職場を変えることで、労働条件も変わると同時に、仕事内容自体も変えることが可能です。
「給料が安い」「休みが取りづらい」など労働環境に不満がある人も、興味がある業種に転職し仕事内容を変えることができます。
ただし、転職は仕事内容を変えるチャンスではありますが、新たな職場での仕事内容や労働環境が必ずしも意に添うものとは限らないため、しっかりとしたリサーチが必要です。
新卒で仕事を辞めるデメリット
次に、新卒で仕事を辞めるデメリットについて解説していきます。
新卒だからこそ転職に希望が持てるという面があるものの、デメリットもあるためきちんと把握したうえで、どうするか検討していきましょう。
安定した給料・福利厚生を手放してしまう
公務員は余程のことがない限りは、定年までの雇用とそれに伴う安定した給料・福利厚生が保証されています。
経済環境の変動にお給料が比較的左右されづらい点は、今後の人生設計を考える上で非常に大きなメリットです。
このような最大のメリットを手放してしまう点は、事前に要チェックしておくべきでしょう。
得られる経験や学びが少ない
勤続年数が少ない場合、現職で得られるはずだった経験・学びを最大限享受することができず、次の仕事に結びつけるのが難しくなってしまいます。
与えられた環境で、学びとることを最大限享受することは、今後の社会人人生をより実りあるものへとするために非常に重要な事です。
この癖を早いうちから放棄してしまう点もデメリットの一つです。
転職先でもまたすぐに辞めると思われる
多くの人が仕事を辞めることへのデメリットと感じているのが、「すぐ辞めるだろう」という先入観を持たれてしまうという懸念ではないでしょうか。
仕事の面接を受ける際に、新卒で仕事を辞めたという事実はどうしても忍耐力に問題がありと思われてしまう可能性があります。
また、自分としても仕事を辞めた経験があると、辛いことや不満があると退職という選択が浮かぶ人も多いです。
まずは、次の職場で自分は働き続けるという意思を持って転職先を探すことが大切です。
第二新卒という微妙な立場になる
新卒で仕事を辞めてしまうと、第二新卒となり新卒者に比べて将来性という面では劣ってみられてしまいがちです。
また、ある程度のスキルがある即戦力として採用さる中途採用よりも、経験面ではどうしても劣ってしまうため中途半端に思われてしまう可能性もあります。
人間関係でも板挟みに会いやすくなるので、コミュニケーションを適切に取っていくようにしてください。
同期が同年代でなくなる
第二新卒として入社すると、同期の人とは年齢が異なります。
社会人になると学生ほど年齢に壁は感じにくくはなるため、年齢に対しては心配する必要はありません。
しかし、職場では同期でも年齢が上、場合によっては上司は同じ年齢や年下ということもあり得るので、年齢関係なく働く意識が大切です。
経歴に傷がつくリスクがある
仕事を辞めるということは、経歴に傷がつくリスクは否めません。
新卒で仕事を辞めるというのは、経歴面ではマイナスに見られてしまう要素です。
また、転職を繰り返すと「忍耐力に問題がある」と評価されてしまいやすくなり、書類選考の段階でマイナスに働く可能性が高いです。
仕事を辞めるということは「経歴に傷がつく」と考え、本当に辞めていいのか見当するようにしましょう。
公務員を続けていくための対策方法
では、今の職場を辞めずに働くにはどうしたらいいのでしょうか。
仕事を続けていくための対応策について解説します。もし対応策を取っても対処できない、改善されないと思ったら改めて退職や転職を検討していきましょう。
モチベーションを維持する
仕事をしていると、さまざまな理由でモチベーションが下がってしまうという経験は誰にでもあるものです。
社会人生活は長いうえに、生きていくためには仕事をしなくてはいけません。
そのため、モチベーションが下がったときにどうにかして仕事を続けていける方法を、自分で見つけるということも必要になります。
自分なりのストレス解消方法や、気分転換に有給の取得などさまざまな方法を試してみましょう。
辞めてもよいと楽な心構えをする
大学時代は友達と遊んだりといったプライベートや、バイトなど自分のために使える時間が多かったものが、社会人になると1日の大半を仕事が占めることになります。
そのため、四六時中仕事のことを考えているという人も多いです。しかしそれでは、常に仕事をしている感覚になってリラックスできないのではないでしょうか。
「プライベートは仕事を考えない」と、仕事とプライベートを切り離して生活をすることも大切です。
仕事を辞めることはいつでもできます。まずは、仕事とプライベートを割り切って生活をしてみましょう。
異動という選択肢もある
今いる職場にどうしても合わないと感じる場合は、公務員を辞めるほかに「異動」という選択もあります。
異動では、経歴に傷がつくこともありませんし、同じ公務員でも仕事内容が変わり職場環境も変化するため、転職と似たような経験ができます。
まずは仕事を辞める前に、信用できる上司に次の人事で異動について相談をしてみましょう。
ただし、異動について気軽に公言してしまうと、異動できなかった場合に返って居心地が悪くなる可能性があるので注意が必要です。
相談相手は慎重に選びましょう。
Twitterなどで普段は言えない不満を発散する
仕事を続けていく上で、ストレスの発散はとても重要です。
仕事の不満などグチを言うことでも発散することができます。もし、うまくストレスの発散ができない場合は、Twitterなどのツールを頼ることも一つの手です。
ただし、会社名など固有名詞を出さない、自分も含めて人物が特定されないように利用してください。
万が一職場の人にバレてしまうと、人間関係の悪化につながります。また、思わぬ方法につながってしまうこともあり得るので、十分に注意した上で上手に活用していきましょう。
新卒でも辞めていいかという判断基準は?
ここまで新卒でやめるメリットのほかに、デメリットやリスク、そしてどうすれば辞めなくて済むのか対処法など解説してきました。
入社して間もない時期の新卒で仕事を辞めるとなると、「すぐ辞めてしまうのでは?」といった懸念事項を与えやすいので、ある程度自分で対処してから退職・転職をするのが理想的な辞め方といえます。
しかし、新卒でもこれは辞めた方がいいという理由があります。
ここでは、新卒が迷わず辞めてもいい判断基準について解説します。
人間関係や就労時間で苦慮している場合
新卒公務員が現職を辞めたい理由の最たるものとして
上司からの叱責が厳しい・パワハラまがいの言動がなされる 労働時間が長く、体力的にも辛い などの要因が挙げられます。
ただ、これらの要因は部署が異動することで解消されることが多く、単に今の配属先のチョイスが合っていない可能性が高いのです。
よって、即断即決で職場を離れる決断をするのではなく、異動など異なる道も併せて検討することをおすすめします。
また、本当に辛くて職場に行けなくなってしまった場合には、療養休暇を取得していく選択も併せて検討しておくようにしましょう。
転職先に明確な目的がある
仕事を辞めたい理由として、職場環境や仕事内容に不満があるといったネガティブなものが多くあげられます。しかし、それだけですぐに退職・転職してしまうのは、事を急ぎすぎともいえます。
その場合は、まず自分ができる対処をしてから辞めても遅くはありません。
しかし、転職したい職種が決まっている、自分を成長させたいなどポジティブな理由で退職・転職を検討しているのであれば、辞めてもいいでしょう。
現在の仕事内容や職場環境に大きな不満がない場合、仕事をしながら転職先を探すことで転職までの期間生活は確保できるのでおすすめです。
仕事に違和感を感じている場合
公務員の現場では、以前から脈々と受け継がれてきた仕事の進め方が深く根付いており
仕事のための仕事になっていることが多い 何も考えずにただ漫然と仕事をこなしているだけの人が多い などの問題意識を抱えていらっしゃる方も多いでしょう。
このような仕事の進め方は、公務員という巨大な組織の都合上若手から変革を促すのはほぼ不可能に近く、基本は「郷に入っては郷に従え」の精神で長期間仕事に従事することが求められます。
よって、このようなストレスが積み重なり、耐えられないとお考えの方は、上述した転職エージェントを活用した上で、より良い職場へと移ることも併せて検討することをおすすめします。
仕事上のミスなど一時的なものは辞めるべきでない
新卒の段階ではまだ仕事の全体像から細かい進め方までわからないことだらけであり、「自分は今の仕事に向いていないのではないか?」と疑問を抱くことも少なくありません。
ただ、これはある意味当たり前の現象であり、この問題はコツコツと仕事を積み重ねていくことで時間が解決してくれる可能性が高いです。
よって、初めから仕事ができないことで過度に心配する必要はなく、まずは目の前の業務にしっかりと打ち込んでいく姿勢が大切になります。
やりたいことができた
他にやりたいことができた場合には、思い切ってそちらの方向に人生の舵を切るのもおすすめです。
公務員の職場に留まっていても、自分の理想と現実のギャップが大きくなるばかりで、大きなジレンマを抱えることに繋がり、貴重な20代の時間を無駄にしかねません。
新卒の人が転職する前に把握しておくべきこと
仕事の辞め方として退職と転職がありますが、これからも違う職場で働いていく気があるのであれば、転職がおすすめです。
そこで、転職をする前に把握しておくべきことを5つご紹介するので、確認をしていきましょう。
新卒3年以内での転職は不利であると認識する
先述したように、新卒から3年以内での退職・転職では、次の就職先の採用担当者に「またすぐに辞めてしまうのでは?」と思われやすいのは事実です。
また早く仕事を辞めるということは、その会社でのスキルや経験が積めないまま退職・転職をすることになるため、経験者とはいいにくく書類選考や面接では不利に働くということは認識しておきましょう。
それをまず踏まえた上で、転職・退職をするのであれば、後悔を残しにくい辞め方といえます。
自己分析を欠かさない
転職前に、自己分析が必要です。
どうして転職をしたいのか、その転職先を希望する理由、そして自分の長所や短所、前職で得たスキルなどをしっかりと把握しましょう。
そして、転職や退職といったマイナス面も自分の強みとして、採用担当者へのアピールに変えて書類選考や面接に臨む必要があります。
自己分析をすることによって、この転職自体が自分に合っているのかどうか深く考えることも可能です。もし自己分析をした上で転職を希望するのであれば、明確な理由を持つこともできます。
時期によっては転職できない可能性もある
転職を希望するのであれば、退職をする時期は大切です。
自分の中ではいつでも転職先は探せると思い退職しても、タイミングや第二新卒の採用が行われていないなど、時期によっては転職先を見つけられないということはよくあります。
そうなってしまうと、生活費もままならなくなってしまう可能性もあるので注意が必要です。
転職まできちんと生活ができるように、在職しながら退職の時期を見極め、転職先を見つけるのがおすすめの辞め方です。
転職前にスキルを身に着けておく
転職前にできるだけスキルを身に着けておくことは大切です。
新卒で転職する場合は第二新卒となりますが、新卒とは同じ区分で採用されず中途採用として扱われることが多いです。
その場合、スキルのあるほかの中途採用の応募者に劣ってしまうと就職が難しくなります。第二新卒のリスクともいえるスキルの足りなさを、どれだけ身に着けられるかが転職活動のカギです。
転職を検討しながら積極的に仕事を学び、採用担当者にアピールできるようなスキルを持てるよう動くようにしましょう。
退職するならお金を準備しておく必要がある
仕事や職場環境が悪く、時期を待たずに退職をしたいという人もいるでしょう。
退職をしてから次の就職先を探すのであれば、ある程度のお金の準備が必要です。
退職後に転職先を探したとしても、すぐに見つかるとは限りません。
なかなか決まらず転職活動中にお金が底をつきてしまい、アルバイトを始めるという人も少なくないです。
アルバイトで家賃や生活費を稼ぐためには、長時間働く必要があるため転職活動に集中できないという人も多くいます。
安心して転職活動ができるように、まずは当面の生活費を用意してから退職するのが望ましいです。
【新卒向け】退職・転職する際の注意点
ここからは、新卒の人が退職・転職を決意した際に注意してほしいポイントをご紹介します。
新卒で転職・再就職をする場合は、「仕事を辞めた」というマイナスポイントを上手にカバーする必要があります。
選考時の対処方法についても解説していくので、ぜひ参考にしてください。
転職先を見つけてから退職する
先述でも述べましたが、新卒から3年以内で転職を希望し退職をしたとしても、すぐに仕事が見つかるとは限りません。
そのため、今の仕事をつづけながら転職先を探すのがおすすめです。
今の仕事を確保しておけば、万が一転職に失敗し難しいと挫折した場合でも、現状は維持されます。転職先が確定した時点で、退職するという意向を上司に伝えましょう。
ただし、今の仕事で精神的にも肉体的にも限界に感じるようであれば、ある程度のお金を用意した上で辞めるという方法も検討してください。
選考時には辞めないという根拠を示す
新卒から3年以内で辞めたという事実は、選考段階でマイナスとして扱われます。
会社としても、育てのはいいもののすぐに辞めてしまっては、それだけの労力とコストが無駄になってしまうため、すぐ辞めてしまいそうな人材を採用するのは難しいのです。
退職や転職を希望する理由はさまざまですが、選考時に「辞めない」という意思を強くアピールする必要があります。そこで選考時でのアピール方法についてご紹介します。
仕事に対する熱意をアピールする
新卒から3年程度の人材はまだ若手として扱われます。
将来性の伸びシロがまだまだある段階なので、仕事への熱意をアピールしていきましょう。
転職先の業界やその会社自体についてとことん調べ、自分の情熱や熱意が伝わるよう面接などで工夫をしてください。
業界について詳しく知ることは今後のプラスにもなりますし、その会社について深く知ることによって、相手に「この会社で働きたい」という熱意が明確に伝わりやすくなります。
転職する理由を明確に
新卒から3年で退職・転職をするというのは珍しいことではありませんが、まだまだ少数派です。
選考時に前職を退職した・転職した理由を言えないようでは、「こらえ性がない」「社会人として何かしらの問題がある」と疑われてしまうのも仕方ありません。
そのため、選考時には転職をしたい理由を明確にしなくてはいけません。
転職する理由を明確にすることで、自分を客観的に見てどのような点に問題があり、どう対策を取るべきなのか分析することができます。
そうすることで、選考時にも自分をよく知ったうえで改善策も講じていると信頼性が上がります。
転職・退職の際の具体的なアクション
ここまでの退職・転職する際の注意点をふまえた上で、新卒から3年以内に転職・退職をする際に取った方がいい具体的な行動について、いくつかご紹介していきます。
「転職します」「退職します」など職場に言えないという人は多いのではないでしょうか。
これから転職や退職を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
上司に転職を伝えるタイミング
いつ退職届を出せばいいのか、迷う人も多いです。なかなか退職する旨を言えないという人は多く、タイミングを図るのは難しいです。
しかし、上司に転職の意向を伝えるタイミングを間違えてしまうと、職場の雰囲気が悪くなるといった弊害も生まれます。
また、転職がうまくいかなかった場合に、後戻りできなくなる可能性があるので注意が必要です。
そこで、「気軽に話せる上司がいる場合」と「転職以外の選択肢がない場合」の2つのパターンで転職を伝えるタイミングについて触れていきます。
気軽に話せる上司がいる場合
気軽に話も出来て、まじめに相談もできる上司がいる場合は、相談として話をしてみるのもいいでしょう。
まだ検討段階であること、転職を決める前に必ず相談するといった、転職を真剣に考えていることを伝えることで上司としても「辞める可能性がある」と認識しておくことができます。
また、場合によっては転職について相談し、今の会社で異動が可能かなど相談することもできるなど、自分にとって味方になってくれる人が見つかることもあるかも知れません。
転職以外の選択肢がない場合
今の職場では転職以外の方法がないという場合は、上司に相談する必要はありません。
「転職したい」と相談したことによって、上司や同僚との関係が悪化する可能性もあります。
上司に退職をすることを伝えるのは、できるだけ関係の悪化を回避するために転職が決まった後に希望退職日も含めてするようにしましょう。
そうすることで、転職に失敗した場合でも今の仕事を続けることが可能です。
転職・退職前から準備を欠かさない
仕事を辞めると上司に告げるのはすぐにでもできますが、転職や退職というのは職場にとっても大きなことです。
退職をするためには何が必要か、退職金や失業手当などについてあらかじめ調べておく必要があります。
省庁や自治体によって勤続2年以上じゃないと退職金が出ない場合や、勤続年数によって失業保険が受けられないというケースもあります。
転職のための資格を取得するなど、事前の準備をしていきましょう。できれば、在職中にコツコツと進めるのがおすすめです。
転職先選びには妥協しない
「早く転職したい」「早く仕事先を見つけないと生活ができない」など、転職先を妥協し急いで探した場合、また同じように退職してしまうという人も多いです。
「転職だからこそ、今よりもいい環境で働きたい」という思いで、転職先の労働内容や労働条件をしっかりと確認し、今の労働条件と比較するようにしましょう。
転職自体は悪いものではないですが、何度も転職をしているようでは「忍耐性がない」と強く判断されてしまい、より再就職が難しくなります。
辞め方が分からない・辞めづらい人は代行を利用
とくにブラック企業に勤めている場合、まず辞めさせてもらえないという声が多くあります。
「上司が怖くて言えない」「伝えても退職日を伸ばされてしまう」などといった人や、そもそも退職自体を職場に伝えにくいという人も多いです。
基本的に、退職をしてしまえば関わらないこともできるので、気にせず退職したい旨を伝えるといいでしょう。
しかし、それも言えないという人は、退職代行サービスもあります。転職や退職が決まりどうしても退職を告げられないという人は、代行サービスの利用も検討しましょう。
仕事を辞めたい新卒が知るべき知識についてまとめ
仕事を辞めたい新卒から3年以内の人に向け、仕事を辞める上でどう行動するといいのか、公務員を辞めるメリットやデメリット、辞める前にするべきことなどをご紹介しました。
新卒で仕事を辞めると、若手として扱われるものの社会経験が短いため転職の際には、マイナスとして見られる可能性があります。
転職を成功させるためには、転職をする動機を明確にし選考時には仕事への熱意をアピールすることで、仕事を簡単に辞める人材ではないと示すことが大切です。
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