公務員試験の直前期対策の方法は?おすすめの過ごし方や学習のコツまで徹底解説!
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「公務員試験直前期の勉強はどうしたらよい?」
「直前期の過ごし方や試験のコツを知りたい!」
公務員試験の直前期を控え、このように最後の追い込みをどのようにすべきか心配で、過ごし方などで悩んでいる受験生も多いでしょう。
この記事では、公務員試験の直前期対策の方法について、おすすめの過ごし方や受験のコツを含めて詳しく解説します。この記事をご覧になれば直前期対策のことがよくわかり自信をもって試験にのぞめるでしょう。
公務員試験の直前対策方法についてざっくり説明すると
- 直前期の追い込みは記憶定着に有効
- 学習内容の総復習を怠らないことが大切
- 直前期に新しい分野に手を出すのはNG
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公務員試験の直前対策方法
直前期こそ追い込む
直前期の追い込みは欠かせません。なぜなら、直前期の学習が一番記憶に残り鮮明に覚えられるからです。
この時期に必死に勉強すればしっかり身につき、試験当日への確実な自信になります。逆にサボってしまうと、不安がどんどん募ってきて、精神的にもきつくなりかねません。
最後くらいはのんびりしたいと思うのではなく、仕上げに向けて頑張るかどうかが、大きな分かれ目です。今まで頑張ってきた自分を裏切らないためにも、直前期こそしっかり追い込みましょう。
過去問演習を中心にアウトプットを繰り返す
次に、過去問演習中心にアウトプットを繰り返すことです。折角、一生懸命にインプットした知識も、本番でアウトプットできなければ何の意味もありません。
過去問は何回も解いて、答えを丸暗記してしまうくらいにしましょう。また、漫然と解くのではなく、試験時間を厳守して時間内に解き切ることが大事です。
過去問を繰り返し解くことにより、答えを覚えると同時に試験の流れを体に覚え込ませましょう。そうすれば、確実にアウトプットにつなげることができます。
フルセットで演習する
今までの勉強は主に参考書の問題を解いて答え合わせをする、というものが多かったと思いますが、直前期には試験本番に必要な勘を養うことが大切です。
勘というのは、具体的には
- 問題の難易度を見極める力
- 時間配分をして最後まで問題を解き切る力
- 初見の問題に対応して回答する力
になります。
そして、これらは試験本番の問題を本番の時間を測って解くことによって培われます。
過去問演習はできるだけ年度ごとにセットで解くようにしましょう。
参考書以外の問題も解く
参考書以外の問題も解いてみましょう。参考書に載っている問題を解けることは大事ですが、それが目的ではありません。
参考書に載っている問題を解く力や、覚えた答えの出し方を、実際に使いこなせるようにしなければなりません。
そのためには、過去問を解くことだけでなく、本番と同様の形式の模試を経験しておくことが大事です。
これまでの学習内容を総復習する
これまで学習してきたことの総復習も大事です。折角積み上げてきた成果を無駄にしないように改めて学習内容を確認しましょう。
これまでやった演習問題・過去問だけでなく、模試なども含めて問題を見直し、解き方・解答をしっかりと定着させることが大切になります。
暗記科目を重点的に
暗記科目はきっちり仕上げましょう。公務員試験は、マーク式で問題のパターンが決まっていることが多く、「公務員試験は暗記が全て」とも言われます。暗記していれば確実に得点につなげられます。
特に、生物など暗記がメインの科目は短期記憶でも構いません。本番当日に記憶が残っており、正解を出せれば、それで良いのです。
時事問題に必要な情報を仕入れる
時事問題の情報を上手に仕入れておきましょう。時事問題の配点は、結構高いです。しかも、それなりに勉強しておけば点数を取りやすい分野です。
時事問題の情報は、テレビや新聞などのニュース・報道で簡単に入手できます。大事なことは、情報が多いので、漫然と覚えるのではなく、数ある情報のつながりを考え要点を理解しておくことです。時事問題は、論文や面接・討論などにも活かせます。
頻出テーマの復習
同じ公務員試験でも、受験先によってよく出題される分野や設問形式などに一定の傾向があります。そのような受験先の試験問題の特徴を踏まえた学習も重要です。
特に頻出テーマは、点数の稼ぎどころです。過去問などであらかじめ頻出テーマを確認しておきましょう。
そして、直前期は頻出テーマを絶対に外さないように復習を繰り返して、確実に点数に結び付けましょう。
受験テクニックを知る
どんな試験にも受験テクニックがあります。受験テクニックを知っていれば、簡単には解きにくい問題も意外とすんなり解けます。受験テクニックを知っているのと知らないのでは、得点力に大きな違いが出るのです。
受験テクニックは、たとえば次のようなものがあります。
- 有り得ない選択肢を除く
- 資料解釈や数的推理は後ろの選択肢から当てはめる
- 解ける問題から解く
ネットなども参考にして自分に合うテクニックを仕入れておくと良いです。ただ、基本は実力をつけることであり、テクニックだけに頼りすぎないよう気を付けましょう。
教養試験のコツ
ここでは、教養試験のコツを紹介します。
教養試験の目標点数を決める
まず、教養試験の目標点数を決めましょう。公務員試験と言ってもいろいろあり、受験先によって合格ボーダーラインは、大きく異なるからです。
自分が目指す受験先は何点取れば合格できるのか、大体の目安を把握しておかなければなりません。
合格点の目安を知ったところで、模試などでリハーサルしてみて、自分が教養試験で取るべき目標点数をチェックして決めておくことです。
分野別に目標点数を決める
次に、分野別に目標点数を決めることです。教養試験の出題分野は、一般知能から一般知識まで、多分野にわたります。
しかし、決してすべての分野を完璧に仕上げる必要はありません。
トータルで教養試験の目標点数を超えるように、自分の得意分野・苦手分野を考えながら、分野ごとの目標点数を決めましょう。
出題の順番を知っておく
出題される順番は受験先の公務員試験によって違うため、出題の順番を知っておくことも大事です。
試験場でいきなり不得手な分野の問題にぶつかり、あたふたしてしまうこともあります。ただ、出題される順番をあらかじめ知っていれば、慌てることなく自分の得意分野を見つけて、先に解くことも可能です。
時間戦略を立てる大事さ
教養試験は時間との勝負ですので、時間戦略をしっかり意識しておくことが大事です。
時間戦略の立て方は、人によって違います。得意な科目・得点しやすい問題を手始めに解くという人もいれば、嫌いな科目から見ていくという人もいるでしょう。
どんなやり方でも良いので、自分に合う効率的で、点を取りやすい戦略を見つけましょう。
時間配分を決めておく
本番で焦ることのないように、どの問題にどのくらい時間をかけるのか、時間配分を決めておくことも大事です。
過去問演習などを繰り返して、自分に合う時間配分を考えましょう。この時間配分を決める際には、分野ごとに細分して、目標点数と時間配分を決めることもおすすめです。
専門試験のコツ
ここでは、専門試験のコツをまとめて紹介します。
ケアレスミスをなくす
専門試験に限ったことではありませんが、ケアレスミスをなくすことは基本中の基本です。ケアレスミスをなくすために、できたと思った問題も必ず見直しましょう。
よくあるケアレスミスは、次のようなことがあります。
- 名前の書き忘れ
- 問題文の読み間違え
- 数字や記号の見間違い
- マークシートの記入欄のズレ
「ケアレスミスは絶対になくす」としっかり意識して試験にのぞみましょう。
一通り解き終わった後の見直し
一通り解き終わった後の見直しは、特に大事です。解き方の順番として、初めは分かる問題を解き、分からない問題は残った時間で手をつける方が多いでしょう。
そのやり方で構いませんが、ポイントは分からない問題に手をつける前に、分かったと思う問題を見直すことです。分かる問題の点数を確実にした上で、残った時間で分かり難い問題に挑戦するのがおすすめです。
やりがちな直前期の間違った勉強法
ここでは、よくやりがちな直前期の間違った勉強法をまとめておきます。折角の大事な時期に間違った勉強に時間を割かないようにぜひ参考にしてください。
新しい分野に手を出す
新しい分野に手を出すことは、受験性がよくやる間違いです。知識問題は対象範囲が広く膨大であるため、やり残した分野があると、不安になることもあるでしょう。
しかし、新しい分野の配点が高いわけではありません。むしろ、時間が足りずに、新しい分野も未消化で、復習もおろそかになる恐れがあります。
直前期は不安かもしれませんが、グッと堪えて、今まで勉強してきたことを復習した方が、知識が確実に身に付き、高得点を取れる確率が高まります。
基本をおろそかにする
直前期になると、1問でも多く正解しようという思いから応用問題ばかりに手を出したくなり基本がおろそかになってしまいがちです。
しかしながら、他の受験生が正答できる問題を落としてしまうと合格が遠ざかってしまいます。
油断して足をすくわれないよう、100回やった暗記事項でもある程度復習しておくのが良いでしょう。
完璧を求めすぎない
公務員試験は、満点を取る必要はありません。受検直前になっても完璧を求める人もいますが、通常合格できるレベルは、6~7割です。
高得点で合格すればそれに越したことはありませんが、対処範囲が広いので、完璧を求めてもキリがありません。不得手な分野・難易度が高く解けそうもない問題は、飛ばしても構いません。
公務員試験直前期の過ごし方
公務員試験直前期の過ごし方についても注意が必要です。ポイントをまとめて紹介します。
朝型の生活にする
まず、試験に向けて朝型の生活に変えることが大切になります。夜遅くまで勉強していた人も、生活のパターンを朝方に変えましょう。
なぜなら、教養試験は午前中に行われることが多いからです。試験時間に頭をフル稼働できるように、朝型の生活に戻して、午前中から頭を働かせる癖をつけておきましょう。
ただ、試験直前になって急に朝型に変えるのはおすすめできませんので、余裕を持って朝型のリズムに慣らしておくことが大切になります。
イメージを膨らませる
試験結果についてイメージを膨らませることで、直前期のやる気を大きく引き上げることができます。
合格・失敗をイメージして、それをうまくモチベーションアップにつなげることです。直前期のモチベーションアップは、試験結果に直結する大きな効果があります。
試験当日の予定は細かく決めておく
試験当日は試験にだけ集中できるようにすることが大事です。試験当日になって、「あれはどうしよう」などと、悩むことがあれば、試験に悪影響しか与えません。
ですから、試験当日の予定は下記の項目を参考にして、あらかじめ細かく決めておきましょう。
- 起床時間
- 試験会場への交通手段・出発時刻
- 朝食や昼食
- 服装
- 持ち物
- 試験場での待ち時間や休憩時間の過ごし方
試験当日は食べすぎに注意する
人間は満腹の状態よりも空腹の方が集中力が高まるため、試験当日は食べすぎに注意しましょう。
そのためにも、朝食に何を食べるか、昼食に何を持って行くかは事前に決めておくと安心です。できれば模試などで本番と同じものを試すと良いでしょう。
睡眠はしっかり確保する
体調も試験結果に影響するため、試験直前期は不安があっても睡眠時間はしっかり確保するようにしましょう。
ただ、試験直前に急にリズムを変えるのはNGです。1ヶ月くらい前から生活習慣を試験当日のスケジュールに合わせていくことがおすすめです。
公務員試験の直前対策方法についてまとめ
公務員試験の直前対策方法についてまとめ
- 教養試験のコツは、分野別に目標点数を決める・出題の順番を知っておく・時間戦略を立てること
- 専門試験のコツは、ケアレスミスをなくす・解き終わった後の見直しをしっかりすること
- 直前期に新しい分野に手を出す・完璧を求めすぎることは間違い
公務員試験の直前期対策の方法について、おすすめの過ごし方や受験のコツを含めて詳しく解説しました。
試験直前は不安を感じることが多いかもしれませんが、試験対策のコツ・注意点を理解しておけば自信をもってのぞむことができます。