【2024最新】公務員試験の参考書・問題集おすすめランキング20選を徹底紹介!
「公務員試験の対策にはどんな参考書・問題集を使えば良いの?」
「独学者におすすめの参考書の活用法は?」
などと疑問をお持ちの方のいるでしょう。
公務員試験には様々な種類があり、また一つの試験でも色々な出題科目があるので、参考書選びは非常に重要です。
そこで今回は公務員試験におすすめの参考書・問題集を、試験ごとにランキング形式で紹介します。
独学者向けの参考書活用法についても併せて解説するので参考にしてください。
公務員試験におすすめの参考書・問題集についてざっくり説明すると
- 教材の特徴を重視して、自分に合うものを選ぶべき
- 昨今は面接試験の対策が非常に重要
- 独学に限界を感じるなら、通信講座を活用するのが良い
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自分に合った参考書を選ぶ際に大事なポイント
まずは自分に合った参考書を選ぶために重要となるポイントについてお伝えします。
教材の特色は最も大切
公務員試験の種類に関わらず、教材の特徴・特色は最も注目するべきポイントです。
具体的には以下の3点に特に着目し、自分に合った参考書であるかどうかを見極めるのが良いでしょう。
- 説明のわかりやすさ
- 教材のレベル(初心者向け or 中・上級者向け)
- 解説の量は十分であるか
以上の点から自分の学習スタイルに適うものを選んでください。
公務員試験ごとに参考書は大きく異なる
地方公務員を目指すのか、国家公務員を目指すのかによって選ぶべき参考書は大きく異なります。
またそれぞれの中にもいくつか種類があるので、自分が受験する試験に応じて参考書を選ぶようにしましょう。
地方公務員は難易度毎に変わる
地方公務員試験には、大卒者を対象とした上級と高卒者を対象とした初級の2種類があります。
そのため、これらのどちらを受験するかによって使うべき参考書が変わってくるので注意しましょう。
特に教養試験・専門試験においては、級が変われば内容も大きく異なるため、購入する際は自分が受験する級に対応した参考書であるかをよく確認するべきです。
国家公務員は2種類
国会公務員には事務をメインに行う一般職と、各府省で政策の企画・立案を行う総合職(いわゆる官僚)の2種類があります。
地方公務員同様、両者では試験内容が大きく異なるため、特に過去問題集などを買う際には、自分が受験する試験に対応する参考書を選ぶようにしましょう。
面接・論文試験の参考書を忘れず買う
近年の公務員試験では、人物重視の採用が目立ちます。そのため、面接の出来・不出来が合否に大きく影響するので、面接対策は入念に行うのが良いでしょう。
よって面接試験の概要やノウハウが解説されている参考書で情報収集を行うことは非常に大切です。なお、参考書は過去にあった質問や傾向なども含めて解説されているものをおすすめします。
また地方公務員・上級試験では小論文が、初級試験では作文試験が実施されるため、それらを受験するなら論述のスキルも磨いておかなくてはなりません。
なので、論理的な文章構成を作る方法や採点者にきちんと伝わるようなわかりやすい文章の書き方などが解説されている参考書を購入するべきです。
苦手科目は個別の参考書を用意する
公務員試験で苦手科目がある場合は、別個に対策用の参考書を購入して弱点克服を目指すべきです。
以下では公務員試験における各科目の概要や対策法などを解説します。
数的処理
数的処理は、筆記試験の中でもかなりのウェイトを占めるため、苦手な場合は重点的に特訓するのが良いでしょう。具体的には40問中13〜16問は数的処理であるため、これの出来は合否に大きく影響します。
ちなみに数的処理には、「数的推理」「判断推理」「資料解釈」「空間把握」という4つの出題パターンがありますが、それぞれの内容は以下の通りです。
科目 | 内容 |
---|---|
数的推理 | 算数や数学で扱われるような内容 |
判断推理 | 暗号解読など「推理算」のようなユニークな問題が出題される |
資料解釈 | 表やグラフから正しい情報を読み取れるかどうかが試される |
空間把握 | 立体図形や空間を正確にイメージできるかどうかが問われる |
数学が苦手な人は数的処理でも苦戦する場合が多いでしょうが、それならまずは数的処理の入門書を購入し、基礎レベルの問題から着実にマスターしていくのが良いでしょう。
文章理解
英文・現代文・古文漢文で構成される文章理解は、数的処理の次に出題数が多く得点源にしたい重要科目です。ちなみにそれぞれの分野では以下のような内容が問われます。
科目 | 内容 |
---|---|
英文 | 200〜500語程度の長文問題で読解力と処理スピードが求められる |
現代文 | 500〜1000文字程度の文章に関する様々な問題が出題される・読解力に加えて解答スピードも必要 |
古文・漢文 | 200字前後の文章題で読解力が試される・地方上級試験などの一部でしか出題されない(漢文はごく稀) |
上記の通り、文章理解でメインとなるのは英文と現代文です。英文に関しては英文解釈の入門書などを購入して、英語長文の読み方を学ぶのが良いでしょう。
また英単語がわからなければ長文は読めないため、語彙力が不十分であれば、大学受験用の英単語帳で暗記学習をするのがおすすめです。
一方で現代文に関しても、文章の正しい読解方法や問題の解き方の手順などを解説してもらえる入門的な参考書を一冊用意するのが有意義だと言えます。
人文科学
人文科学は日本史、世界史、地理、思想、文化・芸術の5分野から出題がなされます。出題範囲が非常に広いということが特徴の科目です。
とはいえ、「世界史」「日本史」「地理」の出題が比較的多めとなっています。
頻出範囲はある程度固定的であるため、試験で問われやすい知識だけに絞って、コスパよく学習を進められるような参考書を選んで勉強するのが良いでしょう。
自然科学
自然科学では中学・高校レベルの数学、物理、科学、生物、地学からそれぞれ1、2題が出題されますが、年度によっては出題されない科目もあります。
基本的な事柄が問われる出題が多いため、教養試験で高得点を狙わなければならない状況でない限りは、そこまで重点的に対策する必要もないでしょう。
先述した通り、昨今は人物試験の方を重視する自治体が多いので、そのような自治体では教養試験の優先度は低いと言えます。
そのため、基本的には「一般教養」という括りで他の科目と合わせて対策ができるような参考書で勉強しておけば十分です。
社会科学
社会科学は、法学・政治・経済・社会の4分野から出題がなされます。必須科目となっている自治体も多いため、公務員試験では重要度の高い科目と言えるでしょう。
特に法律と経済に関しては覚えるべき事柄が多く、複雑な事象に関しても理解しねければならないので、入念な対策が必要です。
なお、具体的な対策法としては、各分野の頻出事項がまとめられた参考書を購入して学習を進めていくのが良いでしょう。
民法
民法は国家公務員の一般職や国税専門官、裁判所一般職、地方公務員の上級試験などで出題される科目です。
総則・物件・担保物件・債権総論・債権各論・家族法の6分野からそれぞれ問題が出されます。
対策する上で第一に注意しておくべきなのが、2020年から施行された改正民法です。タイムリーな話題は試験で出題されやすいので、変更された内容は十中八九問われるでしょう。
よって参考書は民法改正に対応した最新版を購入するのがおすすめです。
また、分野によって出題の頻度に偏りがあります。民法の全分野を網羅的に学ぶにはかなりの時間を要するため、テーマごとの重要度がランク分けされているような参考書を選ぶのも良いでしょう。
行政法
地方上級試験を受けるなら、法律系科目で最も配点が高い行政法の対策が欠かせません。行政法に様々な法律が集約されているため、それを体系的に理解するのはなかなか大変です。
また内容をイメージしづらいものが多いため、参考書を選ぶ際は各用語の意味や概念が具体的に理解できるようなわかりやすい解説が載っているものを手に取ると良いでしょう。
また行政法では判例が非常に重要なので、判例に関する解説が充実しているという点も判断材料にするべきです。
憲法
憲法は地方上級では4問、国家一般職では5問出題されるため、こちらもよく対策するべき重要科目と言えるでしょう。
また、憲法は各法の礎になっているため、優先的に勉強すべき教科といえます。
具体的な勉強法としては、まずは入門書で全体像を捉え、それから細部を詰めていくという流れで勉強するのがおすすめです。
また行政法同様、憲法でも判例が重要となるため、解説されている判例の数が多いものの方が良いでしょう。
出版会社・著者の信頼性
公務員試験の参考書を選ぶ際は、出版社や著者が信頼に値するかという観点にも着目するのがおすすめです。
一般的に出版社や著者の社会的な信頼度が高い方が参考書のクオリティも高いことが多いため、納得できる学習効果を得られる確率も高まるでしょう。
よって参考書を購入する際は、その本の出版社や著者がそれまでにどのくらい公務員試験関連の書籍を出版しているのかなどの実績を見るべきです。
例えば、公務員試験の受験者に人気の有名シリーズに携わっているなどの実績があるなら、手に取ってみる価値は多いにあるでしょう。
ちなみにAmazonでは著者名などをクリックすることで、それぞれの実績が見られるため、是非確認してみてください。
購入者による評判・口コミ
公式の情報では、良い点は全面的にアピールされる一方で、悪い点に関してはオブラートに包んで表現されたり、全く触れられないことも多いです。
そのため、購入者の評判・口コミもチェックして、良い点だけでなく悪い点の情報収集も積極的に行うのが良いでしょう。
ただし、購入者によるレビューにはそれぞれの主観的な感覚が多分に反映されているため、それぞれの意見を鵜呑みにするのは危険です。
レビューを参考にするなら、偏った判断を下さないためにも、少なくとも5、6個は意見を確認するようにしましょう。
地方公務員試験(上級)のおすすめ対策参考書・問題集
以下では地方上級公務員試験の対策におすすめの参考書・問題集をランキング形式で紹介します。
1位:畑中敦子の数的推理の大革命!
「数的数理」指導のパイオニアとも言える畑中敦子氏による人気の著作です。
短時間でできるだけ多くの問題を解くために必要なノウハウが凝縮されており、それらをマスターすれば、苦手科目の代表格である数的数理を得意科目することができるでしょう。
著者の分身であるキャラクターによる楽しい解説などもあり、非常にわかりやすいので初心者にもおすすめです。
またLECが保有する膨大な情報から作成された再現問題も豊富に収録されており、入手困難な地方上級や市役所の試験のシミュレーションができる点も魅力的と言えるでしょう。
1位の参考書の口コミ・評判
この本は理解するのに必要な解説が丁寧に書かれているので、中学や高校で数学が苦手だった人にとっても使いやすい構成になっています。180問ほど収録されているので、アウトプットもしっかりとできると思います。 Amazonレビューより
本書は公務員試験における教養科目の「数的論理」の問題で高得点を取るためのコツを伝授してくれる解説書です。 Amazonレビューより
2位:地方上級 教養試験 過去問500
地方上級の受験者には定番の問題集で、過去問500問というボリュームが何よりの魅力です。
試験での得点力を磨くには、やはり実戦形式の問題演習をこなすのが一番ですが、この問題集なら十二分な演習量を確保することができます。
また全ての選択肢に対して解説がついているため、正解でない選択肢に関しても復習をすることで、効果的に知識を深めることができるでしょう。
ちなみに編集を行う資格試験研究会は、公務員試験をはじめとする資格試験対策に関する書籍を多数手掛けているため、信頼性も十分です。
2位の参考書の口コミ・評判
いろんな問題が1冊にまとまっていて、この本だけあれば合格間違いなしと思っています。あとは全部の問題を完璧に習得するかが問題です。少し厚くて持ち運びに不便なので、家での勉強用ですね。 Amazonレビューより
問題演習としては持ってこいだと思う。直前期には非常に重宝した。ただし解説が雑な部分もあると感じた。 Amazonレビューより
市役所試験向けの過去問題集もある
地方上級の中でも市役所試験を受験するというのなら、同シリーズの「市役所上・中級 教養・専門試験 過去問500」を使うのが良いでしょう。
平成9〜令和元年度における市役所試験の過去問が収録されているので、より効果的・効率的な過去問演習ができるはずです。
3位:公務員試験 新スーパー過去問ゼミ6 文章理解・資料解釈
累計400万部を突破した超人気シリーズの一つなので、信頼性はこの上ないと言える問題集です。
過去15年間の出題傾向の徹底分析に基づき、各テーマ・各試験の出題頻度が明確にされているため、効率の良い試験対策にも最適の一冊だと言えます。
また各科目の勉強法や一瞬にして正誤を判断するための「1行解説」など、改良を重ねられた学習の能率を高めるための手法も掲載されていることも魅力的です。
それらの手法を活かして学習すれば、勉強にかかる負担を大きく軽減できるため、試験勉強を継続するハードルもかなり下がるでしょう。
3位の参考書の口コミ・評判
本書の良いところは、問題の難易度がきちんと記されていること、あとは試験初心者には勉強の仕方が前書きに記載されていることです。
ただし、国家公務員総合職の過去問も記載されているので難易度は高いです。その分、本書の内容もいいです。 Amazonレビューより
4位:公務員試験 直線予想問題
地方上級と市役所の教養試験・専門試験の予想問題がそれぞれ収録された問題集です。試験の直前期に実践的な演習をするのにもってこいの教材だと言えるでしょう。
公務員試験では時間内により多くの問題を解くということも重要になるので、この問題集で試験のシミュレーションを行い、時間配分の作戦や解答スピードの感覚などを確認するのがおすすめです。
またこちらも各選択肢に対して解説が掲載されているので、演習後に復習を入念に行えば、直前期に知識の習熟度をさらに高めることができるでしょう。
5位:10日でできる!上級地方公務員過去問ベスト
過去問を元に作成された模擬テスト10回分が収録された問題集で、教養試験と専門試験のシミュレーションをそれぞれ5回ずつ行うことができます。
模擬テストは色々な科目から偏りなく問題(過去問)が選ばれているため、数回分解けば全ての頻出範囲を概ねカバーできるので魅力的です。
また間違えた問題を復習するのに便利な「総まとめ」も掲載されており、頻出科目の解き方を例題を通じて学ぶこともできるので、さらに知識を深められるでしょう。
地方公務員試験(上級)のおすすめ対策参考書(面接・論文・時事)
ここからは地方公務員上級試験における面接や論文、時事の対策におすすめの参考書を紹介します。
1位:公務員試験 速攻の時事
公務員試験の時事対策には超定番のシリーズで、全受験者必携の1冊と言えるでしょう。
最新のニュースだけでなく、公的統計や政治、経済動向など、公務員試験で問われるポイントに関する解説が幅広く収録されているため、充実した時事対策が行えます。
また「実戦トレーニング編」では、インプットした知識を試験で活用できるレベルに仕上げることができるので、より得点力を高めたいならこちらも合わせて購入すると良いでしょう。
1位の参考書の口コミ・評判
すべての分野においてコンパクトにまとまっています。 公務員試験を受ける予定なら買うべきです Amazonレビューより
白書や時事などが、新聞やニュースを見ずに簡単に把握できます! 時事だけでなく、専門の選択肢の一部にも出るので、それだけで選択肢を絞れます Amazonレビューより
2位:論文試験 頻出テーマのまとめ方
論文試験に頻出の各テーマに関する論点が背景知識も含めて詳しく解説されている参考書です。
テーマの厳選は、過去10年間における全国の自治体で出題された論文試験をベースに行われているため、試験に出やすいテーマを効率的に学べる一冊だと言えるでしょう。
また答案例も収録されており、自分の解答と見比べて改善点を確認することで、独学でも効果的に記述力を高めることができるはずです。
さらには2021年度版からは「集団討論の方法と出題例」が追加されたので、集団討論の対策にも活用することができます。
2位の参考書の口コミ・評判
関連トピックは丁寧な解説で書き方の例や出題例も豊富で、とても役立った。論文試験の方法が集団討論にも応用できるということで、集団討論の考え方、受験データまであり、良書だと思う。 Amazonレビューより
デメリットをあえて挙げるならば、この本を手にするのであれば、ある程度十分な対策期間を設ける必要があるということでしょうか。 基本的な論文の構成等については既に理解があり、さらに他者と差をつけるために公務員マインド、知識を身に付けたい、という方に向いているかと思います。 Amazonレビューより
3位:現職採点官が教える!社会人・経験者の合格論文&面接術
社会人や経験者採用枠で公務員試験を受験するなら、この参考書をぜひ活用しましょう。
社会人・経験者枠特有の採点基準など、学生向けに執筆されている一般的な参考書には掲載されていない有益な情報を、現役採点官が丁寧に解説してくれるので魅力的です。
この参考書でしっかり情報収集をしておくことで、知っておくべきことを全て知った上で面接に臨めるため、本番では社会人や経験者に求められている回答や振る舞いができるでしょう。
ちなみに本書の内容はES・面接・論文の3種類なので、必要な部分だけをピンポイントで効率的に学習することも可能です。
3位の参考書の口コミ・評判
県職員の採用試験用で購入しました。とても参考になりそうです。 Amazonレビューより
圧倒的なわかりやすさと、まさに自分が陥っていた点を指摘して改善の方向性を示されているなと感じました。また、ポイントを絞っているため読むのにもさほど時間がかからないという印象でした。おすすめです。 Amazonレビューより
4位:公務員試験 無敵の論文メソッド
テーマの理解や具体例の使い方、解決策の提案方法などの各段階について「ガッカリな答案」の特徴を分析し、逆説的に「スッキリ答案」の本質を捉えることができる参考書です。
いくら良い模範解答を見たり、最新の時事問題を学んだところで、論述のメソッドが身についていなければ、合格できる答案を書くことはできません。
よって、まずは本書の書き方をマスターするのがおすすめです。なお、本書では悪い書き方を知ることができるため、試験でダメな論述をしてしまうリスクは下がるでしょう。
5位:公務員試験 面接完全攻略ブック
本書では、面接で試される事柄や面接対策では何をやるべきなのかなどを確認することができるため、地に足のついた面接対策をすることができるでしょう。
また面接において最重要の準備だと言える面接カードの書き方も学べるため、万全の状態で面接試験に臨みたいという方にもおすすめです。
さらに面接官の質問の意図を考える良いきっかけとなる模擬面接や、最新の時事問題に関する定番の質問への答え方なども掲載されているので、抜かりなく対策が行えます。
地方公務員試験(初級)のおすすめ対策参考書・問題集
続いては地方公務員初級試験の対策におすすめの参考書・問題集を紹介します。
1位:公務員試験 新・初級スーパー過去問ゼミ 文章理解・資料解釈
多くの受験者が愛用するスーパー過去問ゼミシリーズの初級試験編です。
この参考書最大の魅力は、各問題を解く上で大事な「重要ポイント」がわかりやすく丁寧に解説されていることだと言えます。
特に文章読解に関しては、何となく感覚で解いているだけではなかなか点数が取れないという場合も多いため、本書で読み方・解き方のコツを学ぶのが良いでしょう。
本書に示されている注目すべき要点や概念を意識して読み進めれば、きっちり得点できるようになるはずです。
なお、本書はシリーズ化されており、各科目に対応するテキストが出版されているため、本書が気に入れば他の科目も同シリーズで学ぶのが良いでしょう。
1位の参考書の口コミ・評判
国語の文章読解、英文、資料解釈問題どれも問題数が多く、解説も丁寧だったため、非常にわかりやすかったです。公務員試験で文章理解の勉強をするならスーパー過去問を買っておけば間違いないと再認識しました。 Amazonレビューより
現代文だけでなく英文にも強くなれるのはありがたい。後半にある資料解釈もかなり勉強になります。買ってよかったです。 Amazonレビューより
2位:地方初級 教養試験 過去問350
平成11〜令和3年度までの地方初級の過去問が350問収録されたボリューム十分の問題集です。
都道府県や市役所、東京23区の採用試験(高卒)に関する難易度や試験形式、出題傾向を把握するのに良いでしょう。
また本来公開されていない道府県・政令指定都市の問題も、受験者からの情報を頼りに復元されたものが収録されているため、道府県・政令指定都市の受験者には重宝されます。
さらに試験構成や配点に関する解説もなされているので、「まず敵を知る(地方初級の特徴を把握する)」上でも便利です。
3位:畑中敦子の初級ザ・ベストプラス数的推理/資料解釈
数的処理の対策には定番である「畑中敦子のザ・ベストプラス」シリーズの初級編です。
長年の指導経験を持つ畑中氏が数的処理を基本からわかりやすく解説してくれるため、苦手な数的処理をいつしか得点源とすることができるでしょう。
最新の出題傾向を徹底的に分析した上で、厳選された過去問を通して学べるため、学習の効率性も抜群です。
なお、この参考書は数的処理に苦戦する初級試験の受験者を想定して執筆されていますが、数的処理が得意でない大卒程度の受験者にもおすすめできます。
国家公務員一般職・総合職試験のおすすめ対策参考書・問題集
ここからは国家公務員一般職・総合職の対策におすすめの参考書・問題集を紹介します。
1位:国家一般職[大卒]教養試験 過去問500
平成5〜令和4年度の過去問500問が科目ごとに収録されているボリューム満点の問題集です。国家一般職の受験者には必携のテキストと言って良いでしょう。
大卒程教養試験の出題傾向やレベル感を知ることができるため、試験勉強の序盤に一度解いてみるのもおすすめです。
また国家一般職の専門試験に対応する「国家一般職[大卒]専門試験 過去問500」も出版されているので、こちらも合わせて活用してみてください。
2位:公務員試験過去問トレーニング 伊藤塾のこれで完成!民法
法律系国家試験の指導に定評のある伊藤塾の民法テキストなので、信頼性は申し分ありません。
伊藤塾の中でも合格実績がトップクラスの校舎で使われている最強問題集から、必要な問題だけを厳選して収録しているため、効率よく合格点(満点の7割)を取れるだけの実力を培うことができます。
よって最短ルートで民法の知識・得点力を仕上げたいという方におすすめです。
なお、本書には楽しみながら勉強して合格を掴み取れるような方法についても解説されているため、民法が苦手だという方にも良いでしょう。
3位:国家総合職 専門試験 過去問500
令和2〜令和4年度の国家総合職専門試験で出題された問題を全て掲載した問題集です。過去問演習で実力を養成する段階で活用すると良いでしょう。
問題は試験区分ごとに収録されているため、苦手な区分だけをピンポイントで特訓したいという場合にもおすすめです。
また択一式に関しては、全ての問題に対して詳しい解説が付属しているため、復習も捗るでしょう。
さらにPDF版で平成27年度以前の過去問を入手することもできるため、十分な演習量を確保したいという方にもぴったりです。
科目毎の勉強におすすめ参考書シリーズ
ここからは各科目の勉強におすすめの参考書シリーズを紹介します。
1位:The Best PLUSシリーズ
寺本康之のThe BEST PULSシリーズは、講義形式のわかりやすい解説が魅力のシリーズなので、初心者におすすめです。
以下の科目に対応する書籍がそれぞれ出版されているので、特に対策したいものを購入してみましょう。
- 数的処理(数的推理・判断推理・資料解釈)
- 自然科学
- 人文科学
- 民法Ⅰ・Ⅱ
- 行政法
- 憲法
- 政治学
- ミクロ経済学
- マクロ経済学
- 社会学
上記の中でもおすすめなのは数的処理と法律系科目で、長年の経験を持つカリスマ講師による理解しやすい講義が体験できるので、ぜひお試しください。
1位の参考書の口コミ・評判
内容はとてもわかりやすくとてもいいと思いました。本書の1章を読んだら対応する箇所の動画を見る、という形で勉強するといいと思います。 行政法ザ・ベスト・プラス Amazonレビューより
行政法と憲法はもとより、改正前民法の本書も購入したが、今回も安定的にそして抜群にわかりやすい。ユーチューブ動画との組み合わせは素晴らしい企画だと思います。 民法Ⅱザ・ベストプラス Amazonレビューより
2位:スーパー過去問ゼミシリーズ
累計400万部以上という圧倒的な人気を誇るシリーズです。頻繁に改訂が行われるため、常に各科目の最新試験に対応しているという特徴があります。
それぞれの科目で過去15年間の出題傾向を徹底分析した上で出題頻度も明確にされているため、効率的な学習ができるでしょう。
なお、このシリーズの対応科目は以下の通りです。
- 数的処理(数的推理・判断推理・資料解釈)
- 文章理解
- 自然科学
- 人文科学
- 民法Ⅰ・Ⅱ
- 行政法
- 憲法
- 刑法
- 労働法
- ミクロ経済学
- マクロ経済学
- 行政学
- 政治学
- 社会学
- 国際関係経営学
- 会計学
- 教育学・心理学
このように対応科目数は非常に多く、それぞれでわかりやすい解説がなされているので魅力的です。
2位の参考書の口コミ・評判
非常にいい問題ばかりでやる気が出ます。最近は毎朝10問必ずしています。回答が分かりにくいところは一部ある。 スーパー過去問ゼミ数的推理 Amazonレビューより
本書はボリュームがあるので全教科網羅するには年単位で考えられた方がいいでしょう。 スーパー過去問ゼミ判断推理 Amazonレビューより
3位:本気で合格!過去問解きまくり!シリーズ
質の高い再現問題が豊富に収録されているため、問題を入手しにくい地方上級の問題演習を充実させられるというのが「解きまくり」シリーズ最大の魅力です。
問題数が多く、同じようなパターンの問題を繰り返し解くことができるので、インプットした知識を効果的に定着させることができるでしょう。
たくさん問題を解いて実力をつけていきたいと考える方におすすめです。
ちなみにこのシリーズは以下の科目に対応しています。
- 数的処理(数的推理・判断推理・資料解釈)
- 文章理解
- 自然科学
- 人文科学
- 民法Ⅰ・Ⅱ
- 行政法
- 憲法
- ミクロ経済学
- マクロ経済学
- 行政学
- 政治学
- 社会学
- 財政学
- 社会科学
3位の参考書の口コミ・評判
問題量も非常に多く充実していました。 必修問題、実践問題と段階を経て学べ、基本から応用へと進みながら定着できると思いました。 また、出題傾向の分析もされ、直前問題も用意されている構成もよいと感じました。 社会科学 Amazonレビューより
厳選された良問でやりごたえがあります。見開きで読みやすさも感じます。 本編も解答解説がしっかりとしているのでとても参考になると思います。 図解も多く、視覚的にも理解しやすさにつながっているんだと思います。 問題の重要度をラック付けされている点もポイント高いですし、巻頭で出題傾向を詳細に分析されているのでとても参考になると思います。 数的推理・資料解釈 Amazonレビューより
4位:伊藤塾のこれで完成!シリーズ
法律系科目の対策には、司法試験をはじめとする法律試験対策に強い伊藤塾の「これで完成!」シリーズを使うのがおすすめです。
ちなみにこのシリーズでは以下の科目に対応しています。
- 数的処理(数的推理・判断推理)
- 行政法
- 民法
- 憲法
- 経済学
このように科目の網羅性は低いものの、法律系科目3つはバッチリ対策することができます。よって法律が苦手なら、それら3冊で入念な対策をするのが良いでしょう。
高い合格実績を上げている伊藤塾独自の問題集から、必須問題が厳選されているため、それぞれ最短で合格点が取れるだけの実力を培うことができます。
英語・国語の基礎固めにおすすめの参考書・問題集
教養試験における重要科目の一つである文章理解では、英文、現代文、古文・漢文が出題されますが、これらは概ね正答率が高いため、手堅く点数を稼ぎたいところです。
しかし、英語や国語の基礎ができていなければ、文章理解に特化した対策をしても点数を伸ばしにくいでしょう。
そのため、英語や国語が苦手な方は、以下のような参考書で、大学受験レベルの基礎を固めてから対策を始めるのがおすすめです。
英語の基礎固めにおすすめの参考書
以下では英語の基礎固めにおすすめのテキストをいくつか紹介します。
ターゲット1900
共通テスト〜国公立二次・難関私大レベルの頻出語1900語が、100語単位で収録された単語帳です。
この本に収録されている単語を全て覚えれば、文章理解の英文は問題なく読みこなせるようになるでしょう。
なお、それぞれの見出し語には例文が付属しているため、短文を読む練習も積むことができます。
高校の英文法が1冊でしっかりわかる本
英文法が苦手な人のために執筆された高校英語の文法を1冊から基礎から十分に理解できる参考書です。
無味乾燥に思われがちな英文法のルールを、イラストも用いながら具体的にわかりやすく解説してもらえるため、英語学習に抵抗感がある人でも無理なく理解できるでしょう。
入門英文解釈の技術70
英文の構造を把握するための基本的なテクニックを70個学べるため、余裕があるなら目を通しておくと良いでしょう。
理解を確認できる復習用の演習問題70題も収録されているので、英文を読む実践的な練習をしたい方にもおすすめです。
国語の基礎固めにおすすめの参考書
国語の基礎を固めるには以下の参考書を用いるのが良いでしょう。なお、漢文に関しては近年ほとんど出題がなされていないため、対策本は紹介しません。
現代文読解力の開発講座
あらゆる大学入試に対応できる現代文の基礎力を培うことができる参考書です。全10題の演習問題で、実践的に読解力を磨くことができます。
またそれぞれには講義形式の解説が付属しているため、演習をしてから解説を読み込めば、読解力のベースは盤石になるでしょう。
文章予測 読解力の鍛え方
筆者との「対話」である「予測」という手法を身につけることによって、読解力を鍛えるという趣旨の参考書です。
小説や論文、エッセイをはじめとする様々なジャンルの文章を楽しみながら、読解力を磨くことができます。
大学受験向けの参考書の雰囲気が苦手な方などは、こちらを利用するのが良いでしょう。
マドンナ古文 パワーアップ版
古典文法の勉強には定番である参考書のパワーアップバージョンです。
非常にわかりやすく、尚且つ横書きで古典文法の要点が解説されているので、古文及び国語全般が苦手な人でも無理なく古文の基礎を固めることができます。
独学者のためのテキスト活用法
以下では公務員試験の対策を独学で行う際のテキスト活用法について解説します。
テキストを途中で変えない
うまくいっていない人ほど途中でテキストを変えがちですが、基本的に同一レベルのテキストで解説されている内容はほとんど変わりません。
そのため、テキストを変更したからといって劇的に学習効果が高まる可能性は低く、解釈の違いに戸惑ってかえって学習が停滞してしまう危険性もあります。
またテキストをフル活用せず、途中で投げ出してしまうような態度で学習していれば、おそらく次のテキストでも似たような状況に陥ってしまうでしょう。
以上より、参考書は1冊に絞るのがおすすめです。途中で変えることなくとことん読み込むことで、テキストの旨味を最大限味わうような学習を心がけましょう。
問題演習は解説を読んで復習もセットで行う
試験対策で重要となる問題演習には、実践形式の問題を解いて試験の形式・傾向に慣れるということだけでなく、自分の改善点を発見するという意味合いもあります。
試験に慣れるだけではそれほどの向上は見込めませんが、弱点を発見してそれを克服していけば、得点力は飛躍的に上がるはずです。
そのため、問題を解いた後に解説や参考書を読み込んで復習をするという作業が非常に重要になります。
問題演習だけ行って復習はろくにしないという人が多いですが、それでは実力がつかないので、必ず問題演習を復習をセットで行うべきです。
なお、復習の際はなんとなく解説を読むのではなく、わからなかった原因はどこなのかなどを意識しながら積極的な態度で読むのが良いでしょう。
間違えた箇所には印をつけておくと復習が楽
問題集は何度も繰り返し解くべきですが、時間は限られているため、2周目以降は間違えた問題を中心に解き直すのが良いでしょう。
よって間違えた問題や不安な箇所に印をつけておき、印がついている問題を中心に学習するのがおすすめです。
2周目以降に完璧に解けるようになったら印を消していくのも有意義で、そうすれば試験直前期に印がある問題だけを再確認することで、良い準備ができるでしょう。
独学での対策が難しい場合は通信講座がおすすめ
公務員試験対策が独学では厳しいと感じたなら、通信講座を利用して学習をするのもおすすめです。
通信講座では試験の対策だけでなく、試験に精通した講師による面接対策や、履歴書の添削指導などを受けることもできます。
そのため、試験の対策だけでなく採用まで見据えている人にとっては、非常に有用な指導を受けることができるでしょう。
数ある公務員試験対策通信講座の中でも、「スタディング」は費用が安く済む上にスマホ一つで試験対策を行うことができるため、特におすすめです。
公務員試験におすすめの参考書・問題集まとめ
公務員試験におすすめの参考書・問題集まとめ
- 苦手科目は個別で参考書を用意するべき
- 使う参考書は1冊に絞るのが良い
- 無理に独学せず、通信講座の活用するのがおすすめ
公務員試験におすすめの参考書・問題集を紹介しました。
一口に公務員試験と言っても、国家総合職から地方初級まで様々な試験があるため、自分が受験する試験に対応する参考書を購入するべきです。
また教材の特徴に着目し、自分に合った参考書を選びましょう。
さらに近年は人物試験が重視される傾向があるため、面接対策の参考書は是非購入しておくべきです。
ただし、人物試験の対策を筆頭に、独学では勉強が難しい場合もあるので、それなら無理せず通信講座を活用するというのも良いでしょう。
以上を参考に、ご自身にぴったりの参考書を探してみてください。