公務員は独学で勉強できる?おすすめ勉強法からスケジュールの立て方まで紹介!
更新
「公務員は独学でも合格できるの?」
「公務員試験の対策はどのように進めていけばいいの?」
このような疑問をお持ちの方、いらっしゃいませんか?
公務員試験は非常に多くの科目を勉強しなければならず、勉強の負担はかなり重いです。
しかし、対策のコツを押さえることで独学での合格は可能な試験であるといえるでしょう。
こちらの記事では、公務員に独学で合格するための勉強法やスケジュールの立て方について解説していきます!
公務員の独学についてざっくり説明すると
- 公務員試験は独学でも対策可能だが、科目が多くかなり苦労する
- 勉強期間も長くなるため、スケジュール管理は非常に重要
- インプットとアウトプットのバランスに気を付けよう
- 頻出論点や重要論点を押さえることが合格への近道
このページにはプロモーションが含まれています
公務員試験は独学で合格可能
公務員試験に独学で合格することは可能です。
理由として、公務員試験は勉強するべき科目は多いですが司法試験のような難関試験ではないため、しっかりと対策を取ることで勝機が見えることが挙げられます。
しかし、全員が独学でも合格を狙えるわけではなく、きちんと独学で合格できる条件を満たした人でなければ難しいでしょう。
間違えた勉強法で進めてしまうと、合格は遠のいてしまうため気を付けましょう。
独学で受かるための勉強時間は1000時間
公務員試験に合格にするために必要な総勉強時間は1000時間前後が目安と言われています。
この勉強時間の数字は、公務員試験対策を0から始めたときの数字です。
また、この数字はあくまで県庁や政令指定都市の公務員になるための試験を受験することを想定した勉強時間です。
国家公務員総合職などの難関試験に臨む場合はさらに多くの勉強時間が必要となります。
さらに、必要な勉強時間は人の学力や勉強の進捗によって異なり、その人の生活の忙しさや勉強のセンスによって勉強時間には振れ幅が存在する点にまずは留意しましょう。
そのため、この1000時間という数字は、あくまでも目安の一つとして捉えてください。
独学の場合は長くなるパターンも覚悟しておく
独学の場合は、予備校や通信講座と異なり初学者でもスムーズに学習が進むようなカリキュラムが組まれていません。
そのため、勉強のスケジュールを自分で組み、実行していかなければなりません。
通信講座などの人たちと比較すると、学習面やスケジュール面で挫折する機会が多いため、この点において独学者は手間がかかってしまい不利と言えるでしょう。
また、受験勉強に慣れていない方は予想以上の時間を食われるケースも十分想定しうるため、学習期間は初めから最悪のケースを想定して長めにとっておくことをおすすめします。
このように余裕を持たせておくことで、突発的な用事で勉強できない日があったり、少し勉強でつまずいても余裕をもって軌道修正を図れます。
独学で合格を目指すメリット
少ない費用で受験にチャレンジできる
独学の最大のメリットとして、予備校や通信講座を利用するよりも圧倒的に安い費用で済む点が挙げられます。
参考書や問題集など、必要な教材を買うことや模試受験料などに出費することはありますが、それらを合計しても予備校や通信講座と比べるとかなり低い費用で済みます。
予備校などを利用する際は特に費用が高く、30万円以上かかることも珍しくありません。
しかし、独学は模試などの支出を入れても数万円〜10万円程度で勉強できるため、予備校などと比べると3分の1のコストで勉強することができるのです。
スケジュールを調整しながら勉強可能
独学だと自分の都合に合わせてスケジュールを調整しながら勉強できます。
通学講座や予備校などの場合は、授業のペースやカリキュラムが決められているため、自分の都合に合わせた勉強が難しいです。
忙しい社会人は突発的に仕事が入ることもあるため、授業に参加することが難しい日も出てくるでしょう。
しかし、独学の場合は自分のスケジュールに合わせて勉強計画を立てることができるため、このような不安はありません。
また、独学で勉強することに慣れている人であれば、カリキュラム通りに進めるより自分で計画を立てたほうが効率的というケースもあります。
具体的には、忙しくない日に集中して勉強したり、スキマ時間を活用して暗記をこなすなど、勉強のペースを自分仕様で管理できる点が独学のメリットです。
独学のデメリットも事前に理解しよう
一方で、独学にもデメリットがあるため、これらを押さえておきましょう。
スケジュール管理が難しい
自分でスケジュールを立てると、非効率なスケジュールを立ててしまい実現不可能な詰め込み方をしていたり、演習が不足してしまったりする危険があります。
一度ずれたやり方をすると、その後の挽回は予想以上に厳しいものとなることを覚悟しておく必要があります。
勉強のスケジュール管理を失敗してしまうと、インプットもままならず試験を受ける前から絶望的な状況に陥ることも考えられます。
また、公務員試験の対策は半年~1年以上の勉強期間を取ることが多いので、自然と長期戦になります。
長期的な勉強スケジュールを適切に立ててその通りに進めることはかなり難しいので、この点がスケジュール管理をより困難にしているポイントと言えます。
そのため、自分で勉強スケジュールを立てることが億劫だったり、効率的なカリキュラムを進めるほうが自分的に合ってると考えている人は、独学は極力避けるのが吉です。
途中でモチベーションをそがれる
公務員試験は1000時間以上の勉強が必要とされており、独学の場合はそれ以上かかることも有り得ます。
独学だと集中できる環境に身を置くことが難しく、勉強の途中で「もういいや」とグダついてしまうときがあります。
このようなときに踏ん張って勉強を続けるのは難しいもので、モチベーションの管理が難しい点も独学のデメリットと言えるでしょう。
また、独学の場合は、一緒に合格を目指すライバルの存在がいないため、目標や情報を共有する機会が無くモチベーションを保ちづらいのです。
勉強がうまくいかず、成績が落ちてしまうこともモチベーションの維持に大きく関係してくるため、一人で長く勉強を続ける自信がない人は独学はやめておくべきです。
独学は、誘惑を断ち切れなかったりモチベーションを削ぐ要因がかなり多いため、気を付けましょう。
試験の最新情報を集めづらい
予備校や通信講座では、授業中で先生が近年の試験傾向を教えてくれることが多く、非常に有益な情報をもらうことができます。
また、会員になりメルマガ登録することで、メールでも情報を配信してくれるところもあるため、予備校などは非常に情報を得やすい環境であると言えます。
一方で、独学の人は自分から情報を集めない限りは最新情報だったり試験の出題傾向などの有益な情報は入ってきません。
更に、インターネット上で集めたとしても、その情報が必ずしも信憑性の高い情報であるとは限らず、不確実性が高い点にも気を付けなければなりません。
この情報の格差は実力を伸ばす際に大きな差になるので、場合によっては大きなハンデを背負うことになってしまいます。
周囲からの情報提供が期待できない人は、予備校や通信講座を使って様々な情報を集めると安心です。
公務員の独学が向いている人はどんな人?
こちらのトピックで、公務員の独学に向いている人の特徴を解説します。
長期間粘り強く勉強できる人
独学は基本的に1人で勉強を進めていくことになるため、勉強だけでなく孤独とも戦わなくてはなりません。
しかも、その期間は1年近くに渡る場合も多く、モチベーションをキープするのも大変です。
そのため、長い期間に渡って粘り強く勉強できる人が独学に向いていると言えるでしょう。
具体的には、誘惑をしっかり断ち切ることができる意志の強さや、分からない問題にぶつかっても自分で解決することができる辛抱強さが求められます。
しっかりと粘り強く勉強を続けることで、実力のポテンシャルを確実に伸ばすことにつながります。
また、勉強以外にもスポーツや習い事など、何か一つの事に打ち込んだ経験のある人は我慢強さや辛抱強さが身に着いていることが多いため、有利と言えるでしょう。
難関試験に独学合格した経験がある人
難関資格や大学受験などを、独学で突破したことがある人は独学に向いています。
理由としては、独学に必要な勉強方法を熟知しており、自分のやりやすい方法で計画的に勉強を進めることができるためです。
具体的には暗記項目の効果的な身に着け方や、効率的なアウトプットの方法を既に体験済であるため、自然と効果的な勉強ができるでしょう。
また、過去に独学を経験していることで、挫折しそうになるポイントなどを分かっていたり、独学で結果を出したときの達成感や爽快感を知っているため、モチベーションを維持する際にも有利に立てます。
このように、独学で成果を上げたことがある人は、独学で挑戦してみる価値があります。
独学におすすめな公務員のテキスト
公務員試験は科目数も多いため、自然と使うテキストも多くなります。
そのため、各分野でオススメの参考書をしっかりとチェックして有効活用していくことが重要です。
今回は公務員試験の中でも合格のカギとなる数的処理と文章理解の分野のおすすめ参考書について詳しく解説していきます。
数的処理におすすめの参考書
数的処理の参考書では「畑中敦子の数的推理の大革命 令和版」をおすすめします。
この本は数的処理のレジェンド畑中敦子氏のわかりやすい解説によって、苦手な数的処理を克服できるようになっており、数的処理の範囲が苦手な人におすすめの参考書となっています。
またアウトプットのための問題集も多数収録しており、より多くの試験を解いて実力を身につけられるサポートも万全です。
文章理解におすすめ参考書
文章理解の分野を勉強する際におすすめする参考書は「公務員試験 新スーパー過去問ゼミ6 文章理解・資料解釈」です。
この本は、過去15年分の出題傾向を詳細に分析しており、テーマや試験別等の分野別毎に出題頻度が一目でわかる構成になっています。
また、科目ごとの効率的な学習方法を教えてくれたり、正答を見つけるための手順をSTEPごとに示す解説など、学習効率を上げるための様々な工夫が凝らされた1冊となっています。
テキスト選びの際に知っておきたいこと
テキストを選ぶ際には、自分の事前知識や学力のレベルに合ったものを選ぶ必要があります。
初学者の場合や苦手分野の勉強をする際に、いきなり応用が利いた難しい参考書を選んでしまうと、全く分からない問題ばっかりで挫折してしまう危険があります。
早々にモチベーションを失ってしまうことを防ぐためにも、勉強の最初の頃や苦手科目に関しては無理をせずに簡単な参考書を使うと良いでしょう。
難易度別で必要な参考書は違う
公務員試験は初級と上級試験があり、難易度別で内容が異なります。
しかし、基本的にはしっかりと難易度の区別ができるようなデザインになっているので、自分の目指している公務員試験の内容をしっかり把握していれば間違えることはほぼありません。
また、テキストが科目ごとに分かれていることも多いため、自分が求めているテキストを間違えないように気を付けましょう。
同じシリーズの教材で統一する
資格試験の勉強をする際には、できるだけ同じシリーズの教材で統一するようにしましょう。
同じシリーズの教材を使うことで、次第に教材の特徴や説明の切り口などが体に染み付いていき、効率的な勉強ができるようになります。
違うシリーズを使ってしまうと、内容のダブりや学習漏れが生まれてしまう他にも、それぞれの教材で説明の切り口が違うことで覚えたはずの内容をインプットをし直す必要が出てきます。
このように勉強が混乱してしまうと、後で復習する際にも手間取ってしまうため、特段の事情がない限りは同じシリーズの教材で統一するようにしましょう。
科目対策本と過去問集を用意
独学で進める際には、読み込む教材である科目対策本と問題を解く過去問題集を準備しましょう。
インプットとアウトプットをこなせる教材を両方用意しなければ、効果的な勉強はできません。
インプットを行うときは科目・分野別の対策本で行い、アウトプットを行うときは過去問を中心に行うと良いでしょう。
インプットをこなしてからアウトプットを行うことで、苦手を克服しながら演習を進めることができます。
公務員試験の対策では、苦手科目をできるだけ作らない勉強法が必要になるため、丁寧にインプットとアウトプットを行いましょう。
独学で勉強を進める際のポイント
スケジュールを最初に立てておく
独学の際は計画や勉強法についてアドバイスする人がいないため、まず自分で学習計画を決めて方針を立てることが大切です。
具体的には、いつまでにインプットを終わらせるか・いつアウトプットを開始するかなど、1つずつ細かく決めるようにしましょう。
計画を決めたら、それぞれに適切な勉強時間を割り振って実行していくことが重要です。
おすすめの計画の立て方としては、知識を完成させるゴールをどの時期にするのかを決めておき、その後にゴールから逆算して目標にたどり着くためにやるべきことを1週間ずつリストアップしていくと良いでしょう。
このように、一週間の計画に落とし込むことでやるべきことが明確になり、勉強を進めやすくなります。
また、計画は立てるだけでなく、その後決められた時期に実行することが大切です。
定期的にスケジュールと勉強の進捗具合を見直し、遅れが出ていないかを確認しましょう。
もし遅れが出たとしても焦らずに済むように、計画を立てる際にはゆとりを持たせるようにしましょう。
インプットとアウトプットが基本
公務員試験の勉強法の基本は、インプットによる知識の暗記と過去問を中心としたアウトプットによる頻出問題に対応する解法の習得です。
特に、アウトプットを多くこなすと出題の傾向や頻出論点が分かってくるため、試験のコツを掴むことができます。
勉強の順番は、必ずインプット→アウトプットの順番でやるようにしましょう。
インプットは、テキストを見ながら繰り返し読み込み、分からない論点がなくなるまで復習するというサイクルを繰り返すことが重要です。
アウトプットは、過去問を数年分解いて、自分の苦手分野やよく間違える論点を把握することが重要です。
アウトプットで把握したポイントについては、具体的にどこが苦手なのか、どこを間違えているのか、今後は反省を生かしてどう理解していくかを明確にしながら学習を進めていきましょう。
苦手分野や間違えた問題を放置してしまうと、いつまでも同じ間違いを繰り返してしまい、克服することはできません。
また、分からない問題が蓄積されることで最終的に大きな弱点となってしまい、1点や2点の差で不合格になってしまうことも有り得ます。
このような事態にならないようにするためにも、丁寧なインプットとアウトプットは合格するために欠かせません。
優先順位をつけて勉強する
試験勉強に取り組む際には、ついつい全科目に均等に時間を割くように心がけてしまいがちですが、人には得意不得意が存在します。
計画を立てる際には、科目の重要度や難易度に加え、自分の実力を加味して優先順位をつけることで、効率よく勉強できます。
また、時間がない日や少し疲れている日にも、優先順位を意識することで「今日はここだけでもやろう」といったように勉強習慣を維持しやすくなります。
試験の概要・ポイント
教養試験の対策法
教養試験は、主に一般知能分野と一般知識分野に分かれています。
その中でも、一般知能分野は数的処理と文章理解の2つの分野に分かれており、一般知識分野は人文・自然・社会科学の3つの分野に分かれています。
こちらで、一般知能分野と一般知識分野の2つについて解説していきます。
一般知能分野は特に重要
一般知能分野の2科目で、回答数の6割以上を占めています。
つまり、一般知能の出来不出来が教養試験の合否を分けるため、非常に重要な科目と言えるでしょう。
数的処理の分野では、計算問題のほかにも読解力が求められる判断推理や、グラフや表などを資料の状況を基に計算していく資料解釈などが出題されます。
対策としては、基本的な解法を覚えた後に過去問を解いて、工夫を重ねながら自分なりの効率的な解法を探っていくと良いでしょう。
数的処理の解法は一つではないため、基本的な解法を押さえておけば応用が利くようになります。
また、数的処理の出題パターンはほとんど決まっているため、過去問を繰り返し解くことでコツがだんだんと掴めるようになります。
文章理解の分野では、現代文と英語の2つが出題されます。
現代文は筆者の主張を理解して、論理関係を意識しながら文章を読む練習を繰り返すことが重要です。
しっかりと読み込めば全問正解することができるため、現代文は確実に解けるようにしましょう。
英語は、苦手としている人が多いですが、単語の暗記と文章読解の練習を積めば基本的には対応できるようになります。
すべての文章や単語を理解できなくても、話の核となる単語を断片的に拾うことができれば、どのようなことが書かれているのかイメージできます。
そのため、すべての文章を理解しようとせずに重要なフレーズに印をつけておくなどして、全体像をイメージすることが攻略のコツです。
一般知能分野は効率的な対策が求められる
一般知識分野は出題科目は多いものの、一つの科目の解答数が少ないためメリハリをつけた効率的な対策法が求められます。
解答科目が多く、出題範囲をすべて覚えようとしても無理が出てきてしまいます。
そのため、テキストや過去問を中心にして頻出論点や重要論点をまずは把握して、それらの知識を優先的に吸収していく勉強法が有効です。
あまり出題実績のない論点やどうしてもわからない問題は思い切って捨ててしまい、重要ポイントを優先して暗記していくことが、一般知能の試験対策上は非常に効率的です。
専門試験は難関試験なので要対策
専門試験では、憲法・民法・行政法・経済学などが主に出題されます。
他にも国際関係や労働法などが出題されますが、上記の憲法・民法・行政法・経済学が多くの出題を占めているため、これらを重点的に対策すると良いでしょう。
憲法は中学や高校でも学んだことがあるためなじみがある人が多いですが、民法や行政法を学んだことが有るという人は少ないです。
これらの法律の条文や判例は、法律初学者にとっては難解な文章になっているため、勉強しづらいという特徴があります。
また、経済学も複雑な計算式や理論が出てくるため、理数系科目が苦手な人にとってはかなり苦労する内容となっています。
このように専門試験の難易度はかなり高いため、過去問などを通じてしっかりと対策をしておかなければなりません。
しかし、これらも過去問に類似した問題やほとんど同じ問題が出題されるため、やはり過去問をやりこむことが効率的な対策となります。
最初はなかなか理解できなくても、何度も問題を解くことによって徐々にインプットすることができるため、我慢強く演習に取り組むことが重要です。
面接試験の対策も確実に
公務員試験では面接試験も行われるため、ある程度は対策の時間を設ける必要があります。
とはいえ、まずは一次試験を突破しないと話にならないので、面接対策は一次試験終了後で構いません。
面接では、まず回答に論理矛盾がないようにしなければいけません。この論理矛盾を矯正していくためには、面接練習の際に一人メンターをつけてその人に論理的に喋れているかフィードバックをもらうことが大切になってきます。
また、公務員の面接では質問の想定がしやすくなっています。
例外的な質問が来ることはまれなので、まずは来そうな質問をリスト化した上でその質問にしっかりと答えられるように何回も模擬面接を繰り返すとよいでしょう。
だんだん質問解答にも慣れてきて、結果的に本番でもすらすらと質問に答えられるようになります。
なお、面接試験での嘘は厳禁なのでご注意ください。面接での嘘については、以下の記事で詳しく考察しています。
公務員資格を取るメリットは?
収入面での安定
公務員の給与は税金から出されているので、年収の変動はほぼありません。
また、給与は年齢や役職に応じて段階的に引き上げられていきます。
具体的に見ると20代は平均給与250万円~450万円程度と低めですが、30代は平均年収は500~600万円程度になります。
40代になると日本の平均年収を上回り平均年収は600万~750万円程度、50代では650~900万円と安定して上昇していきます。
このように、着実に長く勤めることで安定した収入を確実に保障されるのは、公務員の最大のメリットと言えるでしょう。
福利厚生も手厚い
公務員は福利厚生が非常に充実してます。
具体的には、諸手当として以下のような手当を受けられます。
- 扶養手当
- 地域手当
- 通勤手当
- 住宅手当
- 超過勤務手当
- 期末・勤勉手当
- 管理職手当
- 宿日直手当
- 特殊勤務手当
- 退職手当
- 児童手当
- 単身赴任手当
- 広域異動手当
また、公務員には休暇制度として主に年次有給休暇・病気休暇・介護休暇・特別休暇の4つがあります。
年次有給休暇は1年で20日与えられ、働き方改革の一環として年末やゴールデンウィークはまとまった休みを取ることを奨励されます。
また、特別休暇としては結婚や出産・子どもの療養など様々な休暇が用意されています。
このように、整備されている福利厚生制度をうまく活用することで、ワークライフバランスを実現できるのです。
転勤が少なく落ち着いた暮らしができる
地方公務員として県や市町村に採用された場合は、他県への転勤はほぼありません。
地方公務員は基本的に自治体内での転勤となるため、全く知らない土地への転勤は行われない安心感があります。
これにより、引っ越しの必要性が低くなるため、家族の将来設計を立てやすくなるメリットがあります。
マイホームを持ち、同じ家でずっと暮らしたいと思っている人にとっては大きな魅力と言えるでしょう。
リストラの可能性がほぼない
公務員は、民間企業とは違い解雇やリストラのリスクがほとんどありません。
民間企業の人件費は会社での売上から捻出されていますが、公務員は毎年の税金から給料が支給されるため、解雇の恐れはほぼないのです。
つまり、公務員の給与は不確実要素がなく、成績によって大きく収入が増減することは無いため安心して働くことができるのです。
このように、将来設計がしやすい点も公務員の魅力の一つと言えるでしょう。
ワークライフバランスも確保できる
公務員は公私のバランスを取りやすく、ワークライフバランスを実現しやすいです。
有給が取得しやすい環境が整備されているため、家族で過ごす時間も十分に確保することができます。
公務員は「働き方改革」を推進していく立場ということもあり、積極的な有給休暇の取得が奨励されているのです。
また、男性の育児休業取得率の目標を設定するところもあり、子育てが非常にしやすいという声もあります。
育児休暇終了後にも、時短勤務が認められたり業務負担の少ない部署に配属してもらえるなど様々な配慮があるため、育休明けの女性にとっても安心して働ける職場となっています。
独学と通信講座はどっちにするべき?
ここまで述べてきたように、独学での勉強は長時間粘り強く課題に向き合える忍耐力のある人や、他の試験に独学で受かった経験のある人にとっては可能な選択肢となっています。
しかし、長期間モチベーションを保つのが難しい人や試験範囲が広くてどこから手を付ければいいかわからないという人にとっては、独学での勉強は不安でいっぱいでしょう。
このような人には通信講座の受講をおすすめします。
通信講座は、カリキュラムがあらかじめ組まれており、勉強するべき科目やその順番・時期まで細かく教えてくれます。
これにより、効率的に実力を伸ばせる学習が可能になります。
また、わかりやすい解説の授業で学習を進められることから、内容理解が早まるのはもちろん、わかるという喜びからモチベーションを保ちやすくなっています。
これらの理由から、学習に不安を少しでも抱えている人は通信講座での学習をぜひおすすめします。
おすすめはスタディングの通信講座
公務員の通信講座は、多くの会社が出しているため、どの会社の講座で勉強を始めればいいかわからない人も多いのではないでしょうか?
通信講座を選ぶ際には、講座のわかりやすさはもちろん、カリキュラムがきちんと組まれているかや学習サポートが整っているかという視点を持つことが大切になってきます。
これらの内容を踏まえた上で、資格Timesではスタディングの通信講座をおすすめします。
スタディングはスマホ学習が売りの講座であり、わかりやすい講義を短時間聞くことで着実に実力を伸ばせる設計となっています。
また、カリキュラムも択一試験からはじまり、基礎から着実に身につけられるようなカリキュラム構成となっています。
他にも学習スケジュールの管理や、講義ノートの見返しなどありとあらゆるニーズをスマホ1つで叶えた講座設計となっており、合格を狙うのに万全の態勢が整っています。
ぜひスタディングの公務員講座で合格を狙ってみてはいかがでしょうか?
公務員の独学まとめ
公務員の独学まとめ
- 独学のメリットとデメリットをしっかりと把握することが大切
- スケジュール管理とモチベーションの維持もしっかりと行おう
- これまでに独学で結果を出した人は独学での勉強がおすすめ
- インプットとアウトプットを効率よく行い、苦手科目をできるだけ作らないようにしよう
公務員試験は独学でも合格することができますが、科目も多くなかなか難しい面もあるでしょう。
これまでに独学で結果を残してきた人であれば、独学で挑戦する価値はありますが、途中で無理を感じたら予備校や通信講座の利用にシフトすると良いでしょう。
公務員になった時のメリットは絶大なので、ぜひ公務員試験の合格を目指してください!