公務員の実態とは?元公務員YouTuberのりおな様にインタビューしました!
「公務員を目指しているけど、実際どんな感じなのかな?」
「実際に公務員として働いている人の声を聞いてみたい!」
現在公務員資格取得の為に勉強をしている、また将来公務員として働きたいと考えている人の中で、公務員として経験のある人の話を聞いてみたいという人は多いのではないでしょうか?
そこで今回は、現在YouTubeやTikTokなどSNSを通してFXに関する情報を発信しておられ、公務員試験に合格し実際に経産省で国家公務員として働かれていた「りおな社長」様にインタビューを行いました。
公務員試験合格の秘訣や実際に公務員として働いた上での気づきなどをここでしか見られない情報など見どころ満載となっています。
ぜひ最後までご覧ください!
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国家公務員時代の仕事内容
本日はお忙しい中、インタビューに応じて頂きありがとうございます。資格Timesを運営しております、株式会社ベンドの加藤と申します。
本日はどうぞよろしくお願い致します。
りおなと申します。
本日は宜しくお願い致します。
宜しくお願い致します!
まず、国家公務員としての仕事内容に興味がある方が多いと思いますので、りおな様が実際に経済産業省でどのようなお仕事をされていたかお教え頂けると幸いです。
1年目は北海道経済産業局の産業部に所属しており、産業部内に所属している各課の総括と事務作業を行っておりました。具体的な仕事内容としましては、受付や超過勤務の計算処理等の事務作業を行っておりました。
2年目以降は各部の統括と委託費の取りまとめ業務を行っておりました。1年目では産業部内にある各課の統括、2年目以降は産業局内にある各部の統括を行っておりました。
国家公務員1年目の方は、基本的にりおな様と同じような仕事を課される方が多いのでしょうか。
業務内容は人によって異なります。
私の様に局内の部に配属され総括として働く人や、部内の課に配属されて専門的な業務を行う人もいらっしゃいます。
北海道経済産業局では総括の業務に就く方が多くいらっしゃいました。他局では初年度から課に配属される方もいらっしゃるので、一概にどの業務に就く割合が高いかという事は言えません。
公務員の年収体系や昇進体系
一般的な国家公務員の年収体系について教えて頂きたいです。
国家公務員の給料は国家公務員俸給表に基づいて支払われます。
ノンキャリアの場合、最初は1級の25号俸から始まり、等級は4,5年ごとに1等級づつ上がり、号俸は4号俸づつ上がります。優秀な場合は6又は8号俸上がることもあります。
また犯罪を犯してしまったり懲戒処分になった場合は号俸が下がる場合もあります。
この様に評価によって号俸の上り幅が決まります。
国家公務員の給料は俸給表に沿って決定されるのですね。
国家公務員の福利厚生
給料面に関して、国家公務員の福利厚生面も併せて教えてください。
国家公務員の福利厚生は比較的整っています。
有給は年間20日取得することが出来ます。有給を取得しても上司に文句を言われることもなく、有給の取得しやすい環境でした。取得の際は、前日までに上司に申告すれば取得することが出来ました。
他にも夏季休暇、年末年始休暇、生理休暇(月1日)、忌引休暇、病気休暇、特別休暇(結婚)など休暇制度は豊富でした。
またフレックスタイム制が採用されており、ある程度自由に勤務開始時間や終了時間を決定することが出来ました。私は実際にフレックスタイム制度を活用しており30分早く出勤し30分早く退勤していました。
なるほど、国家公務員は休暇制度が充実しているのですね。他にも福利厚生がありました教えていただけると幸いです。
国家公務員共済組合という組合があり、そこに加入することで様々な特典を享受することが出来ました。
例としては年1,2回沖縄に行けるという特典がありました。またベネフィットステーションというサービスを使う事で年に4回ディズニーランドやUSJの割引券をもらうことが出来ました。
出世のスピード感や学歴と出世の関連性
国家公務員の出世のスピード感について教えてください。
国家公務員はキャリアとノンキャリアという職種で分かれています。
キャリアとノンキャリアは入省時に受けた試験の種類によって区分され、試験は総合職試験と一般職試験に分かれており総合職試験の方が高度な難易度となっています。
その為、キャリアとノンキャリアではキャリアの方が昇進が早いです。
しかしながら、大学卒業後にノンキャリアとして入省した場合でも、本省勤務の場合はキャリアに昇進できる可能性もあります。
地方勤務の場合はノンキャリアからキャリアに昇進するケースはありません。この様にキャリアかノンキャリアかによって昇進スピードは異なります。
入省前に受験する試験によって昇進のスピードが変わるのですね。出世と学歴との関連性に関してはどうでしょうか。
昇進スピードの速いキャリア組に入る方の多くは東京一工や早慶などの高学歴大学出身です。
しかしながらそういった高学歴大学を卒業していなくともなくとも、キャリア組として就職する方もいらっしゃいます。
キャリアの試験に合格さえすれば、高学歴でなくともキャリアとして働くことが出来るのです。
また高学歴だからと言って仕事が出来なければキャリアでも出世のスピードは遅くなります。キャリアの中にも区別があり、高給取りである指定職に付けるのはキャリアの上位25%であり、評価の低い他のキャリアは課長レベルまでしか昇進できません。
この様に、出世と学歴との関連性はなく、職種と個人の頑張りによって出世できるかは決まります。
りおな様のYouTubeチャンネルでは、公務員時代の経験も豊富に語られています。
公務員志望の方必見のコンテンツが満載ですので、ぜひ一度ご覧になってみてください。
国家公務員試験の勉強におけるポイント
国家公務員試験合格までの学習時間はどのくらいでしたか。
私は大学3年生の夏ごろから試験勉強に取り組み始め、4年生の夏に無事試験に合格しました。
期間としては1年程度です。時間としては、3年生の間は1日3,4時間程度、4年生になってからは1日14時間程度勉強していました。
4年生になってからは1日の大半を勉強に充てていたのですね。
試験勉強で苦労したポイント
試験勉強をするにあたって苦労したポイントがありましたら教えていただけると幸いです。
苦労したポイントは試験範囲の広さです。
国家公務員試験の範囲はとても広く、法学や経済学など様々な範囲から問題が出題され、試験範囲をカバーするためには多大な勉強量が必要でした。
実際に私は、分厚い参考書を20冊程丸暗記し試験に臨みました。
なるほど、出題範囲の広さが一番の障壁となったのですね。
予備校を選ぶ上でのポイント
りおな様は資格勉強時代予備校に通っておられましたか?また通られていた場合はどの予備校に通られていましたか?
はい、LECリーガルマインドに通っていました。
LECリーガルマインドに通われていたという事ですが、なぜLECに通われていたのですか?
当時は大原とLECの2択で迷っていました。
LECにした理由と致しましては校舎の雰囲気が良く、国家公務員試験合格者を多数輩出しており実績も高く、また自主学習のしやすい環境が揃っておりました。
そのためLECリーガルマインドに通う事に決めました。
校舎の雰囲気・合格実績・設備の3つの観点からLECを選ばれたのですね。
公務員を志望している方に向けて、予備校を選ぶ上でのポイント等がありましたら教えていただけると幸いです。
予備校を選ぶ上で重要なポイントとなるのは実績・講師・予備校の雰囲気の3点です。
特に雰囲気に関しては周りの予備校生と仲良くなり易く、情報交換がしやすい環境であるかが重要となります。私は予備校の友人と情報を共有し合い、独学者に比べて有利な環境を築くことが出来ました。
また通いやすさも重要なポイントとなります。家で勉強しても集中できないという方は多いのではないでしょうか。
私も同じようなタイプで、家では勉強に集中できないので予備校にこもって勉強していました。家から通いにくい予備校だと、通学頻度が高い人は時間を無駄にしてしまいます。
公務員のメリット・デメリット
これから公務員を目指す方に向けて公務員になるメリット・デメリットがあれば詳しく教えて頂きたいです。まずはメリットに関してお願いします。
メリットとしては給料が安定しているという面ですね。
よく聞く話だとは思うんですけど、一生公務員として生きていく場合なら、給料が安定しているので生活に困ることはありません。
また公務員という肩書にはブランド力があり、箔が付きます。
男性の場合は公務員として働いていると言うと女性からモテます。しかしながら、女性の場合は公務員といってもモテる事はありません。
公務員になる大きなメリットとしては給料の安定性とブランド力の2つが挙げられるのですね。
次にデメリットについてお聞かせ願いたいです。
デメリットとしては以下の3点が挙げられます。
・お金持ちにはなれない
・スキルを身に付けることが出来ない
・体調管理が難しい
1つ目に関しましては、公務員の給料は確かに安定してますが、安く定められたものなので生活には困らないものの、お金持ちの様にお金に余裕が生まれるという事はありません。
2つ目に関しましては、公務員の業務内容としましては事務作業が多くスキルや経験を磨く機会が少ないです。
3つ目に関しましては、公務員はデスクワークが大半なので、一日中椅子に座っており不健康になってしまうパターンもあります。
メリットの多い公務員の中でも、このようなデメリットも存在するのですね。
りおな様の今後の展望
最後に、りおな様の今後の展望についてお聞かせいただけると幸いです。
今後の活動に関しましては、公務員退職後に自分の会社を立ち上げたので、そこでの活動を軸にFXの知識や人生経験等をSNS上で更に発信していきたいと考えております。
またTikTokのフォロワー・YouTubeの登録者の増加を目指しながら上記の活動に励んでいきたいです!
本日は公務員時代の経験や公務員の独立など、貴重なお話をお聞かせいただき誠にありがとうございました!
りおな様が独立後に運営されている会社にご興味のある方は、ぜひサイトの方もご覧ください。